ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

関西の桜(2023年春)(10)

2023-12-04 00:00:00 | フォトログ

では京都市内に向かいます。

本線に乗り換えます。

祇園四条駅で降車します。

こちらにも「おけいはん」の宣伝がありました。女性の服がスカートなのが、古典的なジェンダー意識の表れです。

祇園白川へ向かいます。

いかにも京都らしい建物です。

きれいですが、やや落ち気味かな・・・。

このあたりはだいぶ葉桜です。

うーん、ちょっと来るのが遅かった、ですかね。前もって予定を立てているのでしょうがないことではありますが、これは宇治の桜が最高だったということで我慢しなければですかね。

この花びらです。

写真に写っている人たちは、外国からの観光客です。この記事発表の直前(11月27日)京都で紅葉見物をしまして、その時はあまりの外国人の多さに絶句しました。この時も十分多かったですが、さすがに先日ほどのことはない。

やはり日向の桜が早く散ります。

奥へ歩き進むと、ある程度花がまだついています。

このへんはだいぶいいですね。

(つづく)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『無宿』(やどなし)のロケ地である立岩に行った

2023-12-03 00:00:00 | フォトログ

このブログで次のような記事を書いたことがあります。

高倉健の気分(?)を味わってきた(映画『無宿』のロケ地を訪問する)

京都で、松本酒造の写真を撮ってきた(映画『無宿』(やどなし)のロケ地でもある)

「秋の乗り放題パス」を活用して、東海・関西方面をゆく(2)

映画『無宿』のロケ地を訪問した際の記事です。で、こちらで、私は次のように書いています。

3泊4日の関西方面の簡素な旅(2022年2月)(Day1)


この映画のロケ地で判明している(というか、私が場所を知っている)ところはあまりないのですが、後半の舞台である京都府京丹後市立岩に行ってみようかと思ったのですが、諸般の事情(つまりは、見学後に遊ぶ時間が少ないということ)で行くのは後日にしました。

その立岩に行ってきました。行ったのは、今年(2023年)11月26日です。つまりこの記事を発表した日の1週間前です。京都での紅葉見物の一環ですが、紅葉の方は後日またお見せするとして、今回は立岩に徹してご紹介。

峰山駅からバスで向かいました。途中は省略し、手前からの写真です。この橋の向こうに立岩があるはず。

老朽化が進んでいる?

ジャーン。こちらが立岩です。映画では、梶芽衣子を背負った勝新太郎が最初に立岩を確認するのがこちらのサイド。この映画はは勝プロダクション制作で、勝はプロデューサーでもあります。高倉健はゲストです。

波がかなり強く、けっこう奥まで押し寄せます。この日朝は、福知山市は曇っていたので、これはちょっと気分でないなあと思っていたのですが、京丹後市の現地に来たらちゃんと晴れてくれたので、うれしいにもほどがあるというものです。

写真は掲載しませんが、ここで近くでドローンを飛ばしている男性がいたので、その方に私の姿を取っていただきました。名前も知らないあなた、ありがとうございます。

別に説明する必要もないでしょうが、影は私です。いくつか野暮な影がでますことを乞うご容赦。

奥の方から、勝と高倉を狙う敵がやってきます。

このアングルが、立岩を紹介する際に一番使われますかね。

カメラのおかげですが、空の青さも悪くないですね。

ここで帰ろうと思ったのですが、立岩を触っていないことに気づきまして、まだ時間(帰りのバスの時間)があったので、せっかくなので行ってみることとしました。

釣りをしている人もいます。

真ん中に、人工物があります。

ではそろそろ戻ります。

他にもこの近辺のロケで調査したいこともあるのですが、本日は時間がないので立岩の撮影だけでがまんします。また新しいロケ地が見つかりましたら撮影におもむきますが、とりあえず『無宿』のロケ地撮影は、これで打ち止めにしたいと思います。ほかに知っているロケ地もあるのですが、それは現段階撮影は見送るということで。

なおこのロケ地調査に関しまして、下のサイトさん(「居ながらシネマ」)さんを参考にしました。いつもながら感謝を申し上げます。

『無宿』 (1974)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関西の桜(2023年春)(9)

2023-12-02 00:00:00 | フォトログ

さらに桜の写真を撮影します。

こうやってみると鳳凰堂もなかなかきれいです。当たり前か。

いやあ青空のもとの桜もいいですね。

たっぷり桜を満喫しました。宇治を後にすることとします。

駅へ向かいます。

「抹茶ラーメン」「抹茶餃子」というのがうまいのかどうか見当もつきませんがどうなのか。

このあたりがやはり無難です。

当然ながら観光客でごった返しています。

宇治駅にもどります。

これから京都市内に向かいます。

(つづく)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

窃盗癖かなと思ったら、やっぱりそうだったらしい

2023-12-01 00:00:00 | 社会時評

ちょっと読んだ記事を。


社会2023.11.28 17:30
羽田空港のラウンジで現金30万円など窃盗か、会社役員の男を逮捕

日本航空のファーストクラスの搭乗者などが利用できる羽田空港のラウンジで、利用者の男性から現金30万円などが入った財布を盗んだとして、会社役員の男が逮捕されました。

警視庁によりますと、コンサルティング会社役員の村田直樹容疑者は先月、羽田空港にある日本航空のファーストクラスの搭乗者などが利用できるラウンジで、会社役員の男性から現金30万円とクレジットカードなどが入った、およそ18万円相当の財布を盗んだ疑いが持たれています。

