memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

インターポールが警告 漁船の犯罪で

2013-09-21 00:01:37 | 海事
ノルウエーの当局がインターポール(Interpol国際警察機構)加盟の190カ国に警告を発した。ある外国漁船が組織的な漁業犯罪を行っている疑いがあるというもの(9月16日FUD)

この漁船はリビア船籍であり、この時点で乗組員の国籍は知られておりいずれも犯罪容疑はないとされる。しかしインターポールが違法操業行為について捜査を行うのは今回が始めてである。インターポールは従来の意味での警察力ではない。単一の制服を着ているわけではない。しかし機構の傘下にあり、世界中の警察がその業務を効率的に行うためのツールやサービスを提供するもの。また、訓練、専門捜査官に支援、関連するデータや通信チャンネルの確保を行う。

ノルウエー労働党政権の漁業および沿岸省のLisbeth Berg-Hansen大臣, Fisheries 「インターポールと歩調を合わせ、違法操業取締りの新しいツールとして、ノルウエーはこの海域での酢動的な役割を喜んではたしたい」と発言。漁業犯罪は国境を越える形の犯罪ネットワークが増加しているところから、これに打ち勝つには国際協調が必要であると。

サバの交渉は合意なく終了    アイスランドとEU

2013-09-21 00:00:53 | 水産・海洋
アイスランドとファロー諸島およびEUとノルウエーの代表団によるサバ紛争解決のための協議が、アイスランドの招待により先週レイキャビックで行われたが合意に達せずに日曜日に終了した(9月10日Icelandreview)

アイスランドは今年独自に漁獲枠123,000トンを設定、サバ枠の17%の割り当てを要求していたとFréttablaðiðが報じている。ファロー諸島もまたEUやノルウエーの受諾枠以上の取り分を主張していた。これによりEUによるファロー諸島に対する制裁が生まれ、またニシンの乱獲の疑惑まで生まれていた。このことはアイスランドについても同様である。先週末の交渉は非公式のものでこれに続く公式交渉は10月末にロンドンで行われる予定。

少なくとも2人が溺死、23人が救助された   キューバから脱出しようとして

2013-09-21 00:00:20 | 海事
国を脱出しようとした人々がボートの沈没で溺死し、また救助を受けた。国境警備隊はこのグループの支援を3日にわたり拒否していたと生存者の一人が語った(9月10日miami herald)

生存者のうちの一人Mirja Yancy Naranjo Ortizは反カストログループのキューバ独立民主グループCIDに属しているが, 火曜日に2人の溺死体が発見され、他の23人はキューバに戻ったという。「 我々の行動はオデッセイで、冒険だった」とかつてキューバの女子ソフトボール・ナショナルチームのNaranjoが東キューバのManzanilloの地元から電話でEl Nuevo Herald に伝えた。彼女の番号を直ちに確認する手立ては今のところない。

Naranjoによれば26人は9月1日午前3時半頃Manzanillo近くのCauto河に集合、しかし午前10時には依然川の中で国境警備隊のボートに発見された。「我々を転覆させようと大波を立てるが我々のボートは大丈夫だった」 「彼らは我々を阻止しようとした。我々はw叫び声を上げ死ぬ覚悟は出来ていた。でも後戻りはしなかった」と彼女はいう。

パトロールボートは沖合い1海里までグループに付き添ったあと反転しもどっていった。しかし他のボートが現れ大波を立てたのが午後3時頃でChcharillaと呼ばれるところだったと彼女のNaranjoはいう。 グループは前進を続け3日の午後8時頃にボートに水が入り始めた。そこで彼らは携帯電話でManzanilloの親類を呼びだし国境警備隊の救助を要請したという。しかし警備隊は夜間の出動は禁じられていると応えた。

ボートが沈没したあと男10人とNaranjoをふくむ女性2人のグループは暗闇の中を何時間も泳ぎようやく航路標識にたどり着いた。そこで彼らはよじ登り休息をとったという。翌朝になって"二人の爺さん"という名の小型漁船が女性二人を救助。残る男性らに食べ物を与えたあと現場を離れ陸に戻った。さらに4人を救助したときには一人が溺死していたと生存者はいう。6人が拘束され、Naranjoは地方の中心のBayamoに搬送され、日曜日まで拘束されたという。彼女はManzanilloに戻った後、この話をCIDの活動家のUbaldo Leonにした。彼はこの話を月曜日ウエブサイトで公開した。Naranjoは他の7人は負傷し木曜日遅くまで砂州の上にいたところを別のボートに発見されたという。漁民は国境警備隊に通報したところ救命具を与えたが船には載せなかったという。(以下省略)