ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

安倍晋三の「中国観の断片」

2011-09-30 00:04:45 | 社会時評
島田洋一のブログより。

>安倍晋三元首相が自己の経験も踏まえ述懐した中国観の断片である。私のメモから、差し障りのない部分を記しておく。

・中国と、普通の国と同様、「うまくやれる」という幻想をもってはならない。

・静かにしていると、意思がないと見られる。

・中国は力で押してくる。それで行けると見れば押し続けてくる。

・政治的目的のため経済を使ってくる。その点でも普通の国ではない。


こうした認識が、少なくとも政権与党の幹部における共通認識とならねば、日本は危ないだろう。

 もちろん、民主党には期待できない。谷垣・石原体制が続く限り、自民党にも期待できない。

(引用ここまで)

すいませーん、ほとんど全文引用しちゃいました。

>差し障りのない部分

ってことは、オフレコの部分では、もっとすごいことを言っていたのかな(笑)。

それにしてもねえ、安倍の語りもちょっと…。

>中国と、普通の国と同様、「うまくやれる」という幻想をもってはならない。

だからどうだっていうの? 日本の中国との密接な関係を考えればうまくやらなきゃ損でしょう。安倍が首相だった時、中国との関係改善に動いたのもそのような趣旨でしょう。安倍は、また首相になったら、中国にそんな態度で向き合うの?

>静かにしていると、意思がないと見られる。

中国に限った話じゃないでしょう、それは。

>中国は力で押してくる。それで行けると見れば押し続けてくる。

上に同じ。そんなことをいまさら言ったってしょうがない。

>政治的目的のため経済を使ってくる。その点でも普通の国ではない。

お前馬鹿か(爆笑。馬鹿だけど)。そんなん当たり前にもほどがあるってもんでしょう。日本のODAはどうなの? 米国は、共産主義勢力に対抗するために莫大な金銭をつぎ込まなかったけ? 旧ソ連だって、それはご同様。いや、日本国内にしたって「バラマキ」って、まさに

>政治的目的のため経済を使ってくる

行為じゃないの? 自民党はまさにそれをやって日本の政治で万年与党だったんじゃなかったっけ。

ただ、この発言は島田も書いているように、

>私のメモから、差し障りのない部分を記しておく

というものなので、安倍がどのような文脈でどのような意味合いで発言したのか、島田のメモに誤解はないかなど、少々不審な点もあります。だから、このあたりでやめます。

>こうした認識が、少なくとも政権与党の幹部における共通認識とならねば、日本は危ないだろう。

ていうか、仮にそういった認識になっても政権与党の幹部は、中国との関係を悪くしないように必死であり続けると思うけど。

>もちろん、民主党には期待できない。谷垣・石原体制が続く限り、自民党にも期待できない。

いや、それは民主党も自民党も、島田よりはよっぽど常識も良識も世間の様々な利害も認識していますから…。ていうか、こういった連中が島田の期待どおりの行動をとるようになったら、そっちのほうがずっと

>日本は危ないだろう。

それにしてもこれ

>差し障りのない

どころの話じゃありません。安倍だって大迷惑でしょう、こんな発言を公にされたら。もっとも安倍にそんな認識はないか。

島田といい安倍といい、面白い人たちです。
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さすがにショックを受けた

2011-09-30 00:04:29 | 旅(ミャンマー)

すでに記事をお読みになっている方も多いでしょうけど、個人的にはけっこうショックを受けました。

>邦人女性殺される=バイクタクシー運転手逮捕―ミャンマー
時事通信 9月29日(木)18時24分配信

【バンコク時事】ミャンマー中部の仏教遺跡で有名なバガン付近で、旅行中だった日本人女性が殺害されたことが29日、分かった。警察当局は女性殺害の容疑でバイクタクシー運転手の男を逮捕した。
 警察当局の調べなどによると、女性は28日、バイクの後部座席に乗る「バイクタクシー」でバガン近くの村を観光。同日午後、運転手の男に乱暴された上、首を絞めて殺された。女性は一人旅だったという。 

