ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

情勢判断の誤りを反省し、1ヶ月コメント欄閉鎖、社会問題系記事執筆中止、他ブログへのコメントも中止する

2012-09-30 00:00:00 | 社会時評
私は、9月26日にて1ヶ月コメント欄を閉じ、社会問題系の記事を書くのを1ヶ月やめ、他のブログさんその他へのコメントも1ヶ月やめることにしました。その理由は、以前このような記事を書いていて、そこで私は、

>>今後、保守再編が加速するようだと安倍氏復権が予想以上に早まる可能性もある。

断言します。そんな可能性はありません。馬鹿ほざくのもいいかげんにしろ。


と断言したからです。

遺憾ながら安倍晋三が自民党総裁になりました。つまり私の考えがまったく誤ってしまったからです。

今回安倍が自民党総裁になったのは、奇跡的な偶然が重なったとはいえるし、たぶん次の選挙で安倍総裁というのは自民党にマイナスにはなってもプラスにはならないはずです。

それにしても、上の記事を書いたとき私が突っ込んだ森山という産経新聞記者は

>タイミングの悪い退陣表明もあって、安倍氏の再登板に対する待望論が広がるには、もうしばらく時間が必要になるのかもしれない。

とまで書いていますが、でも現段階では安倍待望論なるものは(産経新聞はともかく)ないですよねえ。

なぜ安倍氏、国会議員は説明を…地方で動揺

26日の自民党総裁選では、党員票で過半数を獲得した石破茂前政調会長が決選投票で敗退したことで、同党の地方組織では動揺も広がっている。

 「地方の声を聞いていない」。自民党秋田県連の役員4人は総裁選後、抗議の役員辞任を表明した。秋田県の党員票は石破前政調会長が3票に対し、安倍新総裁は1票。役員の一人は「秋田だけでなく地方の党員は憤りを感じている」と批判した。石破前政調会長が7票のうち5票を獲得した群馬県の自民県議は「なぜ安倍氏なのか、国会議員が説明しないと次の衆院選が戦いにくくなる」とした。

 石破前政調会長は、次期衆院選をにらんで党幹事長に起用される見通し。東京都議は「総裁選は皆が真剣に向き合った結果。終われば一つにまとまるだろう」と期待した。

(2012年9月27日18時13分 読売新聞)

総裁選、最初から国会議員だけでやれ…県連怒り

自民党総裁選の投開票が26日行われ、新総裁に安倍晋三元首相が選ばれた。

 秋田県関係の同党国会議員2人が投票した石破茂前政調会長は、地方の党員票の過半数を得たものの、国会議員による決選投票で敗れた。同県内では早期の衆院解散に向けた安倍氏の指導力に期待する声がある一方、地方票が含まれる1回目とは逆転した決選投票の結果に、同党県連の役員4人が「地方の声が反映されていない」と反発し、役員の辞任を表明する事態に陥った。

 自民党総裁選で地方の党員票の過半数を獲得した石破氏が敗れた結果を受け、同党県連の大野忠右ェ門会長ら役員4人は26日、開票後に県庁で記者会見し、「地方の声を聞いていないのではないか」として、抗議の意味で役員を辞任すると表明した。

 渋谷正敏幹事長は会見で、「石破さんの(地方での)得票は安倍さんの倍。地方の声を反映できないなら、初めから国会議員だけで(総裁選を)やればいい。我々党員の考えを真摯(しんし)に聞いていない」と憤りをあらわにした。

 大野氏も「本当に民意を尊重してやるならば、決選投票の前に安倍さんは辞退すべきだった」と指摘。「自民党に変わってほしいという思いが、派閥に属さない石破さんへの期待感となり、結果に表れた。これを重く感じないといけない」(川口一総務会長)、「秋田だけじゃなく、地方の党員は憤りを感じるところだ。地方を大事にするという政策とまったく逆行している」(加藤鉱一政調会長)と、口々に不満を漏らした。

 安倍氏について、渋谷氏は「リーダーとしてやり残したこと、前回病気のためにできなかったことを成し遂げてもらいたい」と述べたが、「今回の決め方で自民党に失望した人も多いのでは」と懸念を示した。

 大野氏ら4人はいずれも県議で、2011年6月の県連大会で役員に就任。任期は13年6月までだった。10月3日の県連常任総務会で辞任を申し出て諮る。

(2012年9月27日13時55分 読売新聞)


つまり安倍は、自民党の党員からですらろくに期待されていないということです。ましてやその他の人間はです。安倍に批判的な人間でなくても、たぶん多くの有権者の感想は「なぜ安倍?」というものでしょう。想像ですが、たぶん今回の安倍の自民党総裁就任は、ある程度のスパンで見れば、そうとう自民党にマイナスになるかと思います。

私の勝手な推測ですが、07年の参議院選挙・09年の総選挙で落選して来年までの選挙で再起をねらっている人たちからすると、安倍の新総裁就任は激怒じゃないですか(笑)。詳しいことは知りませんけど。

が、そういったことすべてふくめて、私は安倍晋三が自民党の総裁に再びなるなんてことは想像もしていませんでした。つまり私の認識や予想がきわめて甘かったということです。私は、安倍だってまた総裁選に立候補することはないだろう、したところで自民党だってこいつをまた総裁にするほど馬鹿じゃないだろうときわめて軽く考えていました。で、上に書いたように、自民党や自民党員、世間に「安倍待望論」なんてものがあるわけでもありません。そういった状況においてですら、なぜか安倍が総裁になったわけで、いかに私の認識や情勢判断が間違っていたかということを私は深く反省しています。安倍は私の想像をはるかに上回るどうしようもない男だし、自民党は想像を絶する馬鹿だったということです。というわけで、コメント欄を閉鎖し、社会問題系の記事も書くのをやめ、ほかへのコメントその他もやめることにしました。期限は1ヶ月ですが、もうしばらく反省すべきと考えればもう少し続けます。短縮するつもりはありません。

コメント欄を閉鎖することのどこが反省なんだよとお考えかもしれませんが、私は社会問題でえらそうなことを口にする気がまったくもってなくなりました。そういうわけで、しばらく反省するので、コメント欄を閉鎖します。ご了承ください。

なお、引用した新聞記事はinti-solさんからご教示いただきました。感謝いたします。
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ミア・ニグレンの美しさを楽しもう

2012-09-29 00:00:00 | 美女探求
ミア・ニグレンは、シルヴィア・クリステルの次のエマニエル(映画では「エマニュエル」)となったスウェーデン美女です。昨日シルヴィアの特集をしたので、彼女の記事を書きます。

シルヴィアよりはミアのほうがずっと美人だしスタイルもいいですね。ただ彼女のほうが肌の色が濃いのが印象的かな。シルヴィアのほうは基本的に肌の白い女性です。彼女あんまり日焼けしないというか日焼けを避けていたんですかね。

日焼けした全裸で登場して自らの裸身を鏡に映すという「エマニュエル」でのシーンはナルシズムの極致みたいですけど、彼女の裸をたっぷり楽しめる貴重なシーンです。

かつて発売されたVHSビデオは、全編モザイクとかが入りっぱなしの代物でしたが、現在はヘアが見える版が発売されています。彼女その他の美女たちのヘアもたっぷり楽しめます。

私は(年齢的にも)この映画の劇場公開は見ていないのですが、でも見ていたら彼女のヌードけっこう迫力あったでしょうね。ぼかしに失望したかな。

個人的には、彼女が波打ち際をトップレス姿で画面に向かって歩いてくるシーンが好きです。彼女の美乳がぷるんぷるんふるえているのが見えて、けっこうそそられます。

このシーンが魅力的なのは、たぶん彼女のスタイルのよさも一因でしょうね。ほんと、きれいな女性です。

この映画の後彼女は、「ミア・ニグレン/魔性のエマニュエル」という映画1本に出演したのみで映画界から姿を消しました。美女ではあったのですが、やや女優としての魅力には乏しかったかな・・・。

