ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

遅すぎるがよくぞ言ってくれました

2012-02-29 00:00:00 | 社会時評
笑っちゃった新聞記事を。

>参院幹部「過去の人」 安倍氏、再び話し合い論
2012.2.28 17:54
 自民党の溝手顕正参院幹事長は28日の記者会見で、消費税増税関連法案への賛成と引き換えに衆院選を迫る「話し合い解散」に言及した安倍晋三元首相に関し、「もう過去の人だ。主導権を取ろうと発言したのだろうが、執行部の中にそういう話はない」と不快感を表明した。

 これに対し、安倍氏は夜の福島市での党会合で再び話し合い解散論を展開。党内路線対立が浮き彫りとなった。

 安倍氏は「一日も早く解散に追い込むために『自民党は建設的な議論をするから解散を約束しなさい』と民主党に呼び掛けたい」と強調。同時に「かつての野党のような審議拒否はしない」と述べ、参院に多い強硬路線に否定的な考えを示した。


いやあ、面白い記事ですね。やはり言う人はいるんですね。

ていうか、私は自民党の人たちの安倍晋三への甘さと遠慮ぶりが不可解で仕方なかったんです。右翼とか産経新聞とかが異常に甘いのはまだ理解できなくもないのですが(これも非常に理解が困難ですが)、自民党は安倍のおかげであそこまで迷惑を受けたのですからね、それでもなおかつあんなにも気を使わなければいけないのかさっぱり理解できないわけです。それで、いくつか記事を書きました。

安倍晋三って、自民党にとってそんなに大事な存在なのか

右翼も産経新聞も自民党も、どれだけ安倍晋三に甘いんだか

やっぱり安倍晋三は非常に面白い男だ

ほかにもいくつか記事はあります。

個人的には、一番上の記事でふれた安倍が「たちあがれ日本」「日本創新党」(あったね、そんな政党)と連携強化を目指したなんて話は完全な分党行為であって最悪除名ものだと思いますが、自民党の執行部は安倍に注意や警告その他をしたんですかね? そのような話は聞きませんでしたし、あるいはしたのかもしれませんが、安倍にはぜんぜん効いていないんじゃなのかな。安倍以外の人間が同じことをしたら、ちょっとやそっとじゃ済まない話でしょうが、安倍ならそれで話がすんじゃいます。これじゃあ安倍がますます勘違いするのも当然でしょう。

でも実際には、安倍のおかげで落選した議員(07年の参議院選挙だけじゃなく、09年の総選挙だって、自民党敗北の理由は安倍の責任が大ですからねえ)は安倍のことをそうとう怒っていると思うけど、自民党執行部は安倍に最大限遠慮し続けました。いわゆる保守が安倍をいまだにやたら支持している(産経新聞とか櫻井よしこあたりはともかく、ほかの人たちがほんとに安倍を支持しているのかどうか、私は知りません)から大目に見ているのかどうか知りませんが、それにしてもさすがに目に余ると思ったんですかね。「火中の栗を拾う」の類かもしれませんが、いずれはこのような発言は出ざるを得なかったでしょうね。遅いにもほどがありますが。

bogus-simotukareさんは

>無様な退陣で自民党の評判をがた落ちさせた分際で、しかも谷垣執行部と何の相談もせずに「話し合い解散」など公言する安倍にさすがに執行部側も激怒し、溝手氏が安倍を厳しく批判したという話。正直、今までこの種の自民党関係者による安倍批判が表に出なかったことの方が理解できない。

 溝手氏の主張は正論だと思うが、明日辺り「安倍命」の島田が「溝手と溝手を参院幹事長にする谷垣執行部許すまじ」「安倍内閣で大臣にしてもらったのに溝手は恩知らずだ」などと吹き上がるのかと思うと面白い。


お書きになっています。阿比留記者あたりも何か書くかな。

安倍もね、あんまり勘違いした言動はしないほうがいいんじゃないの・・・って、この人にそんなことを期待するだけ無理か。安倍ばかりでなく安倍応援団の反応をも観察していきたいと思います。
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気になった2つのニュース