(引用ここまで)

こちらも。

>ミャンマー旅行中の邦人女性、殺害される
日本テレビ系(NNN) 9月29日(木)19時49分配信

 ミャンマーを旅行していた30歳代の日本人女性のシラマツ・チハルさんが殺害された。

 現地当局によると、シラマツさんは28日午後、仏教遺跡で有名な中部の観光地・バガン近郊で、移動のため利用しようとしたバイクタクシーの運転手(39)に襲われた。悲鳴を聞いた周辺の住民に助け出されて病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認されたという。現地の警察は、シラマツさんを襲った運転手を逮捕し、詳しく調べている。

 シラマツさんは1人でミャンマーを旅行中だった。

(引用ここまで)

読売新聞の記事から。

>パガンで邦人女性、タクシー運転手に殺害される
読売新聞 9月29日(木)21時16分配信

【バンコク=深沢淳一】ミャンマー中部の観光地パガン近郊で28日、旅行中の日本人女性がバイクタクシーの運転手に殺害された。

 在ヤンゴン日本大使館は、女性の遺族の意向で氏名、年齢を公表していないが、AFP通信は地元警察の情報として、女性はシラマツ・チハルさん(31)だと報じた。運転手は殺人容疑で警察に逮捕された。

 シラマツさんは1人でパガンのホテルに宿泊し、28日はバイクの後部シートに客を乗せて走るバイクタクシーを使って観光していたという。パガンは、寺院や仏塔が立ち並ぶ仏教遺跡で知られるミャンマー屈指の観光地。外国人も多く訪れる。

(引用ここまで)

何がどうしてこういう事態になったのかさっぱりわかりませんが、ともかくお亡くなりになった方はたいへん気の毒です。ご冥福をお祈りします。

それにしてもパガンなんて観光地だから、そんなに危険でもないと思うんですが、どうにもならなかったんですかねえ。

ところでこの女性の方ですが、なんと私もちょいちょいコメントさせていただいていて、拙ブログにもコメントしてくださるWakabunさんのご友人であるとのことです。これには本当におどろきました。女性の一人旅でミャンマーを旅しているのだから、相当旅慣れている人だろうなと考えたのですが、まさにその通りでした。ミャンマーはそんなに危険な国でもないと思いますが、それにしても…。

この犯人ですが、おそらくかなり厳しい刑が処せられるかと思われます。死刑は確実でしょう。ミャンマー政府は現在外国人を歓迎する姿勢ですから、このような事態は大変な怒りと困惑をしているはずです。問答無用だと思います。

ともかく、やはり一人旅のリスクというものも考えなければいけないのかもしれません。このブログの読者は旅好きの方々が少なくないと思います。お互い気をつけましょう。気をつけてもどうにもならないこともたくさんありますが、どうにかなることは自分次第です。

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これではお話にもならない

2011-09-29 00:07:20 | 社会時評
過日、米国のジョージア州でトロイ・デイヴィス氏なる人物の死刑が執行されました。彼は1989年に警官を殺したという罪で逮捕されて死刑判決を受け、何回かの執行延期の末ついに死刑執行をされることになりました。記事を引用します。

><米国>有名死刑囚に刑執行 一貫し冤罪訴え、国内外で批判
毎日新聞 9月22日(木)18時41分配信

米南部ジョージア州で21日深夜、米国で最も有名な死刑囚の一人だった黒人男性、トロイ・デービス死刑囚(42)に対する死刑が執行された。事件発生以来、一貫して冤罪(えんざい)を訴え、無実の可能性が指摘される中での刑執行に、国内外から批判や反発が強まっている。

 デービス死刑囚は89年8月、同州サバナのファストフード店の駐車場で、白人の男性警官を射殺した疑いで逮捕された。同州には公的弁護制度がなく、デービス死刑囚は弁護士なしで出廷し、死刑判決を受けた。

