ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

そこまで「闇サイト事件」というのは、遠慮しなければいけないものなのか(そうなのだろうが、そこに合理性や妥当性はないだろう)

2019-10-19 00:00:00 | 社会時評

すみません。しばらくぶりの名古屋の闇サイト事件に関する記事です。ただ今回は、いつも私が批判する被害者の母親の件ではありません。最終的にはつながりますが、母親を直接批判・非難するものではない。

もう何か月も前の話ですので、時事性には欠けますが、知ったのが10月15日ということなので記事にします。左翼系出版社で、死刑関係についての著作も多く出版(年報・死刑廃止は、死刑への賛否を超えて基礎資料として重要なものです)しているインパクト出版会サイトを見ていて、次のくだりで驚きました。

2019/05/24朝日新聞が広告掲載を拒否<朝日新聞が広告掲載を拒否>

 5月21日23日で『鎮魂歌』の配本を終えました。
(『鎮魂歌』インパクト出版会刊 - http://impact-shuppankai.com/products/detail/282)

 25日の朝日新聞の書評欄下の5段10割スペースに『鎮魂歌』を筆頭に5点の本の宣伝原稿を入稿したのは20日、22日に校正が出て校了、ところが23日朝、朝日新聞広告部の審査が通らなかった、この本を他の本に差替えてくれと広告代理店から電話が。

理由を聞いても要領を得ない。

直接、審査部に電話して話を聞こうと担当者名を聞いてしても、ニュースソースは教えられないと代理店は言う。
これがニュースソースなのか? 

かつて死刑囚の本を朝日に広告していた資料を自宅にわざわざ帰って探し出しファックスし、なぜ今回はダメなのかを問う。

 代理店は、

1、闇サイト事件だからダメだ
2、受刑者であって刑を償ってないからダメだ
3、過去にどうしたかではなく、その時々の判断で決める

と審査部が言っている、審査部が言うことは変えられないと言う。

 天下の朝日新聞が、その時々の気分で広告掲載審査やるようでは、記者がどんなにいい紙面を作ろうと頑張っても足下から表現の自由が崩壊していく。理不尽な審査が、小さな権力者によって行われているのだ。

 事件を真摯に悔い、いのちを削って書かれたこの本が、広告掲載できないほど恐ろしい本なのか?
詳しくはこちら

けっきょくこの件は、朝日新聞社側が非を認めて掲載されるということになったそうです。それならよかった。なお、問題となっている本はこちら

それにしてもこれもひどいですね。そもそも死刑囚による手記、あるいは著作などはたくさんありますが?

有名どころを上げただけでも、すでに刑死していますがかの永山則夫氏や名古屋での連続殺人事件の勝田清孝氏(のちに藤原姓に改名)、大久保清氏、名古屋で誘拐殺人事件を起こした木村修治氏(インパクト出版会から手記が出版されました)、執行はされませんでしたが(獄中で病死)、警視庁の元警部が強盗殺人を犯したので有名だった澤地和夫氏、またこちらは冤罪ですが、かの袴田巌氏も死刑確定後に著作が出版されています。なお上にあげた人たちは、すでに死亡あるいは冤罪と考えられますので、敬称を付けました。

死刑囚というのは、基本的にそれなりの衝撃や話題、議論を社会に提起したわけで、彼(女)らが著書を出すのは特に意外ではないし、また彼(女)らをモデルにした小説、ルポルタージュ(ノンフィクション)などもたくさん出版されていますし、映画やドラマも制作されています。かの吉永小百合だってそのような映画に出演しているくらいです。

この件は、たぶん死刑囚が著者であるという側面のほかに、上にもふれられているように、この事件が闇サイト事件であるという点も問題となったんだろうなと思います。おそらくですが、被害者遺族(ら)がうるさいので広告を出すことを嫌がった・・・という部分がありそうですね。

上に引用した「週刊金曜日」での報道が正しければ、これは朝日新聞社の組織的な問題というよりは、担当者の忖度、勇み足だったんでしょうか。朝日新聞側もすぐに対応・撤回したのだから確かにそうなのかもですが、やっぱり朝日新聞社側としても、広告拒否というのはやりすぎでも、それでも積極的にはかかわりあいたくないというところもあったんですかね。そのあたりについて朝日新聞社に「どうなんだよ」と聞いたところでお答えはないでしょうからこれ以上詮索するつもりもありませんが、タイトルにもしたように、そんなに「闇サイト事件」というのは、扱うことを慎重にしなければいけないのか、遠慮しなければいけないのかなあと思います。私は、あの事件で死刑というのは不当に重い刑罰だと考えますが、それはともかくとしても、いろいろな意見を述べたり発表したりすることは重要じゃないですかね。この事件の犯人の1人で死刑執行済みである死刑囚だって、控訴すれば減刑になった可能性は十分あったし、これは私が何回も批判をしたことですが、被害者の母親のめちゃくちゃな発言を、法科大学院(!)で講演させたり毎日新聞がそのまま垂れ流したりするわけです。そういう話は、もしどうしてもしたいのなら、「犯罪被害者・家族・遺族の集い」(仮称)とかでやればいいし、自分の著書やHPですればいいのです。そうでもなければ傾聴ボランティアに話せばいい。あんなものをマスコミがそのまま垂れ流していてはどうしようもありません。いくら最愛の娘を理不尽に殺された気の毒な犯罪被害者遺族であっても、あのような発言を法科大学院でさせてあげることはないし(当たり前です。なおこの法科大学院は、すでに募集停止をしています。こんな愚劣な講演会を開く法科大学院なんて、募集停止になって当然です)、ましてやマスコミが報道してあげるようなレベルのものではない。そこにはなんら、合理性や妥当性がないじゃないですか。犯罪被害者(家族、遺族)にだって、彼女よりまともなことを話す人はたくさんいるわけで、あのような人物の話を垂れ流したり拝聴したりすることはないわけです。

裁判官が判例に固執することを批判して、なにがどうなってほしいんだか

まあでも、右翼が安倍晋三のことを批判しないのと同じように、闇サイトの被害者の母親、というか闇サイト事件というのは、扱いが難しい事件なんでしょうね。私のような人間は、「この母親の言っていることおかしいじゃん」と考えれば批判をしますが、世の中「母親がかわいそうだ」とか言って、批判をしないわけです。いまさらマスコミにどうこう言うつもりもないですが、批判すべき点は批判をしないといけません。そういう融通がきく部分は、私たちネット論客の強みです。犯罪被害者遺族であろうと何であろうと、上の記事で私が批判したようなものは、どんどん批判しなければいけません。 

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ちょっと正直絶望的な気分になってしまった(元予備校講師である佐藤忠志氏の死について)(10月9日発表)

2019-10-13 00:00:00 | 社会時評

過日このような記事を発表しました。

これも、大金を稼いだ人がくだらん散財で財産を失う典型だと思う(複数の追記あり)

つまり1980年代後半ごろに大の人気予備校講師として2億円の年収があったという佐藤忠志氏が、生活保護受給者になりそして孤独死したという記事に驚いて書いたのですが、その後死のちょっと前に撮影された佐藤氏の写真を見た際には、正直本気で驚愕しました。昨年の夏は、まだ昔の体格を維持していたのですが、とても約1年でここまでひどくなったとは信じられない姿でした。

それで先日、次のような記事を読み、さらに「どうもなあ」と思ってしまいました。

「金ピカ先生」は、なぜ絶望の中ひとりで逝かねばならなかったのか
68歳の孤独死…「全部オレが悪い」

私が、佐藤氏の死の報道を読んで疑問に思った、不審に感じた点が、たぶんこの事態に陥った最終的な要因と考えられる1億円の車の購入と、生活保護受給者になったという点です。氏が生活保護を受給者になったのは、今年の5月とのことですが、ってことは氏の居住している住宅は、貸家か賃貸かと考え、また2年前にはどうやって1億円もの現金を用意できたのかというのがどうも不可解だったわけです。生活保護を受給する際には、基本的に持ち家不可、車の所有不可のはず。もっとも1億円の車がそう容易に転売できるということもないでしょうが。

そうしたら、次のような状況だったようですね。

>(前略)

佐藤さんは、'90年代前半にはすでに講師を引退。その後は、知名度を活かしてタレントとして生活していたが、ブームはあっという間に過ぎ去り、収入は講師時代の100分の1以下に。

それでも、かつては毎日のように高級ホテルで食事をし、地方への移動も常にファーストクラスだった佐藤さんの放蕩ぶりは一向に収まらなかった。

「貯金はあっという間に減っていきましたが、決定打になったのは、なけなしのおカネを元手に出馬した'01年の参議院選挙でした。自民党から出馬したものの、落選してしまった」(佐藤さんの友人)

穴埋めのため、予備校講師時代に建てた「豪邸」も売り払った佐藤さんが、中野区内にある実家に妻と共に越してきたのは、いまから5年ほど前のことだった。

(中略)

先生(引用者注・佐藤氏のこと)はおカネの管理がまったくできない人なので、カネ回りの世話は奥さんがぜんぶやってあげていました。誰かとご飯を食べるときはいつも先生の奢りなので、奥さんの鞄には100万円の束が入っていた。

先生が、講師を辞めてあまりおカネがなくなってからも、奥さんが先生のもとを離れることはありませんでした。10年ほど前に先生が脳梗塞で倒れた直後も、奥様は献身的に世話をして、きっちり断酒を成功させていました」(前出・佐藤さんの友人)