2012-02-28 03:21:24 | 社会時評
先週私が気になった2つのニュースについてちょっと書いてみたいと思います。







まずはこちらから。

><男女3遺体>親子が餓死か…死後2カ月程度 さいたま市
毎日新聞 2月20日(月)20時48分配信

 20日午後0時半ごろ、さいたま市北区吉野町2のアパート1階で「ドアにチェーンがかかり応答がない部屋がある」と、管理会社の男性から埼玉県警に連絡があった。大宮署員が現場を確認し、布団の上で男性2人と女性1人の遺体を発見した。同署は、住んでいた60代の夫婦と、30代の建設作業員の息子とみて、身元の確認を進め、死因を調べる。

同署によると、3人はやせ細っており、死後2カ月程度とみられる。目立った外傷や遺書はなく、餓死や病死の可能性もあるという。男性1人は4畳半、残る2人は6畳の布団の中で見つかった。室内に現金はほとんどなく、昨年8月ごろから家賃を滞納。昨年末ごろから電気やガスも止まっているという。

 昨年11月に管理会社の職員が訪問した際には、妻が対応し「息子は仕事で、夫は具合が悪くて寝ている」と話したという。

 さいたま市によると03年以降、生活保護の受給記録はなく、相談もなかったという。

 アパートの所有者の男性(59)は「約10年前に入居したが、一昨年ごろから『家賃が払えないから待ってほしい』と複数回言われた。昨年10月ごろから家族の姿を見かけなくなった」と話した。【飼手勇介】


こちらも。毎日新聞の記事より。

>さいたま餓死?:部屋に食べ物なく あめ玉、1円玉数枚

さいたま市で20日、男性2人と女性1人の遺体が見つかったアパートの室内や冷蔵庫の中に、食べ物がほとんどなかったことが埼玉県警への取材で分かった。一方、さいたま市の調査で、この部屋に入居していた60代の夫婦と30代の息子の住民票登録が同市にないことも判明した。【飼手勇介、平川昌範、林奈緒美】

アパートの所有者などによると、アパートは3階建てで9部屋あり、3人の遺体が見つかった1階の部屋は6畳と4畳半の和室のある2Kで家賃は共益費を含め6万3000円。01年2月に男性が1人で入居した後、妻、息子が同居するようになったという。

 県警によると、この部屋に入居していたのは60代の夫婦と30代の息子の3人。息子は建設関係の仕事を個人でしていたという情報があるが、確認できていないという。3人がそれぞれ横たわっていた布団のそばにはコップや嘔吐(おうと)物の入ったバケツがあった。部屋にはあめ玉が数個と1円玉が数枚あったが、冷蔵庫は空だった。電気やガスは止まり、水道だけが利用できる状態だった。

 さいたま市によると3人は住民票の登録がなかった。住民票の登録がなくとも生活保護や介護サービスを受けることは可能だが、3人は生活保護は受けておらず、同市も把握していなかった。国民健康保険は住民票がある自治体で保険料を支払わないと保険証が使えなくなるという。3人は自治会にも加入していなかった。

 昨年末、妻から借金を申し込まれたという近所の男性は「アパートの大家か民生委員のところに行ったらいいよと場所を教えたが、『いいです』と言って帰っていった。そんなに困った様子には見えず、むしろ明るい感じだった。まさかこんなことになるとは」と悔やんだ。

 近くの主婦(47)によると、作業着姿の夫と息子が荷台に工具を積んだ軽乗用車で出ていたという。約1年前からは息子が1人で出かけるようになり、昨年11月ごろには駐車場から軽乗用車もなくなったという。

 現場はJR上尾駅から東に約2.5キロで、周辺に工場や畑が点在している。

毎日新聞 2012年2月21日 12時14分(最終更新 2月21日 13時52分)


また、こちらの記事も。

>さいたま餓死?:相次ぐ悲劇 行政に限界

さいたま市で親子とみられる3人の遺体が見つかった事件。一家で孤立して死亡するケースは東京都や北海道でも相次いだ。現場はいずれも都市部の集合住宅で、近所の住人や管理会社が異変に気付いて発見された。専門家は、料金滞納の情報を業者と行政が共有するなどの仕組み作りが必要だと指摘する。

 さいたま市で親子とみられる3人の遺体が見つかった20日、東京都台東区下谷3の3階建てアパート1階で90歳の父と63歳の娘がそれぞれベッドで死亡しているのが発見された。警視庁下谷署によると病死の可能性があり、父親が先に亡くなったとみられる。2人は父親の年金暮らし。郵便受けには2月7日以降の新聞がたまっており、近所の住人が大家に連絡した。

