溜息

五輪の後にすぐに世界に転戦する。高梨や小平じゃなくてカーリング娘たちばかりをＴＶが追いかけたのはＴＶ映えするからでしょうと皮肉ったことでしたが、物理的に無理だった、彼女達が日本にいなかったのでした。五輪とＷ杯は選手のモチベーションが違いましょう、メダリストたちと思うような結果の出なかった者との意気込みは違って当然と思うのですが、高梨はやはり勝てず、小平は途中棄権して。一方でノルディックの渡部は金です、高木妹はオランダで優勝してます。直截のライバルは五輪の時と一緒でしょうしその時々のアヤで勝ち負けが決まる、実力は拮抗しているという証拠なんでしょう。が、この人達をこれほどに競技に駆り立てるモノって何なんでしょうか。スポーツに全く優れなかった者には想像するばかりのことですが、俺（私）はできる、勝てるという自負なんでしょうねぇ。自他共に認める実力を備えた者だから、勝てると思うから勝負に向かう、向かえる。経験のない感情、その一です。
　７年目の３．１１です。未だに高線量で帰還困難（というごまかし表現ですが）地域が広く残ります。新聞は帰りたくても帰れないと更に煽ります。帰りたくても帰さない、それを国が許さない、が正しいのです。基準以上の線量を浴びて不都合が出るとしても何十年先にしかも確率的なものです。確率的な症状とは出るか出ないかわからない、出る人と出ない人がいるという意味です。対する定義は確定的症状、これだけ浴びれば必ず出るというものです。決して乱暴な物言いとは思いませんが、年寄りが戻ればいいんですまず。５０歳以上の者。戻るなという限り戻れません、それを帰りたくても帰れないとニュアンスを変えて煽る。違うでしょう？もちろんこの便利な時代です、コンビニやその他のインフラが揃わなければ不自由です、それこそ帰るに帰れない状態ではありましょう、だから年寄りが先に、なのです。低線量被曝の影響が出る頃には寿命も尽きる、そういう者達こそ先に帰すんです。人命至上の空理想を振り回して溜息ばかりついてて物事は進まないでしょう。そう思いますがねぇ。

黒幕

佐川さん国税庁長官を辞任しました。森友問題がこじれてきた時に矢面の理財局長から現職に横滑りした人です（この人が自ら滑っていったのではなくもちろん人事は他人が決めることですが）。再び文書疑惑が出て来て、これも朝日の安倍降ろし策略なのでしょうが野党がいきり立ってふたたび紛糾、佐川を呼べ！となったところで斬る。御当人の辞め口上はトカゲの尻尾切りであることを十分に滲ませます、ぶら下がりの場で記者に問われて自民党の国対は彼は尻尾ではなく頭だなんて笑えぬ返しを打ってましたが。文書の捏造偽造が明らかになった日には如何に辞めたからとはいえ咎は負わせると言明したと麻生さん、これも何だかよくわからぬことですが。こいつが悪いと言外に、ですね。役人に責任取らせてチョン。それが政治家と官僚（役人）の関係だと言われれば昔からそうなのでしょうが、役所役人のああいう持って行き方は今更咎め立てすることでもないように思いますし、それは籠池のオヤジが上手だったということでもあります。公共事業絡みの手練手管ですわね。世の中のフィクサー達が高笑いしてましょうよ。
　大相撲大砂嵐、初のエジプト出身関取でした、引退勧告です。無免許運転してたから、です。何と厳しいこと。まさに協会の弱い者いじめ体質ですか。貴乃花はまだ頑張ります、内閣府に告発したそうです、一連の協会の処置に対する疑義とかで。ううむ、どうかなぁ。

展開

森友問題新展開のようで、連中張りきってますけれどどうなんでしょうね。財務省の公文書捏造、偽造追求です。役人苛めさせたら連中嬉々としてますからね。言いっ放しで済むからです、向こうは言葉丁寧に答えるしかないからです。やりこめたれ！連中のドヤ顔はどうです？反論されぬとわかってるからここぞとばかりに居丈高ですわ。弱い者いじめの典型、公開処刑の態です。連中の本性が見えるわけですが。でも、この総掛かりの追求、辻元さんに当たらぬのでしょうかね。当てないようにやるんでしょうけれど（推測ですが）、元々あの土地が伊丹空港の騒音補償がらみのズルズルの地域、つまり左巻き連中が権利騒動起こしやすい（起こしてきた）地域、そこに彼女が絡んでたというのは反左の月刊誌上ではよく知られたことです。ほじくってたら出て来るんじゃないんでしょうかね。あの追求の場に、あのＴＶ出たがりの彼女がいないのは相当に理由があることですからね。いつ潮が引くように手を緩めるか、それは辻元さんの影が見えた時でしょうなぁ。そう思って見てますが、さてさて。

遡及

優生保護法下の強制不妊処置をどこどこの自治体が強く推進してたと新聞記事になってます。こういうのはどうかなと思いますね。後出しのじゃんけんの典型です、今現代の常識道徳感で過去を裁く小狡さ、正義の告発者という自負（思いあがり）の嫌味、左巻きさん達の得意技です。当時は歴然たる天下の法律だったのです、守らねば罰せられてたんですから。役人達は誰もアイヒマンです。どうして当時に反抗しなかった？もちろん今生きてるからですね、当時は存在してない者が咎めてるんですから。子宮や卵巣の摘出までは当時も違法だったのです、だから法律上もその誹りは為されるべきではありますが、当時の考え方ですそれが。如何に野蛮で乱暴で人権無視であったにせよそれは現代ただ今の感覚に照らしての比較です。遡及はならぬでしょう。不遡及の原則はどうなるんでしょうね法治国家として。とにもかくにも人権押し立ててポリコレ棒ブン回せ！には本当に閉口します。止めろよいいかげんに。
　イチローがやっとメジャー残留決まりました。古巣のマリナーズだそうです。大谷が渡ったチームと同じリーグで、新旧スターの対戦が期待されるとマスコミは早くも神風吹かしてますがそんなことより、オリックスに戻るかとまで言われてた去就ですから、まずは重畳。ベテランになれば、ですが、まだこの人はバリバリですものねぇ。

噴火

優生保護法の元に違法の強制不妊手術（子宮摘出等）を受けた人達の救済を求めて超党的議連ができたと記事です。きっちり福島瑞穂さんの顔もあります、自民党内の左巻きの前厚労相の顔も。こういうのは簡単でいいですね。当時にもっと歯向かいなさいな。当時社会党議員が強制手術を促していたという事実を晒されてその罪滅ぼしのつもりなんでしょうけれど、偽善欺瞞ですねぇ。胸が悪いですね連中のドヤ顔観てると。
　新燃岳の映像は凄いですね。夜空に炎が立ち昇る。それを遠巻きに住民たちが見上げている図です。怖いでしょうにね、だからと言ってどこに逃げるでもなく。見物気分でしょうか。具体的に火山灰が降り注いで大変な思いをしてるとの声も流れてますが、皆観てる。慣れってのはヒトに備わった大才能なんでしょうね。爆発的噴火という表現がされてますが、噴火って爆発じゃないのかい？画面のこっちからツッこんでます。いえ、噴火の様式の（おそらく学術的な）区別だろうとは思い遣りますが、爆発的じゃない噴火ってあるんでしょうか。もくもく噴煙吹き上げるのではなくてダラダラ溶岩が流れ出て来るタイプとか？すみません、素人の浅知恵です。

覚悟

朝はＮＨＫ観てるのですが、偶々今朝民放にチャンネルが合ってて眺めてると、＃Me Tooの日本版、セクハラ糾弾をやってました。狛江市長が市議会でやられてます。女議員に吊るし上げられてます。結構長尺でやってました、マスコミにとればとても美味しい話題、相手が見るからに助平オヤジ風の市長となると腕撫す感アリアリです。何でも飲み会で酒注ぎに行ったら返杯とかで自分の呑んだコップを渡して飲まそうとしたんだそうです。嫌がっても無理矢理だったと。そこは本人強要などしてないと言うてますが。他に尻触ったり胸触ったりもしてたんだそうです。女議員達は目を三角にして非難してました。別の場でのインタビューの映像もあって、これが面白い。どうしてあんなことしたんだ？との質問に、私は九州男児で、献杯返杯は九州の文化で、あれは自分に沁み込んでいることなのだと。ああ、やっちゃったぁ・・。こんなこと言うと即アウトですわ。と言うか、アウトの見本ですね。すぐに反論の嵐ですよ、九州にはそんな下品な文化はない！とか。つまり他人の所為にしたらダメなんですよ。個人もダメですけれど、このオヤジのように地域とか文化とか話を大きくしたらするだけアウト。それだけ多くを敵にするだけですし、嘲笑の対象にしかなりません。ま、あのオヤジがそれだけの人物だったってことですけれど、狛江の市民さん達恥ずかしいでしょうなぁ。返杯ってのは私らもやりますけど、コップ替えますよね当然の如く。それを九州文化だと強弁されると・・嗤う失笑するしかないですね。さてさて＃Me Too嵐は暫く吹き荒れましょうぞ、ギトギトの脂オヤジ殿々、お覚悟召されよ。

利益

リニア新幹線建設に係る談合嫌疑、今朝の産経には、４社利益分け合う　トンネル辞退なら品川駅受注　と具体的な見出しです。それでいいじゃないですか。どうして同じレベルの企業同士が価格競争せねばならぬのですかね。力のない新参者の参入を妨げることがいけないという理由なのでしょうが、この談合組に加われるほどの力をつけるのが先でしょうにね。技術力が本物なら下請け仕事が回って来るでしょうし。資金力も技術力も政治力もない新参者にただただ受注価格が安いからだけで仕事をさせる危険、再工事や手直しの不効率を優先させる意義がどこにあるのか。もちろんゼネコンの傲慢や行政との癒着、談合仲間に守られての手抜き工事など不利益不祥事は当然あるのですが、鹿島、大成、清水、間等々の大手ゼネコンの力で日本は経済大国にのしあがったんですから。現に日本のインフラストラクチャーは彼らが創って来てるんです、この実績です。一社が独占するより四社で分け合ってるんですからいいことでしょうにね。こっちは俺がやるからそっちはあなたね。それが効率でしょうに。こういう時にはシェアリングなんて横文字は使わないんですねマスコミは。いつもは効率の要諦みたいに褒めそやすその口を皆拭ってます。談合のどこが悪いんですかね。
　琵琶湖マラソン、日本人トップ（全体で10位ですよ）が10分51秒、サブテンにさえ届かない。元祖山の神今井も中途半端。瀬古さんが仕方なしに出て行ってましたが、さぞや歯がゆいことでしょうなぁ。でも、やはり瀬古が出て来ることだけで観る方の意識は高まりますね。彼もその役目に徹するという意気込みなのでしょうが。