 ところがその後、支援団体の調査などで、当時の現場は暗く、犯行目撃が難しかったことなどが明らかになり、目撃者9人のうち7人が証言を変えたり撤回したりした。ロイター通信によると、警察の証言強要を訴える目撃者もおり、デービス死刑囚の犯行を裏付ける物的証拠はない。

 刑執行日はこれまでに3度設定されたが、カーター元大統領やローマ法王ベネディクト16世、南アフリカのツツ元大主教ら国際的な著名人や、米国の黒人団体を中心に多くの市民団体が反対、執行が延期されてきた。連邦最高裁は09年、公判やり直しを命じたが、地裁は翌10年、「評決を覆す必要はない」と、退けた。

 AP通信などによると、21日には同州刑務所前に市民ら約700人が集結し、執行反対の声を上げたほか、首都ワシントンやフランス・パリでも反対集会が開かれた。100万人の署名を集めた国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)のメンバーは「ジョージア州は、政府の生殺与奪権が信用できないことをまさに示している」と評した。

 連邦最高裁は21日深夜、弁護側の死刑執行停止請求を棄却。米メディアによると、デービス死刑囚は執行直前、立ち会った被害者家族に対し「事件は私のせいではない。私は銃を持っていなかったし、殺していない。私は無実だ」と述べたという。その後、薬物注射によって死刑が執行された。弁護士は「今夜、ジョージア州は無実の男性をリンチ(私刑)した」と批判した。

 また、殺された警官の妻は執行後、「(死刑になっても)何の喜びもない。デービス死刑囚の家族に祈りたい。今度は彼らが私たちの痛みを知る番だから」と話した。【服部正法、ニューヨーク山科武司】

(引用ここまで)

遺族の方のコメントも興味深いものがありますが、私がこの記事でおどろいたのは次のくだりです。

>デービス死刑囚は89年8月、同州サバナのファストフード店の駐車場で、白人の男性警官を射殺した疑いで逮捕された。同州には公的弁護制度がなく、デービス死刑囚は弁護士なしで出廷し、死刑判決を受けた。

弁護士なしの裁判で死刑判決は、いくらなんでもひどいんじゃない!?  

昔の日本でも「弁護人抜き裁判」なんてのが実現しそうになりましたが(ついでながら、たとえば二・二六事件の軍法会議などは、弁護人抜き、傍聴禁止、上訴不可というひどいものでした)、しかしそれにしてもこれはひどいですねえ。こんなのはまともな裁判とは言えないし、民主主義を常々標榜している国の裁判としてはあまりにお粗末な代物といわざるをえません。こんなのは死刑制度賛成・反対以前の問題でしょう。こんなことで死刑になんかになったら、それはいくらなんでも理不尽というものです。

それはそうと、記事に出てくる(島田洋一によると、ノーベル平和「賞の権威を地に堕とした受賞者」な人)カーターさんという方は、大統領になる前はジョージア州の知事だったのですが、氏が知事だった頃は、こういった不備は是正されていたんですかね?

さてさて、以前このブログで

>冤罪もそもそも必ずしも全く非の打ちどころのない人が疑われて牢屋にぶちこまれたわけじゃない

とまでコメントした人がいましたが(もっとも、この意味を説明しろと私が要求しても、このコメンテイターはこの件についてはその後何も言いませんでしたが)、いくらなんでも弁護人もいない裁判でもどんどん死刑判決を下して容赦なく執行しちまえなんてことは言わないよねえ、そこの死刑制度賛成論者の方!?