 一方、札幌市白石区のマンションでは先月、無職の女性(42)と知的障害のある妹(40)が遺体で発見された。姉の死因は脳内血腫、妹は凍死で死後5日~2週間たっていた。2人の収入は妹の障害年金・月約7万円だけだったといい、料金滞納でガスは11月末に止められていた。姉は昨年6月に区役所を訪れ、生活保護の相談をしたが申請せず、職探しもしていたという。

 東京都地域福祉推進課によると、民生委員による見回りは独居の高齢者や障害者などが優先されるという。「自身で支援を求めるのが救済措置の前提。支援を拒まれると介入するのは難しい」と話す。

 貧困や生活保護の問題に詳しい尾藤廣喜弁護士は「韓国などでは公共料金が滞納された場合に行政に知らせるシステムがあり、日本でも行政がシグナルを把握する仕組みが必要だ」と訴える。北海道も同様の仕組み作りの検討を始めた。尾藤弁護士は北九州市で07年、独居男性が生活保護の打ち切り後に孤独死した事例に触れ「当時、地域住民が異変に気づき福祉事務所に訴えたが保護は打ち切られたままだった。住民同士の監視だけでは解決できず、地域ネットワークの問題として矮小(わいしょう)化すべきではない」と指摘する。【喜浦遊、田中龍士、中川聡子】


すいません、大変長い引用になりましたが、非常に事態が深刻であり、またきわめて悲惨な事例だと思いますので、詳細に知っておこうと考えて引用をしました。

過日の札幌白石区での事件(上にも記事があります)も大変気の毒な事例でしたが、こちらは(詳しい事情はわからない部分が多いとは言え)家族3人餓死となると、近年の中でも最悪かそれに匹敵するものだと思います。下の写真は、札幌のアパートです。



日本でどれくらいの人間が年間餓死しているかというと…。こちらのサイトに興味深い数字がのっていました。

>平成20年 男48人 女15人 計63人
平成19年 男39人 女5人 計44人
平成18年 男47人 女9人 計56人
平成17年 男65人 女12人 計77人
平成16年 男55人 女13人 計68人

平成15年 男73人 女20人 計93人
平成14年 男56人 女11人 計67人
平成13年 男53人 女10人 計63人
平成12年 男66人 女21人 計87人
平成11年 男74人 女11人 計85人

(厚生労働省「人口動態調査」より。死因に「食糧の不足(X53)」が選択されたもの)


これちょっと数が少なすぎるんじゃないのって気がしますが、wikipediaによると

>日本では第二次世界大戦を通して、戦死者よりも多い数の餓死者が発生した。終戦直後には法を守る立場からヤミ米を拒否し、配給だけで生活しようとして餓死した山口良忠判事が有名となった。 一方当時と比べ豊かな時代であるはずの平成になってからも、生活保護を受けず、あるいは受けられずに餓死する例、子供が保護者から虐待を受け食事を与えられずに餓死する事件等が発生している。前者の例は格差の増大の例とされることもある。 また、2009年度人口動態統計 [1]によると、、「栄養失調(症)(E40-E46)」と「その他の栄養欠乏症(E50-E64)」と「食糧の不足(X53)」の死亡者数は1,894人(男:1011人、女:883人)である。これは100万人当たり約14.9人である。

とあります。

さらに、産経新聞のこちらの記事が非常に興味深いですね。

>餓死者、バブル崩壊後急増 セーフティーネット不備映す
産経新聞 2月26日(日)7時55分配信

さいたま市で親子3人が餓死とみられる状態で見つかった問題で、全国の餓死者はバブル崩壊後の平成7年に前年の約2・8倍の58人に急増、それ以降、高水準で推移していることが25日、分かった。22年までの30年間の餓死者数は1331人で、うち7年以降が8割以上を占めた。専門家はセーフティーネット(安全網)のあり方の見直しを呼びかけている。

 厚生労働省の「人口動態統計」によると、死因が「食料の不足(餓死)」とされた死者は昭和56年から平成6年まで12~25人だったが、7年に58人、8年には80人を突破。それ以降、22年に36人となるまで毎年40人以上で推移し、過去30年間の最高は15年の93人だった。

