memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

ジブラルタルのコンクリート塊の投入は環境犯罪か?  EUが判定する

2013-09-10 00:01:25 | 水産・海洋
EUはジブラルタルによる70個のコンクリート塊の投入が合法か否かを判定するとEU報道官のOlivier Baillyが報じた。来月にはこの紛争海域に調査団が向かうと(8月17日MP)

「EU委員会はスペイン漁民の苦情に対応しEU環境法規に違反しているかどうかを判定する」と。日曜日、ジブラルタル第一首相のFabian PicardoはEUにはセメントの塊を引き上げるようジブラルタルに命じる権限は有していないと発言。スペインの地元漁民らはこれが漁民の活動を阻害していると非難している。ジブラルタル側は漁礁としての目的と主張。
このセメントの塊の投入により両国国境における大渋滞が発生している。

スペイン警察が潜水調査をしたことに反発    英領ジブラルタル

2013-09-10 00:00:46 | 海事
ジブラルタル総督Sir Adrian Johnsはこの行為はジブラルタルにおける英国主権の著しい侵害であると発言した(8月24日BBC)

同氏はこの行為は現在の漁業を巡る紛争の解決には役に立たないと。紛争に起因して国境車列の渋滞が生まれている。一方スペイン側はジブラルタルによるコンクリート塊の投入がスペイン漁業を阻害していると主張している。先月ジブラルタル政府が海洋生物の活性化のためにとして74個のコンクリート塊を海底に投下している。 写真によればGuardiaの民間ダイバーがブロックの計測を行っていることがわかる。ダイバーはスペイン国旗を持って水中写真を撮りその様子をツイッターに掲載した。

ジブラルタル政府は人工漁礁を構築する権利があるとしスペインの行動は「英国量ジブラルタル水域に対する侵犯行為だ」とし、緊張を増すだけだと。スペイン政府はその沿岸沖の水域の所有を主張、英国側の行為は意図的にスペインの漁業を妨害するものだと主張している。警察のダイバーの写真が流れる前にはジブラルタルの第一首相はスペイン地元漁民59人の水域への許可を認めていた。(以下省略)

フカヒレ採取禁止  インド

2013-09-10 00:00:21 | 
中国の需要によりフカヒレだけを目的にした漁が増えている。インド政府は絶滅危惧種保護の目的でフカヒレ採取を禁じた(8月26日REUTERES/CBCNEWS)

フカヒレを採取したあとサメは海中に投棄され、餌をとることも泳ぐことも出来ずに魚は海底へと沈んで行く。中国で美味とされるフカヒレスープの需要が原因である。インドは数十種類のサメの中から絶滅の恐れのあるシュモクザメ、ジンベイザメなど数種類をリストにあげた。月曜日に発表された環境省の新政策では, 切り離された鰭の所有を発見された場合漁民は絶滅危惧種を漁獲したことで7年間の懲役を求められる。フィレだけでその魚種を判定することは難しいため。

世界的に、サメは減少している。一部の種類では30年前の数の10%にまで減少した。このサメの終焉は海洋生態系の健全性を損なう。最上位にある捕食者により魚類やカメの資源は維持されている。毎年1000万尾以上のサメが殺されている。中国市場のためのフカヒレ採取が世界最古の魚類の大きな脅威となっている。インドはインドネシアについでせかい第2位のサメ漁獲国で、この2カ国だけで世界全体のサメ漁獲の2割を占めていると国際野生動物監視機関のTRAFFICが報じている。

ほとんどのインドf漁民はサメを食べる為に獲るが彼らはその骨や鰭を輸出する。しかし今や鰭の採取はいったん陸揚げしてから切り取らねばなないことになった。昨年インド漁民は480万ドル相当のフカヒレを中国に輸出した、これは2010年の金額1130万ドルの半分以下ではあるが、依然需要があるのだ。