昨日、お馬鹿な夫婦の
話を書きました。夫のほうはともかく、奥さんのほうは馬鹿になって夫に付き合っているのでしょうが、それにしても普通の人間ならあそこまで馬鹿な夫と行動を共にすることはしないでしょうから、やっぱり奥さんも馬鹿(という言葉が良くないのだったら、他人にはうかがい知れない神経)なんでしょうね。しかしこの夫婦といえども、安倍晋三の馬鹿ぶりには足元にもおよびません。
ちょっとこちらの
記事を引用。
>参院選 安倍、平沼氏ら保守勢力の連携強化
産経新聞 2010/06/10 17:46
自民党中心の保守系議員による勉強会「創生日本」会長の安倍晋三元首相とたちあがれ日本の平沼赳夫代表、日本創新党の山田宏党首の3氏は10日、都内で共同記者会見に臨み、菅政権打倒のため保守の立場から参院選での連携を強化していくと表明した。
自主憲法制定や集団的自衛権行使容認を基本政策とし、共同で街頭演説を実施して、保守票掘り起こしを目指す。安倍政権時代のキャッチフレーズ「戦後レジーム(体制)からの脱却」を再度掲げ、政権交代を実現したい考え。
安倍氏は、民主党が推進する選択的夫婦別姓制度や永住外国人への地方選挙権付与について「現政権は社会主義的政策を掲げており、日本は危うい。連携して参院選で頑張りたい」と強調した。
報じられている主張のお話にもならない馬鹿ぶりは毎度おなじみですが(どこが「社会主義的政策」だよ)、しかしこの記事、読めば読むほどおどろくべき内容です。
>都内で共同記者会見に臨み、菅政権打倒のため保守の立場から参院選での連携を強化していくと表明した。
安倍は現在自民党の執行部のメンバーではないんですよ。こんなことを執行部でもない人間が他党と会談して記者発表するなんて、正気の沙汰ではありません。
常識的に考えて、谷垣氏ら執行部が「そんなこと知らん」と言ったらこの人たちどうするんでしょうか。こんな重大なことを平気で行おうとする安倍っていったい何を考えているんでしょうか。
>安倍政権時代のキャッチフレーズ「戦後レジーム(体制)からの脱却」を再度掲げ、政権交代を実現したい考え。
てめえ、何を勘違いしているんだよ(馬鹿)。
安倍の馬鹿と勘違いぶりは、死ぬまで(いや死んでも)治りそうにありませんね。でもそれは大変いいことです。
それにしても、自民党の重鎮(馬鹿)かもしれませんが、自民党を代表する立場でない安倍とこんな約束をする平沼とか山田とかいう人たちも、いったい何をどうしようというのでしょうか。何をこの人たちは夢見ているのでしょうか。
それより何より、自民党の人たちは、この安倍の暴走ぶりをどう考えているんでしょうか。安倍のやっていることは、ほとんど自民党にたいする分党活動であり裏切り行為でしょう。でも自民党の執行部が安倍になにがしかの注意をしたとかいう話もどうも聞こえてきません。裏ではどうだか知りませんが、でもねえ。安倍のやっていることって、ことによったら除名、そうでなくても離党勧告くらいはされて当然でしょう。そんなこともできない(らしい)自民党は、本当に末期的症状なのかもしれません。
で、こっから先は、私の疑問です。私は自民党の党内事情とか全然知らないので、このブログの読者でもしご存知の方がいたら教えてほしいんですけど、安倍って、自民党にとって、そこまで気をつかわなければいけない、そこまで遠慮する、そこまで批判がはばかられる人間なんですかね。
安倍が国民的人気が高いとか、実務能力がものすごく優れているとか、その政治イデオロギーは他人を感服させるものがあるとか、選挙はものすごく強いとか、あるいは頭がものすごくいい(笑)とか、そういうことがあるんだったらわからんでもないんだけど(それにしたって程度の問題ですが)、安倍の人気は高くないし(産経新聞とかはべつとして)、実務能力の低さは絶望的だし、イデオロギーは国民から嫌がられているし(少なくとも好かれてはいないよね)、選挙は惨敗したし、頭は最高レベルの馬鹿(爆笑)。こんなやつのどこにそこまでの利用価値があるんでしょうかね。
