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リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

太すぎ!

2025年04月23日 17時32分12秒 | 日々のこと

リュートの1コースは素材にもよりますが、直径0.40~0.45mmあたりでしょう。わずか0.05ミリの範囲ですが、実際に張って較べてみると、0.40mmの弦と0.45mmの弦とでは誰でも分かるレベルの張力差があります。

最新の半導体なんかはずっと細くてナノメートルという単位が使われます。2ナノメートル(2nm)が今の最先端品らしいです。

今日の日経新聞の雑誌広告です。左端には「ラピダス2mm半導体で求められる成果」、右の端には「TSMC2mm半導体の歩留まり」とあります。

ラピダスは日本が国を挙げて推しているメーカー、TSMCは台湾の半導体メーカーですが、2nmではなくて2mmの半導体なんですねぇ。(笑)

ミリは1/1000、ナノは1/10億ですので、1mmと1nmは100万倍の差があります。リュートの弦でも使わないような太い線では半導体はさすがに無理です。


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ギター万年初級者)
2025-04-28 07:44:34
リュートの1弦はかなり細いのですね。ギター・フォーラムでギターの音をリュート寄りにしたいという投稿がありましたが、そうすると高音弦はできるだけ細目を張るとして、低音弦は金属音が出なくなるまで使い古したものを張るという感じでしょうか。そんなことをしても、単に音の悪いギターが出来るだけだという声もありますが(笑)
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re (nakagawa)
2025-04-28 17:17:57
ギターは張力8キロ程度の弦を張るように作られていますので、緩い弦では鳴りません。もちろんリュート寄りの音にはなりません、残念ながら。

私の場合1コースでも3.5kg程度の張力の弦です。他のコースは3.0kg前後です。こういう低い張力でもなるようにリュートは作られています。
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