ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

大川小学校の判決を聞いて、「ポセイドン・アドベンチャー」を思い出す

2016-10-31 00:00:00 | 映画

先週話題になったこちらの裁判の記事を。記事は読売新聞です。

>「津波襲来予見できた」大川小犠牲、学校に過失

2016年10月26日 22時03分

 東日本大震災の津波で犠牲となった宮城県石巻市立大川小学校の児童23人の遺族らが市と県を相手取り、計23億円の損害賠償を求めた訴訟で、仙台地裁は26日、市と県に対し、計約14億2658万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 高宮健二裁判長は、当時、市の広報車が高台への避難を呼びかけていたことなどから、現場にいた教員らには「津波が襲来することを予見し、認識できた」とした上で、すぐそばの裏山へ避難させずに児童らを死なせた過失があったと認定した。

 訴えていたのは、死亡・行方不明となった児童23人の遺族ら29人。判決によると、地震発生後、教員らの指示で児童は校庭に避難した。児童らは校庭に待機後、約150メートル離れた交差点付近の「三角地帯」と呼ばれる北上川堤防近くの高台への移動を開始。川をさかのぼった津波が堤防を越え、移動開始直後に巻き込まれた。児童74人、教職員10人の計84人が死亡・行方不明となり、当時学校にいて助かったのは児童4人と教員1人だった。

この事件での、原告側勝訴、市・県の敗訴は妥当だと思いますが、ただ行政側は控訴する見通しのようですね。上にもありますように、Wikipediaの「石巻市立大川小学校」の記述を借りますと

>2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)に伴う津波が地震発生後およそ50分経った15時36分頃、三陸海岸・追波湾の湾奥にある新北上川(追波川)を遡上してきた。この結果、河口から約5kmの距離にある同校を襲い、校庭にいた児童78名中74名と、教職員13名中、校内にいた11名のうち10名が死亡した。スクールバスの運転手も死亡している。

学校の管理下にある子どもが犠牲になった事件事故としては戦後最悪の惨事となった。

ということです(注釈の数字は削除。以下同じ)。

さらに

>地震発生から津波到達まで50分間の時間があったにも関わらず、最高責任者の校長不在下での判断指揮系統が不明確なまま、すぐに避難行動をせず校庭に児童を座らせて点呼を取る、避難先についてその場で議論を始めるなど学校側の対応を疑問視する声が相次いだ。普段から避難に関する教育を徹底し児童らだけの自主的避難により99.8%が無事だった釜石の全小中学校や、地震直後より全員高台に避難させ在校児童が全員無事だった門脇小学校と対照的とされた。宮城県が2004年3月に策定した第3次地震被害想定調査による津波浸水域予測図では、津波は海岸から最大で3km程度内陸に入るとされ、大川小学校には津波は到達しないとされていた。そのため大川小自体が避難先とされていたケースもあり、実際に地震の直後高齢者を含む近所の住民が大川小学校に避難してきた。石巻市教育委員会は2010年2月、各校に津波に対応するマニュアル策定を指示していたが、被災後の議論で教育委員会は、学校の危機管理マニュアルに津波を想定した2次避難先が明記されていなかった点で責任があると認め、父母らに謝罪している。

ということです。つまりまともに避難せずに、教職員と生徒が、ほぼ全滅に近い被害を出したのは、この大川小学校くらいだったようで、それも遺族たちにとっては、ひどく心が痛むところです。それで、この件について、inti-solさんが非常に参考になることを書いておられます

>刻々と津波が迫る中、40分以上の時間を空費した挙句、間違った結論を出したことは、最悪というしかありません。ただ、それが人間のもつ抗し難い性質の一つであることも事実です。
津波警報が出ているけれど、本当に津波は来るのか、来ないんじゃないか、そう思った(あるいは思いたかった)から、一刻を争うという危機感が乏しかった。津波が来たらみんな飲まれて死ぬ、という、あまりに深刻すぎて想像もしたくないような危険性に実感がなく、子どもを裏山に避難させても結局は津波は来ず、けが人でも出たら、後で保護者からクレームが、というような「より身近に感じられる」危険性が判断を左右した、案外そんな心理だったのではないでしょうか。ある種の条件下では誰もが陥る可能性のある、心理的陥穽でしょう。