仕事以外のことはまるで何もできない夫と、半歩後ろを歩きながら身の回りを甲斐甲斐しく世話する妻。

典型的な「昭和のおしどり夫婦」の関係に亀裂が走ったのは、実家に移ってから2年ほどが経ち、夫婦の生活が本格的に困窮してからのことだった。

相変わらず近所の飲食店に行くにもタクシーを利用するような佐藤さんの暮らしぶりに妻は呆れ果て、二人の間には喧嘩が絶えなくなった。

ついには「死ぬまで住み続けていい」という条件のもと、知人に自宅を売り払い、そのカネで高級外車を買おうとした佐藤さんに妻の怒りは限界に達した。'17年のある日、突然家を出ていってしまう。

 私正直

>「死ぬまで住み続けていい」という条件のもと、知人に自宅を売り払い、そのカネで高級外車を買おうとした佐藤さん

というのには、けっこう本気でおったまげました。もちろん、正直それくらいしか金をひねり出す方法はないというのはそうでしょうし、またそうであれば私が不審に感じた様々なことが説明がつくわけですが、それにしてもあまりにひどすぎるとしか言いようがない。

>死ぬまで住み続けていい

というのは、いわゆるリバースモーゲージ(Wikipediaでは、リバースモーゲッジ)みたいなものでしょうか、しかしそれで得た金である1億円で車を買うか、です。

私車を持っていないので(運転免許は持っています)、当然趣味として車を買うなんてことには何の興味もないですが、たぶん自宅を買ってくれた知人の人だって、おそらく佐藤氏を支援するつもりで買ったのだろうし、それはまさか1億円の車を買うための援助のつもりではなかったのでしょうが、それで奥さんは激怒、何回もキャンセルしてそれで佐藤氏が強引に買った後逃げちゃったわけです。

経済観念がないとか、馬鹿だとか、非常識にもほどがあるとか、いろいろ悪罵をぶつけられても仕方ないですが、その結果が前にもご紹介した

こちらの姿ですからねえ(写真は再掲)。こういう言い方をしてはよくないでしょうが、正直「孤独死するにしても、もう少しましな孤独死があるだろう」という気がしました。

ネット版の記事には省略されていますが、「週刊現代」の記事によると、今年の春ごろ(たぶん氏が外に出ることができた最後の時期)に、近所を回って大要食費もないので100円貸してくれと頼み歩いたとか(なお取材に応じた人が語るところによると、貸してあげた100円は、返済はされたといいます)。しかしそれ、食事代でなく酒代、煙草代に消えたのかもしれません。

いわゆる知的障害者の末路であって、佐藤氏とはまた事情が違うことは確かですが、こちらの拙記事を思い出してしまいました。

行政その他の支援がなかったことが非常に悪い事態をもたらした大きな要因と思われる強盗殺人事件の実例

佐藤氏の場合、支援がなかったからこうなったというわけではありませんが、非常識な行動にストップがかからなかったのは、上の記事でご紹介した死刑囚と同じようなものではないかと考えます。inti-solさんは、拙コメントに対する返しでつぎのようにご指摘になっています

>なんというか、救いがないというか暗澹たるというか、まさしく「破滅的」としか言いようがない状況ですね。よくあるゴミ屋敷騒動などとほぼ同じようなパターンかなと思います。
こうなってしまった人を助ける、というのはもうほぼ不可能かなと思わざるを得ません。もうとっくに居宅生活なんかできない状態だったのでしょうけど、どう考えても入所施設でおとなしく生活できるとは思えないので、どうにもならない、この結末を避けることはできそうにないという状態ですね。

なお、佐藤氏に限らず大金を得た人間が馬鹿な散財をして無一文になることについて解析した記事を参考までにリンクしておきます。また、私が発表した記事などでもお分かりのように、米国のスポーツ選手のバスケットボールやアメリカンフットボールの選手なども、実に多くの人間が経済的に破産しているとのことです。

「金ピカ先生」年収2億でも「老後破綻」してしまったワケ
誰にとっても他人事じゃない

「自分は例外だ」なんて考えないほうがいいのかもしれない(米国スポーツ選手の浪費と困窮について)

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WTO提訴されたら受けて立つしかないじゃん(そもそもこういう事態になるのがどうしようもない)

2019-09-17 00:00:00 | 社会時評

先日の産経新聞の社説より。

>【主張】韓国のWTO提訴 不毛な対日紛争望むのか - 産経ニュース

タイトルで分かる通り、内容は韓国のWTO提訴を非難するものです。産経って、安倍政権の輸出規制措置を全面支持していませんでしたっけ。そうであるなら、韓国のWTO提訴はほぼ予想どおり想定内のたぐいです。何を今さらこんなこと書きますかね(苦笑)。日本側が行った輸出規制が納得いかんとなれば、当然韓国にとってWTO提訴は一つの方法でしょう。ていうか、日本政府だってこうなることはほ予想の範疇、覚悟の上だったんじゃないんですかね。それとも、日本が輸出規制すれば、韓国はすぐ頭を下げると思っていたんですかね。そう考えていたなら、きわめて認識がよろしくないとしか言いようがない。記事中

> 日本に理があるからと楽観していると足をすくわれる。それが教訓である。

 今回の提訴でも、輸出管理の不適切事案とはどういうものかを含めて、日本の妥当性を合理的に粘り強く訴える必要がある。

などと書いてあります。それで日ごろの産経の韓国への態度から考えれば、当然ここは「受けて立つ!」「日本側の勝利は間違いない!」「返り討ちだ!!」とか書けばいいと思いますが(本来政府でない産経新聞がそのような記事を書くのも変な話ですが、そんな常識は産経新聞には通用しないので)、やっぱり産経も、日本側が勝つのは難しいと考えているんでしょうね。この書きっぷりはあまりに元気がない。

だいたいこういうことは阻止できることじゃないしね。日本側には、韓国のWTO提訴をやめさせるすべがありません。何らかの交渉をしてWTO提訴を先方に思いとどまらせることしかできない。で、日本側は何らかの交渉なりなんなりをしたのか。やったことはほぼ先方と会っただけで、日本側の意見や方針を伝えただけじゃないですかね。それじゃあどうにもならんし、それなら韓国側だってWTO提訴に踏み切るのはほぼ理の当然でしょう。

世の中スラップ訴訟というのもあるし、あるいは百人斬り訴訟や大江・岩波訴訟のような勝負より政治敵宣伝目的の裁判もあります。それだってしっかり対応しなければいけないわけです。あ、私はもちろん韓国のWTO提訴をスラップ訴訟や百人斬りとかのようなものと同一視してはいませんよ。しかしそれはともかく訴えられたら対応するしかない。裁判ではありませんが、inti-solさんも記事に書かれていましたが、新幹線の中で娘をあやしていた父親が、怪しいと警察に通報されて取り調べを受けたということが話題になりました。こんなの迷惑にもほどがありますが、かといって取り調べを拒否できないしねえ。形式的には任意の取り調べでしかありませんが、それを拒否することが現実的に可能かとか考えると、遺憾ながら自分の身の潔白を説明するしかないでしょう。それでもちろん通報した人間に文句を言うこともできないし、警察だって通報されたら取り調べはします。

それで提訴されて日本側はどうなんですかね。にも書いたように、安倍晋三自身が

>首相、日韓関係で「根幹にある徴用工問題の解決が最優先」

2019.9.3 17:00政治政策

 安倍晋三首相は3日、韓国訪問から帰国した河村建夫元官房長官(日韓議員連盟幹事長)と首相官邸で会談し、いわゆる徴用工問題などで悪化する日韓関係について「根幹にある徴用工問題の解決が最優先だ。国と国との約束をしっかり守ってもらいたい。その一言に尽きる」と述べた。河村氏が会談後、記者団に明らかにした。

 河村氏は先月31日から訪韓し、ソウルで李洛淵(イ・ナギョン)首相と会談。いわゆる元徴用工問題や韓国による軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄決定などについて意見交換しており、首相にその内容を報告した。

なんて語っている始末ですからね。そんなこと公言したら韓国側から徹底的に突っ込まれるじゃんと思いますが、でもこういう発言繰り返しですからね(苦笑)。それで前にも紹介したようなデマ情報を流してデマ記事を報道させる始末です(笑)。あれ、さすがにフジテレビの関係者の中でも、「安倍の野郎、ガセ情報をつかませやがって」と激怒している人いるんじゃないの(笑)。全員が全員この件を完全に分かって報道していたということもないでしょう。

それでどうも安倍とかその周辺、あるいはそれを支持している人たちは、中国はだめだが、韓国なら日本側の言うことをきかせられると本気で考えているのかもですが、中学校の教科書に書いたあるレベルの話をしますと、2018年で、日本からの韓国への輸出額は国別ランキング3位なんですけどね。1位は中国、2位は米国です。輸入額も5位です。とても馬鹿にしていられる時代ではない。でもこういうことを支持している連中というのは、こんな基本的なことにも無知だったり見てみぬふりをしますからね。まったくもって救いのない馬鹿連中です。面倒だから、子ども向けのサイト(そう! 子ども向けですよ!)をリンクしておきますから、興味のある方はご覧になってください。

3.日本の主な貿易相手

それで表を見てもらえばわかりますように、韓国が輸入で5位になっているのは、3位と4位にオーストラリアとサウジアラビアが入っているわけです。この2国は資源大国です。それで日韓貿易は日本側の輸出超過で、日本は韓国貿易のおかげで大儲けしているわけです。そういうことも少しは認識してほしいと考えてこの記事を終えます

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たぶん右翼の連中には、よりによって安倍政権下で、宮内庁が天皇の靖国参拝を拒否したかという考えがあると思う

