柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

建前

2014-02-11 08:43:27 | Weblog
あれこれ文句言いながら見てますオリンピック。朝から晩までNHKは特別枠で放映しますから、いつも見るニュース番組がオリンピック一色です。誰もメダル獲れずに、さっぱりワヤで。やってみなければわからぬことです、だから神風信仰なのですが、いつもいつもこういう結果です。不成績をスポ根物語、浪花節に塗り替える。上村愛子が典型。男スピードスケートの二人も見事にこけてくれましたから、物語作家は大変です。次は葛西でしょう。新聞には伏線がもう張られてますよ、何でも妹さんが闘病中とかで。そんな話は要らないのに。メダル予想しましょうか。どんなスポーツでも最後の詰めの甘いのは日本人の特徴です、サッカー然り野球然り、そこを評論家達は知っていながらさらに大甘の予想する。女子ジャンプの高梨が獲れるかとれないか。葛西はきっと失敗しますよ。8位入賞を称えますからね専門家は、新聞に載ってますよ、大失敗でも入賞とはさすがだって。あれが大失敗なの?8位でいいの?わかりませんわこの辺りのいやらしいまでのお友達意識は。得意のラージヒルでも実力出せず!見出しが浮かびます、レジェンド散る!そして妹さんのコメントでしょうきっと。羽生はどうでしょう。ロシアのいつものあの顔が出てますからね、あの体格のいいイケメンがくるくる回れば、ホームアドバンテージに敵いません。よくて銀じゃないでしょうか。そして浅田真央。こっちはよくて銅。一位はきっとロシアの15歳ですリプニツカヤとか言う。キムヨナが二位。15歳と23歳の差をきっちり出せればキムヨナの二連覇でしょうが、前回の五輪のような、クルクル回るだけの角兵衛獅子じゃない大人らしさが出せましょうか。日本にメダルゼロもあり得ることですよ、荒川静香の時より悪い。さてさて。
 片隅にシンクロの井村さんが日本のコーチに復帰するとの記事です。やっとです。どうしてこんなに動きが遅いんでしょうね日本の組織の悪癖ここに極まれりです。男がメンツを振り回す。理由はそれだけです。いえ、男に限りませんよ、男社会でのしてきている女も同じことです。女理事だろうが女副会長だろうが、そのヒエラルキーで階段上がってきたなら同じ思考回路ですからね。メンツ第一。同性だからもっと始末に悪いかもしれません。とまれ、復帰は慶賀です。この人が辞めてから途端に日本が弱くなった事実は歴然たるもの、他に有能なコーチがスペインだかに行ってそこも強くなったというのも事実。若手を育成するという名目が如何に虚ろかを証明します。能力の足らぬ者にいくら経験とやらを踏ませても結果は出せぬままです。才能がいればこその結果です。この井村さんが身を持って、これでもかと具体的に示してくれているのに、わざと反発する。理由はメンツだけでしょうきっと。トップを変えるしかないことです。一から十まで決定権者の責任です。多くの組織がこうでしょう?
 都知事選、得票数が出てます。舛添さん210万、人権弁護士98万、殿様95万、軍人さん60万。二位三位足しても一位に届かぬを評して、圧勝とか言います。小沢さん(まだいたのか・・・)は逆です、この選挙は勝てたのに、だそうです。負け惜しみもここに至れば滑稽ですが、確かに反自民、反安倍票が割れたことは否めません。そう言えば殿様を昔首相に仕立てたのはこの人でしたね。共産党系にこれだけ入るのも大都会ならではのこと、もう驚きませんが、前回は猪瀬さんが450万、東が160万じゃなかったですか。今回も東が出ていれば、と思いませんか。大都会の選挙は常識人(私はそのつもりでいますが)から見ると恐ろしいものです。前日の大雪の所為にしているのはどっちでしょうな。
 朝日新聞に、作曲偽称、全聾偽装の被曝二世の賞讃記事を書いた記者の懺悔文が載ってます。「熱狂の一翼を担った私たち記者もいま、足元を見つめ直さねばならないと思う」と始まります。おいおい、いきなり高ピーじゃないの?本当に反省してるの?2011年のインタビューの際に「かすかな違和感を覚え始めていた」んだそうです。言い訳かい?「氏にとりわけ強い光を当てたのが、13年3月のNHKスペシャルだ」と続きます。他人の所為にするの?あなた達マスコミが寄ってたかって持ち上げてたことなのに。何日か前のこのブログに書いたことですが、インタビューに答えている仕草や早さがとても全聾者のそれではないこと、どうして直にインタビューしてる記者たちが気づかないですかね。そこからもう嘘が始まってる。「彼が「障害」を印籠に偽りの連帯をつくり出そうとしていることに、祭りの渦中の関係者たちは、誰も気付けなかった」と。いいえ、あなた方も立派な共犯です。そこに気づいてないんですかねまだ。でも一応こうはまとめてます「そして、佐村河内氏と私たちは多くの人々を傷つけた」誰をどう傷つけたんですか?と問いたいですね。裏をとらない情報だけで無用な煽りを繰り返したあなた方の咎こそが大きいでしょう。本人は騙せて大儲けできたんですから目的を達しているのです。「あなたの「後悔」は本物なのか。子どもたちへの愛や被災地への思いは真実だったのか」ですか。後悔してるんですか彼は。端から騙そうとしてたのに?そしてそれに成功したのに、後悔してるって?子どもたちへの愛?被災地?馬鹿馬鹿しい。そう言ってればあなたたちが手を叩いてくれたんですよ、好意的な記事を書いてくれたんですよ、子どもでも考えつく手段でしょうに。こういうに時だけ、自分だけが純粋無垢なようなふりをするのはおやめなさい。盲目のピアニスト、ミュージシャンは何人もいます。が、全聾で音楽はできないでしょう。絶対音感は音が聞こえてこその能力です。作曲能力とは無関係です。そんなことをどうして専門家達が指摘しなかったですかね。所詮連中はベートーベン伝説を覆せないのです、そこから積み上げられた理論構築を守ってきたから現在専門家として存在できるわけですから。文中に専門家は僕のことを認めないと不平を鳴らしていたとありますが、せめてできることはこれくらいのことでしょう。自分達の知っている、習ってきた、自分たちが踏襲している音楽以外はすべて異端です、認めません。それが専門家の仕事ですから。全聾かどうかなど音楽専門家の関与する領域ではないと言い逃れできますが、連中にはベートーベン再来なんて書かれるとすぐに思考停止するんでしょう、あり得るかもなと。ベートーベンと並ぶほどの作品である筈がない(あっては困る)から批評も辛くなるのです、あれが一介の素人の作品であればもっと褒めるんじゃないでしょうかね。ベートーベンだ?与太言うてるんじゃない!そういう評価です。こういう時のバカの壁は高いんですから。いつの時代でも凡百の評論家専門家ってのはこうです、自分の歩いてきた道、自分の所属している業界の常識から外れる者は批判の対象です。地位を得ている者になればなるほどこうです。で、その後は呆れるほどに世の中に迎合します。あの時からこいつは違うと実は思っていたんだとかなんとか。プレスリーがそうだったでしょう、ビートルズがそうでしたね。結局この事件、障害者を騙る卑怯な小悪党に金の匂いを嗅ぎつけた商売人と弱者大好きマスコミがつるんだ大ペテンです。誰が傷ついたとか、誰を裏切ったとかの話にすり替えさせちゃならんのです。この朝日の記者のような責任回避でごまかされちゃならんのです。単純な詐欺事件ですよ。ですよね。
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