この件に関しては、この記事を読んでいるあなたがもし大人だったら(たぶん大多数の人はそうでしょう)、自分がこのとき大川小学校の教員だったらどう行動したかなと考えるのも有益かと思います。はたして私(あなた)は、このとき「そんなこと言っている場合じゃない。すぐ(より高い)裏山に避難しよう」と言えたか。言って、もし他の教員たちが賛同しなかったらどうしたか。いろいろ考えさせられます。

inti-solさんは続けて、

>私が個人的にこの一件から汲み取ったのは、

としたうえで、

>避難マニュアルやハザードマップは参考にするにしても、そこに書いていないことも起こり、書いていない場所にも被害が及ぶことも当然あると認識すべき
避難はとにかく時間が命
希望的観測は、そこに根拠となるものがあるかどうかを理詰めで考えるべき
群集心理、他人に流されるのではなく、自分が危険と判断したら、せめて自分自身とその影響力が及ぶ範囲だけでも、ただちに行動すべき

と書いておられます。

それで、私が思い出したのが、今シーズンの「午前十時の映画祭」でも上映された映画「ポセイドン・アドベンチャー」です。原作は読んでいないので、映画の話をさせていただきます。

「ポセイドン・アドベンチャー」では、豪華客船ポセイドン号が、海底地震による大津波で転覆してしまいます。それでニューイヤーズイヴのパーティーが開かれている会場も、当然反転してしまいます。船のスタッフは、救援隊が来るまでここで待機しようと主張し、主人公である牧師(ジーン・ハックマンが演じました)は、もはや救援隊など来ない、いずれ浸水して死んでしまうから、いまのうちに船底(この場合船の最上部)に行こうと訴えます。

けっきょく8人だけが牧師に続き、残りの人たちはその直後に起きた浸水により、水に飲まれてしまいます。

もちろんこれは映画であり、パーティーの会場の客たちと大川小学校の生徒たちでは立場も何も違いますが、しかし上のinti-solさんがお書きになっていることとだいぶ話が重なるような気がします。

>避難マニュアルやハザードマップは参考にするにしても、そこに書いていないことも起こり、書いていない場所にも被害が及ぶことも当然あると認識すべき

船のスタッフは、船が転覆するなどということを想定していなかったわけです。それだから、救援を待とうという間違った判断をしてしまいました。

>避難はとにかく時間が命

映画では、牧師の説得を受けなかった人は助かるに至りませんでした。まさに時間は命です。

>希望的観測は、そこに根拠となるものがあるかどうかを理詰めで考えるべき

牧師についてこなかった人たちは、まさに根拠のない希望的観測に流されてしまったのだと思います。それが命取りになりました。

>群集心理、他人に流されるのではなく、自分が危険と判断したら、せめて自分自身とその影響力が及ぶ範囲だけでも、ただちに行動すべき

まさに、自分の考えで行動した人が助かったわけですし、また映画に出てくる歌手(キャロル・リンレイ)は、声をかけてくれた雑貨商レッド・バトンズ)の説得に応じて、九死に一生を得ることができたわけです。

原作者のポール・ギャリコや脚色したスターリング・シリファントらが、どれくらい人間心理を取材して小説を書いたり脚本を書いたのかは知りませんが、このあたりはさすがだと思います。名作とされている映画は、やはりそのあたりはしっかりしています。

大川小学校で犠牲になった教職員、生徒のご冥福をお祈りすると同時に、この記事に全面的にアイディアをいただいたinti-solさんに感謝を申し上げてこの記事を終えます。

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アイルランド・英国紀行(2015年9月)(47)

2016-10-30 00:00:00 | 旅(英国・アイルランド)

朝食をいただきます。このホテルは本日でチェックアウトですが、ゴールウェイにはもう1泊します。

今日は、かのモハーの断崖その他へ行きます。映画『ライアンの娘』の冒頭に登場するあの場所です。ただ『ライアンの娘』の舞台はディングル半島という設定なので、リアリズムではなく、映画の劇的な要素を高めるものです。ディングル半島は今回はいけませんでしたが、また行かねばなりません。

天気が悪いと、旅行にはいろいろ支障をきたします。

ここが今日泊まる予定のB&Bです。「地球の歩き方」に載っていたので安易に予約したのですが、別に空き部屋はいくらでもあるみたいでしたので、予約の必要はなさそうです。

大きめの荷物だけ置かしてもらい、バスターミナルへ行きます。

英国では、バスの意味で「coach」がよく使われます。アイルランドもご同様なんですかね。

中で、私が乗るバスの発車を待ちます。

写真に写っている3人は、バス会社、旅行会社の人たちの模様。

こんなふうに適当に待ちます。

バスに乗ります。私は前のほうに座ります。こういう場合、最初のほうで座った場所にずっと座りますから、最初にいい席を確保するのがポイントです。

左側通行なのは、日本人にとっては落ち着くところはあります。

 

ラグビー場があります。

写真を見てから気づきましたが、女の子のためのラグビーの日だったんですかね?

