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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

気分はモーツアルト!

2022年01月05日 18時30分13秒 | 音楽系
昨日から手がけていた編曲ができあがりました。初仕事完了です。去年の秋に四日市のアマチュアギターアンサンブルさんから頼まれていた、モーツアルトの交響曲40番第1楽章の編曲です。

何重奏にするかはとくに指定されていませんでしたので、初めは6重奏で作り始めましたが5重奏で行けそうなので途中でひとパート減らしました。

依頼された編曲は第1楽章全曲まるごとではなく、レイモン・ルフェーブルみたいに縮めたものにしてほしいとのことでした。そのレイモン・ルフェーブルの愛のナントカというのはちらっとは聴いたことがありますが、多分私と考え方が異なるので聴いて楽譜を調べるだけ時間の無駄だと思い聴きませんでした。編曲のタイトルは「気分はモーツアルト!」にしました。

編曲が完成したので、レイモン・ルフェーブルの「愛よ永遠に」を聴いてみました。(愛のナントカではありませんでした)短縮ポイントは一箇所だけ同じでしたが、あとは全く異なっていました。レイモン・ルフェーブルのアレンジでは展開部の冒頭、とても美しいところです、は使っていませんでしたが、多分遠い調に行ってしまうので、ト短調に戻ってくるのが大変なので使わなかったのかも知れません。

実際展開部のある部分で切って先につなごうと思ったのですが、そこはイ短調のカデンツ、ト短調までははるかかなたです。でも自分でつなぎを作ってつながるようにしました。どうやったかはヒミツですが。何カ所か自作のブリッジを作りましたが、多分そんなに違和感はないと思います。もちろん曲をよくご存じの方はアレッ?と思うでしょうけど。

オケの演奏では前半を繰り返して大体7分半くらいでしょうけど、アレンジではゆっくり目のテンポで5分、前半を繰り返さなければ3分半くらいです。大体60%くらいに圧縮した感じです。アンサンブルの皆さんに気にいってもらえるでしょうか。





 

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