スピットファイヤー戦闘機の部品を回収 英国

第2次大戦中のスピットファ英国海峡のSark島沖合いから引き揚げた（9月13日FUD)
漁をしていて戦闘機の部品を引き揚げたが、当時チェコのパイロットが搭乗していた英国空軍機のもので、Guernseyに錨泊していたドイツ船により撃墜されたものと見られている。1943年にそこはドイツの占領下にあった。が武装した漁船がドイツの急襲を警戒してはいたが対空攻撃を受けたもの。

ノルウエー水産物輸出の条件 アラブ首長国連合

アラブ首長国連合に対するノルウエーからの魚類および水産物輸出で新たな衛生証明書（Health Certificate)が創設された（9月12日TFSND)

この新しい証明書は養殖魚が豚肉のたんぱく質を含まない餌のみで育てられたことを証明するもの。「UAEの当局はノルウエー食品安全局に対し、ノルウエーの養殖魚が豚肉のたんぱく質の餌を使用していないことの証明を求めてきた」とノルウエー食品安全部門FSAの輸出入担当のMartin Hlinkaが発言。FSAはノルウエーの輸出業者に対し輸出の前に証明書に注意するよう呼びかけている。「9月9日からは手書きの証明書を発行、10月下旬には印刷したものを発行できると。

スコットランド漁民の数は5%減少した

スコットランド漁業者連盟はその厳しさを反映したものであるという（9月12日BBC)

スコットランド政府の発表数値によれば2012年時点で漁船数は49隻減じて、前年比では2%少なくなった。水揚げは9%減少して、4.66億ポンド。しかし数量では2%増加した。この状況についてスコットランド漁業者連盟SFFは漁業がキビッシ現状に直面していることを如実に映しだしているという。SFFのCEである Bertie Armstrong は「2012年の最終統計数値は我々の漁船団が厳しさに直面していることを表している」と。

「とくに、金額の減少がスコットランド船団が操業コストの増加に直面しているときにおこった。背景には操業日数規制など信じられぬほどの厳しい規制がある」　「たぶん多くの漁民の不安視している問題は漁業雇用者数の減少が続いていることだ」と。「大事なことは可能な漁獲機会に沿って船団規模の維持をすることだ。いまの段階で、どこで肴資源が増えているかも大事なことだ」「だからこそ、適正な管理と支援対策が健全な船団運営のために必要であ

賃金は北欧諸国よりはるかに低い アイスランド

アイスランドの時間当たり賃金は、2010年時点で欧州33か国中で18位であったとアイスランド大学教授Stefán Ólafssonが報じたことをeyjan.is.がつたえている（9月12日IcelandReview)

平均賃金はEU27カ国の82%である。アイスランドがトップでそれにデンマーク、スイス、が続く。ルーマニアとブルガリアはEU-27の平均値のそれぞれ37%と33%で最下位にある。アイスランドの時間当たり賃金は マルタやスロベニアに近く、北欧諸国にははるかに及ばない。

日本漁船が南アで拿捕された

南ア水域で日本漁船が拿捕されたと当局が金曜日発表（9月14日Free　Republic)

日本籍のマグロはえ縄漁船Koei Maru No. 88がダーバン沖のAliwal 海洋保護区で違法操業の疑いで拿捕されたとケープタウンの漁業局が発表。船主は補償金20万米ドルを触法のために積んだという。当局はいくつかの容疑について捜査中である。本船は 地元のNgumzamo FishingおよびFerro Fishing漁業会社にジャパンツナとともにJVを組んでいたもの。

Koei Maru No. 88とその姉妹船Koei Maru No. 1は過去数ヶ月間 KwaZulu-Natal 沖合いで視認されており、地元漁業者や環境保護主義者らによる懸念を生んでいた。また本船は捕鯨に関っていたのではないかという疑いももたれている。本船は南アフリカ沿岸でのキハダ、メバチ、カジキ、サメの漁獲許可を持っている。

違法操業取締りを改善 スペイン

スペインの漁業長官Carlos Dominguez は欧州の市場における魚の輸入に関し、違法操業との戦いを改善すると発表した（9月11日TFSND)

Mr Dominguezは違法操業取締りに関するスペイン政府の態度の変更について説明、2012年2月以降の漁業局の管理チームの編成以降それが行われているとした。「過度に注意を払った過去の態度から転じて水産局は積極的な取り組みとスペイン漁船およびスペインへの魚の輸入に関する管理を強化する」と強調した。従って操業者の許可証を点検することでスペインは管理の改善を行う。さらに水産局としては海洋漁業法の変更も推進すると。Mr Domínguez は違法操業との戦いのロードマップを次のように発表した。
・輸出者に対する漁獲の適法性の検証
・ORP基準に合致しない船舶や国籍のブラックリストや合致している者のホワイトリスト
•違法漁船に対するEU輸出承認の拒否

捕鯨シーズンは厳しかった アイスランド

悪天候がアイスランド捕鯨会社Hvalurのこのところの捕鯨活動を阻害、見込みは良くない（9月11日IcelandReview)

