柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

大義

2014-11-16 09:52:25 | Weblog
NHKの討論番組に、日本のどこか駅弁大学の教授で、しばらく消息不明になっていた、実は中国当局に拘束されていたそうですが、あちこちのTV討論番組で中国側の論者として露出の多い、中国訛りの流暢な日本語を操る、ギョロ目の蛙顔の、あの朱建栄が出てました。びっくり。ああ、釈放されたんだ無事に。討論議題はAPECで実現したたった25分の首脳会談を受けて「どう動く日中関係」でした、岸田外相と興梠さん、そして中国問題になるとこれまたよく出てくる婆さん先生(そっくりの婆さん漫才師がいますよね名前忘れましたが)が相手です。朱さんはたっぷり洗脳し直されてきたんでしょう、当局の言うこと聞かねば今度は殺すぞとか脅かされて、きっちりスポークマンのミッション受けて釈放されたわけでした、あのギョロ目をさらに大きくして中国は悪くない、中国は正しい、そればかり言ってます。靖国に行かないとしたのは中曽根であり後藤田だ、中国の外圧なんて言い方はおかしい。聞いてるのが辛いほど逆撫でします。腹が立ちます。そこのところを婆さん先生が反論するのです、この婆様は十分にタカで幾許かの溜飲は下がるのですが、しかし場がNHKです、何の合いの手も援軍も出ません、司会の解説委員はすっかりスルーします、ハイハイの態。一方で朱さんへの振りはたっぷりと長尺で。岸田さんも興梠さんも、ま、立場上こうなることは仕方ないですが、ふにゃふにゃ言うだけです。もちろん司会もそれを見越してます。最近のこの手の番組の常です、視聴者からのメールを紹介します、こんなものこそどうにでも作れるわけですが朝日新聞の読者の声欄のように、この番組でも朱さんがひとしきりぶった後に、靖国参拝はいけないという67歳男性のメールを紹介してました。演出利いてますよ。こうやって世論形成するわけです。NHKの偏向さに気づかぬままに洗脳されるわけです。本当に左巻きです、親中反日です。ここでこの男を出すかなぁ。この驚きです。
 同じ左巻き番組TBSのサンデーモーニング、解散騒ぎを斬ります。大義なき解散だと連中声を揃えます。今までの解散で立派な大義の備わったものがあったんでしょうかね?と逆に聞きたいくらいですが。いつもエラそうな態度や物言いが鼻につく寺島さんが評論家連中に腹が立ってる、今しかないなんて勝手に煽っていると怒って見せて。追い詰められての解散は碌なことがない(麻生さんの時のように)から早くにという判断なのだろうと毎日新聞の岸井さんが受けてましたが、それが勝手な煽りなんでしょうに。小泉さんの郵政解散の時はどうだったんでしょうね、あれもボロクソでしたね。麻生さんの時は大負けしたもんだから時期を逸したとボロクソ。野田さんの時は民主党じゃダメだと皆思ってて、その理由をつけるために三党合意って手続きして、丁度安倍さんが出てきたタイミングでした。あれは政権交代する、日本を立て直すという大義があったとでも言うのでしょうかね。大義かどうかは知りませんが理由はもちろんありますこの解散。しかし大義なんて、こんな時には大事なモノのように奉りますが、別の場面では連中が蛇蠍のように嫌い非難否定する代物ですからね。世間に対するスローガン。いかに合目的的かと国民を説得する為の言い訳。実態の何もない、あくまで理念的なものである意味ではイデオロギーと同種同体。単なる言い訳、我がまま、自分勝手事も小難い鹿爪らしいそれらしい文章にすれば「大義」です。いえ、これに思想や信条が強く絡めば戦前戦中のそれのように反論を許さぬ扱いにくいものになりますが、こんな時に都合よく言いふらしている分にはいいにしますか。いちいち本物の大義を振り回された日にはそれこそ暑苦しいことですから。
コメント
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