柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

自存

2014-05-04 07:49:41 | Weblog
大型連休だそうで、暦通りに過ごしている身には「そんなに休めていいね」と皮肉の一つも言いながらなのですが、後半戦と彼らの呼んでいる暦上の連休が始まってこっちも休みです。この仕事していると長期の休みに慣れてません、いつも拘束されているという不自由さも感じはしません(それこそ慣れてしまってますから)が、三日四日と続くこの時期と年末年始には却って困ってしまってます。生来の出不精に加えてのこの環境です、休日の過ごし方に選択肢がなかったと所詮は言い訳ですが、子供が小さい時にはあれこれ嫌な思いもさせてきたことでした。仕方ないことと言い放ってもきたことでしたが。この歳になっても同じことを繰り返してます。こういう人生です。休日を心待ちにはするのですが、いざ休みになると、つまり時間割から外れると手持無沙汰になる。一日二日なら何とか工夫も利いて過ごせますが、三日続くとダメです。我ながら情けないことですが、ボケるオヤジの定型なんでしょうね。その恐怖は十分に感じています。何もアウトドア指向が最上と言うつもりもないと負け惜しみも付け加えて。
 安倍さんの外遊はえらいハイペースで。TV見てると今はポルトガルだそうです、この前はイギリス行ってましたね。遥か大西洋を眺めている映像、遠くまで来たなぁと思うとの感想、この行動は評価すべきことですね。ここは地の果てアルジェリア~との唄の文句がありましたが、地図を思い浮かべてもポルトガルはヨーロッパの端の端です、安倍さんの感想も共感できます。誰に勧められたことにしても実際に飛び回るのは本人ですからね。健康問題の完全に払拭されたことのアピールなんていう評論を未だに見ますが、本人にはそういう気持ちもあるかもしれませんが(前回の悔恨たるや相当のものでしょうから)そんな卑近な事柄ではないです。この積極性、対中国意識の高さ、「戦後レジーム」観の具体性、つまりは対米方針の明確化、アジアの発言力の強化を中心に据えたアメリカ依存からの脱却意図。それらに対する中東、欧州諸国の賛同獲得目的。集団的自衛権辺りで足踏みしてられぬの思いがひしひし伝わります。戦争反対と丸腰のままでいれば平和がもたらされると未だに夢みたいなこと信じてる(今までは確かに平和が維持されてきましたが、パクスアメリカーナの元に中韓がおとなしくしてたという環境有らばこその事です。現状を正視せねばなりません)者たちを尻目に、の態です。いいですねぇ。こんなリーダーいなかったですよね。もっとも昔はとにかくアメリカについていればよかったわけで、おのずからその身の処し方は決まってたことでしたが。アメリカから離れて、自立自存(自尊)の国に生まれ変わる。自立自存をかけた戦いと言えば先の対米戦争もそうだったのですよ。
コメント
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