同社の代表のGunnlaugur Geirsson は来週には今期の捕鯨を続けるかどうかの判断をするという。 この夏、合計で121頭のナガスクジラが捕獲され、西アイスランドのHvalfjörðurにある同社の捕鯨基地で処理された。さらに20頭のクジラ捕獲枠が今期残されて入るがそのシーズンももうすぐ終わりになると, ruv.isが報じている。
別のニュースとして西アイスランドの住民らは先週Snæfellsnes のRif 近くで10頭のゴンドウクジラのブリーチングを楽しめた。法的にはこの肉の利用も可能であるが、適正な処理方法がないという。

北朝鮮艦艇がロシア漁船に発砲、負傷者はいない

MOSCOW発：ロシア漁船が日本海の公海上で、北朝鮮の艦艇に火曜日銃撃された。負傷者はいないと土曜日連邦漁業局が発表した（9月21日ITAD-TASS通信）

「ロシア漁船Altaiが活カニを載せてロシアのザルビノから韓国の東海港に向かっていたところ9月20日モスクワ時間18：30ころ北朝鮮DPRKの艦艇から自動小銃とピストルによる銃撃を受けた」　「この間、北朝鮮側は無線による通告もしなかった」とプレスサービスが発表。
「銃撃を受けてからロシア漁船は漂泊、武装した北朝鮮要員が18：40にロシア船に乗り込んできた。漁船Altaiは捜索を受けるとともに、目的地、罪に、乗組員について船長が尋問を受けた。18：50には本船は目的港に向かっての航海を許された」　負傷者はなく、船体損傷もないという。

注：日本製のイカ釣り漁船をカニ運搬に使用しているようだ

岩礁から中国が設置したブロックの撤去を検討中 フィリッピン

フィリッピン当局は南シナ海の紛争状態にある岩礁に中国が設置したというコンクリートブロックの撤去を検討中であるとフィリッピン海軍交換が火曜日発言した（9月10日Channel News Asia)

Jose Luis Alano　海軍中将は、中国が75個のコンクリート塊を岩礁の水中部分に設置したことを先週フィリッピン国防省が非難して以降はスカボロー岩礁での新たな中国の動きは認められらないという。この岩礁はフィリッピンと中国の双方が領有を主張している。この問題にどう対処するかの検討が行われているが、コンクリート塊の撤去をするかどうかの最終決定はフィリッピン政府が行い、海軍が決するものではないと発言。

「これをどう扱うかの討議はなされているが、決定がどうあるべきかを自分が先取りし発言すべきではない」とAlano中将はいい,軍部は岩礁での活動監視を続けると。フィリッピン当局はブロックの設置は中国がこの岩礁に建造物を構築する序章ではないかと見ている。現場はフィリッピンのゥソン島から135海里の沖合いにある。

中国外務省報道官は先週コンクリート塊の設置は中国領土で行われたものだと発表。この岩礁はもっとも近距離である中国の海南島から650kmの距離にあり、中国は南シナ海のほとんどの領有を主張している。ブルネイ、マレーシア、台湾、ベトナムなども領有をそれぞれ主張していることから過去数十年に及ぶ緊張の種となっている。（以下省略）

外国漁船の試験操業で商売にならない クック諸島

ラロトンガの漁民らは外国漁船の3ヶ月間の試験操業の際の混獲魚の販売をクック諸島で許可したことにより、彼らは市場から締め出されているという（9月6日RADIO.NZ.International）

商業交易投資局が中国の会社Huanan Fisheries Ltdに彼らの冷凍品を地元の船に販売することを許可、それが地元の市場に出回っている。同局は試験操業が地元の消費者にとってはより競争力を高めることでプラスというが地元の漁業者等は競争にはかなわないという。クック諸島漁業協会長のDon Beerは中国社に対しての永久漁業ライセンスを発給せぬよう, 同局に要請状を出した。
Mr Beer はHuanan社の船団の競争力の強いことを懸念するとCook Islands Newsに語り、同社の船団の急速凍結能力や規模 により彼らはキロ当たり1.2米ドルで魚を販売できるという。

インターポールが警告 漁船の犯罪で

ノルウエーの当局がインターポール（Interpol国際警察機構）加盟の190カ国に警告を発した。ある外国漁船が組織的な漁業犯罪を行っている疑いがあるというもの（9月16日FUD)

この漁船はリビア船籍であり、この時点で乗組員の国籍は知られておりいずれも犯罪容疑はないとされる。しかしインターポールが違法操業行為について捜査を行うのは今回が始めてである。インターポールは従来の意味での警察力ではない。単一の制服を着ているわけではない。しかし機構の傘下にあり、世界中の警察がその業務を効率的に行うためのツールやサービスを提供するもの。また、訓練、専門捜査官に支援、関連するデータや通信チャンネルの確保を行う。

ノルウエー労働党政権の漁業および沿岸省のLisbeth Berg-Hansen大臣, Fisheries 「インターポールと歩調を合わせ、違法操業取締りの新しいツールとして、ノルウエーはこの海域での酢動的な役割を喜んではたしたい」と発言。漁業犯罪は国境を越える形の犯罪ネットワークが増加しているところから、これに打ち勝つには国際協調が必要であると。

