EU漁業コミッショナーがファロー諸島を非難

EU漁業コミッショナーのMaria Damanaki女史はEUは北大西洋でのニシン資源保護のためあらゆる手段を講じる、またファロー諸島の現在のスタンドオフについて非難した（8月22日TFSND)

同女史はファロー諸島による一方的なニシン漁獲枠設定に対し、EUはあらたに貿易制裁を課すことを発表。アイスランドについてもサバで問題が起きている。EUはファラオー初頭の管理下にある水域で漁獲されたニシンとサバについての輸入を禁じているとともにその魚による製品についても同様であるが、これらはファローの輸出の主体をなすものである。またファロー漁船はその漁獲物であるニシンとサバのEU域内での荷揚げを許可されない。Damanaki女史は「ファロー諸島は持続不可能な漁業に終止符を打つかもしれない、しかしいまだその決定がなされてはいない。EUとしては資源の長期持続のためにあらゆる手段を講じることは明瞭である」と。

魚類及それによる製品はファローの輸出の98%を占めているとファロー諸島外交部門の理事Gunnar Holm-Jacobsenはいう。その金額はおよそ10億ドルに相当する。ファローは2.32億ドル相当のニシンとサバを輸出しているがそのおよそ半分がEUむけであるという。ファロー首相のKaj Leo Holm JohannesenはEUの動きは職権乱用であると非難し国連に提訴するという。「こうした対応はニシンの共同管理をするための合意努力を損なうものである」と。Johannesenは国際紛争解決の仕組みも現在考慮していると。

韓国の漁業生産量が減少

政府発表によれば沿岸域の低温により、今年上半期の漁業生産量が1.7%減少した（8月22日TFSND)

1-6月期の生産量は182万トンで前年同期は185万トンであったと国家統計局が報じたことを, YonhapNews通信社が報じているの減少となった。この減少は春季の海水の低温が長続きしたためという。沖合漁業生産は前年対比で17.6%減少し367,000 となった。遠洋漁業は0.1%減少し295,000 となった。反面沖合いでの養殖生産は4.5%増加して115万トンとなった。

単発機関搭載の水中翼船を禁止 ベトナム

ベトナム運輸省は機関を１基しか搭載しない水中翼船の許可を発行しないことをゼンチクの関係機関に通達、9月1日から適用される（8月21日SGGP)

過去単発機関搭載の水中翼船では事故が多発していた。2012年には海上で乗客を輸送中の事故が6件発生している。よって関係機関は安全対策、航路、出発地、船の状態など許可を発給する前にチェックすることが必要である。

高速船の管理に関し、ベトナム内水面行政機関にメデイアを通じて船主と救助機関との間のホットライン情報を流すように要請している。このホットラインは乗客が緊急時に助けを求められるよう設置されねばならないとしている。