みどりの野原

野原の便り

10月19日 雨の西大台ケ原 きのこがいっぱい。 

2013年10月19日 | Weblog
西大台ケ原は貴重な自然が残る山として平成19年9月より日本初の『利用調整区域』となっている。前に来たのはもう20年も前のことだ。

9時30分~レクチャーで注意事項や自然に関する説明を受けて、まだ早いが(10時)雨で途中で食べる場所もないので先に部屋の中でお弁当を食べ、雨具を整えて、10人のグループになりガイドさんの先導で出発。スタッフの方も数人付いてくださる。(写真は順序どおりではない)
 
大台教会近くから入る。コースを1周するのに5時間ほどかかるらしい。
左回りで最初半分はずっと下り道。山道はすごくきついと言うほどではないが自然のままなので歩きにくい。しかも降り続く雨
  
木の橋を渡る。コース中、吊り橋を含め何本かの橋を渡る。右)ナゴヤ谷

  
           谷を石伝いに渡る場所も何回もある。

 
           山道には色づいた落ち葉も。
コース中にトイレはないが、開拓 近くに携帯トイレのための小屋があった。
他の人は行かないというが・・「私試してみます」 初めての体験。利用料500円
  
戸を開けてびっくり。木で作った便器らしいもの。・・がその下は板の床。 
ガイドさんの説明を聞いて、おいてあったセットの中のビニール袋を便器にひっかけて、その中に吸水シート敷き・・用をたし・・。
そのビニール袋を結び、もう一枚の袋に入れて結び、さらに段ボールの筒に入れ・・入れにくい・・ビニール袋を結ぶ時、空気を抜いてコンパクトにする必要がある。これも体験して初めてわかる。そしてその筒(直径15センチ長さ30センチぐらい?)を自分で持って帰る。
仕方ないから筒をビニール袋に入れてウェストポーチに結び付け・・恰好なんか言ってられないよ~。友達に笑われながらブランブランと残り半分、しかも登り道を上まで運んだのだった。ちょっとこれは面倒だった。でも「トイレの場所がある」というのはすごく安心感がある。もう少し利用しやすくなったらいいな。
コース中にはいろんなきのこがあった。
  
  
 
    
これはヤマブシタケとか・・店で売っているのを見たことがある。
        右)毒キノコ ツキヨタケ 切ると足に近いところが黒っぽかった。

  
倒木や岩も苔むして・・苔の丸い胞子が美しかったがうまく撮れなかった。
この雨を苔は喜んでいるだろう。
 
岩に付いた苔の上で芽生え、根を下ろしたのか、岩を抱く木もあちこち見られた。

 
ヒメシャラの赤い木肌が暗い森に映える。キツツキの穴だらけの枯れ木
動かない苔や微生物のうごめきを感じた。枯れ木にもそれを利用するものたちがいて、森の中の循環も感じた。

  
一面のミヤマシキミの群落。蕾が準備されていたが、実も少し残っていた。こんなに大群落になるのはシカが食べないから。防護柵を設けてシカの影響を調べているという場所もあった。
 
フウリンウメモドキ・カマツカの実が可愛かった。右)連れて帰った「お荷物」 ビジターセンターの近くに回収箱があった。は~ご苦労さん。

登り道はちょっとしんどかったが駐車場に戻った。やっぱり5時間かかった。
お腹すいた~。
久しぶりの西大台、雨で残念だったが雨ならではの景色も楽しめた。
・・が写真もピンボケが多かったしメモも撮れなかったし・・
もう一度良い天気の時に来て、ゆ~っくりと写真も撮って・・と思うが、自分たちだけで歩くと夕方までに帰ってこれない・・これは困るな。

この後小処温泉で体を温めて、バスに乗る頃には日はとっぷりと暮れていた。
コメント (2)
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