柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

談合

2014-02-05 08:21:28 | Weblog
東京だけでなく当地山口も知事選があるのです、こちらは明日が告示日です。前回反原発で大量得票した飯田さんが出ないと早々に宣言して、ホンマかいな、都知事選の様子見で後出しじゃんけんがあるんじゃないですか、と以前書きました。都知事選でなかなか細川さんが浮きあがれません、その影響もあるんだとは思いますが、依然音無しの構えです。今、反原発だけで押せるかどうか。飯田さんが出なければ、若い官僚知事の誕生です。これぞ鉄壁の中央集権体制です。シナリオ通りではありますか。
 ソチ五輪始まります。例によって例の如く、神風信仰報道の嵐です。背景に使われるのは、葛西であり高梨、名前も知らぬハーフパイプとかの若いスケボー競技者、羽生。浅田真央は二番三番ですからね。現金なものです。また、勇気を貰っただの、元気をもらっただのの偽善の大合唱が始まります。うんざり。
 北陸新幹線建設に係る官製談合が告発されてます。どうして談合がいけないんでしょうね。あのシステムは上手な仕組みですよ。仕事を順に回していく、妙な価格競争(安売り合戦)をせずに潤沢に予算を採れてしっかり仕事する、業績を積み上げる。胴元が公正公平(おかしな言い方ですが)を守っていれば何の問題もない上手な仕組みでしょう。その胴元の元に集まれない(集まらない)、順番に入れない(入らない)奴が噛みつく。公正公平を盾に噛みつく。正当な価格競争しろと噛みつく。公共事業とはそういうものじゃないはずなのに、そこに安売り合戦を仕掛ける。そう言えばもう何年も前に、紳助と田原総一郎が司会進行してた日曜朝番組で、頻りにやってましたねもちろん非難調です、随意契約を悪の温床のように詰り、公共事業の落札価格が想定価格の99%くらいで決まっていくのは談合そのものだ!正当な競争がなされてない!思い出しました。あの辺りからおかしくなったんでした。順番に仕事をとれて、そこそこに潤って、消費が支えられて。これが日本の資本主義だった筈でしょうにね。日本の繁栄を支えた、公平さや利益配分を目的とした、それこそ新自由主義を非難する向きには歓迎すべき仕組みであるのに、安売り合戦を平等公平と勘違いして、不景気、デフレを促進したことでした。それともあくまで正義の味方を気どり続けるのでしょうか。談合は狡い。胴元を中心に密室で決める汚いやり方だと。その組に入ればいいことです。その業界の仲間に入れないのはどちらが悪いんですかね。そういうことでしょうに。現場はそう思っている筈ですよ。
コメント
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