村田容疑者は大阪行きのファーストクラスのチケットを持っていて、ラウンジに入り、犯行に及んだとみられます。調べに対し、容疑を認めているということです。

村田容疑者は今月も同じラウンジでクレジットカードなどを盗んだとして、すでに逮捕・起訴されています。

これ読んだとき、あれ、この人窃盗癖じゃねと思いました。会社役員だから金はあるはずだし(もちろんない人もいます)、またファーストクラスの搭乗者などが利用するラウンジとのことですから、つまりはそういう点でも金はあるわけです(もちろん窃盗の常習者が、何らかの方法で入りこんだという可能性もあります)。で、それ以前にも窃盗をしているというので、しかも同じ場所で行うというかなりやばいこともしているわけで(当然複数の似た手口の犯罪があれば、施設も警察もマークします)、そういったことを冷静に考えていなかった犯罪者であることがわかります。これはどうも金目当てでなく窃盗癖じゃないかなと私は考えたわけです。で、やはりそうだったようです。こちらを


【独自】「日頃のストレスで鬱憤が溜まっていた」JALファーストクラスの羽田空港ラウンジ 富裕層から繰り返し窃盗か 会社役員逮捕

TBSテレビ
2023年11月28日(火) 13:58

(略)

捜査関係者によりますと、村田容疑者は男性が昼寝や食事をしている隙に犯行に及んだとみられていて、取り調べに対し、「日頃のストレスで鬱憤が溜まっていた」と容疑を認めているということです。

(後略)

やっぱりですね。予想通りです。具体的にどういうストレスがあったのかはわかりませんが、ともかくそういうことをすることがストレス解消のひとつの方法になっていたわけで、これではどうしようもないですね。おそらく会社も追われるでしょうし、奥さん子どももいる立場でしょうから、そうなると離婚とかそういうこともありえる。それらはご当人の不徳のいたすところで仕方ありませんが、ともかくこのような事態になる前に何とかならなかったという気はします。

拙ブログでも、この関係のことはいろいろ記事にさせていただいておりますが、今回はこちらの記事をご紹介します。前にも引用させていただいています。元マラソンランナーの原裕美子の関係です。

元女子マラソン日本代表は、こうして摂食障害を発症した

で、その時の、彼女の(現段階)最後の逮捕となっている万引きの際とその以前のくだりを引用します。


治療は一定の効果を見せていたが…
 捕まるたびに、罰金の額が増えるなど処分は重くなった。そして、昨年11月、宇都宮地裁足利支部で懲役1年執行猶予3年の判決を受けた。この裁判中から、専門病院に入院して治療を受けていた。一通りのプログラムが終了し、退院したのが昨年暮れ。食べ吐きの症状は続いていたが、万引きの衝動はなくなっているのを彼女自身も感じていた。

 裁判官と約束したように、買い物は家族と行くように努め、1人で外出する時にはバッグは持たず、財布だけを持って出るようにしていた。

 そんな今年1月中旬、新聞のネット記事の中で自分のことに触れられているのをたまたま目にした。「裁判は終わったのに、まだマスコミは自分のことを追いかけているのか…」と思った。常に誰かに見られているようなストレスが高じて、まもなく退院後初めての万引きをした。

実行行為は「よく覚えていない」
 今回、起訴された事件は2月9日夜。レンタルDVDを返却しに出掛け、その帰りにふっと「明日から3連休だから、その間の食べ物を買っておきたい」と思った。家には、すでに食パンなどもあったが、やたら食べ物を貯め込みたがるのは、摂食障害患者の特徴の1つ。太田市内のスーパーに入り、お菓子コーナーでキャンデー1袋とクレープクッキーを2袋を手に取り、上着の中に隠した。そのまま、パンコーナーに移り、半額セールになった食パンや菓子パンなどをいくつもカゴに入れた。

 お菓子をとった瞬間は、「目の前が、雲がかかるように白くなって、視角が狭くなった」という以外よく覚えていない、という。カゴが体に触れた時、がさっという音がしてハッとし、お菓子をカゴに入れて精算しなければと思ったが、周囲の人がみな自分のことを見ているようで、実行するタイミングをはかりかねていた、と説明する。防犯カメラによれば、その時間は約15分。その間、そこにいる人たちが、口々に「原裕美子よ」「万引きした人ね」と言っているように聞こえた。本当にそう言われたのか、彼女の頭の中だけで響いたのかは、分からない。そこへ、店内の私服警備員の女性が声をかけ、事務所に連行した。

窃盗癖が高じると、ここまでひどくなるわけです。今回逮捕された人物も、実刑になるかはわかりませんが、ともかく保釈されて、保釈中にまたこの種のことをするという可能性も否定できません。執行猶予判決が下って執行猶予中でもまたする可能性もある。元プロ野球選手の小野仁も、執行猶予中にまたまた窃盗をして逮捕され、めでたく実刑判決(懲役1年4か月)を受ける始末です。社会常識のレベルで考えれば、執行猶予中にそんな馬鹿なことをするかですが、依存症の人間には、そんな常識は通用しません。原は、上の犯行の裁判で、再度の執行猶予判決を受けましたが、当然ながらこれは裁判官からの最大級の温情です。

窃盗癖は、摂食障害と併発しやすいとも言われますが、村田容疑者がどうなのかは不明ですが、ともかく保釈されたら早急に専門の医療機関に行って治療をしないといけなさそうです。保釈中に再犯するとか、執行猶予中にまたする可能性もある。今回仮に不起訴や罰金で済んだとしても、ほおっておけば再犯して今度は起訴という可能性もあります。すでにそうですが、またまた再犯したら、それこそ目も当てられない。というわけで、村田容疑者が再犯しないことを念じて、この記事を終えます。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鈴木瑞穂氏も引揚者だった(警察や官僚、金持ちの役が多かったと思うが、日本共産党の熱心な支持者でもあった)

