バロック音楽の旅9第4回講座が終了致しました。
今回はバッハ・コレギウム・ジャパンでも歌ってらっしゃる、テノールの石川洋人さんとこのシリーズではもうおなじみのチェンバロの杉浦道子さんをお迎えして、イギリスの後期ルネサンス音楽と中期バロック音楽のプログラムでした。
前半は後期ルネサンスの作品で、ダウランド、ダニエル、メイナード、ロビンソンの作品。ダウランドは超有名ですが、ダニエルも当時はダウランドと勝るとも劣らない人気を誇っていました。作品の質的にもとても優れていて今後もっと演奏されてもいい作曲家です。メイナードは以前この講座でも取り上げたことがありましたが、今回は男性歌手ということもありまた別の味が出ていたのではないでしょうか。歌の合間に、ダウランドとロビンソンのソロを演奏させて頂きましたが、ダウランドはあまり使われることのない(というより、存在そのものが知られていない)ユーイング手稿本版のエセックス伯のガリヤードを演奏しました。ロビンソンも作品のクオリティの割には聴く機会が少ない作曲家ですので、今回取り上げてみました。

後半はパーセルの作品です。私は楽器をルネサンス・リュートからアーチ・リュートに持ち替え、チェンバロと一緒に通奏低音の演奏をしました。タイプの異なるふたつの通奏低音楽器を使うということで、曲の中でリュートのみとかチェンバロのみあるいは一緒にといういう風に変化をつけてみました。パーセルの歌曲3曲を演奏して、杉浦さんのチェンバロソロをはさみ、また歌曲3曲という構成でした。

実は石川さんとはバーゼルにいた頃何度もコンサートでご一緒させていただいていまして、とてもやりやすくまた懐かしかったですねぇ。杉浦さんもスイスに長く留学されていましたので、スイスつながりもあり、コンサート後の打ち上げでは延々と話題が尽きることはありませんでした。
今回はバッハ・コレギウム・ジャパンでも歌ってらっしゃる、テノールの石川洋人さんとこのシリーズではもうおなじみのチェンバロの杉浦道子さんをお迎えして、イギリスの後期ルネサンス音楽と中期バロック音楽のプログラムでした。
前半は後期ルネサンスの作品で、ダウランド、ダニエル、メイナード、ロビンソンの作品。ダウランドは超有名ですが、ダニエルも当時はダウランドと勝るとも劣らない人気を誇っていました。作品の質的にもとても優れていて今後もっと演奏されてもいい作曲家です。メイナードは以前この講座でも取り上げたことがありましたが、今回は男性歌手ということもありまた別の味が出ていたのではないでしょうか。歌の合間に、ダウランドとロビンソンのソロを演奏させて頂きましたが、ダウランドはあまり使われることのない(というより、存在そのものが知られていない)ユーイング手稿本版のエセックス伯のガリヤードを演奏しました。ロビンソンも作品のクオリティの割には聴く機会が少ない作曲家ですので、今回取り上げてみました。

後半はパーセルの作品です。私は楽器をルネサンス・リュートからアーチ・リュートに持ち替え、チェンバロと一緒に通奏低音の演奏をしました。タイプの異なるふたつの通奏低音楽器を使うということで、曲の中でリュートのみとかチェンバロのみあるいは一緒にといういう風に変化をつけてみました。パーセルの歌曲3曲を演奏して、杉浦さんのチェンバロソロをはさみ、また歌曲3曲という構成でした。

実は石川さんとはバーゼルにいた頃何度もコンサートでご一緒させていただいていまして、とてもやりやすくまた懐かしかったですねぇ。杉浦さんもスイスに長く留学されていましたので、スイスつながりもあり、コンサート後の打ち上げでは延々と話題が尽きることはありませんでした。
今回も、また、mister(おいらの飼い主)のバッグの中に忍ばせてもらってメディアライヴの会場まで行ったんだワン。わんこの分際で感想を打ち込むなんて生意気な、と思われるかもしれないけど許してほしいんだワン。
前回(第3回)のコンサートでは、おいら、はじめて古楽の面白さを少し知り始めたところだったんだけど、今回(第4回)のコンサートでは、大袈裟に言えば、雷に打たれたような衝撃を受けたんだワン。人間の声って、すごいんだワン。おいら、生で(バッグの中だけど)古楽の声楽曲をはじめて聴いたんだワン。声の大きさにも驚いたんだけど、この前聴いたヴァイオリンやチェロの音と同じように、どこまでも真直ぐに、ノン・ヴィブラートで、のびていく声の美しさに感動してしまったんだワン。声のもってる繊細で豊かな表情は、他の楽器ではとうてい真似できない深さがあるんだワン。失礼なこと言ってしまうけど、たぶんチェンバロやリュートでは絶対に無理なことなんだワン。と言うか、もともと音楽の主役は人間の声で、ヴァイオリンとかの楽器はその代役(声の模倣?)に過ぎないんじゃないかと思ったんだワン。そういう意味では、チェンバロやリュートなんかは(Pardon my impoliteness!)アンサンブルでは主役にはなれない楽器で、脇役に徹する役回りの楽器なのかなと思ったんだワン。最後のパーセルの歌曲は劇的なところもあって、とっても良かったんだけど、おいらはダウランドがつくったリュート伴奏の歌曲がもっと聴きたかったなぁ、って贅沢なこと思ったんだワン。
お家に帰ってから、misterにおねだりして、ルーリーさんのリュートとコンソート・オヴ・ミュージックの伴奏によるダウランドのリュート歌曲集の第1巻をCDで聴かせてもらって、もう一度楽しむことができたんだワン。それでもやっぱり、今日生で聴いたテノールのステキな声のダウランドの歌のほうが10倍良かったんだワン。maestro nakagawa、すてきなコンサートをありがとう! genta
PS 今回もチェンバロのふたに記されてる言葉をチラッと見たんだワン。Omnis Spiritvs Lavdet Dominvm. すべて息吹あるものは主をほめたたえる(よ?)かな。主をほめたたえることができる楽器は、狭い意味ではやっぱり人間の声なんだワン。
歌の伴奏はリュートにとってもっとも幸せな組み合わせです。特にリュートの音が低いので(高く聞こえますがチェンバロよりは5度くらいは下が中心音域です)アルトからテナーくらいがもっともよく合います。またこの時代の声楽曲のコンサートを企画したいと思っていますので、ご期待下さい。
丁寧な解説、とっても有り難いんだワン。腑に落ちたんワン。
今、思い出したんだけど、たしかパーセルの「バラよりも甘く」だったと記憶してるんだけど、歌にぴったりと寄り添うような、情感あふれるリュートの伴奏が心に残ってるんだワン。途中からチェンバロが入ってきて、テノールが技巧的なメロディーを聴かせるところで、またガラッと雰囲気がちがう伴奏になったところも印象的だったんだワン。
ぜひ、またこのようなコンサートをよろしくお願いしたいんだワン。テノールのmaesrto石川の声をまた聴きたいワン。それまでは、misterのかけてくれるCDで我慢することにするんだワン。
Thank you again.
See you soon!
genta gonta