サバの交渉は合意なく終了 アイスランドとEU

アイスランドとファロー諸島およびEUとノルウエーの代表団によるサバ紛争解決のための協議が、アイスランドの招待により先週レイキャビックで行われたが合意に達せずに日曜日に終了した（9月10日Icelandreview)

アイスランドは今年独自に漁獲枠123,000トンを設定、サバ枠の17%の割り当てを要求していたとFréttablaðiðが報じている。ファロー諸島もまたEUやノルウエーの受諾枠以上の取り分を主張していた。これによりEUによるファロー諸島に対する制裁が生まれ、またニシンの乱獲の疑惑まで生まれていた。このことはアイスランドについても同様である。先週末の交渉は非公式のものでこれに続く公式交渉は10月末にロンドンで行われる予定。

少なくとも2人が溺死、23人が救助された キューバから脱出しようとして

国を脱出しようとした人々がボートの沈没で溺死し、また救助を受けた。国境警備隊はこのグループの支援を3日にわたり拒否していたと生存者の一人が語った（9月10日miami herald)

生存者のうちの一人Mirja Yancy Naranjo Ortizは反カストログループのキューバ独立民主グループCIDに属しているが, 火曜日に2人の溺死体が発見され、他の23人はキューバに戻ったという。「 我々の行動はオデッセイで、冒険だった」とかつてキューバの女子ソフトボール・ナショナルチームのNaranjoが東キューバのManzanilloの地元から電話でEl Nuevo Herald に伝えた。彼女の番号を直ちに確認する手立ては今のところない。

Naranjoによれば26人は9月1日午前3時半頃Manzanillo近くのCauto河に集合、しかし午前10時には依然川の中で国境警備隊のボートに発見された。「我々を転覆させようと大波を立てるが我々のボートは大丈夫だった」　「彼らは我々を阻止しようとした。我々はw叫び声を上げ死ぬ覚悟は出来ていた。でも後戻りはしなかった」と彼女はいう。

パトロールボートは沖合い1海里までグループに付き添ったあと反転しもどっていった。しかし他のボートが現れ大波を立てたのが午後3時頃でChcharillaと呼ばれるところだったと彼女のNaranjoはいう。 グループは前進を続け3日の午後8時頃にボートに水が入り始めた。そこで彼らは携帯電話でManzanilloの親類を呼びだし国境警備隊の救助を要請したという。しかし警備隊は夜間の出動は禁じられていると応えた。

ボートが沈没したあと男10人とNaranjoをふくむ女性2人のグループは暗闇の中を何時間も泳ぎようやく航路標識にたどり着いた。そこで彼らはよじ登り休息をとったという。翌朝になって"二人の爺さん"という名の小型漁船が女性二人を救助。残る男性らに食べ物を与えたあと現場を離れ陸に戻った。さらに4人を救助したときには一人が溺死していたと生存者はいう。6人が拘束され、Naranjoは地方の中心のBayamoに搬送され、日曜日まで拘束されたという。彼女はManzanilloに戻った後、この話をCIDの活動家のUbaldo Leonにした。彼はこの話を月曜日ウエブサイトで公開した。Naranjoは他の7人は負傷し木曜日遅くまで砂州の上にいたところを別のボートに発見されたという。漁民は国境警備隊に通報したところ救命具を与えたが船には載せなかったという。（以下省略）

韓国軍、越境試みた男性を射殺

韓国軍は16日、南北軍事境界線付近の川を泳いで北朝鮮側に渡ろうとした男性を射殺した。(9月17日AFP/時事）

韓国国防省によれば、男性に対して軍は何度も戻るよう警告したが、応じなかったために発砲したという。　同省報道官によれば、男性は韓国のパスポートを所持しており、それによると、名前はNam Yong-Ho、年齢は47歳。午後2時30分ごろに南北軍事境界線付近の臨津江（Imjin River）の岸に近づいてきた男性に対し、付近を警備する韓国軍が威嚇射撃して戻るよう命じた。しかし男性は「何度も繰り返された警告を無視して臨津江に飛び込んだため、軍は発砲し、彼の死体を引き上げた」と、同省報道官はAFPに語った。

　同報道官によれば、男性は北朝鮮へ亡命しようとして、川に飛び込んだとみられる。北朝鮮まで泳いで渡るために救命胴衣を着用していたという。　また男性のパスポートによれば、6月に日本から強制送還されていたことが分かったという。　韓国から北朝鮮への亡命は極めてまれだ。　今のところ、この件に関し、北朝鮮政府は何の反応も示していない。

港外の錨地で衝突 チッタゴン

港外の錨地で衝突　　　チッタゴン

9月9日深夜、貨物船"Abdullah"がパナマ船籍の"Fortuna Cloud"と錨地で衝突した（9月10日SNT)

この衝突により機関室に海水が侵入、場所はA錨地であった。"Abdullah"が"Fortune Cloud"の船底部を切り裂き、自らも相当の損傷を受けた。しかし乗組員らは無事で、港の通航にも支障は出ていない。タグボートや海軍艦艇が救助に当たっている。

写真はAbdullah.