柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

捜査

2021-07-03 08:27:46 | Weblog

ユニクロのフランス法人にウイグル強制労働に加担したの廉で当局の捜査が入ったそうです。ウイグル綿ですね。世界のコットンブランドだそうです、そこにウイグル人を強制労働させて安値で売り巨利を得る。資本主義の真っ当な手続きです、安く作って安く仕入れて高く多く売る、それが利益です。大戦後のアメリカと日本の関係が、やがて日本と中韓、さらに東南アジア諸国との関係に移り、結果としての産業の空洞化、サプライチェーンから外れた顛末が去年のマスク不足消毒液不足という不細工でした。いえ、ユニクロの話です。あれだけ安売りできるということは、それだけ安く作っているということです。材料も人件費も抑えに抑える。安い所(弱い所)を捜しては潰していく。今はウイグル綿だと。中国が安く売るから買い付ける。ユニクロが強制労働を指示したのでも何でもないし、安い材料を大量に買い付けただけなんでしょうが、そういういきさつを知ってか知らずかという咎めです。この流れですね。中国問題は日本企業の足元をすくう。安い労働力、安いコストには必ず女工哀史があるのです、ああ野麦峠なのです。見て見ぬふりする、知らぬふりをする。安ければいいんですから要は。中国包囲網は、対中戦略はこういう攻め方だというパターン提示ですか。民主主義対専制主義ですから。

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