 50代の死者が多いのも特徴だ。22年までの16年間で50代の死者数は348人、60代が252人、40代が185人に上り、40~60代で全体(1084人)の72%を占めた。男女比は30年間で男性が女性の約4・5倍と圧倒的に多かった。

 死亡場所は「家(庭)」が多く、59~85%(7~22年)を占める。このため、行政や地域社会のセーフティーネットから、何らかの理由でこぼれ落ちていた可能性も指摘されている。

 貧困問題や生活保護に詳しい小久保哲郎弁護士は「餓死者の急増はバブル崩壊後、急速に景気が悪化した時期と重なっている。当時、雇用状況の悪化に伴ってリストラなどで失業者が増加した」と指摘する。

 また、高齢者ではない「50代男性」の餓死者が多いことには、「稼働層といわれる働き手世代のうち、年齢的に再就職が難しいことから50代が突出したのではないか」と分析した。

 女性よりも男性が多いことについては、「男性は自立できるはずという強い社会規範がある」とし、行政などから助けを受けることに心理的抵抗を感じている可能性があるとみている。

 不況が続き、今後も餓死者が増える恐れがあることから、小久保弁護士は「労働と社会保障の仕組み全体を改善する必要がある」と話している。


餓死そのものと栄養失調を起因とする死因のグレーゾーンがありますのでなかなか難しいですが、ともかく年間何十人かは餓死しているということです。こんな豊かな国で。

それにしても、家族3人が餓死するって、いったい何がどうしてここまでひどい事態になってしまったのでしょうか。この家族は住民登録もしていなかったし、たぶん健康保険証も持っていなかったのでは。近所の人に金を借りようとするくらいならどうして生活保護を受けようとしなかったのでしょうか。

札幌の事例では、(水際作戦で追い返したかどうかはわかりませんが)なにはともあれ役所に相談にはいったみたいですが、この家族は相談すらしていなかったようなので、自治体側に落ち度があったわけではないでしょうが(しかしたぶん相談に行ったら、そうとう自治体側はいやな顔をしたと思います。30代の息子さんがいるからね)、なぜ生活保護を受けなかったのかな・・・と残念で仕方ありません。

どうしようもなくなったら、とりあえず生活保護を受ければいいのです。世の中ありがたいことに、生活保護受給のためのマニュアル本みたいなものもあります。これはかの名高い湯浅誠さんが書いたです。2005年でやや古いですが、とりあえず最悪の事態を招くにはいたらないための指針がいろいろ書かれている有用な本です。

あなたにもできる!本当に困った人のための生活保護申請マニュアル



世の中、人の迷惑に・・・とか、他人の世話・・・なんてことは考えない方がいい。アパートの中で死んじゃったらそっちのほうがはるかにいろんな人に迷惑がかかるし、人間私もあなたも生活保護受給を悩んでいる人も、どっちにしたって他人の世話にならなければ生きていけないんだから。

さいたま市の親子は、住民登録すらしていなかったそうで、あるいは夜逃げ(?)みたいな立場だったのかもしれませんが(すいません、これは言うまでもなく私の勝手な当て推量です)、上にもあるように住民登録をしていなくても生活保護は受けられます。心配はいりません。

人間、餓死するよりは、もうすこし世間並みの死に方をした方がよっぽどいいと私は思いますが、はて、読者の皆さまのご意見はいかに・・・?

もうひとつ、これも私はショックを覚えました。

>顔や体に複数のあざ、事件前にも暴行か ロッキード判事殺害
産経新聞 2月23日(木)20時59分配信

ロッキード事件の裁判長を務めた元東京高裁判事で弁護士の半(はん)谷(や)恭一さん=当時(78)=が絞殺された事件で、半谷さんの遺体に複数のあざが残っていたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査1課は、殺人容疑で逮捕した妻の俊子容疑者(81)が、事件以前から継続的に半谷さんに暴行を加えていた疑いもあるとみて調べる。

 ただ、長女らが「2人には認知症の兆候があった」と説明していることから、捜査1課は刑事責任能力についても慎重に調べ、俊子容疑者の精神鑑定を行う方針。

 捜査関係者によると、昨年2月、東京都文京区の自宅で見つかった半谷さんの遺体を調べたところ、手や顔など、体の複数箇所にあざがあった。殺害時についたとみられるあざのほか、古いものも確認されたことから、以前から、繰り返し殴られるなどの暴行を受けた可能性があるという。