すぐ牛がたむろっているようなところに出ます。

このような家もあるわけです。

 

道路標識も、一応ゲールゴのほうが上ですね。ただし文字は英語のほうが太くなっています。

城があります。ここで最初の観光です。

 Dunguaire Castleなる城です。

 

バス近辺にいても仕方ないので、城に向かいます。

 

 

 中は有料だといわれたので、それなら金を払ってまで中を見学する気もしないので、周辺を歩きました。なおこの城は、「Guns in the Heather」なるディズニー映画でロケーションに使われたとのことです。

バスに戻ります。

(つづく)

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アイルランド・英国紀行(2015年9月)(46)

2016-10-29 00:00:00 | 旅(英国・アイルランド)

そういうわけで、音楽系のパブとガイドブックに載っていたパブに入ってみます。ギネスを注文します。しかし右の男性、すごい腹だな。

紙幣がかざってあるのがなかなかです。

こういう中でグラスを傾けるのもいいものです。

アイルランドのパブでは、やはりギネスが一番です。

女性も、なにか私に向って「なーんで写真撮るのよー」とでも言っているようです。

それで店の一角で演奏をしています。

別にライヴチャージがあるわけでもなく、アマチュアミュージシャンがヴァイオリン(フィドル

ギターやバンジョーも奏でられます。

ライヴをゆっくり堪能して店を出ます。

だいぶ人通りは減りましたが、それでもそれなりにいます。

路上でキーボードを弾いている人もいます。

ホテルに戻ります。ギネスでほろ酔い気分です。

こういう道を歩くほどの度胸は、私はありません。

アイルランドらしい光景・・・でしょうか。

ホテルにだんだん近づきます。

やっとホテルにつきました。

今日は1日充実していました。ではおやすみなさい。

(つづく)

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検察は、裁判員裁判での量刑を最大限尊重するんじゃなかったっけ

2016-10-28 00:00:00 | 社会時評

ずいぶん以前に私は次のような記事を書きました。

そんなことを言うのであれば、検察は今後裁判員裁判では、量刑不当の控訴はしないのかという話になる

その記事の中で私は、

>> 東京高検は25日、「一般市民の量刑感覚を個々の裁判に反映させるという裁判員制度の趣旨を損なう」とする上告趣意書を最高裁に提出し、要旨を報道機関に公表した。

という記事を紹介したうえで、

>こんなこと言っていたら、今後検察は、裁判員裁判に関しては、量刑不当による控訴をすべきでない、っていう話になりますよ。でも量刑不当で今後も控訴するんだろ?

>量刑っていうのは、無罪を争っているのでない限り裁判の最大の焦点であるわけで、裁判員裁判なら、上級審も地裁の量刑に倣うべきったって、検察、弁護側双方そうはいかんでしょ。弁護側がそういう主張をするのならまだしも、公訴権を持つ国家機関である検察がそういう主張をするというのはどうかです。

個人的には、

>>一般市民の量刑感覚

より裁判官の判例と日々の勉強に基づいた判断のほうがよっぽど信頼できると思いますが、 量刑に市民感覚を適用するとは、まさに悪しきポピュリズムもここに極まったりです。

と批判しました。

それで、別にこの件が、最初の事例ということもないのでしょうが、「どうもなあ」という事例がありました。

>時事ドットコムニュース>社会>福岡女児殺害、双方が控訴

 福岡県豊前市で小学5年の女児=当時(10)=が殺害された事件で、福岡地検小倉支部は13日、殺人罪などに問われた内間利幸被告(47)を無期懲役とした福岡地裁小倉支部の判決を不服として控訴した。検察側は死刑を求刑していた。
 内間被告も12日付で控訴した。弁護側は有期刑が相当だと訴えている。(2016/10/13-18:02)

