ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

閉店間際の「交通飯店」に行き、(たぶん)最後の食事をする(交通会館の店も、どんどん撤退・閉店している)

2022-03-23 00:00:00 | 身辺雑記

有楽町にある東京交通会館の地下に、「交通飯店」という好き物には知られた中華料理屋があります。チャーハンや餃子で有名な店かと思いますが、この店に最近行っていないからまた行ってみようかなと考えていたら、「おいおい」の事態です。閉店になってしまうのです。記事を。

ありがとう「交通飯店」! イチローも愛した有楽町の老舗町中華がこの3月で幕

>有楽町駅の目の前にある東京交通会館。

その地下1階に一軒の老舗の町中華がある。「交通飯店」だ。

1965年創業。イチローの愛する名店としても知られ、サラリーマンを中心に連日常連客で賑わう人気のお店だ。

この「交通飯店」が3月31日のランチタイムをもって幕を下ろすという。その発表とともに、閉店の噂を聞きつけた常連客が毎日行列を作っている。

都会のど真ん中で時の止まったような昭和そのままの空間。

店主のカンカンカンという中華鍋の音をBGMに、餃子やニラレバをつまみにビールで喉を潤したものである。

(以下略)

ネットで「交通飯店」と検索したら、「交通飯店 閉店」という予測の検索ワードが出てきて「まずいな」と思ったら、これでした。これはまずい。この記事が発表されたのが3月13日、14日にさっそく行ったのですが、遺憾ながらこの日は食事ができませんでした。仕方ないので、ちょっと無理をして、昨日(3/22)行ってみました。仕事の都合ほかで、この日を逃すと行くのがさらに大変になります。平日しか営業していない店です。

午前9時(開店は11時)に行ったらすでに並んでいました。私は10番目です。すぐに次の人も並びます。しばらくして店のおかみさんが出てきて、列が大量に過ぎてほかの店に迷惑にもなるので、整理券を配るといいます。最初が10人というので、私は最初の客になれました。ただ餃子が、最初の作りが満杯になったので餃子なしです。餃子を注文したければ後のほうになりますが、当方チャーハンだけを食べたいので、それでOKとしました。そういうわけで、私の整理番号は9番でした。上の22という丸数字は、たぶん3月22日の意味でしょう。

私がこの店で過去食べたのは、2回です。1回は、菅義偉が自民党総裁になった日ですので、2020年9月14日です。店で放送されているテレビで総裁選の中継をしていたのが記憶に残っています。

カウンターとテーブルがありまして、私は単独の客ですが、テーブル(1人掛け)に案内されました。水とたくあんは、最初からセットされています。

メニューです。価格は記載なし。

イチローの色紙です。

これは「大」です。価格は850円。おいしくもちろん完食します。これくらいなら、私ならじゅうぶん食べきれます。おいしくいただきます。店の女性に会計を済ませます。3回目にして、この店での食べおさめです。

なおこういった量の多いものを食べる際は、早食いに限ります。私は早食いなので太っているのです。

退店時、つぎのような掲示がありました。

なお上で引用した記事の最後は、次のようにまとめられています。

>新型コロナウイルスの影響に合わせて、店主の高齢化もあり、交通会館では2020年頃から閉店が相次いでいる。

たしかに飲食店の廃業も多いですが、地方自治体のアンテナショップなども閉店していますね。これは正直、そろそろ東京交通会館の建て替え、再開発がいよいよ間近ということになるのかもですね。ここはもともと東京都と三菱地所の合弁事業だったわけで、竣工してから60年弱となると、そういうことになるのかなと思います。昨年夏の記事を。

>三菱地所、有楽町の再開発始動 有楽町ビルなど2棟閉館

2021年7月28日 12:30

三菱地所が有楽町地区(東京・千代田)の再開発計画に動く。28日、有楽町ビル、新有楽町ビルを2023年をメドに閉館することを決めた。閉館後は両ビルを取り壊し、オフィスビルや物販店などで構成する複合ビルに建て替えるもようだ。同社は有楽町でエンターテインメントを生かした街づくりを目指しており、大手町など近隣のビジネス街とは異なる魅力を発信していく。

有楽町ビルと新有楽町ビル(同)を23年にも閉館する。有楽町ビルは地上11階で1966年5月に竣工した。新有楽町ビルは地上14階建てで、延べ床面積は約8万3000平方メートルと有楽町ビルの2倍の広さを持つ。67年1月に完成し、両ビルとも完成から50年以上がたっている。

(中略)

有楽町周辺には東京国際フォーラムなども立地し、エンタメのほか国際的な会議や展示会などを生かした街づくりを進める方針だ。三菱地所は将来的に、有楽町駅前の東京交通会館といった広いエリアで有楽町の再開発を視野に入れており、街の魅力を高め都市の競争力を引き上げる考えだ

有楽町ビルなんかも私はいろいろ世話になっているので、ここの取り壊しというのもやっぱり残念ですが、東京交通会館はこれよりちょっと早いですからね。やっぱり同じような運命かなと思います。昔ながらの雰囲気私好きなんですけどね。新橋駅あたりの複数のビルも、いつまで建っているか。

「交通飯店」の閉店も近いので、食べに行ける方はぜひどうぞ。

コメント
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