柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

予知

2014-08-09 08:07:46 | Weblog
途中一日だけ夏の日差しが見えて、雨上がりのむっとしたあの夏独特の風情もあったわけでしたが、以外はずっと雨、雨、雨。直接の被害、当地の東隣の街、岩国が今回は大雨に見舞われて大変ですが、それもさることながら、TVに流れる各地の各種イベント中止の多いこと多いこと。帰省ラッシュに当たって、こういう時に分かりますね、夏の行事が如何に人を故郷にいざなうか、そしてその逆向き、都会に出ているものを呼びもどさなければ夏祭りが成立しないこと、もっと言えば徳島のよさこいイベントが好例です、都会から人を呼んでこその祭りだと。そしてこの時期に集中する。盆休みという伝統行事。営々と受け継がれてきた文化そのものです。こんなときにわざわざ台風かい・・という溜息もものかわで。通りすぎるほんの数時間、前後の雨風を含めてもたかが一日二日のことなのですが、だから丁度あたってしまうと悔しいわけです。いえ、イベントについてです、大雨大風の被害は言わずもがなです、どうしてわざわざにここなんだ・・という誰に言うのでもない嘆きです。台風の予知能力は格段に進歩して、来るぞ来るぞと伝えられて果たしてその通りにやってきますが、千年の昔と何の変わりもなく受ける方は降られるまま吹かれるままです。せめて逃げるだけ。科学、ですか。予知能力、検査解析能力はどんどん発達していきますが、現象の説明を目的としてしまっているのが現状なのですね、我々もそれで分かった気になっていますし。台風を消滅させるとか進路変更させるとかそういう手立てでしょうが、それも大なる力に背くことになりましょうか。雨には降られるだけ。結局こういう処世訓ではあります。
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