リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

コンピュータ

2005年01月14日 00時37分07秒 | 日記
新しく日本から持ってきてもらったノートパソコン、ビクターMP-XP741。小型軽量なのに超高性能です。CPUは最新のPentium M・・・何だったか忘れましたが。(笑)ハードディスクは60ギガもあり、メモリは最大768メガまで増設可能、バッテリは5時間でまあまあ。なぜか不人気機種らしく、11月に出たばかりというのに15万円台で買いました。まぁこんなちっこいのは確かになれてないと使いにくいですよね。私はちっちゃいノートパソコンが好きで、昔は東芝リブレットやらソニーのバイオUをメインマシンに使ってました。今使っているPanasonicのR3は私にとって大きい方ですが、これがウィルスやらスパイウェアやらにやられたのか、もう処理速度ががたおちで仕事になりません。昔は手書きでタブラチュアや楽譜を書いてましたけど、最近はみんなパソコンで書いています。パソコンを使った方が移調したりパート譜をスコアから作ったりあるいは演奏譜用に編集したりするのが圧倒的に便利だからです。編曲の改訂を重ねていくときもホント便利です。世の中変わっちゃいましたね。ですからコンピュータが調子悪いと死活問題。こっちで買おうか、いっそこっちで自作しようかと考えましたが、こっちにはツクモのようなちゃんとした専門店がないし値段も高いのでやめました。で、急遽日本から緊急輸入と相成ったわけです。でも30年くらい前に手で書き写したタブラチュア、まだ使うことがありますが、いろんな情報を伝えていてすごいなと思いますね。フェルトペンで書いてあるのでどうしてペンを使わなかったのかな、とかえらく丁寧に書いてあってそういやこのときは気合いを入れて書いたなとかね。昔の写本も何百年もの時代を超越して音楽を伝えてくれます。そのお陰でリュートをやってるわけですけど。でも今のコンピュータ化された記譜にそんな能力はあるのかな。そうかんがえると何か少し心配になるけど、まぁ便利だからいいか。