彼女もすでに50を超えた年齢ですが、いまはどんな容貌なのかな。たった2作品で美しいヌードを見せてくれた女性でした。

というわけで、彼女の写真を。順番は適当です。なお、ヌードの写真が多数あるので、嫌いな方は見ないでください。









以下、「魔性のエマニュエル」より。





































日本でも写真集が発売されました。

また彼女のいい写真があったら記事にします。
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今日でシルヴィア・クリステルは60歳

2012-09-28 00:00:00 | 美女探求
本日9月28日は、シルヴィア・クリステルの誕生日です。

シルヴィア・クリステルはユトレヒト出身のオランダ人ですが、彼女の顔はかなり東洋的であんまりオランダ女性の雰囲気がしないように思います。

彼女がアジア系の血を引いているという情報はいまだ私は入手していませんので真相は分かりませんが、彼女はかなりアジア人ぽい顔をしているような気がします。オランダ人はもっと「白人」という印象の強い容姿が多いのですが、黒い髪の毛がそのような印象をもたらすのでしょうか。たぶんそんな容姿が、フランスで受け入れられた理由のひとつかもしれません。

彼女は1952年生まれなので、まさに本日60歳です。どうも「エマニエル」シリーズ以外では、ろくな印象もない女優ですが、それでもたしかに彼女はエポックメイキングな女優であったことは確かですので、彼女の昔の写真から近影にいたるまで何枚か写真をお見せしましょう。

正直彼女は美しさという点ではこのブログにあまた登場する超美人たちとくらべるとやや劣りますが、でもひところけっこうな人気があったのは事実ですので、読者の皆さまもそれなりに楽しんでいただければ幸いです。年齢順とかでなく、順不同ということでご了解願います。また、以下ヌードの写真が多いので、嫌いな方はご覧にならないでください。









































最近の写真はちょっと痛いかなという気がします。あんまり美しく老いることができなかったと書いたら気の毒かな。

彼女も脳卒中になったり(こちらで記事を書きました)ガンを患ったりといろいろ大変なようです。穏やかな人生を送ってくれればと思います。
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ちょっと現役続行はきついんじゃないかなと思う

2012-09-27 02:52:34 | スポーツ
女子テニスの大会としてはメジャーな大会になる東レ・パンパシフィック・オープンが開かれ、クルム伊達公子が完敗しました。

相手が世界ランク10位の選手なので、はじめから勝てる見込みはないというのが正直なところなのですが、それにしてもちょっと痛いなという気がします。

もう引退でいいんじゃねーの、って気が個人的にはするんですが、どんなもんですかね。本人もそう簡単にはやめられない義理や何かがあるのかもしれませんが、彼女はじゅうぶんによくやったと思いますけどね。本人もそれなりの覚悟はしているんでしょうけど、そろそろマスコミも報道の仕方に困る部分もあるんじゃないかな。

今回も主催者推薦みたいな形での出場だと思いますけど、ちょっとそれだけの力がないですね。彼女が復活したのはほんとすごいと思うけど、もう限界としかいえないかなと。

彼女は、前はあっけなく現役を引退しましたが、今回はそうあっさりとした引退はできないのかもしれませんね。

で、こちらの写真を私は「おや」と思いました。



非常に表情がさえないですね。負けもさることながら、かなり無理がきているように思えます。ちょっと本人プレーするのもきついんじゃないんですかね。精神的にもどうかというところになっているのかもしれません。

こちらの記事にも「どうもなあ」です。

>伊達 1回戦敗退…酔った観客のヤジに集中力乱され
スポニチアネックス 9月25日(火)7時1分配信


拡大写真
<東レ パンパシフィック シングルス1回戦>バルトリに敗れたクルム伊達

 女子テニスの東レ・パンパシフィック・オープン第2日は24日、東京有明テニスの森公園で行われ、世界ランク107位のクルム伊達公子(41=エステティックTBC)は、1回戦で同10位で第9シードのマリオン・バルトリ(27=フランス)に1―6、4―6で完敗した。奈良くるみ(20=大産大)も、ウルシュラ・ラドワンスカ(21=ポーランド)に2―6、4―6で敗れた。

敵はコート外にいた。2年連続の初戦敗退が決まると、クルム伊達は鬼の形相で客席をにらみつけた。「残念なことに酔っぱらった方がいた。私が打った時や打った後に声がした」。勝負どころで集中を乱され、世界10位と格上のバルトリにストレート負けを喫した。

 28日に42歳になるベテランは今年の4大大会で全て初戦敗退し、5月以降シングルスでの勝ち星から遠ざかっている。

 「勝つことに対する気持ちは変わらない。結果がついてこないまでも、継続してやっていくしかない」。今大会はダブルスにも出場し、来週の北京、再来週の大阪とツアーは続く。「自分のテニスを半歩、一歩と取り戻す方向には向いている」とあくまでも前向きだった。


彼女がヤジで調子が狂ったのは事実でしょうが、でも勝負でそういうことを言ってもね、どうしようもないですよね。

こういうことを記者会見とかで訴えちゃうところがだいぶ彼女も精神的に焼きがまわっているのかなと思います。調子がよければ、そういったヤジに対する耐性も強いし、また記者会見で話をするなんてかっこ悪くてしないでしょう。

それにしても

>5月以降シングルスでの勝ち星から遠ざかっている

ですか。難しいですね、正直。

そういうと身もふたもないでしょうが、ちょっと彼女の現役生活もそろそろ考え直したほうがよさそうです。本人もいろいろやりのこしたこともあるんでしょうけどね。

人間やめる時期を決めなければいけない時があります。彼女にとってその時期はそんなに遠くないのでしょう。

お断り:都合により26日ですが27日の記事で発表します。

9月26日追記:しばらくコメント欄を閉鎖します。ご了承ください。
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こういう事件はどうすればいいのか

2012-09-26 02:12:23 | 社会時評
ちょっと私が「おや」と思った事件を。記事はこちら

>ゴミに埋まった母屋に白骨2遺体、高齢夫婦か
読売新聞 9月20日(木)21時47分配信

 20日午前10時半頃、京都市伏見区桃山町新町の民家で、府警伏見署員が白骨化した2体の遺体を見つけた。

 この家に住む、生きていれば夫が100歳、妻が93歳になる夫婦とみられ、同署は同じ家に住む夫婦の長女(71)と孫娘(39)に事情を聞いている。

 発表では、1体は母屋でゴミに埋もれており、もう1体は離れに敷いた布団の中で見つかった。

 長女と孫娘は母屋の別の部屋で生活。長女は同署に対し、「父親は1999年~2001年頃、母親は昨年亡くなった」と話しているが、死因や、遺体が放置された経緯については、説明があいまいだという。

 19日に近くの住民から「夫婦の姿が見えない」と同署に連絡、署員が訪ねた。この住民は「夫は20年ぐらい見ていない」としているという。

最終更新:9月20日(木)21時47分


こちらも。

>伏見の民家で白骨2遺体 老夫婦か、71歳娘から事情聴く 京都
産経新聞 9月21日(金)7時55分配信

 20日午前10時半ごろ、京都市伏見区桃山町新町の民家で「老夫婦の姿が見えない」と、近所の人からの相談を受けて駆けつけた伏見署員が、白骨化した遺体2体を発見した。女性とみられる遺体が民家の母屋にあったゴミの下から、男性とみられる遺体が離れの布団からそれぞれ見つかった。同署は、遺体は、この家に住む老夫婦とみて確認を急いでいる。