2023-11-30 00:00:00 | 映画

俳優であり声優でもある鈴木瑞穂氏がお亡くなりになりました。記事を。


俳優・声優の鈴木瑞穂さん死去 96歳 名脇役 NHK大河やダース・ベイダー役の吹き替えなど
[ 2023年11月28日 19:50 ]

 映画「スター・ウォーズ」シリーズのダース・ベイダー役の吹き替えをはじめ、名脇役として数々の映画・ドラマ・舞台で活躍した俳優・声優の鈴木瑞穂(すずき・みずほ)さんが今月19日午後11時1分、心不全のため東京都内で死去した。96歳、旧満州(中国東北部)生まれ。28日、劇団銅鑼が公式SNSで発表した。葬儀・告別式は近親者で執り行った。
 「故 鈴木瑞穂 儀 かねてより病気療養中の処、去る令和5年11月19日に96歳、心不全にて永眠いたしました。故人の生前の意向により葬儀告別式は近親者のみにて執り行いました。故人が生前に賜りましたご厚情に深く感謝し、謹んで御礼申し上げます」と伝えた。

 1952年、宇野重吉らと劇団民藝の設立に参加。72年、劇団銅鑼の設立に参加し、代表を10年間務めた後、フリーとなった。2006年、「夜の来訪者」「女相続人」で紀伊国屋演劇賞個人賞を受賞した。

 映画「白い巨塔」「日本沈没」「母べえ」、NHK大河ドラマ第2作「赤穂浪士」や「徳川慶喜」「葵 徳川三代」、TBS「ザ・ガードマン」「水戸黄門」など、多数の映像作品に出演。洋画の吹き替えはダース・ベイダー、「ゴッドファーザー」のヴィトー・コルレオーネなどの悪役を数多く担当した。個性的で存在感のある演技で親しまれた。

最近大映テレビ制作のドラマを、連続ドラマから「ザ・サスペンス」での2時間ドラマなどでいろいろ観ていまして、そこでは鈴木氏のお顔をよく拝見していました。有名どころでは、『赤い絆』での通産省の局長役(国広富之の父親)、『スチュワーデス物語』での片平なぎさの父親である実業家役など。で、タイトルにもあるように鈴木氏は、役人や金持ち、あるいは医者(前にも記事にした『君は海を見たか』では、主人公の萩原健一が頼る医者を演じていました。ほかにもこちらで取り上げた『翼は心につけて』でも医学部教授をやっていました)など、社会エリートの役が多かったし、あるいは警察官や自衛隊の幹部の役なども多くこなしました。その1つが、私がこのブログでよく取り上げる1975年の『新幹線大爆破』です。以下その映画から鈴木氏の写真を。私の手元にあるDVDからのスクリーンショットです。

犯人である高倉健と通話するシーンです。この映画では、直接高倉と絡むシーンはありませんが、1980年の山田洋次監督『遙かなる山の呼び声 』では、高倉の兄を演じていました。

ファクシミリを受け取るシーンです。

そして鈴木氏は、声優としてもすぐれた能力を持っていました。引用記事にもありますように、私は、『ゴッドファーザー』でのドン・コルレオーネマーロン・ブランド〉での声が印象的です。普段の美声でなく、おもいっきりマーロン・ブランドの声に似せていました。まさに絶品だったと思います。ほかには、『ペーパーチェイス』でのキングスフィールド教授〈ジョン・ハウスマン〉も、これまた最高でした。なお野沢那智氏は、『ゴッドファーザー』で、次代のドンになるマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の声をあてていまして、鈴木氏とは、『家族の肖像』や『エデンの東』でも共演しています。『エデンの東』では、鈴木氏が父親のアダム・トラスク〈レイモンド・マッセイ〉役、野沢氏が息子のジェームズ・ディーンの声で、こちらでも親子役を演じたわけです。

それで鈴木氏は、旧満州国の出身でした。前にこんな記事を書きました。

2か月弱死が伏せられていたのだから、立花隆もたぶん世間的には「過去の人」だったのだろう(外地・旧植民地で生まれたり育った人たちもどんどん亡くなっている)

Wikipediaによると、鈴木氏は「安東中学校」というところを卒業されているということで(これは「満洲国」の中学です。こちらに名前が掲載されています)、1927年生まれならたぶん旧制高校を卒業して京都大学経済学部に入学したのだと思いますが、そのあたりどうなのかは(どこの旧制高校を卒業したのかなど)私は現段階確認していません。Wikipediaによれば、


終戦で満洲より帰国後

とのことですので、彼の人格形成は外地であったということでしょう。詳細については私は承知していませんが、おそらく相当いろいろな経験をされたのではないか。で、敗戦時18歳の年齢(鈴木氏は10月生まれとのことで、年齢は8月15日で17歳)の方が、今年96歳でお亡くなりになったわけです。78年もたったわけですからね。

そう考えると、上の記事でも指摘したように、おそらく世間でいう「引揚者」の中では一番若いほうであろう1945年生まれの櫻井よしこ(ベトナム・ハノイ生まれ)が今年78歳ですから、いわゆる人格形成まで外地で過ごした人たちも、まさに社会から消え去るのが時間の問題ということになりそうですね。上でも名前を出した山田洋次は1931年生まれ、五木寛之は、1932年生まれです。

