柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

共生

2021-08-25 08:26:11 | Weblog

多様性。共生社会。パラ五輪が開幕しました。先の五輪開催時よりも感染状況はうんと悪化して、日本中緊急事態宣言マークの真っ赤に染まってます。そんな中での「強行」開催。さらにワイドショーは自民党総裁選と総選挙を煽ります。その昔、自民党が負けて政権交代した時は報道ステーションの久米宏やTBSの筑紫哲也らが作ったんだとまで揶揄されたことを思い出します。ここぞと第四権力の出番なのですが、パラ五輪でそっちへの勢い殺がれてますか。TV各局は五輪の時より増しての報道量です。これでもかと映像に載せます。義足義手にはじまって伴走者ともどものレース。中でも水泳は思わず見入ります。両手のないスイマーです。背泳ぎとバタフライです。手で掻けないから推進力はキックです、形はこの二つなのでしょう。さらに足にも不自由のある選手がいる。本当に息を呑むこと、見入るとはこのことです。そして不意にこみ上げました。なんじゃ?可哀想とか同情とか、それもあるのですが、いや感動してます。我ながら驚きます。自分では自分のことを人並み以上に冷酷者と認識してるのですが、こんなことになるか。腕のない、足のない姿を見せる。そういう姿に心が目が止まるのが確かに半分です。が残りの半分は違う。こみ上げてくるのです。恥ずかしながらこういう気持ちは初めて経験しました。こうやって見せること映像に流すことが大事なんですね。そう思うことです。

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