 同署によると、老夫婦は長女(71)、孫娘(39)と4人で暮らしていたとみられる。長女は「父は平成11年ごろ、母は昨年の2月に死んだ」と話しているという。


ついでにこちらも。

>伏見の民家に白骨2遺体 老夫婦か
京都新聞 9月20日(木)23時39分配信

 20日午前10時半ごろ、京都市伏見区桃山町新町、山本敏夫さん(100)方で、白骨化した2人の遺体を伏見署員らが見つけた。同署は、山本さんと妻のキヌさん(93)とみて身元確認を急いでいる。
 伏見署によると、遺体に外傷はなく、2人は老衰で亡くなったと同署はみている。山本さんは妻と長女(71)、孫(39)の4人暮らし。同居していた長女は「父は1999年か2001年ごろ、母は11年2月ごろに死んだ」と話しているという。同署は死体遺棄の疑いもあるとみて事情を聴いている。
 伏見署の説明では、区役所職員と署員がこの日、山本さん宅を訪れ、母屋に散乱していたごみの下と、離れの布団の中から遺体を発見した。
 伏見区役所によると、10年8月、近隣住民から「敏夫さんの姿を20年ほど見かけない」との情報を受けて職員が訪れたほか、民生委員も再三訪問したが、長女が「心配しないで」などと立ち入りを拒否したため、この日、署員とともに民家を調べたという。

最終更新:9月21日(金)8時59分


記事を読んだ限りではよくわからないところが多いですが、つまりはこの家ではおそらくは10年以上にわたって親の死体と一緒に暮らしてきたということです。

で、私がわからないのは、なぜこの娘という人は、親の死を届け出なかったかです。

年金を詐取していたのかどうかはわかりませんが、私が気になったのはこちらです。

>発表では、1体は母屋でゴミに埋もれており、もう1体は離れに敷いた布団の中で見つかった。

>女性とみられる遺体が民家の母屋にあったゴミの下から、男性とみられる遺体が離れの布団からそれぞれ見つかった。

>母屋に散乱していたごみの下と、離れの布団の中から遺体を発見した。


「ゴミ屋敷」とまで言っていいかどうかはわかりませんが、つまりこの家は少なくとも家の中はごみで埋まっていたようです。そして死体を家においたままにした…。

詳しいことはわかりませんが、この娘の人は、精神疾患かあるいは知的障害の類だと思います。家の中がごみで埋まっていたということは、まともな暮らしができていなかったということでしょう。そうとう常軌を逸した人間であることは確実です。

そしてさらに気になるのが

孫娘(39)

という人です。彼女は、すくなくとも現段階では結婚とかはしていないようですが、たとえば仕事とかはどうしているんでしょうか。家の中で、死んだ自分の祖父母がそのままの状態でいるという状況に異常さを感じなかったのでしょうか。たぶんこの人も、まともな社会生活を営める状態ではなかったのだと思います。おそらく彼女は、そうとういろいろな意味でまずい状況にあるのではないか。

この件は、行政と警察が合同で動いて強行突破みたいな形でなんとか対応しましたが、もちろんこの手がいつも使えるわけではありません。また、2010年8月に近隣住民から通報があったとなると、そこからでも2年以上の月日が流れています。

こういうのって、いったいどう対応すればいいんですかね?

この一家の場合、地域社会や行政が見捨てたわけではありません。上の報道を信じれば、民生委員や行政はそれなりに心配して動いている。しかしこの家の人が

>「心配しないで」などと立ち入りを拒否したため

というので、手の打ちようがなかったわけです。どうもなあです。

本来ならこの女性は精神病院などに行くべきなのでしょうが、しかし行政が措置入院させるというのも現実には無理ですしねえ。また精神医療や福祉がこういった人たちを救えるかどうかも厳しいかもしれません。統合失調症の人は病識がないことが多いといいますし(以上inti-solさんからのご教示です)。

ところで以前、精神を病んだ(たぶん統合失調症)と思われる人物の書いたブログ記事を紹介したことがあります。私が「おや」と思ったのは、本人が次のように書いていることです。

>私自身、よくこんな状態で発狂もせずに生き続けているなと思います。
>不思議なことに自殺する気が起こらず発狂もしていきません。


記事を読んだ限りでは(まるっきりのデタラメを書いているならともかく)、どうみても書き手の方は精神が完全に問題があるように思えますが(ていいますか、上の書き方ですと、状況が悪いから精神を病む、みたいなニュアンスですが、精神を病んでいるからそのような状態になる、というのが実態でしょう)、本人は主観的には自分に精神疾患はないと考えているようなのです。これでは医者にもなかなか行ってくれないでしょう。

さらに次のような記載も気になるところです。

>私は、システムすなわち巨大宗教団体に強制入会させられましたから、その関係者の人たちとの会話の中で、いろんなことを学びました。また、近畿大学教授時代にハラスがひどかったわけですが、一年間の休職期間中に近大医学部人見教授に一年間診療していただきました。先生は近大医学部の精神科の主任教授です。先生はシステムの実態について語ってくれました。また、近大総長のはからいで2005年1月中旬に近大の応接室で、私と近大教務部長、近大入試部長、公明党参議院議員を24年務めた峰山氏の四人で解決策を話し合ったことがあります。

つまり勤務していた大学がこの方の症状を心配して、精神科に行くように勧めたということですが、

>一年間の休職期間中に近大医学部人見教授に一年間診療していただきました。

ということは、自分の判断で1年後は医者に行くのをやめたということです。なぜこの方が医者に行くのをやめたのかさっぱり理解できませんが、やはり主観的に自分は精神を病んでいないからこんなところ行っても仕方ないくらいの考えになったのかもしれませんね。それも困ったことです。

実際、この方が飛行機の中で非常識に騒いで注意されたとか、携帯電話の会社に支離滅裂な抗議をしたとかいうのならまだいいのですが、この方は

⑤娘と私は2009年2月7日日本に向けて出発し、日本の田舎に永住することを決意。
さまざまな意味で現実との接点に執着する限りシステムはそこにリンチを浴びせてくる。自殺はできないが奥地でくらすことにより接点を極小化し打撃を最小化する。この際、一番辛い決断として娘が日本の小学校で再びリンチを受けた場合、その後の通学や進学を断念する決断をほぼ固めた。異常かつ最も辛い決断であるが、これを乗り越えない限り娘へのリンチという形でシステムの攻撃が継続することを予測するからである。娘の進学断念の覚悟こそ現時点での最も高度な決断と考えた。親子ともども外に出る度に携帯攻撃ほか、敵に囲まれ、気分転換の余興のようにリンチを浴びせられる。コンプレックスの裏返しとして私たちへのリンチを楽しむ人々がいる。こういう状態を親子が忍耐し続けることはひたすらマイナスであり、娘はもう耐え切れない状況だと痛恨の思いで決断した。


とまで書いています。本当にこの娘さんが学校に行けないなんて事態になったら、まさに最悪の状態になってしまいます。子どもに迷惑をかけることだけはやめてほしいのですが、しかし他人にいったい何かできることはあるのでしょうか。本当に困ります。お話にもなりません。

上の記事の孫娘の方も、なにか他人にできることはなかったのか、と考えます。かなり難しいでしょうが、しかしなにか…。個々のケースはまたいろいろあるにしても、全体としてはあまりできることはないでしょうね。上の件は、なにはともあれ行政と警察が強行突破できたのだから、むしろよかった案件でしょう。

まるっきり救いがありませんが、残念ながら世の中こういうこともあるということは認識しておいた方がいいと思って記事にしました。また、この記事を書くにあたって、inti-solさんの見解を参考にしました。お礼を申し上げます。
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今日でグレン・グールドが生まれて80年目

2012-09-25 06:32:25 | 音楽関係(CD、コンサート、歌手その他)
カナダ人ピアニストのグレン・グールドは、今年2012年が生誕80年、亡くなってから30年です。ある意味天才と何とかは紙一重とかいう言葉を地でいっていたピアニストでした。そして今日が、彼が1932年にこの世に生まれた日です。

