国道23号線は名古屋に行くときはよく利用する道路です。お金をかけて高速道路を使うと都心まで40分足らずで行きますが、23号線経由も少し南回りになって距離が長くなりますが、その割には早く1時間程度で到着します。まぁ名古屋のどこかにもよりますが。
20代の頃からこの道をよく通るのですが、高度成長期に過積載のダンプカーが通りまくっていた時代、23号線の愛知県に入ったところあたりから、「大型トラックは走行車線を通れ」という意味の表示が出るようになりました。少しでも沿線の騒音や砂埃を減らす意図があったのだとは思いましたが、実際には車で一杯の23号線ではそんなことを守ることは不可能でした。三重県に入るとそういった表示はありませんでした。
それから幾星霜、ここ何年か前から愛知県側に「大型車は中央より走行」を促す表示が復活してきています。
過積載暴走ダンプはすでにいなくなり、沿線にも防音壁が出来てかなり改善されていますし、そもそも23号線沿線にそれほど多く人は住まなくなってきています。50年くらい前とかなり環境は変わってきています。
にもかかわらずこの看板が復活したのはどうしてでしょうか?大型車が中央より車線を張り続けることは物理的には不可能で効果は薄いというのは明々白々なのに。
ひょっとして役所の中にずる賢い人がいて、
塗装業者「なんか儲かる話はないですか」
役人「ほやなぁ。そうそう昔中央よりを走れという看板があちこちにで取ったな。あれ復活したらどや?一旦決めたやつやで別に期限切れにはなっとらんやろ」
業者「それはいい考えですねぇ。ぜひウチでお願いします」
役人「まかせや」
業者「見返りはたんまりと」
役人「そちもワルよのぉ。ファッファッファッ」
まぁさすがにこんな話はなかったでしょうけど、近い話はあったかも。知らない間に無駄な所に税金を使って儲けている人がいるかも知れないというお話でした。
興味深いお話ですね。
業者の懐肥やしでしょうかねえ?
役所発注というのは、指名、一般競争、随契などあるようですが、大抵は一般競争入札ですよね。
官庁のHPを見ますと驚くほど多くの発注案件が出ていてます。もう役所は自前で仕事などしておらず、民間へ全部丸投げで、単年度予算消化の嵐のようです。
細かいところでは給付金のお知らせを送付する封筒発送業務でさえ入札案件になってるほどです。もう役所がやる仕事なぞ、企画立案、積算、発注、納期管理、監督業務だけでないのか、あとは議会開催に備えた条例、法案作成、答弁書作成など・・。
さて、ここに民間会社の業界が付け入る隙があるのかですが、中央も地方も、業界団体の声、意見など聞くものです。なんちゃら委員会、諮問委員会など、名前は様々あるようですが、必ず陳情的なお願いもあるでしょうし、政治的な選挙応援等でのギブテイもあるでしょう。
昔など露骨にそんなギブテイもあったでしょうが、今は控え目?、住民の目もありますからね、露骨な介入は無いにしても、経済団体や業界団体等の意見、お願いなどはあるでしょう。それが法改正に繋がっていくこともありますし。
それはともかく、今回の中央車線の通行に関しては、現実的でない面があるようですから、必ず理由はあるはずですよね。
どう考えても??ならば、その裏には自浄があるのでしょうねえ。何かなあ。。
>こんばんは、... への返信
あの看板は無駄そのものですが誰も注視しないし、そもそも気がつかない、守ろうとしても守れない内容だし。その規制が数十年後もまだ有効で新たに看板を更新すると儲かると踏んだ人はエライです。