量刑不当で控訴しているじゃないですか(笑、いや笑っちゃいかんですね)。

別に、児童への性犯罪で殺人をした人物は1人の被害者であっても死刑にするという判例があるわけでもありませんから、これは実質完全な量刑不当の控訴ですよね。上の上告趣意書と全然そぐわないじゃないですか。まさか、上の上告趣意書は東京高検が出したもので、今回の控訴は福岡地検小倉支部によるものだから関係ない、なんてことは言わないでしょうねえ。こんなのは、この事件が死刑が妥当かどうかなんて以前の問題です。何をいまさらですが、検察というところもその場しのぎのデタラメなところです。

もっともそういうことを言い出すと、検察の上訴権というのは妥当かという問題があります。再審ですら、検察は上訴権があるわけで、それで名張毒ぶどう酒事件は1審無罪が逆転死刑になりましたし、1度再審決定が下ったのにそれがまたひっくり返ったわけです。袴田事件もご同様。現在東京高裁で審理中です。こういったことも、是正しなければいけないことだと思います。

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高樹沙耶(益戸育江)みたいな、やせている薄幸げな女性はわりと好みだ

2016-10-27 00:00:00 | 美女探求

私の女性の好みというのを考えると、やせていて薄幸げな女性というのがあるなと思います。

アニセー・アルヴィナとか

フランソワーズ・ドルレアックみたいな女性は、だから私は好きなのです。アニセーは4人のお子さんに恵まれましたが、若くしてガンで亡くなり、フランソワーズは不慮の事故で25歳で焼死しました。

さて、(元)女優の高樹沙耶(益戸育江)が、大麻関係で逮捕されました。彼女も、美人でいかにも線の細い薄幸げな雰囲気の強い女性だったと思います。

元女優の高樹沙耶容疑者 大麻所持の疑いで逮捕

10月25日 11時53分

国内で禁止されている医療用の大麻の解禁を訴える活動を行っていた元女優の高樹沙耶容疑者が沖縄県内で大麻を隠し持っていたとして25日厚生労働省の麻薬取締部に大麻取締法違反の疑いで逮捕されました。
高樹容疑者は、「私のものではない」と容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは、沖縄県石垣市に住む元女優の高樹沙耶、本名、益戸育江容疑者(53)です。厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部によりますと、高樹容疑者は沖縄県の石垣島の自宅で乾燥大麻を所持していたとして大麻取締法違反の疑いが持たれています。

高樹容疑者は女優を引退したあと、国内で禁止されている医療用の大麻の解禁を訴える活動を始め、ことし7月に行われた参議院選挙では東京選挙区から立候補し、大麻取締法の改正などを主張しましたが、落選していました。

石垣島では同じ活動を行っているメンバーと共同で宿泊施設を経営していて、麻薬取締部は25日自宅などを捜索して乾燥大麻数十グラムと吸引用とみられる巻紙やパイプなどを押収し、一緒にいた男2人も大麻取締法違反の疑いで逮捕しました。
高樹容疑者は調べに対して「私のものではない」と容疑を否認しているということです。
5年前に石垣島に移住
高樹容疑者はモデルや女優として活動し、数多くのテレビドラマや映画などに出演していました。5年前の平成23年、沖縄県の石垣島に移住し、翌年、芸能事務所も辞め、自然とともに生活する「ナチュラリスト」を自称するようになります。

日本で禁じられている医療用の大麻の利用を認めるよう訴える団体に所属し、自身のブログやツイッターでは「医療用大麻は治療に役立ち認知症予防なども期待できる」などと主張していました。

一方で、大麻について「18歳くらいに初めて知りました。時折食べたり吸引しました」とか「個人の感覚からすればお酒、たばこ、チョコレートよりも安心で安全で多幸感が得られる」、「アンチエイジングにもよい」などという書き込みも行っていました。

(後略)

引用した記事にもあるように、彼女は今年の参議院選に、大麻解禁活動を主張して立候補したくらいで、正直今回の逮捕もそんなに意外ではないのですが、彼女もどこかで一線を越えちゃったんでしょうね・・・。いや、私は麻薬をやったことはありませんが、大麻は煙草ほど体に悪くはないとは思っています。私は、酒は旅行に行ったら飲みますが、煙草はすいません。いや、大麻もする気はありませんが。