2019-09-11 00:00:00 | 社会時評

先日興味深いニュースが報じられました。まずは共同通信の記事を。

>宮内庁が靖国神社の天皇陛下参拝要請断る

2019/8/13 17:12 (JST)8/13 19:21 (JST)updated
©一般社団法人共同通信社

 靖国神社が昨秋、当時の天皇陛下に2019年の神社創立150年に合わせた参拝を求める極めて異例の「行幸請願」を宮内庁に行い、断られていたことが13日、分かった。

さらに東京新聞より

>靖国、昨秋 天皇参拝を要請 創立150年向け 宮内庁は断る

2019年8月14日 朝刊

 靖国神社が昨秋、当時の天皇陛下(現上皇さま)に二〇一九年の神社創立百五十年に合わせた参拝を求める極めて異例の「行幸(ぎょうこう)請願」を宮内庁に行い、断られていたことが十三日、靖国神社や宮内庁への取材で分かった。靖国側は再要請しない方針で、天皇が参拝した創立五十年、百年に続く節目での参拝は行われず、不参拝がさらに続く見通しだ。

 天皇の参拝は創立から五十年ごとの節目以外でも行われていたが、一九七五年の昭和天皇が最後。七八年のA級戦犯合祀(ごうし)が「不参拝」の契機となったことが側近のメモなどで明らかになっている。一部保守層から天皇参拝を実現するためA級戦犯分祀(ぶんし)を求める声があるが、靖国側は応じていない。

 靖国神社の前身「東京招魂社(しょうこんしゃ)」は、戊辰戦争の官軍側戦死者らを弔う明治天皇の意向で一八六九年六月二十九日に創建。創立五十年の一九一九年五月に大正天皇、創立百年の六九年十月に昭和天皇が参拝している。

 上皇さまは在位中に参拝しておらず、平成は天皇参拝のない初の時代となった。関係者によると、靖国神社は昨年九月、平成中の参拝を促すため、宮中祭祀(さいし)を担う宮内庁掌典職に過去の天皇の参拝例を示し、参拝を求める行幸請願をした。

 掌典職は代替わりを控えた多忙などを理由に、宮内庁長官や天皇側近部局の侍従職への取り次ぎも「できない」と回答したという。共同通信の取材に対し、掌典職は「参拝について判断やコメントをする立場にない」としている。

 靖国側は「断られた」と判断、創立二百年の参拝も確約されないことから「将来も参拝は難しくなった」と受け止めた。代替わり後の再要請について取材に「(陛下の参拝を)お待ち申し上げる立場」と回答し、行わない方針だ。

 戦後に宗教法人となった靖国神社は終戦まで軍直轄だった。太平洋戦争などで戦死した日本軍の軍人らも含め約二百五十万人を祭る。天皇はじめ公人の参拝では政教分離が問題視されてきた。

上の図は、記事に添付されていたものです。

この報道を読んだとき、私は直感「靖国神社の悪手だな」と思いました。現在の状況からして、天皇、これは現天皇でなく前天皇(現上皇)の話ですが、靖国神社に参拝してほしいと宮内庁(日本政府、安倍晋三)に申し入れたところで「OK」の返事は来ないでしょう。そしてやっぱり来なかったわけです。ほぼこれは読める話であって、なんでいまさら靖国神社側がこんなことをするのか正直私は理解できません。どっちにしても参拝が難しいのなら、そういう具体的なアクションを取らないで待つほうがどちらかといえば得策でしょうが、我慢できなくなったのか。このあたりは靖国神社の最高幹部でもないとわからないでしょうが、あるいはどうせだめでも格好はつけておきたいという考えでもあったか。

それで、これもだいたい予想のつく話ですが、本来ならこういう報道に激怒するような右翼連中も実に静かですね。あるべき筋としては、安倍晋三をあからさまに批判はしないまでも、宮内庁許さんくらいの声はもっと上がってもいいのではないか。

それで、安倍晋三にも近い右翼団体である国家基本問題研究所のHPを見ても、この記事を書いている段階ではこの件について論考は発表されていませんね。ここは、毎週月曜日に「今週の直言」というのを発表しますが、現段階この件についての論考はありません。

それは例によって、安倍晋三を批判できないとかいろいろあるのでしょうが、おそらくですが東京新聞の記事にもあるように、首相の参拝、天皇の参拝は今後も見込めそうにないという判断じゃないですかね。そうなると改めて騒いでも得策でないという判断はあるのでしょう。しかしそれにしてもよりによって安倍晋三が首相の時に・・・という考えは当然あるのではないか。公然とは書かないまでも、「安倍の野郎、我々を裏切りやがって」という思いは、やはりあるでしょう。それでその国家基本問題研究所は、昨年(2018年)に次のような論考を発表しています。右翼憲法学者の百地章の執筆です。

春季例大祭に陛下の靖國神社ご親拝を

内容については読んでいただければいいですが、これかなり興味深いですね。つまりタイトルだけ読むと、これは天皇に参拝してほしいと要求している文章に見えますが、実はそれより主たる主張は、首相(安倍晋三)に参拝を(再開)してほしいという内容です。もっともこれはある意味当然かもしれません。現在の状況では、首相を差し置いて天皇が靖国神社を参拝するという可能性は低いでしょう。が、それにしてもいろいろ「どうもなあ」と思わせる記述が充満しています(苦笑)。たとえば次のようなくだりはいかがでしょうか。

 >首相がわが国の繁栄と発展のため、政治、経済、外交、防衛等、様々な分野で目覚ましい成果を上げ、国民に元気と活力を与えてくれたことは間違いなく

なんて、この人こんなこと書いていて恥ずかしくないのかなあ(まともな人間じゃないからね)と思うし、

>外交問題だけだが、日米関係、日中関係等、5年前と比べれば大きく改善されているのではないか。自国第一を唱えるトランプ米政権が安倍首相の参拝に異を唱えるとは思われないし、中国とは今秋、日中平和友好条約締結40年を迎え、良好な関係にある。

というのは、てめえどんだけ恣意的な現状分析なんだよ(苦笑、呆れ)と思います。

>自国第一を唱えるトランプ米政権が安倍首相の参拝に異を唱えるとは思われない

なんて「嘘つけ」としか思えないし、

>中国とは今秋、日中平和友好条約締結40年を迎え、良好な関係にある。

なんて、いや安倍だって日中関係を壊さないために靖国参拝を自重しているんじゃんということでしかない。もちろんそんなことを理解しないほど百地だって狂信者でも馬鹿でもないでしょう、

が、ここで百地が、彼の内心がどうかはともかくとして、「中国の意向なんか関係ない。さっさと参拝すればいいんだ」とか「中国との関係なんてどうでもいいんだ」とか主張しないのは、やっぱりそう主張しても安倍の不評を買うだけだ、みたいな認識があるんですかね(笑)。ほーんと、どんだけ安倍には甘いんだか。

それにしても上の引用ではわざと省略したのですが、

>国民に元気と活力を与えてくれたことは間違いなく

のつづきは、

>参拝しにくい事情があったことも良く分かる。

というのも笑っちゃいます。てめえ安倍晋三以外だったら絶対そんな優しいこと言わないだろ、このクズ野郎と思いますが、しかしつまりは安倍といえども靖国参拝は難しい、ということを(語るに落ちるかイヤミか皮肉かはともかく)認めちゃっているわけです。右翼の連中としては、しかし安倍にはそのような状況でも無理をしてもらいたいと思っているわけだし、だから今までも安倍絶対支持を通してきたのでしょうが、しかし今回の宮内庁の仕打ち(連中からすれば「仕打ち」でしょう)は、よりによって安倍政権でこれかよと絶対考えているでしょうね。

いずれにせよこのような安倍晋三に対する異常な甘さ、遠慮、忖度その他は、たぶん安倍が首相を辞任しても続くんですかね。やはりほとんどの右翼連中は、「安倍の野郎、我々の期待を裏切りやがって」なんて安倍をののしったりしないんでしょうねえ。それは安倍に遠慮しているということもあるでしょうが、たぶん自分たちが安倍を過大評価したということを認めたくないという部分もあろうかと思います。拉致被害者家族がいまだ安倍や巣食う会を批判したり決別しないのも、いまさら連中を信頼しているというより引っ込みがつかないとかそういう側面のほうが大きいでしょう。愚かにもほどがあります。そしてこのようなクズ首相への支持がまた高い(さすがに積極的な支持ではないとは思いますが)。なんとも無様で無残な光景です。

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性犯罪者というのは、突然常習あるいは凶悪に転化することがあり、それが非常に怖い

2019-08-13 00:00:00 | 社会時評

最初におことわりしておきますと、私は死刑廃止・反対論者ですが、この記事はそういう話とは無関係です。その点おことわりしておきます。

ちょうど私が、マレーシア(クアラルンプール)からミャンマー(ヤンゴン)に移動している最中ごろでしょうか、日本で今年初めての死刑執行がありました。記事を引用します。

>福岡3女性殺害死刑執行 鈴木死刑囚 神奈川連続強殺も

2019/8/3 6:00
西日本新聞 社会面

 法務省は2日、福岡県内で2004~05年に女性3人を殺害し、強盗殺人罪などで死刑が確定した鈴木泰徳死刑囚(50)=福岡拘置所=と、神奈川県大和市で01年に女性2人を殺害した強盗殺人罪などで死刑が確定した庄子幸一死刑囚(64)=東京拘置所=の刑を執行した。執行は18年12月以来で、令和時代では初。

 山下貴司法相は記者会見で「いずれも落ち度のない尊い命を奪った残忍な事案。慎重な検討の上、執行を命令した」と述べた。執行を命じる書面には7月31日に署名したとし、両死刑囚の再審請求の有無については答えなかった。鈴木死刑囚に関しては「家族にとってかけがえのない被害者を殺害し、一瞬にして平和な家庭を崩壊させた結果は極めて重大だ」と指摘した。