私は実は、グールドのアルバムを何枚も携帯用音楽プレーヤーに入れています。最近はひところほど聞くことはなくなりましたが
、でもなんだかんだといいつつ彼のアルバムを私は死ぬまで聞きつづけるのだと思います。今日は、在りし日の彼の写真を紹介しましょう。















上から3枚目の写真はハミングしているのかもしれませんね。彼は演奏中よくそれをやっていまして、録音にもそれが聞こえたりします。

ついでながらグールドの演奏の動画を。

Glenn Gould plays Bach


彼の演奏は、動画サイトでもたくさんあります。興味のある方はこちらからどうぞ。

また、2011年に次の映画も公開されました。もちろん私も見ました。

グレン・グールド 天才ピアニストの愛と孤独



彼の命日にまた彼の写真を集めてみたいと思います。
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昔、日活児童映画というのがあった

2012-09-24 01:23:56 | 映画
かつて日活児童映画というものがありました。たぶん1970年代から80年代にかけて小学生だった人たちは、この企画の映画をどこかで1本くらいは見ている可能性が低くないと思います(どのくらいのパーセンテージの小学生が見ていたかなんて見当もつかないので、このようなあいまいな記述になることをお許しください)。

この企画は、1972年から93年まで続けられました。ちょうど日活がロマンポルノ路線に移った時期で、それと平行してこの企画があったわけで、あるいは「われわれはロマンポルノだけじゃないんだぜ」という日活なりの表明という意味合いもあったのかもしれません。

wikipediaによると

>小学校の体育館などで、授業の一環として巡回上映されたり、母親グループが自主上映することが多かった。(なお、母親グループによる自主上映は、レンタルビデオの普及により、衰退していった。)

(中略)

当初は「日活児童映画室」が名義であったが、1978年に日活の経営立て直しのため「日活児童映画株式会社」に分社化された。

だそうで、学校の授業の一環やPTAというか、そういったところの会合で親子ともども鑑賞するという形態もとられたようですね。

内容は、オリジナルもありますが、児童文学を原作にしたものが多く、つまりは学校生活でのさまざまな子どもたちのふれあいや教師たちとの関係など、まさに子どもたちの日常を淡々と描いた映画・・・ということになるのでしょうか。

で、いまの時代、こういう映画ありませんよねえ。

テレビのドラマだって、小学生が主人公(あるいは小学校を舞台)のものなんて激減したし(70年代は、「熱中時代」なんてドラマがものすごい視聴率をだしたり、あるいは「あばれはっちゃく」シリーズが長く放送されたりと、小学校を舞台、あるいは小学生を主人公とする内容の物語が流行していた時代だったのでしょう)、映画にいたっては、私は日本映画の現状にそんなに詳しいわけではないけど、このようなドラマはたぶん制作されていても自治体などの依頼によるものがほとんどで、なかなかそれらは劇映画として公開されるのは難しいんじゃないんですかね。

wikipediaによると、次のような作品が製作されたとのことです。

>作品一覧 [編集]※配給のみのものも含む。

1972年 「大地の冬のなかまたち」- 監督:樋口弘美(原作:後藤竜二)
1974年 「ともだち」- 監督:澤田幸弘(映画デビュー間もない頃の松田優作や正式デビュー前の原田美枝子が出演)
1975年 「アフリカの鳥」- 監督:磯見忠彦(子役時代の戸川京子が出演)
1976年 「新どぶ川学級」 - 監督:岡本孝二、原作:須永茂夫(主演:森次晃嗣 友情出演:吉永小百合)
1976年 「四年三組のはた」 - 監督:藤井克彦、原作:宮川ひろ(主演:柿崎澄子)
1977年 「先生のつうしんぼ」- 監督:武田一成、原作:宮川ひろ(主演:渡辺篤史。初代「あばれはっちゃく」第5話に出演した葺本光秀が登場)
1978年 「走れトマト-にっぽん横断300キロ」- 監督:岡本孝二
1980年 「お母さんのつうしんぼ」 - 監督:武田一成、原作:宮川ひろ(主演:二宮さよ子)
1981年 「青葉学園物語」 - 監督:大澤豊、原作:吉本直志郎(主演:市毛良枝)
1983年 「ボクのおやじとぼく」 - 監督:中原俊、原作:吉田とし(主演:夏木勲)
1985年 「まってました転校生!」- 監督:藤井克彦、原作:布勢博一(予告編に、4代目「あばれはっちゃく」を引退したばかりの、坂詰貴之が登場)
1986年 「やがて…春」 - 監督:中山節夫
1987年 「おじさんは原始人だった」 - 監督:斎藤貞郎、原作:大原興三郎
1987年 「街は虹いろ子ども色」 - 原作・監督:大澤豊
1990年 「夏のページ」 - 監督:及川善弘、原作:みなみらんぼう(音楽も担当)
1991年 「うしろの正面だあれ」 - 監督:有原誠治、原作:海老名香葉子(アニメーション作品)
1993年 「河童の三平」 - 監督:平田敏夫、原作:水木しげる(アニメーション作品)


93年が最後の作品なのは、直接的な理由としては、93年に日活が倒産してこの部門が打ち切られたということですが(wikipdiaの「日活」の記事には、

>1993年(平成5年) - 7月1日 株式会社にっかつのほか、100%子会社の株式会社にっかつ撮影所、にっかつビデオ株式会社、にっかつ中央興業株式会社、にっかつ芸能株式会社、株式会社函館にっかつゴルフクラブ、株式会社にっかつ映像コミュニケーションズの七社が東京地方裁判所民事第八部に会社更生法の適用を申請し倒産。7月6日に保全管理命令が下り、保全管理人に三宅省三弁護士が選任される。9月30日に更生手続開始決定がなされ、三宅省三弁護士が法律家管財人、ナムコの中村雅哉会長兼社長が事業管財人となり、再建活動に入る。後ににっかつ児童映画は破産申立をおこない、清算する。函館ケーブルテレビ放送株式会社の経営から撤退する

とあります)、現実的な理由として、たぶん時代がもはやこのようなジャンルの映画を求めていなかったということではないかと考えられます。最後の2本がアニメーションなのも、たぶん実写での映画製作が難しくなっていたことを反映しているのではないでしょうか。とくに調べたわけでもないので違うといわれればそれまでですが、そんなにひどい見当違いでもないでしょう。

でも…時代が違うというレベルの話になるし、いまこのような映画が製作されて私が鑑賞するかというと、どうもあんまり見ないような気がしますが(自分で言っていれば世話はないですが)、でもこういったジャンルの映画がほぼ消滅した(と断言しちゃいます)のは、ノスタルジックな話ですけどやはり残念ですね。

いまの時代、なかなか子どもたちもこのような映画を見て日々の生活を見つめなおすとか親や教師も子どもたちへの態度をちょっと自省するなんてこともあんまりできない相談でしょうし、まさに時代が要求している映画ではないということですが、あるいは機会があれば見てみて「昔は、こんな映画があったんだなあ」と勉強してみるのも悪いことではありません・・・。

しかし、これらの映画って、DVDとかで発売されていないんですよね。

ビデオなども不完全にしか発売されていないし、しかもその価格はべらぼうだったりします。好きな人は、このような映画は本当に好きだから、大喜びで購入しますから(映画ファンでない人には、いまひとつピンと来ない話かもしれませんが、映画のソフトとかを買うのが好きな人間(たとえば私)にとっては、本当にこういうものは他人からすれば「馬鹿か」というような値段で買います)高い値段になっちゃうわけです。

CSの日本映画専門チャンネルあたりで放送されることもありますが、しかしそれもめったに放送されるようなことはないし、知ったのは事後だったりします。実は私もそうです。

ほかにも上映会などで公開されることもあります。しかし、これらはなかなか事前に情報を入手するのは困難でしょう。私もいまのところ仕入れることができませんでした。

が、過日、1本の映画のVHSビデオを大枚をはたいて入手しました。その記事を後日書きます。
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要は安倍は、使えない男だと認識されていたってことでしょ