余談ですが、昨年中国が日本人に死刑を執行した際、本来だったらこれをこっぴどく批判しそうな人たちは、どうもこの件をあまり批判していないような…。私は個人的にはこの中国の死刑執行はひどいと思うし、すくなくとも日本政府はもっと強硬に中国に抗議すべきだったと思いますが、たとえば島田洋一は、自分のブログでこの件について中国を非難することはしていないようです(2010年4月の記事には見当たりません)。中国の人権状況の劣悪さや裁判制度の不備その他を批判・非難するにはチベット問題とかとは別のアプローチで格好の材料だと思うんですけど…。

もっとも日本人死刑執行のあった2010年4月に島田は、こんな記事を発表しています。

「人民の生活を塗炭の苦しみに陥れた希代の逆賊」の公開処刑

北朝鮮での公開処刑についての記事ですね。これはこれで興味深い記事ではありますが。

櫻井よしこの2010年4月近辺のブログ記事を読んでも中国ネタの記事はたくさんありますが、この件について詳細に論じた記事は見当たりませんでした(すいません、私の見落としもあるかもしれませんし、ブログ以外で彼(女)らが論じているのかもしれません。ありましたらご教示いただければ幸いです。コメントあるいはメールをいただけますでしょうか)。

彼らは、死刑制度を支持しているから(でしょう、たぶん)、この件で中国を非難すると日本の死刑制度についてヤブヘビになるという計算でもあるんでしょうか。たぶんそういう側面もあるんでしょうけど、なーんかね。あんまりこういう人たちが本気で「人権」なんてものに関心があるように思えないのは、私の偏見ですかね。偏見であればいいんですけどね。

脱線が過ぎました。すいません。

米国の裁判が、けっこうむちゃくちゃなものがあるというくらいの知識は私も持っていますが、これはやはり論外で言語道断のひどさだと思います。デイヴィス氏が真犯人だったとしてもこの死刑判決はひどすぎるし(例えばの話、氏が白人で、現場がジョージア州でなく、おまけに被害者が警官でなければ、氏は死刑にならなかった公算が大です(魚拓))、冤罪の可能性が高いとなると、お話にもならないとはこのことです。

それにしても、apesnotmonkeyさんは

>自己責任教の人びとに言わせれば、これも「弁護士費用を支払えなかったのが悪い」ということになるのでしょうね。

おっしゃっていますが、まさか「ライプツィヒの夏」の読者のみなさんにそんな人でなしのことを考えている方はいないでしょうね…。
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ミャンマーの旅 2011年 夏 (18)

2011-09-29 00:07:04 | 旅(ミャンマー)



服を売っているエリアです。







翡翠などを売っている店が数件。







楽器屋までありました。



ミャンマーでエレキギターを買える人は相当裕福な人でしょうね。ハープもあったので、店の人に「ビルマの竪琴? (バーミーズ・ハープ?)」と聞いてみたら、そうだとの答えでした。



地元の人か外国の人かはわかりませんでした。



ヤマハ製ですか。地元の人ではなかなか手が出ないでしょう。

(つづく)

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残念だが勝てなかった

2011-09-28 02:42:33 | スポーツ
ラグビーのワールドカップの予選プールAで、日本はカナダと23対23で引き分けてしまいました。

前回大会も同じカードがあって、日本が終了間際に追いつく引き分けでしたが、今回はリードしていたのを試合終了前に同点に追いつかれたので、実際にはカナダ側にしてやられた内容ということになるでしょう。20年間の勝利のブランクはなかなか長いというところでしょうか。

個人的にはこのカードは相当な差をつけられて負けるんじゃないかと思ったのですが、試合を見た後はこの試合は日本は勝たないとねえと思いました。ちょっとネットで見た記事を引用します。

>■後半ロスタイム、攻めている日本が我慢しきれなかった
――それでも勝ち切れなかった原因は?

 我慢ができなかったことだと思います。ディフェンスでしっかり確認することを、最後まで徹底できないシーンがありました。
 逆にカナダは試合終盤に向けて、ディフェンスの集中度が上がり、しっかり我慢していました。最後に日本が攻め込んだんですが、カナダは反則のできないプレッシャーの中でしっかり守り切って、日本は攻めていても我慢ができずにSOアレジがドロップゴールを狙って失敗しました。あの場面は攻撃側が粘り強く攻めなくてはいけないんですが、先にこっちが苦し紛れのキックをけってしまった。もったいなかったです。