 また、司法解剖の結果、半谷さんは殺害された際、5分以上の長時間にわたって、のどを圧迫されていたことも新たに判明。捜査1課は、俊子容疑者が半谷さんに対して強い殺意を抱いていたとみている。

 当初、俊子容疑者は「お父さんは糖尿病だった」などと説明したが、捜査1課は病死を装おうとしたとみている。俊子容疑者は、逮捕後も一貫して「殺したりしていない」と容疑を否認している。


この事件も、正直真相はいまひとつ分かりにくい部分がありますし、したがってめったなことは書けませんが

>長女らが「2人には認知症の兆候があった」と説明していることから

という部分を読んで、私はとても痛い気持ちになりました。

奥さんのほうはどうだか知りませんが、半谷さんはかなりのエリート裁判官で(私もロッキード裁判の絡みで彼の名前は知っていました)非常に優秀な人だったわけで、そういう人でも認知症になっちゃうんだなあというのが(そんなことはわかってはいますが)ショックだったこと、そしてこの夫婦は2人暮らしでそして両方とも認知症だったということです。

日本はいうまでもなく高齢化社会をすごいスピードで突き進んでいますから、殺人という事態にはならずとも、このような夫婦というか家族は増えはしても減ることは当分考えられません。自分自身がならない保証は全くないし、家族がなる可能性はもっと高いから(家族は複数いる場合がおおいですよねえ)、こういったことと私たちも無縁ではあり得ません。お子さんはいたようですので、施設にいれるとか(経済的にはそれなりに裕福なご家庭でしょうから)そういう選択肢はどうだったのかなあ(すでに計画中だったのかもしれません)。

おそらくご家族も本当に困っていたと思うし、このような事態になったことは痛恨の極みだと思います。こちらの方もどうにかならなかったのかなとくりごとをしてしまいそうです。

真相は正直わかりませんが、家族3人の餓死、認知症同士の夫婦間の殺人、ほんとうに残念な事件です。そしてどちらもそんなに私たちの日常からかけ離れてはいないと思います。
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これじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ

2012-02-27 01:12:50 | 北朝鮮・拉致問題
阿比留瑠比氏などは、政治活動めいたことをさんざんやっているわりには他人から「ジャーナリストじゃなくて政治活動家だ」とか指摘されるとやたら怒ります。自分でも「政治活動家」みたいな行動をしていることは重々承知ですからそう怒るんでしょうけど、たとえば過日の辻元清美への名誉棄損事件にしても、同じことを誰かが安倍晋三にむかってやったら、彼は本当に烈火のごとくその人間を批判するんじゃないんですかね。自分が嫌いな人間と好きな人間とでは態度が全く違うというのは、一般人なら「馬鹿」とほっておくのも(程度の問題ですが)ありかもしれませんが、(自称)全国紙の記者としてはどうかと思います。

さてさて、読者の皆さまはこのような記述についてどうお考えですかね?

>(前略)拉致問題については、一つ確認しておきたいことがある。

それは、「拉致被害者は生きている」ということである。

「生きていることを前提に」のスローガンについては、一般にも誤解があると思う。「亡くなっている事実を認めたくない家族の心情」として、お気持ちは分かりますけど・・・というふうに理解している人がけっこういるようだ。

北朝鮮のいう「全員死亡」を受入れているらしい日本の影響力ある人たちもいる。

田原総一郎氏が、有本恵子さんら未帰還の拉致被害者について「外務省も生きていないことは分かっている」と発言して騒ぎになったことがあった。

この発言は3年前の「朝生」でなされ、有本さんの両親が計1千万円の慰謝料を求めて田原氏を訴えたのだった。去年11月4日に判決が出た。「発言には合理的根拠がない」とし田原氏に対して有本さんの両親に計100万円を支払うよう命じるものだった。

「生きている」は、家族の心情ではなく、事実なのである。

北朝鮮側が「8人」についての死亡証明を全くできていないのはすでに知られている。日本政府の追及で、「死亡証明書」が「捏造」であることを北朝鮮も認めている。

なにより、帰国した拉致被害者たちがはっきり語っているのである。

去年12月、金正日が死亡したときに出したコメントから;