さてこれは知る人ぞ知るのたぐいですが、鈴木氏は熱心な日本共産党支持者でもありました。警察や自衛隊、官僚、財界人など、あまり共産党といい関係にない役柄が多かった鈴木氏ですが、昔からの新劇人らしいところではあります。宇野重吉らとともに1952年に劇団民藝の設立に参加したわけで、弱冠25歳の若さだったわけです。

もっとも1929年生まれで演劇人でありまた声優としても超一流だった納谷悟朗氏は、警官である銭形警部 が当たり役でしたが、彼もまた熱心な共産党支持者でもありました。前掲の宇野さんや杉村春子御大も自他ともに認める共産党支持者でしたから、つまりはそういう時代だったということです。

鈴木氏に、共産党支持者である自分と役柄の齟齬について問うたインタビューや彼自身が書いたものがあるかは知りませんが、鈴木氏はたしかにその容姿といい体格といい、いかにも官僚や警察関係、金持ちが似合う人でした。そして時代劇の出演も多く、舞台、映画、テレビとまさに貴重なバイプレーヤーでした。主演ではないが、すごい存在感がある俳優さんだったと思います。鈴木瑞穂氏のご冥福を祈ってこの記事を終えます。これからも、さまざまな出演作を私は観て氏の演技に感銘を受けていくのしょう。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

貯金とかにだいぶ興味が出てきた(やはりケイリー・グラント先生のような人生を歩みたい)

2023-11-29 00:00:00 | Weblog

以前このブログで次のような記事を書いたことがあります。

多少なりとも金があると、金融機関の人間は投資をすすめてくる

昔の私は、やや買い物依存症があり、浪費癖もあったのですが(よって貯金などろくにありませんでした)、昨今は順調に金をためています。上の記事での話は、昨年(2022年12月中旬)の話ですが、それからまたさらにだいぶ金もたまっています。

たぶんこれは、金融機関側から、投資の勧誘を受けたということもあるのでしょうね。つまり私も、そういう勧誘を受けるくらいの金がたまったというわけで、これは私にとってもうれしいし(金融機関から勧誘された投資をする気はありませんが)、貯金をする励みにもなろうというものです。

というわけで最近Yahoo!のニュースなどを読んでいても、だいぶマネー関係の記事に目を通すようになってきました。金の投資や運用は正直怖いので現段階しませんが(もう少したまったら考えます。もっとも「もう少し」とか「もうしばらく」というような人間は、大体においてやらないのですが)、とりあえず金をためることが必要です。仕事を完全リタイアしたら、まず日本の4都市に3か月ずつ暮らします。ミック・ジャガーは、ローリング・ストーンズの活動をしていない年ということでしょうが、年間3か月本国の英国にいて、3か月は米国、もう3か月はフランスにいて、あと3か月は、世界のどこかにいるという話を聞いたことがあります。だいぶ昔聞いた話だし、この話が事実かもどうだかですが、こういう人生こそが、私にとっての理想の人生のわけです。これを私も見習いたい。ミック・ジャガーは金持ちで、私は金持ちではないので、彼の真似をするのは無理ですが、しかしスケールを小さくすれば、類似することもできなくはない。

たとえば1年の3か月を札幌(小樽や函館でも可)で過ごし、もう3か月を京都で過ごす。さらに3か月を福岡(宮崎や鹿児島もいいかも)で過ごして、最後の3か月は那覇に暮らす。そのあと世界1周旅行をして、ヤンゴンなど自分の好きな街に滞在し、最後にライプツィヒに3か月滞在して、日本に帰国します。帰国の日に、「ライプツィヒの夏」の最終回を発表し、このブログは終了します。以降私は、2度とネット論客としての活動はしません。

これは当分先の話ですが、ライプツィヒに3か月住めれば、もう人生思い残すことはありません。自殺する気はありませんが、人生の大目標をとりあえず達成できれば、これよりうれしいことはない。

が、いずれにせよ、そういう楽しい人生を送るためには金が必要なわけで、それは私もシビアに考えないといけません。で、こういう文章を書いていて、私が変わった理由の1つが、かの佐藤忠志氏の存在であることに気づきました。佐藤氏は、報道されるところによると、自宅を売って1億円手にしたら(実際にいくらで売れたのかはわからないし、「1億円」というのももちろん金額は確認できませんが)、それで高級車を買ってしまい、奥さんが激怒、トラブルとなり、ついには(真相は不明ですが)奥さんのDVの訴えで逮捕、釈放されたら奥さんは出て行ってしまった。その後も亡くなる1年強前の「スポーツ報知」による取材(たぶんまともに受けることのできた最後の取材)では、強がったコメントもしていましたが、死の数週間前と思われる最後の取材では、もう見るも無残とはこのことだというような状況で、ほとんどまともな受け答えもできない状態でした。あるいは、こちらの記事でご紹介した、ギャンブル依存症の女に金をむしられた人物の記事をもやはり考えさせられます。

佐藤忠志氏らのような全財産を使いつくした人たちとの対比が興味深い(子どもの有無は決定的だったのだろう)

これらを読んだ結論は、

「自分は、こうはなりたくない」

です。なりたい人もいないでしょうが、これはなろうとすれば簡単になれちゃうし、なって後で嫌な思いをするのは私です。他人ではない。おそらく家を売った金で1億円の車を買った時の佐藤氏は、完全に頭が狂っていたのでしょうが、自分で言ってもしょうがないですが、たぶん現在の私は、この時の佐藤氏ほどは、頭はいかれていないはず。なら、今のうちに金をためるに限ります。佐藤氏のように、ほとんど生きる意欲すらなくして、

