柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

無駄

2014-08-25 08:17:53 | Weblog
今度は大阪、北海道礼文島です。どうした太平洋高気圧!!40℃になってもいいからいつもの夏のように張り出してくれ、前線とやら寒気とやらを撥ねつけてくれ!との思いも空しく、なのですが、人は本当に勝手なモノで、暑ければ暑いで文句を言い、そうでなければこうです。大災害の後に降る無情の雨。3.11の時も雪の雨のと降りましたよね。それぞれに意味合いをつけて感じ入るわけですが、不明者が今尚減らない(どころか増える)ところ、当事者の皆さんの気持ちは思い遣るに余りあります。垂直避難水平非難と学者の分類をそのまま口にして、それで終わったように言う専門家の解説も多いのですが、こういう惨事がなければ大掛かりな防災事業はできません、これもシニカルな専門家の言の通りです、砂防ダムを作るとかの話だそうです。人が死なねば行政は国は動きません。現実を知らされます。そして正義の味方達(新聞、TV)は誰の所為だ?なぜ防げなかった?と犯人探しです。あんな山裾深く切れあがるように家が建っていて、あんな上の方から山が崩れてきたら逃げるもクソものという被災地の人達の言葉の通りでしょう。あそこに砂防ダムがあったら?どうして作らなかった?危ないと認識していたんだろう?そんな所が日本中に50万ヶ所もあるんだぞ!後先なく、対案を提示するわけでなく討論するでなく、言っ放せばいい立場の連中が文字通りの放言です。人が死ななければ防災はいつまで経っても最低限です。それを越えるものは無駄な公共事業です。そうでしょう?公害も薬禍事件も天災も皆同じです。予防は実は無駄なのです、人が死ぬまでは。まずそういう前提を踏んで考えるべきでしょう。
コメント
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