 確定判決によると、鈴木死刑囚は04年12月、福岡県飯塚市の公園で専門学校生、久保田奈々さん=当時(18)=を絞殺したほか、北九州市の路上でパート従業員大中敏子さん=同(62)=を刺殺して現金入りのバッグを強奪。05年1月には福岡市の公園で会社員の福島啓子さん=同(23)=の背中などを刺して殺害し、バッグを奪った。

 庄子死刑囚は交際していた女=無期懲役が確定=と共謀。01年8月に女の知人の林弘子さん=同(54)=の首を絞めるなどして殺害し現金などを奪った。同9月には女の知人の大沢文子さん=同(42)=を浴槽に沈めて殺害し金品を奪った。

 第2次安倍政権での死刑執行は計38人。今年11月には皇位継承に伴う重要な祭祀(さいし)「大嘗祭(だいじょうさい)」があるため、しばらく執行は控えられるとの見方もあった。死刑確定から執行までの期間は鈴木死刑囚が8年4カ月、庄子死刑囚は11年8カ月。死刑確定者は、現在釈放中の袴田巌さんを含め111人おり、うち82人が再審請求している。

   ◇    ◇

■「つらく、長かった」 福岡3女性殺害遺族らの傷深く

 鈴木泰徳死刑囚の刑が執行された2日、遺族や被害者を知る人はやりきれない思いを口にした。「戻ってくるわけではない」「無念は晴れない」。事件から15年。遺族にとっては一つの区切りでしかなく、深い心の傷は今も残る。

 「やっとか、長かった」。最初の被害者となった久保田奈々さん=当時(18)=の父寿さん(62)は淡々と語った。「自宅では常に奈々の写真を身近に置き、好物だったギョーザなどを作った時は供えています」

 難病を克服し、声優になる目標を持ちながら飯塚市の歯科技工士の専門学校に通った。クラス担任だった喜瀬直樹さん(43)は「明るくまじめな子。友達も多かった」と振り返る。

 クラスメートたちは今も時折集まり、喜瀬さんも加わる。「記憶から消さないため、心の中で思い続けよう」。皆で奈々さんへの思いを新たにするという。刑の執行には「奈々ちゃんが戻ってくるわけでもないし…」と言葉少なだった。

 北九州市小倉南区で犠牲となった大中敏子さん=同(62)=の夫(76)は「つらく、あまりにも長い期間だった」と話した。福岡地裁判決後に息子2人が結婚。「妻が生きていればどんなに喜んだか。(刑執行は)一つの区切りにはなった。それでも、妻のいない日々は変わらない」と静かに語った。

 福岡市博多区で被害に遭った福島啓子さん=同(23)=は客室乗務員になることを夢見ていた。北九州市立大に在学時は、熱心に経営学のゼミを受講した。ゼミを担当した斎藤貞之名誉教授は「どうして被害に遭わなければならなかったのか。(刑執行は)半分は良かったと思うが、無念さは晴れない」と声を落とした。

引用したのが、福岡の事件の地元紙である西日本新聞ですので、そちらの事件が中心の記事となっています。

この福岡の事件を私は知っていましたが、神奈川の事件のほうは、死刑囚の名前は知っていましたが、詳細はよく知りません。今日記事にしたいのは、福岡の事件です。

福岡の事件での死刑確定時の記事をご紹介します。

>3女性殺害で死刑確定へ 福岡の事件、上告棄却 

2011/3/8付

福岡県内で2004~05年に女性3人を相次いで殺害したとして、強盗殺人などの罪に問われた無職、鈴木泰徳被告(41)の上告審判決で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は8日、被告側の上告を棄却した。被告を死刑とした一、二審判決が確定する。

同小法廷は判決理由で「まじめに生きていた何の落ち度もない3人を殺害した。刑事責任は極めて重大で、死刑判決を是認せざるを得ない」と指摘した。

06年11月の一審・福岡地裁判決は「反省の態度がなく更生可能性は少ない」として死刑を言い渡し、08年2月の二審・福岡高裁判決も支持した。

判決によると、鈴木被告は04年12月、福岡県飯塚市で専門学校生の久保田奈々さん(当時18)を殺害、北九州市でもパート従業員の大中敏子さん(同62)を包丁で刺して殺害し、現金などを奪った。05年1月には福岡市で出勤途中の会社員、福島啓子さん(同23)を刺殺、現金などを奪った。

久保田さんの父、寿さん(54)は判決傍聴後に「死刑が確定しても子どもを失った悲しみは変わらず続く。死刑判決は当然と受け止めており、被告が上告して決着を引き延ばしたことにいらだちを感じている」とコメントした。

私がこの事件を注目した理由はいくつかありまして、1つには、これが典型的な性犯罪者が暴走するタイプの事件であるということ、第2に、加害者の裁判他での態度が非常に悪かったこと(ただし再審の申し立てはしていなかった模様)、最後に、その割には、この件での死刑がなかなか執行されなかったことです。

最初に第2、第3について書きますと、この加害者の裁判での様子を引用します。

>鈴木被告は飯塚市の事件では殺意を認めたが強盗目的を否認。北九州市の事件では「女性ともみ合ううちに転倒し刃物が刺さった」と殺意を否認。福岡市の事件では殺意や暴行、強盗目的を認めていない。

 2006年1月26日の公判で、検察官は「3人を殺して無期懲役になるのは虫が良すぎる。今から(死刑を)覚悟しておいた方がいい。こんな事件を社会は許さない」と語った。また鈴木被告は取り調べに対する不満を述べることに終始し「事件を防ぐにはどうするべきだったか今も分からない」などと述べた被告に対し、谷敏行裁判長は「君は事件に向き合っていない。被害者の立場で考えることが責任ではないか」「遺族は君の反省の言葉を望んでいる。君が殺したんだよ。遺族は『到底許せない』との気持ちを深めたと思わないか」と声を荒らげ約10分間説諭した。

(略)

そして検察側は、「若い人に犯罪に走らないよう伝えたい」「命の大切さを伝えるためにも死刑にはなりたくない」などと死刑回避を求める鈴木被告の法廷での態度について、「醜悪極まりなく、常識はずれも甚だしい。遺族の怒り、悔しさを増幅させた」と厳しく指摘した。「何の落ち度もない女性を襲った凄惨、冷酷な犯行に酌量の余地は皆無。死刑の適用をためらう必要性など全くない」と述べ、死刑を求刑した。

(略)

鈴木被告は被告人質問で「『罪を憎んで人を憎まず』と言う。権力が人を許さないと、更生への道を閉ざすことになる」「都合のいいことを言うな、と言われるでしょうが、生きて償う道を私に与えてほしい」などと死刑回避を訴えた。

以上お読みいただいてご理解いただけるように、この人物の態度はかなり劣悪です。私は正直、あんまりこのような死刑確実あるいは死刑を求刑されているような人間が法廷で何をいおうが、それを批判・非難するのは気が引けてあまりしたくないのですが、この人物の態度についてはかなりあきれ返りました。といいますか、純粋に死刑を回避したいと考えたとしてこれではマイナスでしょう。

刑事責任が免れる精神異常ではなくても、この精神状態はかなりひどいものではないかとお私は考えます。

ただそれにしては、その後再審を請求しなかったのはある意味不審です。ご当人の心境に変化があったのか、死刑が確定してそういうことができる状況でなくなったのか。

さて、その後この人物の死刑は8年弱後に執行されました。上で引用したサイトでも再審を請求したという情報は書かれていませんし、また昨今(たぶんオウム真理教の死刑囚の執行のために)再審中の死刑囚も執行されていますが、しかしそれは最近の話だし、またこの事件は他の死刑事件と比べてもかなり悪質だと思われますので、そういう意味でも執行が遅いなと考えたのです。なお、彼より遅く死刑が確定して執行済みの死刑囚は、10人います。うち2人(中川智正、遠藤誠一)がオウム関係の死刑囚です。

誰の死刑を執行するかは法務省の役人の胸三寸だし、また本人が拘置所でどういう状況だったかはつまびらかでないですが、あるいは「年報・死刑廃止」の次の号でその状況が明らかになるかもです。このあたり私も確認したいと思います。

さて私がこの事件で一番興味深いというと言葉が悪いですが、考え込まざるを得ないのは、この加害者が、実はこの事件を起こすまで、これといった前科がなかったということです。交通事犯はあったようですし、また女遊びほかが激しく借金をこさえたりいろいろ問題があったようですが、少なくともこのような重大事件を起こすような人間ではありませんでした。それでこの人物の犯行履歴を確認しますと、先ほどのサイトから引用しますと

>2004年12月12日午後11時40分頃、飯塚市の公園で専門学校生の女性(当時18)を強姦したうえ、女性の首をマフラーで絞めて殺害した。さらに財布を奪おうとしたが通行人が現れたため何もとらずに逃走した。
 2004年12月31日午前7時頃、北九州市の路上でパート従業員の女性(当時62)の胸や背中を包丁で刺し殺害、約6000円入りの財布などが入ったバッグを奪った。
 2005年1月18日午前5時半頃、福岡市の公園で会社員の女性(当時23)を強姦しようとしたが、通行人に目撃されることを恐れ断念。女性の腹などを包丁で刺して殺害し、携帯電話や財布(約1000円)が入ったカバン(総額約45000円)を奪った。

というわけで、1か月強で3人も人を殺しているわけです。北九州の事件は性犯罪ではないですが、その悪質さには驚きます。そして逮捕された状況は、

2005年3月8日午前1時頃、捜査本部は福岡市で殺害した女性の携帯電話を持っていた鈴木被告を直方市内で見つけ、占有離脱物横領の現行犯で逮捕した。鈴木被告は携帯電話で出会い系サイトを利用していた。犯行を自供した鈴木被告を、3月10日に強盗殺人容疑で逮捕した。

