売られた喧嘩は買う。何かあれば意を決して挑戦を受けて立つ。何やら物騒な物言いですが、当県山口3区選出の代議士河村健夫の選挙事務所開き(もう連中はすっかり選挙モードなんでしょう)で、二階幹事長がのたもうたセリフだそうです。河村さんは麻生派の大番頭です、二階派じゃありません。自分の子分たち20人引き連れて、伊吹さんの顔もありました、応援に行ったんだそうです。二階さんの麻生さんへの仁義ですか。何故?他県の方々には興味も何もないことでしょう恐縮ですが、オヤジの時代からの県西部の安倍ー林の確執なのです。安倍政権時代に二度大臣になった林芳正は山口選出の参院議員です。この人は岸田派で先の総裁選でいつも岸田さんの隣に座っていた席次の高い人(大臣経験者ですから当然なのでしょうが)なのです、私たち山口県民の評価も高い人です。実際TVでの討論や発言聞いてると頭の良さが溢れます、現に一度総裁選に出たことのある人でもあり、つまり参院議員じゃ総理の目はない、だから衆院に鞍替えしろと、これは何年も十何年も前から公然と言われていたことなのです。で、この人は地元が下関(下関西高校から東大です。安倍さんやらの東京育ちとは違う人です)で、オヤジを継いだのでしたがご存知か下関には安倍晋三がいるわけです。安倍晋三と争うはさすがに分が悪い、さりとて県東部は全県一区の参院選で回っているとは言え地盤薄く現職も若い。でも総理になるには選挙区で勝たねばならぬ、比例で上がっても目的には届かない。で、県央縄張りのロートルの河村さんに狙いを定めているというわけです昔から。爺さんは引退させて息子には参院に回らせて自分が衆院のバッジをとる。そういう目論見なのですが、そうは行くかの今回の先制パンチです。辞めない。ああそうかい。向こうが買うって言うてるんですから、獲りに行きますかね。二階さんに今歯向かえるのか、ではありますがさて。面白い事ではありますが、昔々からの火種なのでした当県にとれば。
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