TVは地上波ばかりでなくBSも年末モードになって全然面白くなくなってるのです。ニュースや情報番組かスポーツ番組ばかり見てる身には当然の結果なのですが、バラエティー番組のいかに馬鹿馬鹿しいことか、です。それは措いて。昨夜松本清張のドラマをNHKがやってました。帝銀事件と彼のその小説に係るドラマでした。731部隊、これは森村誠一が偽著作で史実を曲げたことでしたが、そしてGHQ絡みの戦後特有の背景には引き込まれました。この人の小説を読んだことがなく(理由はありません、避けてたわけでもありません)、ただ映画は観ました、張り込みや点と線。「張り込み」は昔少しだけ鉄っちゃんだった身にはそれこそ郷愁をかきむしられるもので、あの東京から九州へ向かう夜行急行のシーンだけでも貴重です。寝台列車じゃなくて座席列車です、あの時代です。私が小学生時代は東海道新幹線ができて、山陽新幹線の建設中(岡山までつながったのが昭和50年高校卒業の年です)寝台特急全盛時代、ブルートレインです、山陽線は特急急行の花盛りの時期です。九州発新大阪行京都行の急行列車が何本かありました急行つくしとか。でもさすがに普通の座席列車の夜行便はなかったんじゃないですかね。ですから、私の記憶の一昔前、戦後すぐ。当然の如く白黒映画。この郷愁、ノスタルジー。帝銀事件の犯人とされた平沢さんの名はよく知られてますね。世紀の大冤罪だったのだという筋です。何十年も獄中にいて亡くなった彼。今日も続編があるそうです、これは面白そうですよ。
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