蓮池薫さん(新潟県柏崎市):

「日本政府が今後の情勢を慎重に分析・判断して、まずは残されている拉致被害者の皆さんの安全が保障されるように最善を尽くしてくれるよう切に願っております」

地村保志さん富貴恵さん夫妻(福井県小浜市):

「私ども帰国した拉致被害者が一番心配しているのは、未だ帰国が果たされていない拉致被害者の安全・安否です。国に対しては正確な情報の収集と帰国していない拉致被害者全員が無事帰国出来るよう、全力で取り組んでもらうよう強く希望します」

曽我ひとみさん(新潟県佐渡市):

「新しい体制に代わるこのチャンスを生かし、拉致された被害者全員の救出に尽力してくれることを望みます」

彼らはみな、未だ北朝鮮に残ったままの仲間たちにいつも思いをはせているのだ。

「生きている」証拠として、これ以上、確かなことがあろうか。

(つづく)


執筆者は高世仁という人です。北朝鮮関係の本を書いています。

拉致―北朝鮮の国家犯罪



で、これはちょっとどうしようもない文章としか言いようがありませんね。

>拉致問題については、一つ確認しておきたいことがある。

それは、「拉致被害者は生きている」ということである。


だからぜんぜん何の証拠もないでしょう、拉致被害者が北朝鮮で生きているっていう。

巣食う会などの政治活動家とか拉致被害者家族がこのような発言をするのはある意味仕方ないでしょう。政治活動家はそう発言していなければ立場がないし(彼らが「生きていない」と発言するときは、拉致問題が反北朝鮮ネタとしての利用価値がなくなったと見限った時でしょう)、家族たちもこれまたそのような発言をせざるを得ない。仮に「もう亡くなっている」と考えていたとしても(たぶん私は、そのように考えていると思っています)、「生きている」と発言をし続けることになるでしょう。

でも、高世って人はジャーナリストですよねえ。ジャーナリストがこのような根拠薄弱なことを言うのはどうかと思うけど。

>北朝鮮のいう「全員死亡」を受入れているらしい日本の影響力ある人たちもいる。

田原総一郎氏が、有本恵子さんら未帰還の拉致被害者について「外務省も生きていないことは分かっている」と発言して騒ぎになったことがあった。

この発言は3年前の「朝生」でなされ、有本さんの両親が計1千万円の慰謝料を求めて田原氏を訴えたのだった。去年11月4日に判決が出た。「発言には合理的根拠がない」とし田原氏に対して有本さんの両親に計100万円を支払うよう命じるものだった。


いや、だからこの裁判は別に北朝鮮での拉致被害者の生存を保証したり担保したりするものではないでしょう。ただ、田原側が番組でそのような発言をしたことが妥当かどうかが問題なだけで。

北朝鮮での拉致被害者の生存の根拠に、日本で行われた民事訴訟を引き合いに出すなんて、何を考えているんだか。

あと、これは「生存説」を唱えている人ははあんまりふれたくないことなのかもしれませんけど、外務省の幹部が

>拉致被害者の何人かは生きていると思う

と語ったという報道をされたこともあります。こちらの記事を参照してください。

私はこの件に関して

>これって(少なくとも建前では)拉致被害者家族は激怒するような話ですが、なにか弱腰というか歯切れが悪んですね。

と指摘しました。日本政府だって、最善で「何人かは生きている」くらいの考えでいるんじゃないんですか。でも2002年の拉致被害者帰国から10年もたっちゃっていますし、その間消息が聞こえませんしね。

>北朝鮮側が「8人」についての死亡証明を全くできていないのはすでに知られている。日本政府の追及で、「死亡証明書」が「捏造」であることを北朝鮮も認めている。

死亡証明書がねつ造だとか、横田さんの骨が別人だった(これも、いろいろ問題はありますが)とかいう話は、遺憾ながら拉致被害者たちの生存の根拠にはならないでしょう。

>なにより、帰国した拉致被害者たちがはっきり語っているのである。

(中略)