2012-09-22 00:00:10 | 社会時評
北朝鮮が日本人拉致を認めて10年ということで、いろいろな記事が書かれ、インタビューが公表されています。安倍晋三もそれを受けてインタビューに応じ記事もかかれました。その一環として産経新聞に次のような記事が掲載されました。

第2部 9・17を検証する(4) 「正常化」ありきの政府、安倍氏は蚊帳の外

で、私が注目したいのはこちら。

>安倍晋三官房副長官が訪朝を知らされたのは、8月30日の報道発表の直前だった。政府内で拉致問題を重視していた安倍氏は、日朝交渉のラインから完全に外されていたのだ。

安倍氏は小泉氏に同行して北朝鮮を訪れるが、水面下の交渉を担っていた外務省の田中均アジア大洋州局長から『日朝平壌宣言』を見せられたのは「行きの飛行機の中だった」という。安倍氏は平壌宣言に「拉致」が明示されていないことを初めて知り、「それはおかしい」と異を唱えたが、すでにどうしようもなかった。


つまりそれって、要は小泉氏や福田氏からしてみても、安倍なんかこの件に巻き込むとろくなことがない、はっきり言って使えない、仕事ができないやつだって認識されていたってことでしょ。それだけの話。

安倍が仕事ができるやつだと認識されていれば、考えは違うにしても政府としての方針は事前にきっちりと説明をされていたはずだし、また彼の意見もいろいろ求められたり参考にされたはず。それをされなかったってことは、安倍なんてその程度の人間とみなされていたということです。優秀な人間を「蚊帳の外」にはしないでしょう(笑)。そしてその判断は正しい(爆笑)。

で、私が笑っちゃうのが、産経のこの記事のタイトルです。

>安倍氏は蚊帳の外

いや、これは産経が書くことじゃないでしょう(失笑)。安倍本人がこの件で自分がはずされたことを悔しがったり異を唱えるのは当然だとして(現段階でインタビューその他で公然とその意思を表明するのが得策かどうかはともかく)、産経新聞は、安倍が「蚊帳の外」にされたことについては善意の第三者でしょう(笑)。日本政府の方針を批判するにしても安倍を引き合いにだす必要はないわけで、なにをこんなところにまで安倍を持ち出すのでしょうか。産経がどうこう言う話じゃないでしょう。どこまで安倍と癒着しているんだか。

でですよ、ふつうこの記事を読めば、読者は「なるほど、安倍はこの時点で小泉首相その他からあまり相手にされていなかったのだな」と解釈すると思います。これは安倍にとってマイナスです。安倍にとってマイナスなのは当方みたいな人間にとっては喜び以外のなにものでもないので私としては大いに面白いのですが、私がさっぱり理解できないのは、自民党総裁選に安倍が立候補しているこの重要な時期にこんな記事が発表されることです。

安倍が日朝首脳会談で蚊帳の外の立場であることくらいは、この件にある程度の知識があればだいたい想像できるわけで意外ではありませんが、そういう自分(もしくは自分が強く支持している人物)が損する(少なくとも、このような重大事に関与できなかったというマイナスである)ことを堂々と開陳するという思考がわかりにくいわけです。

私が勝手に解釈すると、「このとき安倍に関与させればよかったんだ」「蚊帳の外になった安倍はかわいそう」みたいな意味合いではないかと思いますが、安倍が(この件に限りませんが)はなはだしく実務処理能力が低く、首相になっても北朝鮮問題でも朝鮮総連への嫌がらせくらいしかせずに退陣したのは何をいまさらだし、蚊帳の外になったのは本人の無能さのいたすところで仕方ないというものでしょう。

だいたいその後の安倍と自民党の惨憺たる有様をみれば、このときの小泉首相の判断は正しかったというものです(笑)。実際安倍なんか巻き込んだら、北朝鮮とあらぬ衝突が起きていろいろよろしくない事態に発展したことすらありえたんじゃないんですか。安倍はそうは思っていないんでしょうけど。

でも、これはbogus-simotukareさんもご指摘のように、きっと安倍を本気で支持している人たちからすると、まさに「蚊帳の外になった安倍はかわいそう」っていうことなんでしょうね。プロの政治家にそんなこと考えたってしょうがないんですけど、安倍を好きな人ってこいつの行政手腕とか細かい実務処理能力、さまざまな関係者との調整能力などに期待しているわけじゃないしね(苦笑)。彼が、(安倍晋太郎の子どもでなく)岸信介の孫であることと彼のイデオロギーを支持しているのでしょう。ただ、それにしてもそこまでして安倍って支持する価値があるんかよという気はします。

しかしこれって、全体的にはひいきの引き倒しですよねえ。産経新聞の読者だって、そこまで安倍を支持している読者ばかりでもないでしょうし、自民党の関係者は、安倍に心底からうんざりしている人たちが少なくないんじゃないんですか。阿比留瑠比氏はその極端な例として、産経は自民党を支持しているというより、安倍に代表される自民党の一部を支持しているのだから何をいまさらですが。

それにしても、小泉氏が安倍を(事実上)後継者に指名したのが謎(爆笑)。彼は人使いもうまいし人を見る目もあるし、この件でもわかるように使えない人間を冷酷に切り捨てる鋭さもあるのにねえ(ほかに田中真紀子の外相解任の件など)。こんな馬鹿をなぜって思いますが、ここまで馬鹿で無能と思っていなかったとか、自民党の党内バランスや安倍への待望を考えたっていうことなのでしょうが(ついでに書けば、当時自民党は300議席あったので、安倍がだめでも次の首相が、という思惑もあったと思います)、それでまたあそこまで自民党に迷惑をかけた男がまた党首の選出に際して立候補するというのもどうかと思います。こんなことを許す自民党というのも面白い政党です。さすがにあそこまでやってここまでいってしまうのは安倍で空前絶後でしょうけど。

いずれにせよ、これからも産経新聞の安倍晋三に対するひいきの引き倒しな対応を私なりに観察していきます。また、この記事執筆について、bogus-simotukareさんの記事をいろいろ参考にしました。いつものことながら本当にありがとうございます。
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今日は安易な更新

2012-09-21 00:00:24 | Weblog
読者の方はお分かりでしょうけど、私は方向感覚はいいほうです。地図さえあれば、任意のA地点からB地点まで行くことはそんなに苦労しません。外国の知らない街で、ろくすっぽ地図もなくても、だいたいなんとか自分の目的とするところへは行けますし、宿にも帰れます。道に迷った記憶は、人生で(全くないとはいいませんが)あまりありません。

しかし世の中、相当な方向音痴の人がいます。それも、知らない街に行ったら道に迷ったなんてかわいいものではなく、正直、ちょっと想像を絶するといってもいいというか、他人からするとほとんどギャグというかふざけているとしか思えないようなものもあります。

たとえば、方向音痴としては結構有名らしい(私は知らなかったのですが、本人はトーク番組などではよくネタにしているとか)水谷豊は・・・(出典はwikipedia)

>「10年間住み続けている自宅の中で迷子になるほど」の大変な方向音痴だという。方向音痴の逸話は他にもカーナビの音声案内が終了した後で道に迷う、4階の楽屋へ行こうとしてエレベーターを3階で降り、フロアは真っ暗な上に部屋には鍵がかかっているのを「何で開いていないんだ!」と喚いていた所を目撃される、転居後半年たって旧宅に帰りクルマを降りてから表札で気付いた、など。

個人的には、自宅で迷子になるって、それどういうことよと思います。水谷は金持ちでしょうが(共働きだしね)、だからといって映画かなにかに出てくるようなお城みたいな大邸宅に住んでいるわけでもないでしょう。私の勝手な想像では、もしこの話が事実なのなら、たぶん水谷の脳に空間把握や場所を認識する能力をつかさどる部分が欠如あるいはうまく機能していないので、そのようなことになるのだと思います。自宅で迷うなんて、いくらなんでもひどすぎます。