というものであり、またその盗んだ携帯電話で、これは地裁の判決文から引用しますと、

>同事件の被害者から奪った携帯電話機に安
否を確認する内容の電子メールを送信してきた同人の友人らに対し 「俺,K ,
といいます。昨日Fちゃんのこと好きで告白したら,俺みたいな男は嫌いだっ
- 11 -
て言われてついかっとなって殺してしまった。とんでもないことしてしまって
今から,俺もFちゃんのところに行きます。」「家のFば,先日空港近くで殺
されました。ニュースを見ませんでしたか 」という電子メールを送信してい 。
る。

というわけで、これだけでも万死に値するとしか言いようがありません。

それでこの人物の場合、最初の飯塚市での事件で、完全に急変したのでしょうね。この人物は、たしかに世間一般の常識や水準からすればいろいろ問題のあった人物かもしれませんが、さすがにこんな殺人を犯すような人間ではない。福岡の拘置所に拘禁されている死刑囚を例にとると、私がこのブログで繰り返しご紹介してる宮崎家族3人殺害事件のように、ある日突発的にひどい事件を起こした人物とは違いますが、たとえばこれも有名な事件ですが、大牟田4人殺害事件など、特に2人の息子たちなど生まれてこの方まともな人生はまるで送ってきていないはずです。そういったある意味爆発してしまった犯罪者、あるいはサイコパスとも異なるように思います。最初に何らかの理由で性犯罪の殺人をして、それで階段から落ちる、その人のもつ精神的なバリアが壊れてしまったのでしょう。

こういうことを書くとよくありませんが、最初の犯罪をした時点でやめていれば、逮捕されても死刑は免れた可能性はありました。しかし2件目で死刑の可能性が非常に強くなり、3件目で死刑は確実です。このような性犯罪者のひどい劣化は、過去の重大事件でも見受けられます。

大久保清は、1か月半弱で8人の女性を殺したとされますが、彼は幼少時代からいろいろ良からぬことをしていたし、殺人を犯した際も出所したばかりでしたが、さすがにこんなめちゃくちゃな犯罪をするような人間ではありません。けっきょく最初の人を殺してなにかが突き抜けたのでしょう。それで、犯罪のスケールはまた全然違いますが、やはりこのブログでご紹介しているプロ野球選手(当時)の性犯罪はどうでしょうか。堂上隼人は、社会人野球をやっていた時性犯罪をして会社を追われ、独立リーグで苦労をして、更生したと認められてようやくプロ野球選手になれました。しかしまたまた性犯罪をして逮捕、契約解除、実刑判決を受ける始末です。もう釈放されているはずですが、けっきょく3件の性犯罪で逮捕、うち1件で起訴されました。彼もたぶん、1件犯罪をしたときに突き抜けたのでしょう。もともと彼も、性犯罪をしやすい人間だったのでしょうが、最初の犯罪で抑制が外れたのでしょう。1件だけでやめておけなんて話は、こういう連中には通用しません。

窃盗とかなどと比べても特に殺人というのはかなりハードルが高いですが、ある種の人間が性犯罪の要素のある殺人をすると、性犯罪に対する常習性への抑圧が外れた状態になって、さらに殺人と共鳴してしまうのでしょう。それは、死刑になったり、あるいはこの件は殺人ではありませんが、プロ野球選手としての立場を棒に振ってしまうようなことも構わないという状況になるのでしょう。まったく恐ろしいとしか言いようがないですね。刑罰とか、自分の社会的地位を台無しにすることすら、こういう犯罪を決定的に抑制するものにはなりえない。そんなこと(そこまで)しなくてもいいじゃん、といった「正論」すら通用しない。それでこういう連中の犯罪にかかわった人間はまさに不幸としか言いようがないですね。不運とはこのことです。

この事件でお亡くなりになった3人の被害者の方々のご冥福を祈ってこの記事を終えます。またこの記事は、「犯罪の世界を漂う」の当該死刑囚の記事に大きく依拠しています。感謝を申し上げます。

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野党共闘しなければ、参議院1人区は野党全敗ものだから、共闘しか道はないだろう(その他雑多な参議院選挙への感想)

2019-07-30 00:00:00 | 社会時評

記事を書かねばと考えたので、選挙からだいぶ過ぎましたが一応先日の参議院選挙の記事を書きます。

私個人の意見を書くと、思ったより野党が善戦したなというところです。もう少し野党に厳しい結果になるかなと思っていたのですが、事前の世論調査ほかでの話よりは野党がわりと議席をとったと思います。私のようなアンチ自民・与党・安倍晋三の人間にとっては、もちろん満足できる結果ではありませんが、そんなに最悪の結果ではないというところでしょうか。

それでやはり興味深いのが、産経新聞の報道ですね。

参院選で野党伸び悩み 共闘路線は限界か(1/2ページ) - 産経ニュース

いや、共闘路線をとらなかったら、1人区は全敗ものでしょう(苦笑)。産経がこういう記事を書くということは、ぜひ(立憲民主党は?)野党共闘路線を放棄してほしいということです。32選挙区で与党22勝野党10勝というのは現在の与野党の支持率ほかをかんがみれば、野党側がそれなりによくやったというものであり、では共闘路線やーめたでは、まさに見るも無残な結果になります。産経はそれを望んでいるからこう書くわけですが、どんだけ自民党(安倍晋三)応援団なんだか(笑)。まったく馬鹿でクズにもほどがあります。ていうかここで立憲民主党が自分たちの力を過信して共闘路線放棄に動いたら、たぶんそれは立憲民主党にとっても相当なマイナスに働くことは間違いないところです。

それで今回、私が「なんとかせい」と考えたのが、やはり複数区での候補者調整その他の問題ですね。前にこのような記事を書きました。

なぜ「野党2議席」くらいのことが言えないのか(参議院京都府選挙区での、立憲民主党の福山幹事長の暴言)

記事も書きましたように、立憲民主党の幹事長が

>共産党に議席を渡すわけには行かない

といったとのこと。共産党の候補は現職ですから、厳密には立憲民主党候補が奪還というのが正確なところでしょうが、ここは当然「野党2議席」というべきところじゃないですか。いくら自民党候補が鉄板で強いとはいえ、それはそれ、これはこれでしょう。あまりに時代錯誤な反共意識といわれたって仕方ないでしょう。

あるいは、大阪府選挙区はどうですかね。今回の大阪府選挙区の結果は、4人当選のところ上から順番に維新、維新、公明、自民です。それで4番目に当選した太田房江559,709票です。以下共産党の現職辰巳孝太郎381,854票、立憲民主党の亀石倫子356,177票、国民民主党のにしゃんた129,587票です。この3候補が立候補調整をすれば、たぶん公明か自民の候補は落選させることができたはず。だいたい太田は元大阪府知事ですが、2013年の比例代表でもギリギリ当選でしたから、そんなに選挙に強い人物でもない。

2013年の選挙は定数4人のところ、維新が1人の立候補でしたので4番目で共産党候補が当選できましたが(この時も、民主党(当時)、みんなの党(当時)が立候補していて、それぞれ5位6位です)、2016年の選挙では維新が2人出して140万票弱の得票数で2人当選させました。今回も維新はそれくらいの票数があるのでつまり現状大阪府では、今回のような低い投票率の選挙でも140万票くらいの集票能力があるということです。すると残り2議席のうち維新のようななんちゃって野党でないまともな野党が議席を取るには、自民党と公明党の候補者と戦うためには絶対候補者調整が必要です。事実2016年の選挙も、共産党候補(5位)と民進党(当時)候補(6位)の票数を併せれば80万票を超える票数になり、これは1位で当選した松川るいを上回る票数です。

たぶん立憲民主党(および旧民主党の系統をくむ政党)に、大阪府のような格の高い自治体で候補者を出さないのは沽券にかかわるといったレベルのくだらん考えがあるのでしょうが、共産党と組むなら自民党と、くらいの態度である国民民主はともかく、この2019年の選挙は、現職が共産党なのだから、それは共産党に立候補者を譲るくらいの度量はあってもいいんじゃないかなーと思いますが、それってできない相談なんですかね(苦笑)。たぶんできない相談なんでしょうが、このあたりもう少し何とかしないとですね。立憲民主党に近い組織(連合その他)が率先して立憲民主党を説得して候補者調整をしなければいけないのですが、連合なんか時代錯誤のアンチ共産党の意識がすごいしね。改憲派の憲法学者である小林節氏は今回共産党候補の応援演説をしたそうですが(たとえばこちらの記事参照)、共産党も小林氏も、双方お互いのことをいろいろ批判しあった間柄なわけで、手をつなげられるところは協力し合うことが、安倍自民党と戦う上で大変重要なはずです。そういうことをないがしろにしていたらしょうがありません。そういう意味では、共産党も小林氏にも、この件では私は敬意を表したいと思います。

さてさて、そう考えると、今回の選挙は自民党や公明党も意気の上がらんものだなと思います。もちろん安倍改憲他について甘く考えてはまったくいけませんが、産経にしても「よし、国民民主を早急に切り崩して2/3を確保して、速攻で改憲だ!」なんていう元気はない。たとえば次のような記事はどうでしょうか。

>首相応援先は「12勝8敗1分」 東北1人区は力及ばず - 産経ニュース

記事に出てくる「1分」という奇妙な表現は、広島県選挙区のことをいっているのですが、いずれにせよ安倍晋三が演説したところでそんなに決定的に選挙結果というのは左右されないんじゃないのと思いますが、それはともかく

