多様性。共生社会。パラ五輪が開幕しました。先の五輪開催時よりも感染状況はうんと悪化して、日本中緊急事態宣言マークの真っ赤に染まってます。そんな中での「強行」開催。さらにワイドショーは自民党総裁選と総選挙を煽ります。その昔、自民党が負けて政権交代した時は報道ステーションの久米宏やTBSの筑紫哲也らが作ったんだとまで揶揄されたことを思い出します。ここぞと第四権力の出番なのですが、パラ五輪でそっちへの勢い殺がれてますか。TV各局は五輪の時より増しての報道量です。これでもかと映像に載せます。義足義手にはじまって伴走者ともどものレース。中でも水泳は思わず見入ります。両手のないスイマーです。背泳ぎとバタフライです。手で掻けないから推進力はキックです、形はこの二つなのでしょう。さらに足にも不自由のある選手がいる。本当に息を呑むこと、見入るとはこのことです。そして不意にこみ上げました。なんじゃ?可哀想とか同情とか、それもあるのですが、いや感動してます。我ながら驚きます。自分では自分のことを人並み以上に冷酷者と認識してるのですが、こんなことになるか。腕のない、足のない姿を見せる。そういう姿に心が目が止まるのが確かに半分です。が残りの半分は違う。こみ上げてくるのです。恥ずかしながらこういう気持ちは初めて経験しました。こうやって見せること映像に流すことが大事なんですね。そう思うことです。
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