実は、高樹沙耶は、かつてはわりと脱ぎっぷりが良かった女性でした。今は立場も年齢も、脱ぐ状況でもありませんが、美人で脱ぎっぷりがいい女性というのは貴重ですから、彼女のヌードをご紹介します。なお彼女は、主演した映画の主人公の名前を芸名にしています。「早乙女愛」と同じパターンです。

 

あらためてみても、彼女は美人だと思います。

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肝付兼太氏の死でちょっと考えたこと

2016-10-26 00:00:00 | Weblog

声優の肝付兼太氏が亡くなりました。記事を。

>声優の肝付兼太さん死去 『ドラえもん』スネ夫役
オリコン 10月24日(月)12時41分配信

声優の肝付兼太さん死去 『ドラえもん』スネ夫役
80歳で亡くなった声優の肝付兼太さん
 声優の肝付兼太(本名・肝付兼正【きもつきかねまさ】)さんが20日、肺炎のため死去した。享年80。所属事務所が発表した。葬儀は家族葬にて執り行われた。

イヤミ、じゃじゃまる… 声優・肝付兼太さんのプロフィール

 肝付さんは1935年11月15日生まれ。鹿児島出身。1979年から2005年まで『ドラえもん』でスネ夫役を務めたほか、『怪物くん』のドラキュラ役や『それいけ!アンパンマン』ホラーマン役、子供向け番組『にこにこぷん』のじゃじゃまる役などで人気を博した。

 同時期に『ドラえもん』でジャイアン役の声優だった、たてかべ和也の葬儀(2015年6月)では、肝付さんが弔事で「大きな声で呼んでみたい…ジャイアーン!」と祭壇に向かって呼びかけていた。

のび太の声を担当した小原乃梨子の話を。

>2016-10-24 16:40 56 

のび太役・小原乃梨子、“スネ夫”肝付兼太さん追悼「まだまだご一緒にお仕事したかった」

 『ドラえもん』のスネ夫役などで知られる声優の肝付兼太(本名・肝付兼正【きもつきかねまさ】)さんが20日、肺炎のため80歳で亡くなった。『ドラえもん』で、のび太役(先代)として肝付さんと長年にわたり共演してきた声優・小原乃梨子(81)は24日、所属事務所を通じ「ただ驚いております。まだまだご一緒に楽しいお仕事をしたかったのに、残念でなりません」とコメントし盟友の死を悼んだ。

▼コメント全文
「肝付さんの突然の訃報に接し、ただ驚いております。
昨年11月、山形映画祭のトークショーに、肝付さんと野村道子さん(しずかちゃん役声優)と私も参加したのですが、とてもお元気で、軽妙なトークでファンを沸かせていました。今年5月、体調を崩されたと聞き、野村さんと激励のお食事会を企画したのですが、入院され実現しませんでした。いまとなっては、とただ悔やまれてなりません。

肝付さんとは、たくさんの作品で共演しましたが、ユニークな役作りと同時に、スタッフにもキャストにも細かな心遣いを忘れず、いつも笑いの中心にいて、みんな大好きな方でした。

まだまだご一緒に楽しいお仕事をしたかったのに、残念でなりません。心からのご冥福をお祈り申し上げます。」

 同日、テレビ朝日の『ドラえもん』公式サイトも「多くの子どもたちに夢と希望を届けて下さった肝付兼太さんのご冥福を心からお祈りいたします」とコメントを掲載。

 声優仲間からも追悼の声が相次ぎ、古川登志夫(70)はツイッターで「謹んで哀悼の意を表します。初めてお会いしたのは『ドカベン』でした…」と回想。水島裕(60)はブログで「あの独特な声で、ニコニコしながら『裕ちゃ~ん、一週間、元気にしてた?』と話しかけてくれたものでした」と偲んだ。

 肝付さんは1935年11月15日生まれ。鹿児島出身。1979年から2005年まで『ドラえもん』でスネ夫役を務めたほか、『怪物くん』のドラキュラ役や『それいけ!アンパンマン』ホラーマン役、子供向け番組『にこにこぷん』のじゃじゃまる役などで人気を博した。

小原乃梨子も81歳ですか・・・。それはそのくらいの年齢であることは、知識としては知っていますけど、うーんとちょっと考えないではいられません。なお記事にも出てくる野村道子は、1938年生まれとのこと。彼女も今年78歳ですが、ただ彼女は声優は引退しているようですね。彼女の夫は、故・内海賢二です。