> 東北1人区は力及ばず 

って、どんだけ安倍応援団なんですかね(苦笑)。何をいまさらですが、「力及ばず」なんて、安倍の後援会や自民党の機関紙の表現であって、全国紙が書くようなもんじゃないでしょう。つまりは産経が、安倍後援会でそのもの自民党の機関紙だということです。どんだけ右翼ミニコミなんだか。

本題に戻りますと、その記事にある表が興味深い。


当選の赤色はいいとしましょう、落選の(濃い)灰色ってなにそれ(爆笑)。青ほかのもっと目立つ色にすればいいでしょう。つまり負けた選挙区を目立たせたくないということです。そういうつまらん無様な小細工はするなよと思いますが、つまりは産経も、予想(期待)ほどには自民党(改憲勢力)の票は伸びなかったという認識なのでしょうね。上の表のような愚にもつかん小細工も、そういうことなのでしょう。

前にこのような記事を書きました。

産経新聞も、安倍や自民党の改憲に対する姿勢には相当の不満があるようだ

この記事で私は、

>今堀という人が、安倍が改憲に非常に熱心であると考えているようには私には見えませんね。むしろ「安倍の改憲の話なんか、口先だけだ」と考えているように見えます。この記事を読んだ限りでの私の感想を書けば、あんまりこの人が安倍の改憲に期待しているようには見えませんね。

私も現状、この人の意見が産経の社論だとまではいいませんが、少なくとも政治部の最高幹部といっていい人がこういうことを書き、そしてそれが産経のHPにも掲載されているという現実は、かなり興味深いと思います。

と書きましたが、産経も改憲についていよいよ改憲が実現するといったような期待感にあふれているようには思えません。あるいは産経新聞ではありませんが、次のような記事はどうでしょうか。

議論していけという声をいただいた」議席が減ったのに、なぜか改憲に強気な安倍首相の“空耳力”
参院選直後の党首発言からにじみ出る、各党の本音

記事の内容についてはお読みいただければいいとして、首相に復活してからさえ6年半も首相をやっている人物が、なにをいまさら「議論していけという声をいただいた」だ、馬鹿、ですが、安倍としてもこんな程度のことしか言えないのでしょう。やっぱり意気の上がるものではありませんね。そもそも今回比例で自民党に投票した有権者は1800万人を下回っているわけで、有権者の2割にはるかに満たない。改憲に限らず、実に政治に対する無関心が強いわけです。それもどうかです。

なおこの記事は、inti-solさんの記事bogus-simotukareさんの記事を参考にしました。感謝を申し上げます。

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大阪教育大学付属池田小学校の事件で、ガソリンが使われなくてよかったと思う(一部の生活保護受給者のなかには、凄まじい異常人格者がいる)

2019-07-29 00:00:00 | 社会時評

昨今、京都アニメーションの放火、吉本のトラブル、参議院選挙などいろいろありましたが、やはり京都アニメーションの放火は私にとってショックでした。

このような建物が

こうなってしまったのですから、まさに絶句ものです。なお上の写真は2枚とも京都アニメーションのWikipediaからいただきました。

それで消火活動を行った消防隊の指揮隊長、副指揮隊長が報道陣の取材に応じていて

>噴き出す炎、建物入れず=消防の指揮隊長ら-京アニ放火

2019年07月26日17時27分

 アニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)の放火殺人事件で、現場で消火活動に携わった市消防局の指揮隊長(57)らが26日、報道陣の取材に応じた。炎と黒煙が窓から噴き出し、「何とか(建物の中に)入ろうとしたができなかった」と言葉を詰まらせた。

 取材に応じた指揮隊長と副指揮隊長(46)によると、現場に向かう途中から黒煙が激しく立ち上るのが見えた。最初に現場に到着したが、全ての窓から炎と黒煙が噴き出しており、指揮隊長は「昼間に3階建ての事業所があれほど燃えているのは初めての経験だった」と振り返った。
 建物内に突入することができず、中に残された人数すらつかめなかった。すぐに応援を要請する一方、負傷者の治療の優先順位を決めるトリアージを行い、医師と連携して病院に搬送した。
 指揮隊長は涙を浮かべながら、「1人でも多く命を救おうと懸命に活動したが、結果的に34人が亡くなり大変残念」と語った。
 消防への通報は18日午前10時35分にあり、指揮隊長らは5分後に到着した。市消防局では救急隊を含め約190人が出動。過酷な現場で隊員も精神的ショックを受けた可能性があり、心のケアに努めるという。

とのことです。おそらくこれだけの規模の火災は防火対策その他が整った現在ではそうそうあるものではないわけで、まさに空前の経験だったわけです。そして心理的なケアも必要になっています。前に、相模原の障碍者施設での殺人の際、救急搬送に駆け付けた消防隊の人が、現場のあまりの凄惨さに腰を抜かしてしまいそうだったというようなことを述べていましたが、火災と殺人事件現場ではまた違うにしても、たぶん(それこそ戦争とかでもないと)一生に2度遭遇はしそうにないひどい状況だったのでしょう。

なお上の写真は、引用した記事に掲載していたものをいただいております。

で、どうも報じられているところによると、ガソリンをまかれてそれに放火されたら、ほぼどうしようもないようですね。このビルにはスプリンクラーは設置されていなかったようだし、あってもどうしようもなかったようです。これについてはガソリンを、携行容器での購入の際には身分証明書の提示を求めるとか総量を規制するとかの措置になるとも言いますが、どうですかねえ。この犯人はガソリンを購入後まもなく犯行を実施したのだし、セルフのガソリンスタンドですかさず給油することもできるし、ほかにもいろいろできるんじゃないんですかね? 一般人に対する規制としてなら意味があるでしょうが、今回の事件のようなことを起こす人物(組織)には、大して影響はないでしょうね。

そしてこの犯人の男は、自分の書いた小説を盗作されたという趣旨のことを身柄拘束時に語ったようですが、京都アニメーション側はそのような事実はないといいます。実際のところはわかりませんが、たとえば犯人側も主観的には嘘をついているわけではない可能性もあります。つまり勝手に妄想を爆発させた可能性があり、たぶんそうだと思いますが、そうなるとこれどうしようもないですね。川崎での通り魔事件でも、再発をどう防ぐかという議論がありましたが、たぶん今回の事件はまったく再発防止不能ですね。

それでこの人物は生活保護受給者と報じられています。NHKの報道より。

>関係者によりますと生活保護を受けていて、精神的な疾患があるため訪問看護を受けることもあったということです。

今回の事件で京都アニメーションが標的になったのも、たぶんまったく何かの偶然でしょう。たまたまこの人の頭の中に引っかかって、それが動機になったのでしょう。ジブリだったり、役所(生活保護受給者なのですから、地元の市役所が標的になる可能性も十分でした)、学校、保育所、金融機関、映画館などの劇場、駅、電車の中、その他さまざまな公共施設や民間の建物ほかが狙われなかったのは、たんなる偶然でしかありません。それで学校をねらった大規模殺人事件が、大阪教育大学付属池田小学校の事件です。私もずいぶん以前ですが、この事件での精神鑑定を記録した本を拙ブログでご紹介したことがあります。これも、かつて犯人はこの学校を受験したかったとか伝えられていますが、つまりは犯人の頭のスイッチが入ってこの事件が起きたのでしょう。

興味深い本が出版される

京都アニメーションの事件についてのいろいろな報道を読んで正直私は、池田小学校の事件でガソリンが使われなくて良かったと思いました。この事件では、児童8名(1年生1名、2年生7名)が殺害され、児童13名・教諭2名が負傷するという惨事でしたが、ガソリンを教室などに大量にまかれて火をつけられたらこれ以上の被害が出た可能性がある。教室の生徒のいる状況次第ですが、その可能性が高かったのではないか。たぶんですが、現在入院中の今回の京都アニメーションの事件の犯人が、取り調べを可能とするほどに回復したとして、まともな動機が語られるとは思えませんね。動機の解明は、まず難しいんじゃないんですかね。たぶん池田小学校の犯人のようなめちゃくちゃなことしか言わないでしょう。

それで、こういうことを書くと、生活保護受給者全体がそうだなどと誤解されてもしょうがないのですが、一部の生活保護受給者のなかには、異常に悪質な人間がいるというのも事実です(池田小学校の犯人は、生活保護受給者ではありません)。読者の皆さまもご存じのこちらの事件はどうでしょうか。

>何度も暴行し交際相手殺害容疑、男再逮捕 京都女性遺棄

2019年7月9日18時55分

 京都府向日(むこう)市のアパートの駐車場に女性の遺体を置いたとして、生活保護世帯の窓口だった同市職員と受給者の男が逮捕された死体遺棄事件で、京都府警は9日、このアパートに住む受給者の橋本貴彦容疑者(55)=死体遺棄罪で起訴=を殺人容疑で再逮捕し、発表した。「身に覚えがない」と否認しているという。

遺棄事件「受給者怖くて従った」 ケースワーカーの苦悩
 捜査1課によると、橋本容疑者は5月31日から6月1日の間に自室で、同居していた交際相手の小林美雪さん(当時43)=大阪市住吉区=に何度も暴行して殺害した疑いがある。死因は外傷性ショックだった。2人は5月中旬から同居していたという。

 司法解剖の結果、小林さんの遺体には複数の骨折とあざが見つかった。橋本容疑者が小林さんを日常的に殴っていたという目撃情報があるという。小林さんが深刻な状態なのに放置したとして、同課は殺意が問えると判断した。

 この事件では、向日市地域福祉課主査で橋本容疑者の担当だった余根田渉(よねだわたる)容疑者(29)=京都市西京区=と、無職の図越(ずごし)幸夫容疑者(52)=同市右京区=の2人も死体遺棄の疑いで逮捕され、同罪で起訴されている。