 試合終盤の厳しいところではメンタルの強さが重要になってくるので、タフな試合を経験して勝ち切ることが必要です。例えば今日の試合で最後に逃げて、逃げて数字の上で勝っても何か違うと思うんです。タフに勝負して、勝ち切るメンタルの強さが求められてくると思います。

(引用ここまで)

東芝ブレイブルーパスの廣瀬俊朗キャプテンの発言です。

また、産経新聞の橋本記者の記事からも。

>最後は約2分にわたって攻撃を続けたが、相手防御を崩せないままノーサイド。カーワン・ヘッドコーチ(HC)は「勝てる試合だと思ったが、これがW杯」、ロック大野は「準備はしてきたけど、正直、20年間勝っていないと勝つのは難しい」とうなだれた。

 これで最終成績は4年前と同じ1分け3敗。だが、前回はカーワンHC就任から約9カ月で迎えた大会だったのに対し、今回は4年の準備期間を経て、1991年大会以来20年ぶりの白星、そして「一大会2勝以上」を目標にしてきただけに、衝撃が違う。

 カーワンHCら首脳陣の退陣は決定的だが、日本開催となる2019年大会に向け、いかに立て直すのか。日本ラグビー界は難しい課題に直面している。

(引用ここまで)

今でこそサッカーでしたら欧州や南米の国々もテストマッチを組んでくれるし、日本もそれなりの試合をできるようになりました。欧州で日本の選手が活躍するようにもなりました。しかし今回のワールドカップの成績では、欧州の一流どころはテストマッチをしてくれないし、南半球にいたっては書くまでもありません。やはり前の記事でも書いたように、欧州あたりでプレーできる選手がそれなりに出てこないと難しいかな。

次の指導者は、やはりかなり難しい立場でしょうね。2015年大会は、1勝もできないわけにはいきません。

最後に試合の写真をのせてこの記事を締めます。









最後のカーワンと日本の選手が抱き合っている写真・・・けっこう心にしみました。
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ミャンマーの旅 2011年 夏 (17)

2011-09-28 02:00:10 | 旅(ミャンマー)



また大通りに戻ります。



アンテナがたくさん立っているのが印象に残りました。





路上で野菜や果物を売っています。





ホージョー・アウンサンマーケットに行きます。















いろいろなものを売っていますが、このあたりはみやげ物中心で、実用的なものではありませんね。

(つづく)

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ミャンマーの旅 2011年 夏 (16)

2011-09-27 04:45:06 | 旅(ミャンマー)



ここで食事をします。「地球の歩き方」にものっている店です。



2階に行きます。





カレーや野菜炒め、チキンのローストなどをいただきます。



スープです。食べすぎです。



レストランを出ます。



日本語のロゴが入っていました。



たぶん今はパイオニアとは関係ないでしょう。









車が通れないので、近くの人がテーブルをどかします。

(つづく)

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「国家基本問題研究所」・自民党国会議員の面々がダライ・ラマと面談

2011-09-26 06:13:18 | 社会時評
昨日のこのブログは非常にアクセス数が多く、2553IPから8845PVをいただきました。ランキングでは、gooのブログの中で、79位だそうです。これはちょっと驚き。

調べてみると、ビヨルン・アンドレセンの記事と、やはり昨日の記事へのアクセスが多かったのです。昨日の記事はコメントの入り具合から予想通りでしたが、ビョルンはそろそろ映画の公開も近づいてきて、関心が高まったということかもしれません。ビョルンの記事は、これだけで2000PVを超えるアクセス数でした。

さて本題に移ります。

島田洋一のブログに、櫻井よしこ、島田らと下村博文衆議院議員と山谷えり子参議院議員らがダライ・ラマと面談したとの記事がありました。

9月22日に面談したそうです。

で、島田の記事ですが・・・

>金大中、ジミー・カーターなど賞の権威を地に堕とした受賞者も多いが、ダライ・ラマはソルジェニーツインらと並び、ノーベル平和賞の意義を格段に高めた尊敬すべき人格者の一人だ。