肝付さんは、ほぼアニメの声優に徹していたようで、Wikipediaでは、

>洋画の吹き替えをすることはあまりないが、ウディ・アレンやジェリー・ルイスを担当した作品がいくつかある。「泣くも笑うもすでに出来上がっているものに合わせるだけの洋画の吹き替えは、『なぞりの芸』って事であまり好きではない。その点アニメは自分で考えてキャラクターを作っていくという面白さがある」と著書やインタヴューで語っている。

とあります。そうするとちょっと私には残念かな。彼の洋画での吹き替えをもっと聞きたかったと思います。

さて、すみません。声優さんの追悼記事でこんなことを書くのもどうかですが、この記事のタイトル

>ちょっと考えたこと

とはこういうことです。すなわち、肝付ってのは、すごい珍名だと思ったということです。肝付氏というのは鹿児島の戦国大名の一系であり、「兼」という字を名前に入れているわけです。織田家の「信」、徳川家の「家」みたいなものです。つまり由緒のある名前なわけですが、しかし他ではそうそう見る名前ではありません。私は、ずいぶん以前ですが、彼の名字が本名で芸名でないと知った時、「へえ」と思ったことがあります。当時は、「肝付氏」のことなんか何の知識もなかったものですから。なお、鹿児島というのは、わりと特徴のある姓が多いという話は聞いたことがあります。

それで、日本人というのはずいぶん珍名が多いなと思います。韓国・朝鮮なんか、「金」「李」「朴」なんて名前だけで4割を軽く超え、崔、鄭を加えれば半数を超えてしまうとか。上の円グラフはの上位5つが、その割合です。全種類が286だそうです。それに対して、(以上、韓国・朝鮮の姓については、Wikipedia「朝鮮人の姓の一覧」を参照しました。掲載した円グラフも同じ記事からの引用です)Wikipediaの「」によると、日本人の姓の種類は、

>30万種〜10数万種。

とあります。ずいぶん数に差がありますが、少ない方でも1人1姓としても、優に一定人口規模のある市を形成できるわけです。

それで、ちょっと私が、最近「おや」と思った記事を。

>【阪神】育成の一二三とトラヴィスに戦力外通告 

2016年10月1日12時25分 スポーツ報知

 阪神は1日、育成選手の一二三(ひふみ)慎太外野手(23)、トラヴィス投手(佐村トラヴィス幹久=22)に対し、来季の契約を結ばないと通告した。

 一二三は東海大相模高から2010年ドラフト2位で投手として入団。右肩を痛め2年目には野手に転向したが、1軍出場はなく2015年オフに育成選手契約を結び、今季はBCリーグ・石川に派遣されていた。

 西宮市の選手寮に姿を見せた一二三は「球団からは来季の契約はないということを言われました」と唇をかんだ。今後については未定で、11月12日に行われる12球団トライアウト(甲子園)への参加も「まだ分からない」と話した。

私は野球に詳しくないのですが、この「一二三」という名前には何となく記憶がありました。なぜかと思ったら、この珍名が頭に残っているのだということに気付きました。Wikipediaの記述によると、

>「一二三」という名字は父の実家がある熊本県八代郡を中心にわずかに存在する珍姓で、先祖は肥後国の侍である

とあります。はあ、世の中いろんな姓があるのだなと感心させられます。

ここで私の周囲の変わった名字の方々を読者の皆様にご紹介したいという欲望にかられますが、そうすると私の個人情報の問題があるので書けません。私の書きたい人の中には、自称「自分の一系以外ない名字だ」という人もいますから、いろいろ迷惑がかかってしまいます。ごめんなさい。

なんだかよくわからない記事ですが、肝付兼太さんのご冥福を祈って、この記事を終えます。

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現在の狭義の「文学者」で、ボブ・ディランほどの影響力のある人間がいるのか

2016-10-25 00:00:00 | 音楽関係(CD、コンサート、歌手その他)

ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞というのは、様々な点で波紋を呼んでいます。そもそも文学者でない歌手に受賞させるのはどうしたものかという問題もあるし、ディランがノーベル賞の委員会に連絡を取っていないというのも、いろいろ話題になるところです。

