みどりの野原

野原の便り

10月16日 植生調査法

2013年10月16日 | Weblog
植生調査法の講座を受けたのはもう7年も前。すっかり忘れている。
それに細かい植物の同定のお手伝いなど出来るものか?
わからないものはお聞きすることにして・・

場所は淀川堤防と河川敷
この間の台風の大雨ではこの辺りはどうだったのだろう。
川辺の小屋も何事もなかったように建っているが、水につかったはず。

先生より出現する植物についての説明があり、
先ず1m×1mの枠を取り出現種を記録。次にこの枠を1m×2mに伸ばして新たな出現種を書き出し・・次に2m×2m 2m×4mと 4m×8mと枠をひろげて行く。
これはグラフにして最小面積を決める時に使うらしい。

その後、1m×1mの区画 3か所の調査地を設定して実習。
お昼までに①チガヤ優先の堤防の北斜面
午後は②河川敷のアキメヒシバやシナダレスズメガヤなど少し高さのある場所。
と③ヨシ原の真ん中で・・と3か所で。出現種を植生調査票にリストアップ。

 
堤防は草刈り済みで目立つものはない。テープで区画を設定。

 
   午後、ヨシ原の中へ。       ベンケイガニがいた。

刈り残された小さい芽生えやイネ科はわかりにくい。数ミリの双葉、先生に尋ねると「オオアレチノギクですね」などとおっしゃる。どうしてこれでわかるのか?

その後はその区画を覆う量「被度」・連続具合(生え方)を見る「群度」を判定基準に照らして「被度」は多いものから5・4・3・2・1・+  「群度」も5~1を記入。
班員でああだこうだと意見を出し合いながら・・

調査区ごとに地形・緯度軽度・方位・傾斜や土の硬度 等々も機械を使って測り記入する。
今日はここまでで、次の講座で今日の調査票を元に「群落蘇生表」「群落常在度表」「群落組成表」までの作成をされる。   あ~。忘れてる~。

『生態系において植物は生産者として無機エネルギーを有機エネルギーに変換し、動物や昆虫など他の生物はそれに異存している。植生を調べることによってそこでどのような生態系が形成されているかをある程度知ることができる』とのこと。
その調査法のひとつを勉強するわけだ。

そんなことで、お役に立てたとは言い難いが、思い出すいい機会になったが・・。
コメント
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