そういえば、私の家も(無駄に広いので)、遊びに来た友人が「迷った」ことがあったっけな。でも住んでいる人間は、自宅では迷わないよね。

さて、水谷の方向音痴というのはかなり重度というか相当なものと考えて問題ないでしょうが、頭脳そのものの問題ではなく、性格的に道に迷いやすい人というのもいるのかもしれません。こういうことというのは、なかなか他人には理解しにくいというか正直見当もつかないという話かと思いますが、ともかく方向感覚の悪い人というのはいます。

こちらのサイトでは

>だが、方向音痴の人自身の証言、あるいは方向音痴を身内や友人に持つ人たちの指摘から感じたのは、方向音痴にはある種の「共通点」があるんじゃないかということだ。
しかも、「立体把握が苦手」とか、「地図を読めない」といった、そういう脳の構造とは別の、何らかの「性格的な共通点」があるような気がするのだ。

自分も含め、方向音痴の人が自覚している、あるいは指摘されがちな性格的な特徴を以下にまとめてみたい。


とした上で、次のような性格と解説を書いています。

>○意外と頑固&思い込みが激しい
 ・「あれ? 間違えたかも」と思っても、やっぱり着きそうな気がして戻らない
 ・道を間違えた気がしても、折り返すことでさらに間違えそうな気がするから、とりあえずそのまま行く
○意外と生真面目
 ・「まっすぐ進んで」と説明された道がゆるやかにカーブしている時点で、「まっすぐな道なんてないじゃないか」と思い、もうわからなくなる
○そもそも自分で道を覚えようとしない
 ・同行者がいるとき、しかも頼れそうな人の場合には、ちゃんと自分で地図も見てこない。何も考えず、周りを見ず、おしゃべりしていることなどもある
 ・「○○通り」とか、当たり前に知っていて良い大きな通りの名も、日常の中で知らないままスルーする。だから、「○○通り」と説明されると、最初から思考停止&その場ではわかった顔をして聞いておく(それをきっかけに○○通りを覚えようとは思わない)
○意外と疑り深い
 ・「100メートルくらい行ってから右折」などの説明に対し、「ホントに100メートル!? こんなに歩いたのに、まだまっすぐでいいの?」などと不安になってしまい、勝手に曲がったりする
○意外とせっかち
 ・意味不明のところでショートカットし、迷う
 ・なぜか確信を持って、率先して逆方向に進む
 ・看板などをよく見ずに、正面玄関でなく裏口から入ってしまったり、関係者以外立ち入り禁止のところにうっかり入ったり、混んでいるエレベーターを待てずに非常階段を上がったりすることも


だそうです。このブログで方向感覚の悪い人がいるのかどうか分かりませんが、いらっしゃったらどうでしょうか、心当たりはありますかね。

こういうことは書かないほうがいいのでしょうが、これを全部読んでいたら正直「アホか」という気がしました。これがすべて当てはまる人は相当なものでしょうが、たぶんそのような人が方向音痴なのでしょう。

なんとなく、「意外と頑固&思い込みが激しい」ってのはわかる気もしますね。世の中根拠もないのに妙に自分に自信がある人ってのがいて、それで間違わないのならまだいいんですが、どうしようもない失敗をくりかえすなんてこともあります。それと似たようなところがあるのでしょう。せめて他人には迷惑をかけないでほしいものです。

で、私の以前の同僚の女性に、やはり方向音痴の人がいました。彼女の方向感覚の悪さを書いてみると…

①毎年定期的に行っている場所に「そこどこだっけ」と地図を出して人に聞いていた。

②勤め先のすぐ近くにあるレストランから食べ終わって外に出たとたん「あれ、ここどこ!」と大声で叫んだ。

③自宅のすぐ近くにある某病院(ついでに自分の娘の通っている学校のすぐ隣)を「××病院てどこだっけ」と他人に聞いていた。

水谷豊ほどの豪快なエピソードではありませんが、しかしこれも相当なものだという気はします。これでは生きていくのに不便で仕方ないでしょう。

個人的には、②のちょっとパニックになっているところが興味深いですね。他人といっしょに食べに行っているのだから、べつにそんなにあわてたりあせる必要もないのですが、つい気が動転してしまうというのも方向感覚が悪い人特有なのかもしれません。

ただこういう人が車を運転するとこわいですよねえ。他人まで迷惑するから最高レベルに困ります。最近はナビができたので、だいぶましになったのでしょうが。ちなみにこの人の運転は非常に危険だったと誰かが笑いながら私に話しました。笑いごとではないけどね。

なお、こちらこちらはけっこう笑えました。笑っちゃいけないのでしょうけど笑えます。

読んでみると、なるほど、脳の構造を原因をすることによる物事の把握が苦手な人っているんだなと感じます。たぶん水谷豊も同じようなものなのでしょう。

どうやら、方向音痴で車に乗る人はカーナビ、あるいはスマートフォンなどは必須のようですね。

よかった、おれ方向感覚よくって。

(すいません、コメントのお返しはちょっとお待ちください)
コメント

わりと興味深い記事  2011年の産経新聞の記事より

2012-09-20 04:28:25 | 社会時評
過日の片山さつきについての記事は、gooの人気急上昇の記事にも取り上げられたくらいで、ずいぶんいろんな方から読んでいただきました。ネタ自体はずいぶん前に仕入れていたので発表が遅くなってしまったのですが、意外なほど大きなリアクションでした。それにしてもさすがにあれにはあきれ返った人が多かったみたいですね。当たり前ですけど。

こちらのははてなブックマークでも、尊敬するネット論客の方々からいろいろな感想をいただきました。ありがとうございます。

7月から8月は美女でアクセスを伸ばし、9月は政治ネタというか社会派系の記事でアクセスを伸ばすというところでしょうか。いろいろな系統の記事が混在しているのがこのブログの特徴であり、あるいは強みなのかもしれません。これなら400万アクセス、500万アクセスも夢ではありません。うまくいけば2013年中に500万を突破できるかもと期待しています。

では本題に移ります。

昨年ネットを閲覧していまして、ちょっと気になった記事を保存しておきました。非常に安易な更新ですが今日はそのとき保存した産経新聞の記事をご紹介したいと思います。

昨年発表された記事ですのですでに現状と適合しない記述も散見されますが、いろいろと参考になるかと思いますのでご紹介します。

すいません。ページは既に削除されています。魚拓もないようです。私はテキストのみ保存しただけです。

>【迷走・自民党(上)】
「参院自民にはキャンディーズがおる!」 危機感足りず…支持率「低空飛行」
2011.10.18 11:19

いわし雲が一面に広がった17日午前7時。自民党組織運動本部長で元総務相の菅義偉(衆院神奈川2区)は、横浜市の市営地下鉄上永谷駅入り口に立った。

 「無駄削減の努力もせずいきなり大増税を国際公約する民主党って一体何なんでしょうか…」

 こう訴えながら通勤客にビラを手渡す。受け取る人はまだ少ないが、「頼みますよ!」と声をかけられ菅は「おやっ」と思った。

 「そういえば政権交代前後は岩壁に向かって話しているようだったな。このままじゃいけないとみんな考え始めている。それにどう自民党が応えていくか…」

 秋田県から集団就職で上京し、段ボール工場で働きながら大学を卒業した。衆院議員秘書、横浜市議を経て平成8年に衆院議員に初当選。故梶山静六元幹事長らにその行動力と突破力を買われ、順調に出世の階段を上ってきた。

 だが、21年秋、自民党は下野した。これまで培ったノウハウを政策に生かすチャンスはついえた。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故でもいろいろと腕を振るいたかったが、政府の失態をただ見ているしかなかった。

 「自民党は『自助自立の社会を作り上げる』という理念だ。それが分からなくなったんじゃないか。民主党と何が違うかをはっきりと示さなければ失われた信頼は戻ってこない…」