(引用ここまで)

金大中を島田が非難するのは予想できるところですが、ジミー・カーターもですか。wikpediaの島田の記事には

>尊敬する政治家はナタン・シャランスキー。スタンスも親イスラエル(≒シオニスト)、反パレスチナ(反アラブ・反イラン)的である。とりわけ、イスラエル国防軍が2007年9月にシリアの核施設に対して行った限定空爆を高く評価しており、北朝鮮の核の脅威に直面する日本が見習うべき点は多々あるとの認識を示している。

とありますから、カーターが北朝鮮緊張緩和に積極的なだけでなく、パレスチナ問題にも熱心だから罵っているわけでしょうか。なかなか島田という男も気合の入った男です。それにしてもこれ、いくら個人のブログの記事とはいえ「国際政治学者」の書く文章かなあ。「ソルジェニーツィン」なんて人物をいまさら出しているのも興味深いところです。アウンサンスーチーとか最近の知名度の高い人ではないですね。ちなみにソルジェニーツィンが受賞したのは平和賞でなく文学賞(爆笑)です。  



ね、ちゃんとそう書いてあるでしょ。後で島田氏が訂正しても大丈夫なようにいちおう証拠にしておきます。

wikipediaでのソルジェニーツィンの記事より引用。

>1970年度ノーベル文学賞を受賞するも1974年2月12日に逮捕され、国家反逆罪でレフ・トロツキー以来45年ぶりの国外追放処分を受ける。

1970年の平和賞受賞者は、ノーマン・ボーローグです。緑の革命の立役者ということでの受賞ですね。

で、次の文章が興味深い。

>チベットを侵略、チベット民族を弾圧してきた中国共産党政権は、なりふり構わずダライ・ラマの孤立化を図ってきた。その中共から見て最も聞き分けのよい優等生が、情けないことに、日本政府であり続けている。

 日本の首相は、金正日とは二度握手しているが、ダライ・ラマとは一度も握手していない。早く、穢れた手を、ダライ・ラマに浄化してもらうべきだ。中共の叱責を怖れて逃げ回っていてはならない。

 面談の内容などは、次回以降に触れる。

(引用ここまで)

中国本国はともかく日本では「中共」というのはいまでは一部の専門家くらいしか使わない用語でしょうけど、島田の中国に対する悪意は良くわかります(笑)。

それから残念ながら、中国との超密接な関係を考えれば、今後も日本が中国側にこの件で強い態度に出ることはあまり期待できませんね。むしろEUあたりのほうが強く出られるでしょう。

>日本の首相は、金正日とは二度握手しているが、ダライ・ラマとは一度も握手していない。早く、穢れた手を、ダライ・ラマに浄化してもらうべきだ。中共の叱責を怖れて逃げ回っていてはならない。

あのー、この会談で、彼らとともにインドを訪問している元首相である安倍晋三は顔を出していないみたいなんですけど(爆笑)。 

安倍がどういう事情でこの場にいないのかは不明ですが、その理由に「日本の元首相である自分がダライ・ラマに会うのはまずい」という判断がまったくなかったわけではないでしょう。自分たちと一緒に行動している元首相ですら会えない状況で、その点になんのコメントもなく

>ダライ・ラマとは一度も握手していない。早く、穢れた手を、ダライ・ラマに浄化してもらうべきだ。中共の叱責を怖れて逃げ回っていてはならない。

とまで言われたって、「できっこないこと言うな」という以上の話ではないと思うんですけど。

ていうか、島田は安倍にぜひダライ・ラマにあってほしいとすすめはしたんでしょうかね。それを安倍が断ったのか、それともはじめっからそんなことしても無駄だと考えて話もしなかったのか、どちらなんでしょうか。こういう文章を書いておいて、安倍がこの場にいないことをなんら書こうとしない島田の態度もどうもなあというところです。

なーんかこれ自分がきらいな首相が靖国神社を参拝しないと猛然と罵倒するくせに、好きな人が参拝しなくても見て見ぬふりをする阿比留瑠比記者の態度と酷似しているような気がします。

