柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

歴然

2014-07-06 09:02:21 | Weblog
どのスポーツもトーナメント制のゲームで一番面白いのは準々決勝だとよく言われます、数も四つあるし甲子園がいい例ですが(甲子園は昔は一日で4試合やってましたから余計に釘づけでしたがね)。サッカーが本当に面白いですね。ダイジェスト見るだけでもそのレベルの違いが歴然です(どことの比較?日本とですよ!)。勝つべき国が勝ち上がる。逆向きの評論は誰でも出来ますが、シューターのパワー、守備の固さ、そしてキーパーの力量。どうしても日本と比べますが、決定力の差、つまりシューターの力不足が大昔から言われ続けていることですが、いいえ、守備の力も全然違います。強いチームの集散力の見事さです。相手のパスコースを断つ臭覚も凄いことですが、何より皆が自陣に帰ってきます、ボーっと見てる者がいません、これです。日本のゴール前は隙だらけですものねいつも。ワールドカップのファンが多いのにも頷けます。違いますよ、全然。どこと?日本と!
 朝日の日曜コラム、「草食の国柄」を捨て去る軽挙、との見出しです。集団的自衛権についての憲法解釈変更への反対論です。アメリカに守られて来ただけなのに、アメリカの言いなりに、再び敵対しないような処理(平和憲法ってやつです)下に諾々と過ごしてきた、それをわかっていながら反米の振りを続けて、さりとてアメリカにそっぽ向かれそうになると慌てて尻尾振って見せるそんな態度とってきた勢力が「戦後日本は、他国との関係において肉食よりも草食、さらにいえば植物的な生き方を選んだ。静かに誇り高く、周りと仲良く、世界のために・・・」です。・・・です。さらに「不戦の誓いの「歴然たる存在感」は、経済復興の後ろ盾ともなった」と来て、「幾多の命と引き換えに得た9条、たかが強権国家の挑発と相殺するのは忍びない。一国の政治史ではなく、人類史に刻まれる軽挙である」と締めます。おいおい。どんな高見に上がってるつもりなんだ?草食とは品のないというのか幼稚な喩えで、いつまでも羊の群れでいろ、狼には逆らうなと言いたいのでしょうね。「たかが強権国家の挑発」だ?中国と北朝鮮を脅威と安倍さんがリアルに感じてるからこその処置です。空想平和主義の夢から覚めようとしない、アメリカに守られているだけで、そのアメリカが弱くなって来ているという現実を見ようとしない勢力は、事ここに至っても同じ調子です。もっとリアルに考えなさいな。妙に散文調の文学青年気取りの・・・に嫌味を感じることでした。
コメント
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