 そう考える菅は、常に民主党との徹底抗戦を唱え、子ども手当などに関する民主、自民、公明の3党合意にも異を唱えた。だが、自民党内で同調する動きは広がらず、むしろ冷ややかな視線を向けられた。

 「このたび税調会長を仰せつかった茂木です。あっ、政調会長でした。税調会長は引き続き野田毅先生にお願いいたします…」 

 13日午前、自民党本部7階会議室で開かれた税制調査会総会は政調会長、茂木敏充の何とも緊張感のないあいさつから始まった。

 自民党税調といえば、故山中貞則元通産相ら重鎮が居並ぶ「奥の院」。どんな軽微な税率変更も党税調が首を縦に振らねば何も動かなかった。究極の「政治主導」を実現してきたともいえる。

 そんな党税調も今や何も決められない部会の一つに成り下がってしまった。

 「政府・与党は復興予算を5年で19兆円というがもっとかかるのでは」「平成23年度第3次補正予算案だけで償還財源の話をしているが、追加増税が必要になる可能性はないのか」

 説明に訪れた財務省主計官らにチラホラと質問が出たが、議論は終始低調で政府が検討する日本たばこ産業(JT)株の売却反対方針さえ示せなかった。野田は「まあ意見を主張するよりも疑問点をただすことが主眼だから」と弁明するが、かつての税調の威厳はかけらもない。 

 それでも約40人が集まったのだからまだ盛況だといえる。他の部会は10人超えれば「御の字」。数人しか集まらない部会も少なくない。政府側もかつては局長級が顔をそろえたが、いまは課長級が官僚答弁を繰り返すばかり。毎朝のように大勢の議員がおにぎりやサンドイッチをつまみながら口角泡を飛ばしたのは「遠いあの日」となった。

長く権力の座にあった自民党は政権与党の機能に特化した政党だった。その中枢にあったのが政務調査会。所属議員は政策実現のために官僚に負けぬように勉強し、議論を挑んだ。官僚にとっても国会以上に気の抜けない場だった。

 民主党が政権を奪い、苦しんでいるのは成熟した政調機能を持っていないことが大きい。「政治主導」と叫んだところで官僚機構をどう統治するか、そのすべを持たないのだ。逆に自民党は政策批判で世論を喚起し、政権与党を追い詰める野党のノウハウはない。

 とはいえ、自民党政調がすごみがあったのは今は昔。利権に走る議員も少なくなかったことから「族議員の温床」との批判を受け、ジワジワと勢いを失い、所属議員も特定分野に特化するよりもオールマイティーを志向するようになった。古い族議員は落選・引退し、個々の省庁の政策、人事を知り尽くし、官僚機構の操作法を知る議員はわずかしか残っていない。民主党政権の失策をいま一歩追及できない理由はここにもある。ある閣僚経験者はほぞをかんだ。

 「政調さえしっかりしていればもっと政権を追い込むことができるのに…」 


× × ×


 野党転落により集票マシンである業界団体も総崩れとなりつつある。要望を実現するからこそ選挙で支援をもらえる。この「持ちつ持たれつ」の関係は政権政党でしか成立しえない。

建設業界、医師会などの「自民離れ」が加速する中、頑固に自民党を支援し続けた団体がある。看護師らが組織する日本看護連盟(会員数20万人)。「利益よりも長期的な信頼が重い」という苦渋の決断だった。組織内候補として先の参院選で初当選した高階恵美子はこう打ち明ける。

 「『なぜ民主党から出ないの』という声もあったけど民主党にはどうも常識の欠如を感じて…」

 とはいえ連盟の党員減少には歯止めがかからない。要望を実現できないことへの看護師らの不満も募る。にもかかわらず党本部から送付されるのは「党員募集にご協力をお願いします」などの要請文ばかり。連盟幹事長の石田昌宏は「次の参院選は政策と人物、後は状況に応じて判断する」と語り「次も自民党」との言質は与えなかった。


× × ×


 10月14日夜、東京・六本木ヒルズ51階の会員制レストランに総裁の谷垣禎一は新旧役員十数人を集めた。党執行部と参院役員人事が一段落し、引き継ぎと慰労を兼ねた会合だった。副総裁の大島理森はワイングラスを傾けながら上機嫌にこう語った。

 「何と言っても参院自民党にはキャンディーズがおる! ランちゃんは片山さつき、ミキちゃんは佐藤ゆかり、スーちゃんは猪口邦子じゃ。わしはやっぱりぽっちゃりしたスーちゃんが好みじゃな…」

 一同爆笑。20日召集の次期臨時国会で民主党とどう対(たい)峙(じ)するか。復興増税や選挙制度は-。課題は山積するが、ほとんど話題に上らなかった。やはり何か決定的に危機感が足りない。

× × ×


 民主党政権は2年余り失政を続け、首相は鳩山由紀夫、菅直人に続き3人目の野田佳彦となった。政権交代への期待はほぼ裏切られたと言ってよい。

 ところが、産経新聞とFNNの合同世論調査を振り返ると、民主党支持率が急上昇急下降を繰り返すのに対し、自民党支持率は20%前後の低空飛行を続ける。民主党への失望は、自民党への期待に転じていないのだ。半世紀以上政権の座をほぼ独占してきた自民党はなぜあえぎ続けるのか。その理由を追った。(敬称略)



(中)無人島であえぐ落選議員 現職議員の本音は「解散したくない」
2011.10.19 11:39

「『自民党は変わってない』と言われるけど、あの厳しい選挙を勝った連中が党を運営してるんだから『反省しろ』と言われても反省するわけないよね…」

 先の衆院選で議席を失った自民党前職、萩生田光一(東京24区)は乾いた声で笑った。

 落選翌日から来る日も来る日も東京・八王子市周辺の駅前で「朝立ち」し、後援会を回り続ける。「自分に思い上がったところはなかったか」。何度も自問した。初当選以来、懸命に働きかけた国道のバイパスがやっと完成したが、開通式には呼ばれなかった。「議席がないとはこういうことなのか」と思い知った。

 ごく普通のサラリーマン家庭に育ち、市議、都議、衆院-と専業で議員を続けてきただけに生活は苦しい。党から支給される年800万円の活動費も今年から200万円削減された。

 「一刻も早く解散してほしい」との思いは募るが、首相は3人目に代わったのに解散の兆しはない。

 「落選組は無人島に取り残され『水を』『食料を』とあえいでいるけど現職は野党とはいえ普通の生活を送っているわけよ。『早く解散を』と叫んでいても鎧(よろい)の下に『解散したくない』って本音が透けて見えるんだよね…」

   

× × ×


 党執行部も落選組の苦しみを知らないわけではないが、無い袖は振れない。野党となり党財政は「火の車」となってしまった。

 平成17年夏の郵政解散で296議席を獲得した自民党の政党交付金は168億4700万円となったが、21年は102億6400万円まで減少した。

総務省の政治資金収支報告書によると、21年分の党本部収入は197億3千万円で20年の308億1千万円から3割以上減少。内訳をみると政治資金団体「国民政治協会」が集めた企業・団体献金(28億3千万円)や事業収入、党費ともに大きく落ち込み、105億円超の累積債務が重くのしかかる。

 党本部は党職員らのリストラだけでなく廊下などの不要な電灯を消すなど涙ぐましい節約を続けるが「焼け石に水」。党本部に経費節減の詳細を問い合わせると「人件費などすべての諸経費削減に努めています」と回答しただけで党職員数や給与などは一切明らかにしなかった。

 パーティー券収入を主な財源とする派閥の資金繰りはさらに苦しい。夏冬の年2回所属議員に配られる氷代・モチ代も半減。ある若手の氷代は200万円から50万円に減らされた。

