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営業の改善ミーティング

日産自動車の地域統括会社、中央日産では、生産現場の品質管理手法を営業に導入する試みが行われている。日産の工場からQC活動の専門家を招き、営業活動や事務作業の見える化に取り組んでいるという。

その中でも注目したいのが「改善ミーティング」。ビデオや顧客アンケートを使って、グループ単位で顧客サービスの向上について研究する、というもの。各拠点で出された優れた試みは、複数店舗の指導にあたっている「ゾーンスーパーバイザー」が、他の地域の店舗に広める役割を担う。

生産現場と営業現場の大きな違いは、活動の見えやすさ。外回りが基本の営業担当者の活動は見えにくい。

ただ、自動車販売の方法は、訪問販売から店頭販売へとシフトしているようなので、営業活動は比較的見えるようになった。そのため、生産現場のノウハウが活用しやすいといえるかもしれない。

とはいえ、生産と営業では、モノの考え方や価値観が大きく異なる。生産におけるQCを単に移植するだけでは限界があるだろう。営業独自の品質管理手法を生み出すことが大切になる。

出所:日経産業新聞2008.8.22
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