前に大江健三郎氏がノーベル文学賞を受賞した際、文化勲章の受賞は拒否した件で、本多勝一氏が大要「それはダブルスタンダードだ」と批判していましたが、かのジャン=ポール・サルトルのように、ノーベル文学賞を拒否した人もいます。そう考えれば、ディランは現段階では、受賞の拒否はしていないようですから、「斜に構えている」段階ではあっても、一応受ける気なのでしょう。授賞式に行くかどうかはともかく。ただしやはりここでうれしい態度を見せては、ボブ・ディランの名が廃る、というところなのかもしれません。

そういえば、杉村春子も文化勲章の内示を受けていますが拒否しました。建前としての理由はともかく、彼女も左翼ですから、たぶん天皇からもらう賞というのが嫌だったのでしょう。

ただディランの受賞でいろいろ考えるに、けっきょく今の時代、文学者で世界的な影響力のある人というのがどれくらいいるか、という問題が生じます。上にあげたサルトルや、そのライバル(?)のアルベール・カミュなどは、世界的に大きな影響力がありましたし、いまもある程度あります。しかし現代の小説家、詩人、その他の文学者で、世界的に大きな影響力を持つ人間というのを考えてみると、なかなか難しいところがあります。

極端な話、いまの時代でドストエフスキーやトルストイ並みの影響力のある文学者というのはいるのかということです。私はそんなに文学に詳しい人間ではありませんが、しかしけっこう自信をもって「そんな人はいない」ということが言えます。いいとかわるいとかではなく。

魯迅が長生きすれば、あるいは彼は、ノーベル文学賞を受賞したかもしれません。彼も、今日までいろいろな影響力をもつ文学者です。しかしいまの時代、なかなかドストエフスキーとかトルストイとまではいわずとも、魯迅くらいにも影響力のある文学者はいないでしょう。私の勝手な考えでは、たぶん上に書いたサルトルとかカミュあたりが、その種の文学者の最後かそれに近い人たちじゃないかなと思います。サルトルなどは、「アンガージュマン」なんてことばもあるくらいのたたかう文学者でしたが、政治的な意味合いだけではなく、世界にさまざまな影響力をもたらして知名度の高い文学者であったと思います。それで、それ以降は、やはり時代の変化とか社会の変化もあってか、世界に大きな影響力を与える文学者なるものは存在しにくくなっています。その他の著名な受賞した文学者、例えばヘミングウェイもスタインベックも、その活躍の時代を考えると、やはり1960年ごろがその種の分岐点かなと思います。ちなみにサルトルの受賞は1964年、カミュが57年、ヘミングウェイが54年、スタインベックが62年の受賞です。

そうなると、ディランの受賞というものにも一定の意味が出てきそうです。つまり現在の狭義の文学者で、ディラン以上の知名度、影響力のある人間は、たぶん、でなくて間違いなくいません。たとえばマリオ・バルガス・リョサ、トーマス・トランストロンメル、莫言、アリス・マンロー、パトリック・モディアノ、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィッチなんて言ったって、そんな名前の人たちを知っている人はそんなに多くないし、ましてや翻訳であっても、このような人たちの文学作品を読んだことのある人は、ろくにいないでしょう。上にあげた人たちは、読者の皆様の中にはご賢察の方もいるかもですが、2010年から2015年までのノーベル文学賞受賞者です。この6人の人たちの知名度全ての和と、ボブ・ディランのそれとでは、失礼ながら比較の対象にもならんでしょう。好きとか嫌いとか興味のあるなしはともかく、ボブ・ディランの知名度は世界的に高いし、またこれも好き嫌い、興味の有無以前の問題として、彼の歌は、人間どこかで聞いているわけです。

Wikipediaによると、ノーベル文学賞というのは、

>過去には歴史家のモムゼン、哲学者(オイケンベルクソンラッセル)など文学者以外の受賞者もいたが政治家のチャーチルの受賞を最後に文学者のみが対象と決められた

とあります。ディランを文学者と解釈するのは拡大解釈のような気がしますが、あくまで「広義の」文学者ということなんですかね。そう考えれば、映画監督なんかも今後はノーベル文学賞の対象にしてもいいかもですね。文学ではないですが、創造の世界という点で、文字(テキスト)を用いて創造をすることと、映像と音声などによっての表現活動を区別する必要があるのかなと思います。ノーベル文学賞ができた当時は、そんなことができる時代ではなかったとしても、現在は必ずしもそうではない。あるいは狭義の「文学」という枠にはめる必要もない時代なのかもしれません。