こうなったのも全部オレが悪いから仕方ないよな

などとほざいているようでは、文字通りお話にもならない。この件で佐藤氏に同情するのは間違っているでしょう。1か月で1億円以上を浪費したとされる夕張の暴力団夫婦1千万円以上の金を手に入れて、1年くらいで無意味に浪費した宇都宮の宝石店放火の犯人など、彼(女)らは、めでたく死刑を執行されています。あるいは、貯金をしたことがないとかほざいたりめちゃくちゃな保険金殺人を繰り返した女らも、現在死刑の執行を待つ身分です。この女たちも、まさに金をめちゃくちゃに使い続けた。そこまではいかずとも、女から競馬の金をせびられた男性は、1千万円以上溶かしてしまい、現在娘さんや義理の息子さんから冷たい目で睨まれている有様です。ご当人の不徳の致すところですが、ともかくこのような人生は歩みたくない。

ここで私たちの希望の星であられるお方が、私の尊敬するケイリー・グラント先生です。なぜ「先生」とつけるかというと、やはりこのようなお方こそを見習う人生を私たちは送るべきだからです。グラント先生は、

スターでありながら大変な倹約家で、レストランではなく撮影所内の食堂で食事をした。また、撮影でホテル住まいになると、会社が用意した高級ホテルをキャンセルし、格下の普通ランクのホテルに滞在。その宿泊料の差額を正確に要求した。

のだそうです。凡人とは違います。グラント先生のやり方に近づけば、私たちも多少なりとも金がたまるというものです。で、私も、もちろん大した金額ではありませんが、なんとか貯金がある程度の額まで到達しています。

ともかく佐藤忠志氏や、ギャンブルのために金を女にむしられた男性のような人生は送りたくありません。読者の皆様も、そういう人生は送らないようにしてください。もちろん私もそうします。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そんなの常識だと思っていたが、そうでもないのかな(パスポート残存期間は重要です)

2023-11-28 00:00:00 | 旅(海外旅行一般 あるいは上以外の国々 旅行全般)

過日読んだ記事を。

いま空港でトラブル続出…日本人の若者の7割がじつは知らない?「パスポートの落とし穴」

つまりは、パスポート残存期間が足りなくて、インドネシア(バリ島)へ出国できなかったという話ですが、私に言わせれば「そんなん常識じゃん」ですね。『地球の歩き方』ほかのガイドブックにも書いてあるし、ネットなどでも残存期間の問題は明記されています。それを知らないのでは、さすがに不用意としか言いようがない。

ていうか、そういうことをよく知らないのだったら、個人手配の旅行はしてはいかんでしょう。航空券の手配その他も旅行会社にしてもらう必要もあるのではないか。なにしろこの旅行お二人で60万円が無駄になったということですからね。これでは泣くに泣けないというものです。1人30万円として、これではお話にもならない。私はバリに行ったことはありませんが、シーズン次第でもありますが、それ相応に金をつぎ込んだ旅行費用なわけで、これではまさに、目もあてられません。なお在デンパサール日本国領事館のHPには、


・インドネシア入国時に6か月以上の残存有効期間と十分な空白の査証頁が必要

とあります。

それにしても、ですよ。特に旅行に限らず一般の様々なことに特に詳しいわけでもないであろうこのカップルはまだ仕方ないとして、経営コンサルタントという筆者の竹内謙礼氏も、そういうことをよく知らなかったらしい。ってことは、海外への渡航を日常的にしている人はともかく、そうでもない人は、そういうことは知らないんですかね。たしかに経営コンサルティングということと、パスポート残存期間(あとパスポートの余白)の関係というのは、必ずしも業務に必要な知識ではないかもですが(個々の業務では関係することもあるかもですが)、海外渡航の際に各国がパスポート残存期間を設定するなんてのは、そんなに世間に広まっていない知識だとも思っていなかったので、これはけっこう意外です。意外だなんて思うほどのことでもないのでしょうが、やっぱり意外です。

そうとなるとこの件は重大ですね。たとえば韓国は3か月以上の残存期間が必要です。

台湾は滞在予定日数以上香港は1カ月以内の滞在の場合では、入国時1カ月+滞在日数以上有効な残存期間を要し、マカオは、90日以内の滞在は入国時90日+滞在日数以上の残存期間を要します。香港とマカオを同時に旅行したいと思ったとしたら、そういうことも一緒に考える必要もあります。欧州はというと、ドイツは出国時(入国時にあらず)3か月の有効期間が必要だし、英国は帰国時までに有効なパスポートでOKです。米国は、滞在期間に加えて6か月以上のパスポート残存有効期間を必要とし、カナダは、カナダ出国予定日+1日以上を要します。

なお以上は、この記事作成時の話であり、ルールはいろいろ変わりますので、読者の皆さまにおかれましては乞うご確認。

というわけで、旅行に行く時期を考えながらパスポートの更新時期を考えるわけです。もちろん仕事の渡航では、必要に応じてパスポートの更新をする必要があります。

いずれにせよビザなし入国ルールなどもいろいろ変わるし、また状況によっては厳しくもなるし甘くもなる。韓国に関しても、昨年12月に入国した際には必要だった入国時の認証や検疫手続きほかの手続きは現在不要になっています。また今後面倒になる可能性もある。とりあえずそれは、相手国の運用ですから、入国する側はそれに従う必要がある。

しかしほんと世の中いろいろなところに落とし穴がありますね。危険でしょうがない。このようなものにはまらず、私としては安全で楽しい旅をしたいと心の底から思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓国人であると考えられる美女モデルたちの写真をご紹介(29)

2023-11-27 00:00:00 | 美女探求(韓国人と思われる美女モデル)