こういうことを書くと身もふたもないけど、けっきょく島田とかにとってチベットなんて反中国の道具の1つでしかないんでしょうね。彼は完全な反パレスチナの人間だから(wikipedia参照)、そんなに民族自決とかを支持している人間とも思えないし。しかし、現段階で日本でチベットを積極的に支援しようと考える人たちは、島田とか櫻井みたいな人間がめだちますからねえ。だから義理とか戦術的な面もあってチベット側も彼らと近づく。そうすると、本来だったらもっとチベットに同情するべき人たちがあんまりいい顔をしなくなる…。

だいたい

>日本の首相は、金正日とは二度握手しているが

とかいますけど、特に最初の訪朝で小泉さんが訪朝しなければ、現在帰国している人たちも(この部分追加)いまだって北朝鮮に日本人拉致被害者がいる可能性が濃厚じゃないの? 後付けだったらなんだって言えますが、あの時点では北朝鮮に行った小泉氏の対応は当然でしょう。いまになって「あの時首相が北朝鮮に行かなくったって拉致被害者は帰ってきた」なんていうようなニュアンスの発言は、ためにする発言なら論外として、私にはきわめて無責任なもののように思えますけど。

ていうか、島田という人は「巣食う会」(まさにこちらの表記の方がふさわしいね)の副会長であって、そういう立場の人間がこのような発言をするのは、本来だったら拉致被害者家族は激怒するようなものだと思いますけどねえ。過日のインタビュー記事といい、もうすこしまともな態度をとってよと思います。

世の中そんなもんでしょうが、どうもね、いろいろ難しいですね。
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ミャンマーの旅 2011年 夏 (15)

2011-09-26 05:38:16 | 旅(ミャンマー)



さらに街を歩きます。ヤンゴンにはこのような僧侶がたくさん道を歩いています。



頭に物をのせていますね。





物乞いの人もいます。さすがにこのような光景はちょっときついものがあります。



一番左の男性は、ミャンマー(ビルマ)独立の指導者、アウンサンです。彼はかのアウンサンスーチーの父です。











いつも思うんですけど、海外ってこのようにたむろっている人がいますね。失業者なのかどうか事情はわかりませんが。





トラックの荷台も公共交通機関です。

(つづく)

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あまり実のある発言ではない。

2011-09-25 05:40:03 | 社会時評
現在安倍晋三は、かの極右シンクタンク国家基本問題研究所なる組織の面々(櫻井よしことか島田洋一といった人たち)と自民党の極右議員(下村博文、山谷えり子など)ら(民主党の議員も参加)とインドを訪問しています。安倍とインドと言えば、こいつ参議院選挙惨敗後の2007年8月にインドを訪問して、パル(パール)判事の遺族(息子さん)と面談したっけなあとつまらんことを思い出しました。正直、東京裁判の一裁判官の子孫にわざわざ日本の首相が公式の訪問で面談するというのも、安倍ってほんとすごい(悪い意味で)男なんだなあといまさらながら呆れた記憶があります。

もっとも、安倍は、東京裁判のことについてあまりつっこんだ話はしなかったみたいですが(ていうか、されたって息子さんだって困りますよね)。こちらにこの件の記事があります。

さてさて、そんな安倍晋三が、ブラーマ・チェラニー氏なる人物との意見交換会で次のような発言をしたそうです。

>インドの後ろには日本がいる、日本の後ろにはインドがいると国際的に思わせるような関係を作ることが重要だ。オバマ政権初期に、スタインバーグ国務副長官が中心になり、中国が主張する「核心的利益」に米国はチャレンジしないと公言した。これは大きな間違いだった。チベット人の人権を売り渡したことにもなる。ところが、中国が東シナ海、南シナ海、チベット、ウイグルなどで好き放題しだしたため、オバマ政権は驚いたと思う。日印がしっかりアメリカを牽制していかねばならない

(引用ここまで)