映画監督のノーベル文学賞というのは、現段階まだ考えにくいでしょうが、いずれにせよいろいろノーベル文学賞も変わっていくと思います。私なりにその軌跡を見ていきたいと思います。 

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香港には行けませんでした

2016-10-24 00:00:00 | 旅(香港・マカオ・広州・深圳)

本来なら本日は、このブログでよく書く記事、「無事に香港から帰ってきました」という記事を書くつもりだったのですが、あいにく香港には行けませんでした。

別に私が寝坊したとか、仕事が忙しくなって行けなくなったとか、そういう話ではなく、飛行機が欠航しちゃったのだから、どうしようもないにもほどがあるというものです。以下、私が受け取ったメールのスクリーンショットを。

 

>2週間以内の、空席のある同区間の弊社便に追加料金なしでご搭乗頂けます。

あいにく、そんなに休みはとれません(苦笑)。仕方ないから、払い戻しを受けることにしています。

おかげで、予約していたホテルは違約金100%、レンタルWiFi、旅行保険、どれも無駄になりました。ひどいものです。今年は、7月から12月まで、毎月海外渡航をする予定でしたが、もろくも崩れました。仕方ないので、そんなに遠くない時期に香港へ行くつもりです。その時はまた記事にします。

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アイルランド・英国紀行(2015年9月)(45)

2016-10-23 00:00:00 | 旅(英国・アイルランド)

もちろん予約もしていないのですが、なんとも高級気なムードのある店です。

お酒をいただきます。

日本では、こういう店に行くことはまずめったにありませんが、海外ではやはり足を運ぶこともあります。こういうところが旅の楽しみかもしれません。

私以外にも数組客がいましたが、正直とてもおしゃれな人たちでした。地元の人か旅行者かはわかりませんでしたが。

アジア系フュージョン料理というので、セットを選んでみました。

デザートで締めます。

味より雰囲気の店かもですが、たまにはこのような店に行くのも悪くないかもです。なおこの店のHPはこちら

店を出ます。これでホテルに帰っちゃおもしろくないにもほどがあります。夜はこれからです。

街の真ん中を歩いてみます。

多くの人々が、いろいろなレストランで食事をしています。屋外で食べてもよかったかもですね。

なかなかいいですね。

色彩が鮮やかでなかなかいいでしょう。

このグリーンのライトアップはなかなかいいですね。

この写真は、自宅のPCの壁紙の1枚にしました。

演奏をしている人たちがいます。

夜でも演奏しているミュージシャンはちょいちょいいます。日本より密度が濃いですね。

どこかのパブへ行って、またライヴを楽しもうかなという気がします。

 

こちらの人みたいですね。

こういったポスターもいいですね。

夜間作業中ですかね。電気関係かな。

それでは、どこかの店に入ってみましょう。

(つづく)

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アイルランド・英国紀行(2015年9月)(44)

2016-10-22 00:00:00 | 旅(英国・アイルランド)

やや時間がすっとんで、ゴールウェイの街につきました。韓国人女性と別れます。彼女は某ホステルに泊まっていました。良い旅を、といいました。彼女はアシアナ航空が好きだと言っていたのも、私としては話が合う(笑)というところかもです。私もコリアンエアよりアシアナのほうが好きなもので。しかし後になって考えてみれば、やはりこのとき断られること覚悟で女の子を夕食に誘ってもよかったのかもしれません。

別に目的もないのですが、どこかで夕食を食べようと、街をぶらつきます。

しかしこうやって歩いていても、実に人がいないですね。東南アジアとか中国とかですと、驚かんばかりに人がいますが、治安の問題もあるので、ここは少し慎重にですかね。

川に出ますと、あ、白鳥がいますね。

こういうのも、なかなか孤独な風景です。ホッパーの絵にありそうです。

なかなかきれいです。

 アップで白鳥を撮ります。

こちらのレストランで食事しようと思いましたが、満席だとかで断られました。

川の向こうへ行ってみます。

 

川に、きれいに空が写っていますね。

いろいろなレストランがあります。

ここはけっこう有名な店の模様。

こういう薄暮の時間もいいですね。

いろいろ店を見て回りますが、いまひとつピンとくる店がありません。どうしましょうか。

そうしたらこの店に遭遇しました。ゴールウェイまで来てアジア系フュージョン料理を食べなくてもいいような気もしますが、旅先での食事は、出たとこ勝負が一番面白い気もしますので、今日はこちらでいただくこととします。

(つづく)

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