しばらくぶりにこれをします。今回もすごい美女ばっかです。

私が自慢したってしょうがないけど、どうです皆さん、すさまじい美しさとスタイルでしょう。これからも韓国人(と思われる)美女モデルの写真は定期的にお見せするのでお楽しみに。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

けっきょく誰かが(死因はともかく)死なないと事態は改善しないようだ(夏の甲子園もそうではないか)

2023-11-26 00:00:00 | 社会時評

期せずして、ということになりますが、2023年というのは、理由や過程はともかく、日本におけるさまざまなタブー(アンタッチャブル、治外法権、見て見ぬふり)が打破された年ということになりそうですね。

すなわち

①(旧)統一協会への解散命令請求

②(旧)ジャニーズ事務所の、名称変更ほか

③宝塚歌劇団での騒動

です。なお面倒なので、統一協会とジャニーズへの(旧)は以下省略します。また以下の文中での敬称も略します。乞うご容赦。

この3つは、どれも世間では知られていないか、知っていても上に書いたように


タブー(アンタッチャブル、治外法権、見て見ぬふり)

として扱われていたものです。私個人の話をすれば、統一協会がひどいことをしてきたなんてことは当然私は知っていたし、ジャニーズがめちゃくちゃな性犯罪の温床だったことも知っていましたし(暴露本や一部雑誌における報道など)、宝塚も、レズビアンといった興味本位の報道もさることながら(同性愛ということ自体は、昔はいざ知らず現在ではそれを批判することには及びませんが、しかしこれも、先輩ほかが一方的に性関係を求めるとなると完全なセクシャルハラスメント、性犯罪になります)、パワハラや団員の人権侵害なども、私も知ってはいました。が、どれも、マスコミで積極的に報道されていたとはいいかねます。統一協会などは、1980年代には朝日新聞ほかが積極的に批判報道をしていたし、また90年代に『週刊文春』などもいろいろ記事を書いていましたが、その後報道は途絶えがちになりました。ジャニーズも宝塚も、放送局も出版社も新聞も、けっきょくこれらの組織との関係の深さほかで、本格的な報道をするにいたりませんでした。いや、問題は警察などにも及びました。裁判所はさすがにそのようなことはなかったかと思いますが、警察も検察も、統一協会に関してはきわめて及び腰だったし、またジャニーズも、ついに警察はこれといって動きませんでした。宝塚だって、あんまり警察が積極的に動いたことはなかったのではないか。むしろ被害届すらろくに出ていなかったはず。で、なんでこんな愚劣な状況が打破がされたかというと、けっきょく人の死があるわけです。

統一協会に関しては、安倍晋三の暗殺がありました。あれがなくて、今日のような事態になったとは考えにくい。いや、安倍が殺されてですら、自民党ほかの中には統一協会をかばう態度がありましたが(こちらの拙記事に、その一例をご紹介しました)、さすがに日本憲政史上1番首相在任が長かった人物が殺されて、そのおおもとの原因に見て見ぬふりをするわけにはいかなかったということです。

ジャニーズはどうか。これだって、ジャニーとメリーの両喜多川が死ななければ、今でも「ジャニーズ事務所」のままだし、今年の紅白でジャニーズ事務所ゼロなんて事態になるわけがない。ジャニーが死んだことによって、さすがに過去のすさまじい性犯罪(なにしろテレビ局ですらあったくらいです)はなくなったとは思いますが、メリーが生きていれば、おそらくどこのマスコミも出版社も、見て見ぬふりをしたはず。今回のジャニーズ事務所を追い込んだBBC(英国放送協会)の報道には、おそらく日本のマスコミほかが積極的に情報提供をし、取材に応じているはずであり、それもおそらくメリーの死で、これはジャニーズについてメスを入れるチャンスだと関係者が判断したということでしょう。

宝塚だって、団員の自殺(と警察が判断している)が、さすがに歌劇団や阪急電鉄を動かすことになったはず。これだって、過去自殺未遂があったし、自殺だってあったんじゃないのと思いますが、過去はともかくとしても、現在では「それは完全に本人の問題であり、歌劇団側は関係ない」とか逃げることができず、調査もしたし、記者会見もしましたが、それまた「不十分である」「何考えているんだ」「調査を拒否って、そんなことできる立場じゃないだろう」と罵倒されているわけです。

これは話が拙記事の本論とは違いますが、宝塚歌劇団といい阪急電鉄といい、ジャニーズ事務所の記者会見の評判の悪さをどう考えていたんですかね? 上にも書きましたように、自殺した人のやけどが事故であり、暴行(いじめなんていう次元ではないでしょう)でないなんて、とても話が通用するようなものではないし、4人が歌劇団の聞き取りを拒否したなんて、事態の深刻さをどう考えているんだです。うんなもん、拒否するのなら契約を更新しないくらいのものでしょ、これ。宝塚は6年目までは雇用されていて7年目からは芸能人として1年ごとの契約更新ということのようですから、6年目までの人が拒否したのなら解雇すればいいだけです。吉田由美子(北原遥子)だって(事実上)懲戒解雇されたわけだし、それならこの件だって、懲戒解雇とまではいわずとも、解雇されたって文句が言えるようなものでもないでしょう。吉田(北原)の件については、下の記事を参照してください。

世の中ここまでひどい迷惑をうける人がいる(北原遥子のこと)

