ローリングストーンズのチャーリーワッツの死亡記事です。ああ、そうかぁ。妙にしみじみと感じています。80歳だそうです。そうです、60年代にブリティッシュインベイジョンと呼ばれ世界を席巻したバンドの面々も皆80歳なのです。一人また一人と鬼籍に入っていきます。フロントの二人、ミックジャガーとキースリチャーズは有名ですが、ビートルズと二枚看板を担ったこのバンドのドラマーです。このバンドは息が長いことでも世界一かもしれないのですが(この秋にもツアーの予定があるのです!)、メンバーは替わってます。オリジナルメンバーで残ってるのがミックとキースとこの人。デビュー当時のリーダーだったブライアンジョーンズは薬と酒で潰れて(自殺)、その代わりにミックテイラーというギター弾きが入ってブラウンシュガー!です。彼もやがて抜けて、今はロンウッドがギターでキースの隣にいます。ベースはビルワイマン、ギターを立てて弾く独特の雰囲気の人でしたが、この人も数年前に途中で抜けました。バンドはフロントマンが目立ちます、特にミックとキースですから他の誰も敵いません。そもそも目立とうなんてした人ではないのですが、ドラマーはどうしても後ろに置かれますし、名前聞いても・・でしょう。そしてコーラスに混じったりする人でもない。誰?カーナビーツのあい高野とかワイルドワンズの植田、イーグルスのドンヘンリーとかは例外です。でも、そのバンドのビートやグルーブはドラマーが醸すのです。ビートルズのリンゴも、ベンチャーズのメルテイラーもそうでした。そのバンド独特の感じは彼らドラマーがいたから、のものです。チャーリーは手数が少ない、派手さのないドラミングでしたので、つのだひろ(この人もドラマー。メリージェーンの人)はもっと叩けよ!と揶揄してたことでしたが、あれはあれなのです、あのタメこそがローリングストーンズでした。Honky Tonk Woman, Tumbling Dice は絶品でしょう。他の誰も出せないグルーブです。有名なのはStart me upという曲の、前奏リフの続きのスネア一発です。何?。どのタイミング?有名な謎です。もう一度聴いてみてください。笑ってしまいますよ。合掌。