え・・・あんた首相だった時、中国にむかってそんな発言したっけ・・・。首相就任後、すぐに中国を訪問して小泉時代に冷えた日中関係再構築に動いたんじゃなかったっけ。それとも今じゃ自分は間違ったことをしたって後悔しているのかな。

あ、断っておきますけど、私は安倍が中国との関係改善に動いたことについては支持します。安倍のことを本気で支持している(いた)人はあれはひどく失望したかもしれませんが、下にも書いたように、日本と中国の強い関係を考えれば、関係改善に動くのは当然の話。

ていうか、安倍に限らず自民党政権にしても民主党政権にしても、中国の「核心的利益」なるものに「チャレンジ」した人なんかいないでしょう。したって日本が損をするだけだからねえ。中国は日本にとって最大の輸出入国であって日本は中国と切っても切れない関係にあるんだから。こちらのページを見てください。自分の重大なパートナーの核心的利益にちょっかいを出して、自分たちの利益を損していたら、それはかなり愚かな行為ってもんじゃありませんかね。

安倍がふたたび首相になることはないでしょうが、失礼ながら安倍は再度首相になったとして中国に「毅然とした」(笑)態度をとれますかね? できない相談でしょうね。口先だけの男です。むろん政治家にとって「口先だけ」というのも必要なものですけど。でも、首相までやった人物の発言としてはね、もう少し考えてもらわないとね。

ついでながらチェラニー氏なる人物の発言もどうかと思います。曰く

>日本とインドが強くなるほどに、アメリカは自己の国益を増進するため、日印により肩入れしてくる。日印の軍事力・軍事協力関係の強化に応じて、アメリカは尊敬と関心を向けてくる。中国は歴史カードで日本を攻めているが、第二次大戦後、最も露骨に侵略行為を続けてきたのは中国だ。その中国から、第二次大戦以前の問題を振りかざされて日本が萎縮する必要はない

(引用ここまで)

>日印の軍事力・軍事協力関係の強化に応じて、アメリカは尊敬と関心を向けてくる。

そうなんですか? 関心はともかく、尊敬はどうかなあ。

>中国は歴史カードで日本を攻めているが、第二次大戦後、最も露骨に侵略行為を続けてきたのは中国だ。

いや、侵略ということを言うのなら、米国でしょう。次がソ連かな。もちろん特に中越戦争なんかは中国のやり方はひどいと個人的には考えますが。いや、氏はチベットやウイグルのことを言っているのかな? あるいは国共内戦?

>その中国から、第二次大戦以前の問題を振りかざされて日本が萎縮する必要はない

この件については、安倍だって首相在任時居直ることはできなかったし、今後も日本政府が居直る見込みは低いんじゃないの? たぶん日本の極右にたいするチェラニー氏のリップサービスなのでしょうけど。

ついでながら、チェラニー氏なる人物は、こちらによると

>インドの軍事専門家でパキスタンに対して非友好的なブラーマ・チェラーニ氏

だそうですので、反中の人というより、インドの右翼とでも言うべき人のようですね。たぶん「敵の敵は味方」の論理で、安倍とか「国家基本問題研究所」の人たちと付き合っているのでしょう。

どっちにしても、日本政府がチベットやウイグルをカードにして中国に圧力をかけるなんてのは、およそ現実的には考えにくいと思いますし、たぶん安倍というか自民党もそれを利用する可能性は低いでしょうね。しつこく繰り返すと、口先だけです。仕方ないけどね。

あ、記事中のチェラニー氏と安倍の発言は、島田洋一のブログより引用しました。また、bogus-simotukareさんの記事を参考にしました。ありがとうございます。

9月26日追記:下のコメント欄にも書きましたように、この記事のコメントが私を誹謗するようなどうしようもないものが多いので(下を見ればどういうものかわかるでしょう)、ネット右翼系のコメントはぜんぶ削除します。今後もらっても反映させませんのでそのつもりで。しまいには、民族差別のコメントまできましたからお話にもなりません。
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