柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

床屋

2014-07-27 09:34:48 | Weblog
NHKの討論番組で原発再稼働問題取り上げてます。現時点で反対論が強いこと(それは政府の弱腰の所為か、まだ風化するには時間が足らぬということなのか、その両者か)、福島事故を解決できてないことが大きく影響して、あれだけ日本中に作ってある(47だか48だかあるんだそうです)原発が皆止まってます。識者を四人集めて賛否両論闘わせてますが、床屋政談と変わりません、私らが飲み屋で言いあってるのと大きく違いません。争点が食い違っているのに、それをそのままにして言い合ってるんです。再稼働しろという理屈は、私もこちらに与しています、電力の安定供給こそが産業の基盤であり、海外の石油に100%依存している現状は危険なことである。だから安全を十分に判断してから原発を動かせ。です。反対側は、あんな危険なモノをどうしてそのままにしている?が中心で、電力を大量消費することを前提にしていること自体が間違いだ、省エネ対策や就業体制の再考により大量生産大量消費の現行を正すべきだと。原発を使わない現状での電力供給量で収まるような産業にしろというわけですが、中韓の反日態勢、アメリカの衰退、世界の火薬庫があちこちで火を吹いている現況、代替エネルギーなど夢物語の現状において、downsizing することはどこを利することになりますか?敵国を利する行為ですから。国力の現状維持の重要性は改めて説得せねばならぬことではないでしょう。石油が来なくなったらどうするんです?だから安倍さんは中東からの石油の運搬経路の確保を考えて、集団的自衛権だったわけです。機雷の掃海って何?でしたか、ひとえにペルシャ湾出口のホルムズ海峡の安全確保目的です。日本近海に機雷なんて浮いてません、関門海峡に米軍が先の大戦時に仕掛けたのが見つかるだけです。石油を日本にまで中東から運んでくるにはまずこの海峡、インド洋を渡り、マラッカ海峡を通り、と危険な海域が多くあるのです。そういうことを考えてるのか?なのですが、反対論者は、だからそういう対応の要らぬように大量消費を止めろ、産業の縮小しろというわけです。すり替えでしょう?国威の衰退を目指すなんて方向ですよ。あんな危険なモノを・・と嘆く方がわかり易いことですし、共感もできます。人知で克服できぬ化け物を放置するな。そういう感情論も理解しやすいです。電力を使わないで済むように日本を変えろなんて理屈、坂本龍一の「たかが電気のために」発言と同じ根っこです。今の豊かな暮らしを手離せって?携帯、スマホひとつ我慢できぬ者達に?3時間の停電で死ぬの生きるのと騒ぎ立てる連中が?不便になったらなったで大非難叫び立てるであろう連中が綺麗事言ってますから。一旦手に入れたもの、身についた便利さは手離せません。だから動かせ原発なのです。我慢を強いることがいかに非現実的か。現実論と机上(空想)論のすれ違いです。床屋政談でしょう?
コメント
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