 個々の議員は言うに及ばず。パーティー会場を小さくしたり酒や食べ物のランクを下げるなど「みみっちく」利益率を上げる議員もいる。被災地選出の議員はパーティーさえ開けない。

 資金力の低下は執行部や派閥の求心力低下と直結する。金の代わりに与えるポストさえない。ある中堅は真顔でこう語った。

 「自民党の窮状は財政破綻したギリシャを笑えないよ…」

   

× × ×


 9月末。党本部4階の総裁室で、執行部人事を直前に控えた総裁、谷垣禎一を屈強な男5人が囲んだ。萩生田や桜田義孝(千葉8区)ら衆院落選組が結成した「奪還の会」のメンバーだった。

先の衆院選で300弱から120人弱に議席を激減させた自民党にとって落選組は実は“最大派閥”である。むげにはできない。

 「人事をするなら戦う態勢にしてください」

 「自民党が何をしたい政党なのか。よくわかる態勢じゃないとダメです」

 萩生田は念を押した。

 「総裁は立場上解散といい続けなければならないでしょうが、本当の勝負はいつなんですか。解散までのスケジュール感を示してほしい。そうでなければぼくらはついていけない…」

 もちろん落選組も24年度予算が成立する来春まで解散が難しいことは理解している。3月に最高裁大法廷が先の衆院選の「一票の格差」を「違憲状態」と判断したため衆院の選挙制度改革も「待ったなし」だ。

 とはいえ解散に追い込む戦略もなく党執行部がその場しのぎの対応を続ければ、25年夏の任期満了までズルズルと民主党政権が続くことになる。それだけの期間を今の自民党が耐えられるのか。自民党本体も、個々の議員も、落選組も、次々と資金ショートを起こし、生き残りをかけた内紛に突入しかねない。そうなれば国民の期待と信頼を取り戻すどころか、完全に見放されるだろう。

 谷垣は眉間にしわを寄せて落選組の切実な訴えを「うん、うん」とうなずきながら聞き続けた。

 「みなさんのお考えはよーく分かりました…」

 谷垣はこう言ってねぎらったが、ついに政権奪回のビジョンの片鱗(へんりん)さえ明かすことはなかった。(敬称略)


迷走・自民党(下) 参院の内紛が火種 動き出した「ポスト谷垣」
2011.10.19 23:08 (1/3ページ)
 18日昼、参院議員食堂の片隅で自民党参院議員会長の中曽根弘文は、参院国対委員長の脇雅史、国対筆頭副委員長の世耕弘成と深刻な面持ちで向き合った。20日に臨時国会を控えているのに常任・特別委員会の委員配置が決まらなかったからだ。8月末から続いた参院幹事長人事をめぐる内紛の後遺症はなお大きい。

 内紛の端緒は昨年秋の参院議員会長選に遡(さかのぼ)る。元参院幹事長の谷川秀善を推すベテラン勢と、中曽根を推す中堅・若手勢の真っ二つに割れ、投票でも決着がつかず最後はくじ引きで中曽根に決まった。

 敗れた谷川らベテラン勢は周到に「意趣返し」の準備をしてきた。参院幹事長の小坂憲次は辞任に追い込まれ、中曽根は新参院幹事長に谷川らが推す元国家公安委員長の溝手顕正を充てる人事をのまされた。

 10月6日、参院第5控室で開かれた自民党参院特別総会で溝手はこう皮肉った。

 「『中曽根丸』は新しく修理・改造して出帆する機会を得た。その一部に組み込んでいただいたことを誇りに思い、頑張っていく」

 中堅・若手はほぞをかんだが、中曽根の求心力は大きく損なわれており巻き返しは容易ではない。

 参院自民党は、村上正邦、青木幹雄ら「ドン」がポストとカネを自在に操り「鉄の結束」を維持してきたが、下野してしまえばこの手法は通用しない。あるベテランはこう漏らした。

 「もう一枚岩にはなれないな。いつ再び火を噴いてもおかしくない…」

   × × ×

 参院自民党の内紛は「コップの中の嵐」では済まされない。

衆院で4分の1以下の議席しかない自民党が、民主党に強気で挑めるのは、昨年の参院選で衆参ねじれを実現させたからだ。とはいえ、参院242議席のうち自民党は82議席にすぎず、民主党系会派「民主党・新緑風会」の106人に遠く及ばない。国民新党などを勘案すると、民主党がわずか11議席を引き抜いただけでねじれは解消する。

 「自民党執行部や地元県連との関係が悪いやつ、今期限りで引退するやつ、カネに困っているやつ。この辺がまあ『釣り』の対象だな…」

 参院民主党幹部は、こう漏らしてにやりと笑った。政権与党となった民主党にはカネもあればポストもある。参院自民党の内紛はまさに天(てん)佑(ゆう)といえる。

 しかも参院自民党は業界団体の利益代表が少なくない。業界団体の要望を政策として実現させるには政権与党になることは必須条件。簡単に民主党には移れないが、新党を作って政権参画する手もある。たちあがれ日本と新党改革の計5人が連動する可能性もある。そうなれば公明党はどうするか。自民党と座して死を待つとは思えない。

   × × ×

 不穏な空気は参院だけに収まらない。親中曽根系に元首相の安倍晋三の影が、反中曽根系に元幹事長の古賀誠らの影がそれぞれチラつくだけに事態は深刻だ。総裁の谷垣禎一の発信力が乏しいこともあり、参院の内紛は、来年9月の総裁選を念頭に「ポスト谷垣」をにらんだ動きを誘発した。

 前政調会長の石破茂は自らの勉強会を近く立ち上げる意向を固めた。石破は14日、ブログにこうつづった。

「『誰がやるか』ではなく『何をやるか』を明確にする集団が今こそ絶対に必要だ。数集めでもポストや資金の配分でもない純粋な集団を国家のために立ち上げることができれば…」

 最大派閥「清和政策研究会」(町村派)を率いる元外相の町村信孝や、政策集団「さいこう日本」を立ち上げた元経済産業相の甘利明も「ポスト谷垣」を虎視眈(たん)々(たん)と狙う。元防衛相で政調会長代理の林芳正も出馬に意欲を示しており、幹事長、石原伸晃の動きも見逃せない。

 そこでキーマンとなるのは復権を狙う安倍だ。安倍が率いる派閥横断型勉強会「創生日本」は96人の勢力を誇る。安倍が誰を推すかで総裁選の行方は大きく変わるし、自らが名乗りを上げる可能性も否定できない。

 党内には安倍の復権を快く思わない勢力も多い。かねて反目してきた古賀は対抗馬擁立に動くだろうし、安倍が所属する町村派は分裂含みの様相を帯びるだろう。

 次期総裁は次期衆院選で政権奪回をかけて戦う総司令官となる公算が大きい。それまでに戦う体制を再構築できるか。それとも空中分解し、民主党を巻き込んで政界再編への動きが芽生えるか。落ちぶれたとはいえ自民党の動きはやはり目が離せない。(敬称略)

 =この企画は佐々木美恵、小島優、岡田浩明、小田博士、尾崎良樹が担当しました。



産経新聞の記事にしては、いろいろ興味深いですね。阿比留瑠比氏の記事のようなどうしようもないものとはぜんぜん違ういい記事です。でも、こういう記事を書く人たちが、産経新聞を見捨てちゃうんだよね…。

さて自民党総裁候補の1人町村和孝(同じ日の訂正。信孝の間違いです。すいません。コメント欄でgaullisteさんからご指摘いただきました)氏が入院したとのことですね。個人的には、今回の立候補者の中では町村氏がもっとも仕事ができるし相対的にまともな人間かなと(一方的に)考えていたのですが、はじめから彼が勝つ可能性は低いですけどこれではなおさらですね。今の時代、彼のような(世襲政治家ではありますが)役人上がりが自民党のトップになるのは難しいのでしょう。役人上がりが自民党の総裁になったのって、宮沢さんが最後じゃなかったっけ?
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