事件の性質はいろいろ違いますが、こういった異常人格者が生活保護受給者になりやすいのは確かなのかもしれません。

この事件の場合、どういう事情で被害者がこんな人物と交際していたのかわかりませんが、担当ケースワーカーが死体遺棄を手伝うというなんとも無残なことになってしまいました。だいたいこの事件の犯人は、殺人でなく傷害致死という扱いのようですが、過去に2人も人を殺しているくらいの人物です。こちらの記事より引用します。

>橋本は過去に複数回、女性を死なせているいわくつきの人物です。まず傷害致死で服役。1995年に出所後も女性への傷害などで数度服役。そして2006年、女性を殴り殺し傷害致死で11年の実刑。シャバに出ると女性に暴行しては刑務所に入ることを繰り返してきた男です。前科10犯は下らない

人を2人も殺しておいて、それでさらに3人目も殺すというのは、ちょっとやそっとの悪人じゃありませんね。まさに異常人格者、サイコパスです。おそらくくだらんことですぐ激高してそれで暴力をふるって死に至らしめるのでしょうか。まったくどうしようもない。それで、こういう実例を見ると、これも昨今話題の、父親の虐待で、なぜ母親は逃げ出したり警察ほかに訴えないのかというような話も、そのいったんを垣間見ることはできそうですね。担当しているケースワーカーにどこの馬鹿が死体遺棄を頼むと思いますが、犯人はこいつなら逆らわないと考えてそれを命じ、そして市役所職員もそれを聞いて逃げ出せなかったわけです。常識的にはその場をすぐ逃げて110番通報すればいいだけですが、そういうことができなかったのでしょう。これでは、母親が逃げ出せないのも、それと似たような心理があるのだろうなという気がします。

ともかく今回のような放火について、模倣犯が出ないことを祈るばかりです。やろうと思えばこういう事件はできます。ただしないだけです。しかしたがが外れた人はします。そしてその際の被害者は、池田小学校の生徒だったり京都アニメーションの従業員だったり、何の落ち度も関係もない人たちなのです。あなたや私が被害者にならない保証はもちろんない。

なお今回の記事は、inti-solさんの記事を参考にしました。感謝を申し上げます。

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なぜ「野党2議席」くらいのことが言えないのか(参議院京都府選挙区での、立憲民主党の福山幹事長の暴言)

2019-07-19 00:00:00 | 社会時評

「京大民青」さんのツイートより。

>今、目の前を立民の宣伝カーが福山幹事長の肉声で「共産党に議席を渡すわけには行かない」って絶叫してたんやけど、先祖返りでもしたのか?と耳を疑ってしまいました。

あまりの非常識さに呆れ返りますね。現在、立憲民主党と共産党は国政では共闘している関係でしょうに。なぜこんな馬鹿なことを言い出すのか。

福山に非常に好意的に考えれば

①京都府選挙区では、自民が鉄板で、2013年の選挙では、民主党(当時)候補が共産党候補に惜敗している。

②福山自身も今回の改選ではないが、京都府選挙区選出の参議院議員である。

で、そういうことを言うんでしょうが(苦笑)、まったくどうしようもないですよね。なぜ「野党2議席」というくらいのことを言えないのか。ほんとこういう連中の「反共アレルギー」というのは病的ですね。

現実問題として、たしかに京都府選挙区の今回の選挙は、非自民リベラルの表の奪い合いという側面はあります。自民候補は当選確実だから、共産党候補との票の取り合いという側面を私も理解しないでは当然ないですが、それにしたって最低レベルの礼儀もないですね。失礼にもほどがある。これでは、安倍ほかを喜ばせるだけじゃないですか。お話にもならないとはこのことです。なお、この記事は、bogus-simatukareさんの記事からいただいた情報をもとに書きましたので、感謝を申し上げます。また記事の内容が、その記事に投稿した拙コメントをそのまま使っていることをお許しください。また上の写真は、7月17日に私が撮影したものです。

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何をいまさらながら、実に無様で無残でな有様だと思う(フジテレビのデマ報道)

2019-07-12 00:00:00 | 社会時評

過日の2つの報道を。

韓国からの違法輸出、4年で156件 韓国政府発表 :日本経済新聞

兵器に転用可能…韓国「不正輸出リスト」を独自入手! サリンやVXの原材料も第三国に - FNN.jpプライムオンライン

日本経済新聞の報道はこのようなものです。

>韓国違法輸出、4年で156件 ウラン濃縮用機械など

2019/7/10 22:00 (2019/7/11 10:02更新)
【ソウル=鈴木壮太郎】韓国の産業通商資源省は10日、2015年から19年3月までに戦略物資の東南アジアや中国、中東諸国などへの違法輸出が156件に上ったと明らかにした。対象には、生物・化学兵器を含む大量破壊兵器製造にも転用できるフッ化水素などの輸出も含まれていた。昨年5月にはウラン濃縮に使われる遠心分離機がロシアなどに輸出された。

同省によると、15年に14件だった無許可輸出の摘発件数は16年に22件、文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足した17年は48件とほぼ倍増した。18年は41件、19年は1~3月だけで31件だった。

産業通商資源省の資料によると、化学兵器原料になるフッ化ナトリウムなどが17年12月にイランへ輸出されていた。遠心分離機が18年5月にロシアなどへ輸出されたこともわかった。

半導体の製造工程で使われるフッ化水素酸も17年12月にベトナム、19年1月にアラブ首長国連邦(UAE)へ不正輸出されていた。フッ化水素は核兵器の製造や猛毒サリンなどの化学兵器の合成材料にも使われる。日本政府が韓国への輸出規制を厳しくした対象品目にもなっている。

日本政府は韓国への輸出規制を厳しくした理由として、韓国側に輸出管理の「不適切な事案」があったことをあげている。ただ同省は「一部の国内企業が許可なく輸出したものを摘発した事例で、日本産のフッ化水素ではない」と説明した。

さらに「サリンに転用されるのは低純度のフッ化水素。日本から輸入している高純度のフッ化水素が転用されることはありえない」と強調。日本の一部で指摘されるフッ化水素の北朝鮮への流出は「いかなる証拠もない」と強く否定した。

同省は10日発表したリストについて「輸出管理が効果的にされている証左」と主張。「日本は違法輸出の摘発件数さえ公開していない。一部の事例を選んで公開しているだけだ」としている。

ただ先々、韓国からの輸出品が東南アジアや中東などを経由して北朝鮮など大量破壊兵器の保有・開発が懸念される国々に輸出されていた事実が判明すれば、日本にとどまらず米欧各国なども韓国に対する輸出規制の強化に動きかねない。

また将来、元徴用工問題が解決に向かうことがあったとしても、違法輸出問題への対応は別個の問題として残ることになる。

一方フジテレビの報道は次のようなものです。

>兵器に転用可能…韓国「不正輸出リスト」を独自入手! サリンやVXの原材料も第三国に

2019年7月10日 水曜 午後8:38
国際的に厳しく規制されている物資が韓国から不正に輸出?
サリンやVXの原材料も含まれ北朝鮮などに流れた可能性も
「韓国はホワイト国(安全保障上の友好国)ではないのでは」

生物化学兵器に転用可能な物資を不正に輸出!
FNNが韓国政府作成の「不正輸出」リストを独自入手した。

リストによると兵器に転用可能な物資が第三国に不正に輸出されていたことが判明。2015年から2019年3月にかけて、韓国から無許可で輸出された案件は156件に上っている。

このリストを日本語に翻訳してみると、核兵器や生物化学兵器に転用される恐れがあるとして、国際社会が厳しく統制・監視している物資が掲載されていることがわかる。

例えば、2017年10月、韓国のD社がパキスタン、マレーシア、中国、シンガポールに輸出した「ジイソプロピルアミン」という物資。これは、化学兵器に転用可能だという。

国連安保理 北朝鮮制裁委 古川勝久元パネル委員 ;
ジイソプロピルアミンは、科学関連の物資を管理する国際レジウムで規制されてる化学品。具体的にはVXの原材料としても使用されている

神経剤VXは、おととしマレーシアのクアラルンプール空港で起きた、金正恩委員長の兄・金正男氏の殺害にも使われた。

さらに、7月から輸出管理の優遇措置が撤廃された3品目の1つ「フッ化水素」も不正輸出のリストに…

2017年12月に、韓国のG社からベトナムへ。2019年1月に韓国のS社からUAE=アラブ首長国連邦へ輸出されている。

国連安保理 北朝鮮制裁委 古川勝久元パネル委員 ;
フッ化水素は化学兵器の中でもサリンなどの神経剤の原材料になるとして輸出管理・規制がされている

さらに、中国に不正輸出されたジルコニウムという物資は、核燃料棒を覆う被覆管の原料になるという。

「韓国はホワイト国として扱えるのか」
国連安保理 北朝鮮制裁委 古川勝久元パネル委員 ;
北朝鮮とか、イランとか、そういったところに流れていった可能性は十分考えられるので、韓国政府は調べないといけないですが、そこまでやっているのかどうか、非常に疑問に思われる

このリストで明らかになった実態を受け、古川氏は「韓国をホワイト国(=安全保障上の友好国で輸出上の手続きを簡素化して優遇する国)として扱うのは難しいのではないか」ともコメントしている。