まあ安倍に対して自民党の人たちが遠慮すれば遠慮するほど、それは私にとっては笑ってみていられるものですから構いませんけど、非常に不可解ではあります。
ただ産経新聞のこのような
社説を読むと、やはりある種の人間にとって安倍って特別な存在なのかと思います。
>保守結集 国家観めぐる論戦を期待
2010/06/14 07:12更新
【主張】
参院選に向け、与野党の動きが活発化している。その中で、注目されるのは自民党の安倍晋三元首相らの行動だ。たちあがれ日本の平沼赳夫代表、日本創新党の山田宏党首とともに、「日本を救うネットワーク」を設立し、選挙協力を行うと発表した。
趣意書で、永住外国人への地方参政権付与や選択的夫婦別姓制を「国家を解体し、家族を崩壊させる政策」と明確に批判し、「戦後レジームからの脱却を主旨とした健全な保守政権」の確立をうたっている。また、共同行動のための基本政策として、新しい日本国憲法の制定、集団的自衛権行使の容認、日米同盟の緊密化、教育再生などを掲げた。
超党派議連「創生『日本』」会長として参加した安倍氏は、「菅(直人)政権になり、現状は変わらないどころか、(左傾化が)加速される危険性に直面している」と述べ、保守勢力結集の必要性を訴えた。
安倍氏が自民党の谷垣禎一総裁ら執行部と別行動をとった形だ。国や憲法、教育のありようなどを軸にした新しい形態の選挙協力として評価したい。
自民党も、参院選に向けた政権公約(マニフェスト)の原案で、新憲法の制定、安全保障基本法の制定、外国人参政権と夫婦別姓への反対などを掲げている。だが、党内にリベラル勢力を抱えていることもあり、鮮明な保守色を出し切れていない。
一方、与党の民主党は、鳩山由紀夫政権から菅直人政権に代わったものの、党人事や組閣で、これまでの最高実力者だった小沢一郎前幹事長の影響力を薄めるとする“脱小沢”色だけが強調され、肝心の国づくりに向けたビジョンはほとんど示されていない。
菅首相は所信表明演説でも、戦後行政の大掃除や経済・財政・社会保障の一体的立て直しなどを訴えたが、憲法改正や教育改革の問題に触れなかった。民主党が鳩山政権のころから、憲法問題を避けてきたのは問題である。
先月、憲法改正手続きを定めた国民投票法が施行されたが、憲法審査会が始動していない。衆参両院とも委員が決まらず、参院は規程すらない。民主党がサボタージュしてきたためだ。
安倍氏らの保守結集の動きを機に、参院選で憲法改正問題をはじめとする国家観をめぐる与野党の本格論戦を期待したい。
一言。「馬鹿」。
> 自民党も、参院選に向けた政権公約(マニフェスト)の原案で、新憲法の制定、安全保障基本法の制定、外国人参政権と夫婦別姓への反対などを掲げている。だが、党内にリベラル勢力を抱えていることもあり、鮮明な保守色を出し切れていない。
産経新聞が、何をもってここまで口を出すんだよ(失笑)。
>安倍氏が自民党の谷垣禎一総裁ら執行部と別行動をとった形だ。国や憲法、教育のありようなどを軸にした新しい形態の選挙協力として評価したい。
政党の分裂をあおってどうする(馬鹿)。
ていうか、自民党って、それなりにリベラルな人がいたことが長期政権を可能としたという程度のことを産経ってやっぱり認めるわけにはいかないんでしょうね。
やっぱり安倍って、けっきょくのところ再度自民党の総裁になって日本の首相になりたいんでしょうね。そして自分の政権下で改憲をなしとげたいんでしょう。死ぬまで見果てぬ夢を見ていてください。