彼女が宝塚を追われたのは、つまりは届け出なく勝手に民放のドラマに出演した(というのも、彼女にとっていろいろ理不尽なことがあったのですが、それについてはここでは触れないことにします)ということであり、つまりは「宝塚の面子をつぶした」というようなものでしょう。北原の件で一方的に宝塚歌劇団を悪いとは私も言いませんが、「面子をつぶした」とかいうのなら、今回の方がはるかに悪質かつ理不尽、重大なことであり、宝塚存亡の危機じゃないですかね。現実に宝塚歌劇団が廃止に追い込まれる事態にはならないとしても、とてもこれは「見て見ぬふり」ですむような話ではない。宝塚歌劇団といい阪急電鉄といい、なにを考えているのか。非常識にもほどがある。

で、これら3組織の問題を考えてみると、けっきょく「人が死ななければ、事態が動かないなあ」ということに話がつきるんじゃないんですかね。いや、死んだって事態が動かないこと多数ですが(オウム真理教の一連の事件だって、坂本弁護士一家が殺害された時点で検挙されていれば、サリンなどはなかったわけです)、少なくとも私がいまあげた3つの件については、そうだといって問題ないでしょう。要は、やれ自民党や日本右翼と統一協会が癒着しているとか、ジャニーズ事務所が日本の芸能界を席巻していて放送局も出版社も新聞もめったなことがいえず、また警察なども及び腰だったとか、宝塚歌劇団も、ジャニーズほどではないとしても、日本において独自の人気と存在感や歴史があり、関係各所問題点に物申すことができなかったということでしょう。阪急電鉄や東宝が関連会社として存在してることも、批判を鈍らせた原因ではないか。いずれにせよ他殺、自然死、自殺と死因はみな違うとして、死んだ人がいるということ以外で事態を動かした決定的な理由は思い浮かばない。

ともかく愚劣にもほどがありますね。とくに宝塚歌劇団に関しては、阪急電鉄という一流企業が経営しているわけで、もう少しまともなコンプライアンスがあってしかるべきでしょうに。そうしたら調査を担当した弁護士事務所に、関係者がかかわっていたなんて、あまりにひどい。社会常識の範疇で、第三者委員会を設置するなり会社と無関係の法律家ほかのグループに依頼するとか、いくらでもやり方はある(もちろんこのオファーをうけた法律事務所の問題もあります)でしょう。

ていいますか、阪急電鉄本体の社員がこのような自殺をしたら、あるいはですが、阪急はもうすこしまともな対応をした可能性がないか。これは私の想像ですので私も当然断定はできませんが、空想次元でそんなことはあり得ないと一笑にふせるものでもないでしょう。

というようなことを考えると、私がやっぱり「人が死ななければ、事態が動かないなあ」と考えるのが、夏の甲子園ですね。これも、真夏に酷暑の西宮市で野球大会を行う問題点や、あるいはこれは夏の高校総体もそうですが、酷暑の屋外で運動量の多いスポーツをする愚(野球は運動量は多くありませんが、練習時間の長さもさることながら、プレー時間は長い。高校野球は、プロ野球よりずっと短いですが)などいろいろ指摘されています。もちろん投手などの肩の問題もあり、これらはさすがに延長戦の短縮、タイブレーク制度導入など、一定の改善が見られますが、真夏に甲子園でプレーするということに固執していたら、甲子園でなくても日本中の地区予選でついには熱中症の死人が出る可能性がありますね。とくに、ずっと出ずっぱりの審判員はかなりやばくないか。高野連も、主催する朝日新聞社も、もちろん現場の教員や指導者も、そんなことは知りつくしているわけで、しかしこういう問題については最後の最後まで逃げるんでしょうねえ。高野連の会長は、大学教授が務めていることが昨今多いかと思いますが、彼らだってそんなことを認識しないほどの世間知らずでもないでしょう。会長は名誉職だとしても、最高幹部たちだって「まずい」「やばい」「今年は無事でよかった」と考えているはず。昔読んだ高校野球マンガの金字塔(? でしょう、おそらく)の『ドカベン』にも、酷暑で審判員が倒れた話がありましたが(確か主人公が高校2年生の際の地区予選での話。ほかにもあったかもしれませんが、そのあたりは未確認)、その後作者は、ふらふらになった審判員があらためてジャッジをするという設定にしていました。これをおそらく作者は、この審判を肯定的に描いたかと思いますが、人命の問題であり、とても肯定できるようなものではない。作者がこのエピソードを書いたのは1970年代で、今日ほど夏の酷暑もひどくはなかったかと思いますが、それでもそういうエピソードがありだったわけで、現在はもっと悪化しています。

というようなことを考えていたら、今度は超大物の死ですね。よりによってですが、公明党のサイトより。創価学会と公明党って、政教分離しているはずですがね。それでここまで書くかという気はしますね。いやもちろん党創設の人物ですが、あんまりあからさまに書くのはやはり一応のけじめでどうかとは思います。私もなかなか意地悪な人間です。


2023年11月19日
池田大作名誉会長、逝去
公明党、公政連を創立 
世界の要人、文化人と対話重ねる 
15日に老衰のため、95歳のご生涯
公明党創立者である池田大作創価学会名誉会長・SGI(創価学会インタナショナル)会長が15日夜半、老衰のため、東京・新宿区の居宅で逝去された。95歳のご生涯だった。葬儀は17日、近親者のみで家族葬として執り行われた。会員を対象とした「創価学会葬」が23日に行われ、後日、お別れの会が開催される予定。

池田名誉会長は、1928年1月2日、東京・大田区に生まれた。47年8月14日に戸田城聖創価学会第2代会長(当時は理事長)と出会い、創価学会に入信。戸田会長の後を受け、60年5月3日、第3代会長に就任した。75年からSGI会長を務め、79年に創価学会名誉会長に就任した。

