柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

絵柄

2009-09-04 07:58:59 | Weblog
小沢さんが民主党幹事長に就きました。党三役とか何役とかよく言いますが、ここが素人にはちとわかりにくいところで、大体幹事長って何?というところから話が始まります。幹事長という地位はどの党にもありますから、きっと党の束ね役なんでしょう。あと何ですか、政調会長とやら総務会長(でしたかね)で三役?わからないでしょう?仕事の内容が。自民党はこれらに選挙対策委員長新たに作って古賀さんがなってました、あわせて四役。でしたね。幹事長が一番の頭なんでしょうね、それとスポークスマン。内閣(政府)のスポークスマンは官房長官。度々会見する役です。この役の仕事もよくわからなかったことでしたが、副官房長官人事でもめたことがありましたね(よく考えれば、民主党が、つまり小沢さんが自民党揺すぶったのはあれやこれやの人事に反対したことが主でしたね。また自民党がその思惑に乗ってバタバタ慌てて、という図でした)、あの時に新聞が図解してくれてよくわかったことでした。そもそも官房とは辞書で見ると事務庶務を行なう機関とあります、つまり内閣の事務担当。長官の下に二人(でしたね、違いましたか)の官房副長官、彼らが官僚を束ねるという構造です。官僚とはつまり事務方です、そのトップが事務次官(今何かと話題の)、民主党が廃止する!と息巻いている、官僚支配の象徴の様に言われている事務次官会議には官房副長官も出席して最終決定がなされて、それを官房長官が伝える、公表するという手順です。斯様に官房長官の方はなんとか理解できていますが、幹事長はね。党の最高決定者なんでしょうか。それには総裁がいますよね、党首とか。では事務方のトップですか。新聞にも書いてありますが、来年の参院選に向けての布陣なんてことならば、もともと選挙対策は幹事長の仕事なんでしょう。古賀さんの役職は特別処置だったのですが、役に立ちませんでした、本人がやっと通ったくらいのことでした。党と内閣は別扱いです、ですから実質上の民主党党首ということですね。鳩山さんは民主党の代表(最大多数党となった今、党首とか総裁とかに名前を変えるのでしょうか)として総理に選出されるのですが、実務握るのが小沢さんと言うわけです。他の大物達(岡田、菅、前原、野田、輿石、枝野、仙石等々)は閣僚にすればよろしい、というか彼らを大臣にしなければ他に駒がないです。何度も言ってますが、輿石さんだけは文科大臣は当然の事、閣僚にすえてもらいたくないことですが、どうなりましょうね。来年の参院選に向けて現職に留まらせる(参院の親分)なんて新聞には書いてありますが。いかな混淆政党、ごちゃまぜ政党とはいえ、連合の言いなり、日教組の言いなりになってはまずいと、さすがに連中感じてはいるでしょうと期待しますが、それもこれも鳩山さんのピックアップを小沢さんが許すかと言う図柄になった以上、小沢さんの胸三寸という、大方の予想通りになってしまいました。後方で実権を握る。ほくそ笑んでいるのは小沢さんでありましょう。予定通り。長年待った甲斐があるというものですか。細川時代とは比べ物にならぬ「安定さ」ですから。308は強いです。その半分がまさしく自分の陣笠達です。民主党の笠ですが、実は小沢の家紋入り。どんな心境なんでしょうね。いかに相手が勝手にこけたとはいえ、この人の存在こそがボディーブローで効いたんですからね。自民党はこの人を怖れていたのです。ことさらにこの人を無視し批判し検察に叩かせるということは怖いと気持ちの現れでした。そしてこの人のほうが二枚も三枚も上手だった。今の自民党の顔ぶれでは太刀打ちできなかった。こう括っても詮無きことなんですが、こうだったんでしょうね。この人一人に天下の自民党が負けたという絵柄でした。
コメント
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