米大統領が「人権重要」
秘密文書開示 CIA職員に演説
ワシントン=小林俊哉
オバマ米大統領は二十日、米中央情報局(CIA)本部で職員を前に演説し、CIAなどによる拷問を正当化したブッシュ前政権の秘密文書を開示したことについて、「この数週間は、難しい時期だったことは分かる」と述べる一方、「私がみなさんを全面的に支持していることを分かってほしい」と述べました。
オバマ氏は、現政権として拷問を禁じたことについて、「敵の多くが法の支配の制約を受けない」のに対し、「(制約を受ける)われわれは時には片手を縛られて作戦を行っているかのようなものだ」が、人権などの価値を守ることが重要だと述べました。