公明党の前身である公明政治連盟(公政連)の結成を提唱し、62年9月13日に行われた第1回公政連全国大会での講演は、「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」との不変の立党精神の淵源となり、公明党議員の指針として今もなお受け継がれている。公明党は、池田名誉会長の提案によって64年11月17日、結成された。

創価学園・創価大学をはじめとする教育機関や、民主音楽協会、東京富士美術館などを設立。「国連平和賞」を受賞し、モスクワ大学、ボローニャ大学などから名誉博士号などの称号も贈られた。受賞した名誉学術称号は400、名誉市民称号は800を超える。

各界の指導者・識者らと対話を重ねながら、世界に平和・文化・教育のネットワークを広げてきた。国際交流も積極的に行い、中国の周恩来元首相や米国のキッシンジャー元国務長官、ソ連のゴルバチョフ元大統領、キューバのカストロ元議長ら著名な海外の要人と会談、友好を深めた。2008年5月には来日した中国の胡錦濤国家主席(当時)と会談した。

平和運動に尽力し、毎年1月26日の「SGIの日」に寄せて平和提言を発表したほか、今年は、ウクライナの平和回復や核兵器の使用と威嚇の防止などで提言を発表した。

主な著書に、小説『人間革命』(全12巻)、『新・人間革命』(全30巻)、『二十一世紀への対話』(英国の歴史学者トインビー博士との対談)など。

創価学会の原田稔会長は11月18日午後、公式ホームページ上の動画で「突然の訃報に大変驚き、深い悲しみを抑えることができない。先生のご冥福を衷心よりお祈り申し上げる」との談話を発表。最大の栄誉をたたえ、戸田第2代会長以来の創価学会葬を23日に執り行うと述べた。

■歴史に大きな足跡(岸田首相)
岸田文雄首相は18日、創価学会の池田大作名誉会長が死去したことについて「深い悲しみに堪えない」と悼んだ。X(旧ツイッター)で「国内外で平和、文化、教育の推進に尽力し、歴史に大きな足跡を残した」とたたえ、「ご冥福をお祈りし、遺族と関係者に哀悼の意を表する」と記した。

「立党精神」永遠に守り抜く
山口代表が談話
このたび、公明党創立者である池田大作創価学会名誉会長のご訃報を伺いました。突然のお知らせに驚くとともに、深い悲しみにたえません。謹んで哀悼の意を表します。

池田名誉会長におかれましては、公明党の創立者として一貫して見守って頂き、深く感謝を申し上げます。創立者より、お示し頂いた「大衆とともに」との立党精神を変わらぬ原点として、これからも永遠に守り抜いてまいります。

ここに、故・池田大作創価学会名誉会長の偉大なるご遺徳を偲び、衷心より厚くご冥福をお祈り申し上げます。

公明党代表 山口那津男

いろいろな指摘はされていますが、創価学会と公明党自体は、たぶん大した影響はないでしょう。すでに池田も10年以上にわたって表に出ていない状況だったわけで、創価学会も公明党も、幹部のヒエラルキーとか組織の関係は、そんなに問題はないはず。ただ読めないのが、一般のアクティヴな創価学会員が、今後どれくらい選挙にうごいてくれるかです。これは正直、次の選挙にならないとわからないんじゃないんですかね。なぜなら前例がない。日本に、池田大作のような、創価学会レベルの大きな組織へ大きな影響力を長きにわたって保ち続けた人物は他にいないわけで、彼が死んでそれがどれくらい影響があるかないかがわからない。組織としての創価学会でなく、個々の創価学会会員がどのような反応を示すかというのは、予想が立たないと思います。次回の選挙(来年あたりになるかもしれない衆議院選挙?)では大したことはないという可能性が高いのかもですが、それにしたって次の次以降はどうなるかは、なかなか判断が難しいのではないか。池田大作の死で、信仰に一区切りをつける人もいるでしょうし、あるいは、そういったポストカリスマの信仰にシフトする人もいるわけで、やはり数年たたないと創価学会の変化は読み解けないと思います。とりあえず次の衆議院選挙で公明党が比例で何票とるかは興味深いですね。ここで私が作成した特製の表をご覧ください。下の記事で掲載したものの再掲です。

公明党の退潮ぶりも明らかだ(創価学会の団塊チルドレン世代があまり選挙に動いてくれない?)

公明党は、参院では、2001年から22年にかけて200万票比例票を減らし、衆議院では2003年から21年にかけて160万票減らしています。トレンドとしては漸減している。このトレンドを回復させるのは大変でしょうが、そこをどうするかというのも、今後の日本の政治を考えるにあたっていろいろ興味深いところがあります。やっぱり人間が死ぬことによって、事態が改善するかはともかく、いろいろな変化はありうるので、そこは私も注意深く見守りたいと思います。

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関西の桜(2023年春)(8)

2023-11-25 00:00:00 | フォトログ

ではつづきでアオサギの写真を。

この時のアオサギは満腹だったのかどうかは不明ですが、えさを求めてうろつくというものではなく、悠々としていました。

この女性たちは、中国(大陸か台湾か、香港やその他の華僑かは不明)語を話す人たちでした。

アオサギとお別れします。

さらに歩きます。

きれいな桜です。

では平等院に入ります。

私は寺では、あまり入場料を払っていくのは嫌いなのですが、今回は金を払って中に入ります。そういえば神社って、中でお祓いを受けるとか、博物館(遊就館みたいなところ)のようなところに入る以外は、原則無料ですよね。

鳳凰堂です。

時間もないし、本日は桜の写真を撮るつもりで来たので、鳳凰堂の見学は割愛し、桜の写真を撮ります。

(つづく)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする