柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

世代

2023-01-02 07:50:56 | Weblog

紅白歌合戦(この命名も今となってはアナクロの象徴のような響きです)ご覧になりましたか。子供たちがTVの前に陣取るようになった頃から知らぬ歌い手知らぬ曲がどんどん増えてきて、まそれでも後半になれば「演歌のコーナー」となってそれなりに楽しめたことでしたが、今次改めて思いました、あららこれじゃぁ年寄りはついていけんのう。よくもあれだけ同じような団体(グループ)が次から次に出てくること、しかもどれもこれもが口パクで。全然区別がつきません。その合間に天童よしみや坂本冬美がはめ込まれて気の毒。彼女たちにこそしっかり(生で)演歌唄って欲しいのに。で、思いました。私達が大晦日といえば午後7時からレコード大賞その後9時からの紅白とかじりついていた頃(中高時分)、歌謡大賞は前日に決まってましたかね、きっと両親たちの世代は今次私が持ったような感想、紅白ってそうじゃないだろう?との苦々しい気分でいたんだろうなと。尾崎紀世彦がレコ大獲った頃です、天地真理小柳ルミ子南沙織、にしきのあきら野村真樹、郷ひろみ西城秀樹野口五郎、そしてジュリーが森進一が布施明がレコ大獲っていくあの頃。レコ大会場と紅白会場が離れていて、賞獲りレースに残った連中が9時の紅白の入場行進(てのがあったですね)に間に合うか合わぬかってのが話題になる時代です。私達は出来レースとも知らずにワクワク観てましたが、両親たちは横目で見るだけだったわけです、この歳になってこの立場になってやっとわかるというか。演歌って誰が唄ったんです?石川さゆりだけです。北島三郎も五木ひろしも森進一も誰もいない。そうかぁ、私はもう置いて行かれる世代なのだと知らされるというか。で、そんな不平を抑えるために去年に続いてユーミンを引っ張り出す、桑田を出す。工藤静香?キムタクの配偶者としか私は知りません。ユーミンの卒業写真はよかったですね、あの歌がきっと一番知られていて誰もが口ずさめる歌でしょう、ハイファイセットのバージョンもいいですが。桑田の5人組は最初に聴いたときからなんか違和感があって。あの曲自体は桑田らしいというか、あのサビはどこかで聞いたことあるなぁ、桑田は狡いなぁとニヤリとして。佐野元春とCharと見て、ええ?の違和感。野口五郎は別の違和感、どうしてあんたが?あのビデオはよくできてましたけれど。特にCharの弾くギターの音やフレーズにしびれました。ギラリと見せる才能です。と、ブツブツ言うこと自体が置いて行かれている、ついていけてない私なのでした。あなたはいかがでしたか。

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