7月9日、スイスで行われたWTO=世界貿易機構の理事会で、日本の措置について改めて撤回を要求した韓国。

文在寅大統領は7月10日「サムスングループ」や「SKグループ」など、韓国の財閥や大企業30社のトップらと緊急の意見交換を行い、今後の対応を協議した。

韓国・文在寅大統領;
我が政府は、日本の不当な輸出制限措置の撤回と対応策の用意に非常な覚悟で臨んでいます

今回のFNNの報道について、韓国大統領府の関係者は「内容を把握していません」とコメントしている。

なんかだいぶ報道の雰囲気が違いますね(苦笑)。

フジテレビが「独自入手」といっているものについて、同じ日に日本経済新聞がその件に触れず韓国政府の発表としてそれを報道するというのも変ですが、フジの報道だと大要安倍政権の対韓国輸出規制の正当性の証拠だみたいなニュアンスですが、韓国側の発表では、これは違法輸出であり、政府が感知しているものではない、といった感じで、むしろ日本側への反論でしょう。

そもそも論として、これが日本側の韓国への輸出規制の正当性の証明なら、日本政府が自分たちで発表すればいい話ですが、フジテレビのスクープ(?)なんていう怪しさ100%(20,000%)なのも変な話です。

で、たいていの人間がそう思うでしょうけど、これたぶん安倍政権のリークですよね(苦笑)。自分たちが公然と公表するわけにもいかないので、子飼い、盟友、手先のメディアに流したと。

と、思っていたんですが、実はそんなレベルですらありませんね。5月17日付の「朝鮮日報」の記事です。

>記事入力 : 2019/05/17 10:02

大量破壊兵器に転用可能な戦略物資、韓国からの違法輸出が急増

3年でおよそ3倍…生物・化学兵器系列が70件で最多

第三国経由で北朝鮮・イランに運ばれた可能性も

 ミサイルの弾頭加工やウラン濃縮装置などに転用できる韓国産の戦略物資が、このところ大量に違法輸出されていることが16日に判明した。大量破壊兵器(WMD)製造にも使える韓国の戦略物資が、第三国を経由して北朝鮮やイランなどに持ち込まれた可能性もある。

 保守系野党「大韓愛国党」の趙源震(チョ・ウォンジン)議員が産業通商資源部(省に相当)から提出を受けた「戦略物資無許可輸出摘発現況」によると、2015年から今年3月までに政府の承認なく韓国の国内業者が生産・違法輸出した戦略物資は156件に上った。2015年は14件だった摘発件数は、昨年は41件と3倍近くに増えた。さらに今年は、3月までの摘発件数だけでも31件に上り、急増する様子を見せている。

 戦略物資とは、WMDやその運搬手段に転用できる物品や技術のこと。昨年5月には、ウラン濃縮などに使える韓国産の遠心分離器がロシア、インドネシアなどに違法輸出された。17年10月には原子炉の炉心に使われるジルコニウムが中国へ、また生物・化学兵器(BC兵器)の原料となる「ジイソプロピルアミン」がマレーシアなどへ輸出された。「ジイソプロピルアミン」は、北朝鮮当局がマレーシアのクアラルンプール国際空港で金正男(キム・ジョンナム)氏を暗殺する際に使った神経作用剤「VX」の材料物質でもある。15年9月と昨年3月には、北朝鮮と武器取引を行っているといわれるシリアに、BC兵器製造関連の物資などが違法に輸出された。

 戦略物資の違法輸出は、BC兵器系列が70件で最も多かった。通常兵器は53件、核兵器関連は29件、ミサイル兵器が2件、化学兵器が1件だった。韓国では、戦略物資を輸出する際、対外貿易法に基づいて政府の承認を受けるよう定めている。

 国防安保フォーラムのヤン・ウク首席研究委員は「北朝鮮の友好国に向けた違法輸出が増え続けており、第三国を経由して北朝鮮に渡った可能性を排除できない」と語った。

キム・ヒョンウォン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

・・・・(苦笑)。こんなもののどこが

>韓国政府作成の「不正輸出」リストを独自入手した。

なんでしょうか。馬鹿も休み休み言えとはこのことです。愚劣で馬鹿げているにもほどがある。この記事は、scopedog氏のブログよりご教示いただきましたが、氏はさらに

>この朝鮮日報記事自体が非常に偏っていて、単純な摘発件数の推移を「韓国からの違法輸出が急増」と曲解している記事になっています。

さらにさらに、朝鮮日報の記事も別に特ダネとかでも無く、基本的に韓国政府が毎年公表している統計情報で、何のこともない公開情報です。

とご指摘になり、さらに

>要するに韓国政府が輸出管理をしていて不正事案に対して摘発を行っているからこそ、摘発統計があり透明性確保のためにその統計も戦略物資管理院が「연례보고서(年例報告書)」で公表されている、と。
同様の統計はアメリカも不法輸出処罰の統計として集計しており、2015年から2017年までの3年間で、刑事罰94件、行政処罰134件と公表されている、と。2015年から2019年3月までの4年3か月間で、行政処罰156件(輸出制限:48件、改善命令:87件、警告:21件)の韓国が特段に多くも無く、年平均で見れば、行政処罰に限ってもアメリカよりも少ないんですよね(アメリカ:44.7件/年、韓国:36.7件/年)。
むしろ、日本の方こそ摘発事例の全件数を公表しておらず、一部の事例だけを抽出して公開しているだけで透明性に欠けている、と指摘してます。

日本産フッ化水素が北朝鮮に搬出された疑惑については7月9日に韓国の産業部長官が発表した通り、その証拠は発見されていない、と。
FNNが報じた記事にあるフッ化ガス関連無許可輸出事例は、韓国国内メーカーが関連製品をUAEやベトナム、マレーシア等制裁対象国以外の国に無許可で輸出したのを韓国政府が摘発した事例であって、日本産フッ化水素が無許可輸出された事例ではない、と反論しています。

>FNNのやり口は、例えるなら犯罪統計を取り上げて日本は犯罪天国だと主張するようなもので、嫌韓煽動以外の何物でもない極めて悪質なプロパガンダです。

と論難し、さらに次のような引用をしています。「中央日報」の記事です。

>産業通商資源部は10日、日本のフジTVが「韓国では、過去4年間の武器でのみ可能な戦略物資を密輸出た事例が156回摘発されたことが分かった」と報道したことについて、「これは韓国の司法当局が戦略物資無許可輸出を摘発した実績であり、公開された資料」と「韓国の輸出統制制度が効果的かつ透明に運営されている反証」と反論した。フジTVは極右・惚れ(反韓)性向を帯びた産経新聞系列放送会社だ。

あまりの無様さと無残さに言葉もないですね。こんなものを「独自入手」なんて大々的に報じているなんて、これ、報道機関としての最低の信用すらも無くすレベルのものじゃないですか(苦笑)。フジの関係者のなかでも、「安倍にだまされた」みたいに考えている人いるんじゃないの(笑)。

まあでもこういうのは、政権と極端に癒着したマスメディア(グループ)の末路なんでしょうね。けっきょくいいように利用されて、とっくの以前の発表ものを、重大情報としてつかまされる。何とも愚劣な光景です。

今回の記事は、上のscopedog氏の記事と、bogus-simotukareさんの記事を参考にしました。感謝を申し上げます。

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祝! 櫻井よしこの「週刊ダイヤモンド」での連載が、25年を経てついに打ち切られる!

2019-07-08 00:00:00 | 社会時評

櫻井よしこのオフィシャルサイトより。太字化ほかは、私がしました。

>「 日本の歴史をどれだけ深く学ぶかによって近未来を切り開く道が自ずと明らかになる 」
『週刊ダイヤモンド』 2019年6月29日号
新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 最終回 

(略)

さて、25年間にわたった連載は今回で終了する。読者の皆様には深く心からのお礼を申し上げたい。編集部の方々にも深く感謝申し上げる。

祝! 櫻井よしこの「週刊ダイヤモンド」での連載が、25年を経てついに打ち切り!

こんな狂信右翼の与太が四半世紀も続いたなんてこと自体正気の沙汰ではありません。大変いいことです(喜)。

ただ個人的にはすごく意外ですね。安倍晋三が首相である限りは、彼女の連載は続くのかと思っていたので。それで、これは私の単なる推測でしかありませんが、これなんとなくやはり「ダイヤモンド」側から切られた雰囲気がありますね。櫻井が自分から連載中止を申し出たという印象ではない。実際のところはわかりませんが、最後のくだりを読んでも、彼女が自分の意志で連載を打ち切ったようには思えない。たぶんですが、「ダイヤモンド」の編集部とかにも「あれひどすぎる」という苦情が、無視できないレベルであったのかもですねって、たぶんそうでしょう(苦笑)。

もっともそういうことを言えば、たぶん25年前の彼女は、今よりはまともだったのでしょう。連載が始まったころは、ここまでひどい人間だったわけではない。それが劣化が激しくなったのでしょう。

もちろん「週刊新潮」での連載は当分続くと思いますので(たぶん安倍が首相を辞任しても続くのでしょう)、雑誌媒体での彼女の週いちのコラムは今後も続くわけです。おそらく彼女はいまさら路線を変えることはないでしょうから今後の彼女の言論活動にもいろいろ注目をしたいと思います。当然私の立場からすれば批判が多くなるでしょうが、やはり現首相ブレーンの1人ですからそんなに馬鹿にもしていられない。もはや彼女は「ジャーナリスト」でなく極右政治活動家ですが、これからもいろいろなところで暴れまわるのでしょうから、やはり批判はこれからもし続けます。櫻井のような人間がでかい顔をしている国が、まともであるわけがない。実際この最終回の記事も、安岡正篤がどうしたこうしたなんていう話が最初です。今どき安岡もないもんですが、つまりは櫻井というのは、そのレベルの狂信右翼なわけです。まったくどうしようもない。詳細は、bogus-simotukareさんが批判されているのでぜひお読みください。

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