イチロー、何紙かで一面トップ記事です。他にないのか、ではありますがしかし大ニュースには違いありません。王さんがインタビュー受けてる映像がありました、あれれ、また一段と頬が削げて病人顔というか年寄り顔というか、でしたね。そう思われませんでしたか?そして未だに長島の談話を載せる。世の中は(読売は)この二人を死ぬまでしゃぶるんでしょうね、えげつない言い方ですみません。イチロー語録です。「僕は天才じゃない。なぜなら自分がどうしてヒットを打てるか説明できるから」これは明らかに長島を対極においての比較論です、わかりやすいですし聞くものをニヤリとさせます。長島の天才ぶりはあの言動や行動の天真爛漫さ無邪気さ無鉄砲さに如実に現れます。あの人も(王もでしたが)怪我をしない人でしたが、これも才能のうちに違いないのです。昔日曜の朝9時半(だったと思います)に、30分番組でミユキ野球教室てのがありました。日テレだったと思います、当地でも見てましたから、越智なんとかというアナウンサーが仕切る番組でした。王がコマーシャルするんです、ミユキというのは御幸織物でしたかの繊維会社です。「ノームラテックス、いいですね」なんてセリフで。すみません遥か彼方の記憶です、覚え間違いはご容赦を。そこで長島がスイングの解説します、この映像はあちこちで使われますからご存知の方多いと思いますが、有名なフレーズ、腰をこうやってブンと振る。前のほうにバーっと。身振り手振りが加わっての解説なんですが、見ている分には面白いですが、とても伝わりません。伝えられないんです、どうしてできないの?ですから彼には。何の意識もなく自然にできている動作を人に教えるのは難しいんでしょう。同じ様な言い方するのが原ですね。長島そっくりの仕草してます。そんな人を対極においての発言です、わかりやすいです。僕は自分の動作を説明できますって。「感情を表に出すと損しかしない」これもきっと長島やらの派手な仕草を意識しての言葉に違いないですが、この辺りはストイックな(臆病な、と言いかえられましょうか)彼の性格の為せるところですかね。彼がバラエティー番組なんかで見せるバカは果たして地なのか虚なのか。王さんのような重さや品質の良さは感じられないです。とてもストイックな奴には見えないことですがしかしどれもこれも彼の計算であり、そのまま見ていればいいわけで、嫌でも脚光浴びる者の「原則」としてはなるほどと思うことではあります。ヒットを量産する秘訣は何かとの問いに「手を出すのは最後だ」。手が早いのはダメなんだ、手を出さないからヒットが出るんだと。解釈の仕方は評論家の数だけありましょうから彼らに任せますが、追えば逃げるものをどう追うか。追い続けて追い続けてやがてじっとしている自分に気づく。結局はじめの場所に帰っている自分に気づく。そういうことでしょうか。鮒釣りに始まって鮒釣りに終わる、の真の意味。善悪一如。正邪不二。禅の境地です。私はそう理解します。ここが天才長島との違い、大きな違いでしょう。どちらがいい、じゃないです。どちらが優秀でもないことです。天声人語が嘆息しているように、凡人には自分に当てはめようのないほどの高見ですから。
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