衆生

新聞見出しに 町村議　人材どう増やす？とありました。まちむらさんはもう死んだよなぁと訝るのが先でした。この字面はまちむらと読みますねぇ、慣習てのはえらいもんじゃのうと感心することでした我ながら。町会議員村会議員のことでした。村がなくなってますので行政用語として市町村から市町（しまちと連中読みますね。首長をくびちょうと呼ぶが如く）に変わってますが、これは役人はどう読むんでしょうね。ちょうそんぎ、でいいんでしょうか。
　＃Me Too から＃We Tooへ。そうなるじゃろうなと誰もが思ったでしょうが、果たして嬉しそうに言い直してる奴らがいて。こういう安直はどうかと思いますねぇ。まさに徒党、烏合、野次馬の観。セクハラ騒ぎに乗じて、この際だから言うておけの大衆心理です。極めて個人的な利益に関わったことが発端だったのに、ハラスメントという横文字に不満の全部を放り込め！の意図がミエミエです。集まりゃ強いんだ、その安直さです。この烏合感には閉口です。
　今朝の三面記事には気が沈みます。妻の連れ子の５歳女児を義父が殴り殺す、父親が８か月の乳児を無体に揺さぶって脳障害を起こした（shaking baby syndrome と病名があります、虐待による重症頭部外傷です）、この二例はいずれも３３歳だそうです。もう一つは１８歳１７歳の男が３人がかりで８５歳の一人暮らしの老婆を強盗殺人したと。なんともはや、です。無力無抵抗の幼児を殴るなんてどういう精神構造なんだ？と憤り呆れるしかないのですが、現にそういうケモノにも劣る輩が存在するのです。この雑多猥雑な社会の露呈には立ちすくむ感すらしますが、縁なき衆生は度し難しと嘯くのみでもあります。

談合

リニア新幹線建設に係る談合疑惑、マスコミは大所高所の正義の味方ぶって批判してます。こんな時の偽善欺瞞臭は本当に鼻につきます。日本が高度経済成長できたのは何故か。いや、難しいこと言うつもりはありません、日本中が貧乏だったから、日本人の勤勉気質と物欲とがうまく組み合わさったから、そして大手ゼネコンで代表されるように各業種で強い企業がグイグイ引っ張って行ったからです。優良企業がどんどん大きくなる、下請け孫請けを多く抱えて経済学者の言うトリクルダウン現象が起きて端々にまで富が分配される、この図式だったでしょう。大手ゼネコンが公共事業を受注することによって技術も成果もどんどん向上する、さらに強固になる。そうやって日本が経済大国化したのです。ここには誰も異を唱えられますまい。大手ゼネコンが一社独占でなかったこと、それはひとえに受注調整が利いたからです。つまり談合です。どうして悪いことなんでしょねぇ。独占禁止という錦の御旗です、理屈は分かりますが、仕事のできぬ業者が格安で受注したって世の中は停滞するだけです。その効率の悪さ、これは国民全体が被る不利益です、それこそ税金の無駄です。きちんと仕事できる企業に発注する。価格競争だけに荷重を掛け過ぎです。談合がどうして悪なのか。わかりませんねぇ。

無惨

山中無惨。相手がウエイト調整できずに勝っても剥奪という状況下に、あの惨敗。ウエイトの所為にはできぬのでしょう、計量の後はたっぷり食べてもいいそうですからね。２３歳対３５歳の差でしょう。こんなに打たれ弱かったかとトレーナーの感想が載ってますが、まさに無惨。ボコボコ。この世界は残酷ですね。ボロボロになるまでと口では簡単に言えますが、あの壮絶さは息を呑みました。ああいう生き方を賞讃する評価も多かりましょうが、ああなる前に退くのもやり方じゃのうと感じ入ることです。紙面の片隅にはもうひとつの無惨、なでしこジャパンの惨敗記事です。ああ、なでしこかぁ。すっかり目の前から消えましたねぇ。忘れてました。マスコミが全く無視しますから。それはひとえに弱くなったからなのですが、華がなくなったのも一因です。澤さんやらおしゃれ番長とやらあれこれ居たでしょう、あのアピール力ですね。なでしこかぁ。女子サッカーをブームでなくて文化にしたいと時の主将が言ってましたね、良いフレーズじゃのうと聴いてましたが、荒涼たる結果ですね。ブームに終わりました。パシュートもカーリングもその運命が待ってますか。厳しいですねぇ。