6月から始めた訪花昆虫の調査も10月7日でいよいよ最後になりました。初めに結果を出しましょう。8月までどんどん増えてピークになり、その後どんどんと減っていきました。7月にはヨツバヒヨドリが多く、8月になるとヤマハギ、ノハラアザミ、シラヤマギクなどが増えました。9月になるとアキノキリンソウが過半数になるという変化を示し、いわば「月替わり」に変化しました。
これに対応した昆虫の推移を見てみます。昆虫の方も大きく変化し、7月まではハエアブが多く、8月になるとハエアブも多いもののマルハナバチが増えました。9月になると甲虫が増えました。これは花の変化に応じて、その月に多かった花にくる昆虫の数が変化するからです。