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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

伊福部昭作品の録音

2025年06月13日 14時39分57秒 | 音楽系

伊福部昭は以前から好きな作曲家で、リュートのために「ファンタジア」という作品を書いてときどきコンサートでも演奏します。この作品はなんと伊福部がタブで書いてくれた作品です。リュート奏者の作品以外では異例です。

直近で弾いたのは7年くらい前に金沢で弾いた記憶がありますが、しばらく遠のいているのでまた機会があれば弾いてみようかなとも思います。

他の作曲家でも同じような傾向があるのですが、作曲したばかりの頃の録音を聴くとあまりぱっとしないものが多いようです。例えば武満の場合、例えば武満30歳代の60年代や70年代に作られた室内楽がその20年くらい後の、それも日本人じゃないアーチストが手がけて初めて曲の本質的なものが見えてくるというようなことがあります。要するに初めの頃はよく分かっていない人がやっていたということなのかもわかりません。時代のフィルターを通じて作品が理解されていくという感じでしょうか。長い演奏の歴史があるバッハ作品も同様の流れがあるのかも知れません。


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