彼らはみな、未だ北朝鮮に残ったままの仲間たちにいつも思いをはせているのだ。

「生きている」証拠として、これ以上、確かなことがあろうか。 


あんた馬鹿か。どこが

>「生きている」証拠として、これ以上、確かなことがあろうか。

だよ。文学じゃないんだから、いいかげんにしろよ。

これってジャーナリストの記事じゃありませんね。政治運動家のものです。

高世も、たぶん「そう主張することに意味がある」と考えているから、このような記事を書いているのでしょう。あてにならん男です。

なお、この記事は、bogus-simotukareさんのはてなブックマークによって知りました。本当にいつもいつもネタを提供していただいてありがとうございます。
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「国家基本問題研究所」にとっては、「反共」より「反中」のほうが優先するらしい

2012-02-26 00:00:57 | 社会時評
きょうもbogus-simotukareさん経由のネタです。本日のは、そんなに「ひどい」とか「悪質」とかいうものでもありません。ただ、島田洋一やその仲間たちの考え方や論理を知るのには興味深い話だと思います。

島田洋一が、彼のブログでこのような記事を書いていました。

「中国を信用している軍人は一人もいない」(ミャンマー政府閣僚)

外国のことを信用しているお人よしなんて軍人の名に値しないじゃん、って思うだけですが(外交とか軍事ってのは、「相手を信用はしないがいい関係を保つ」あるいは「いい関係は保つが相手を信用しない」ってのが基本中の基本でしょう)、ミャンマー政府閣僚はこういったとか。

>われわれは、中国の支援を受けたビルマ共産党軍と長く戦ってきたのだから当然だ。西側諸国と関係を強めたいと思っているが、アメリカが何かといじめてくる。日本もその尻馬に乗っており、残念だ。

中国批判することによる反中国日本人への典型的なリップサービスでしょ(笑)。この発言を紹介したのは、

>ミャンマー情勢に詳しい大野修一氏(日本財団国際部長、元丸紅幹部)

という人だそうだそうですけど、それはミャンマー政府の幹部だって、日本人が喜んで帰国後吹聴しそうなことを話すくらいの知恵はあるでしょう。まあ大野氏あたりはそんなことは先刻ご承知でこの話をしているんですけどね。

ついでながらに書いておくと、戦後の日本とミャンマー(ビルマ)とはいろいろと微妙な関係がありました。アウンサンスーチーがミャンマー(当時はビルマ)帰国前に日本に滞在したのもその流れです。興味のある方は、次の書物をお読みください。昨年私もミャンマーを旅する前この本を読み大いに勉強させていただきました。

抵抗と協力のはざま――近代ビルマ史のなかのイギリスと日本



ところで私がこの記事で興味深く思ったのはその件ではありません。島田の次の記述です。別に説明の必要はないでしょうが、「国基研」とは「国家基本問題研究所」のことです。つまりは極右の(自称)シンクタンク。

>日本からは、さらなる関係改善の動きとともに、北朝鮮との関係を切るようミャンマー側に強く促していかねばならない。国基研では、5月にベトナム・ミャンマー訪問を計画している。

ミャンマー訪問はまだしも、ベトナムも・・・?

ベトナムって、中国と同様、共産党一党独裁の社会主義国なんですけど。

ベトナムのような国に行ってまさかベトナムの反体制運動家と会談するわけでもないでしょうから、やっぱり現地のシンクタンクの研究員とか大学の関係者とか、そういう人たちと会うんでしょうねえ。共産党そのものとは会わないのかもしれませんが。

そうこう考えると、これってやっぱりベトナムがかつて中越戦争(1979年)の時中国に攻め込まれたりして、いまでも中国にたいして複雑な感情を持っているっていうことを念頭にしての訪問なんですかね。ってことは、国家基本問題研究所って、「反共産主義」より「反中国」のほうが優先されるんでしょうね(いまの中国もベトナムも「共産主義」の名に値しない、といった議論はとりあえずここではなし)。

国家基本問題研究所のHPでは、この記事執筆時点でミャンマー、ベトナム訪問についてはとくに記載はありませんが、もし本当にこの組織のメンバーが行くのなら、とくにベトナムではどのような人たちと面談するのか私なりに興味をもって観察したいと思います。

最後に、いつもネタをいただいているbogus-simotukareさんに感謝を申し上げます。
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2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(14)

2012-02-25 00:00:00 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)


ホテルにもどって荷物をうけとり、タクシーを手配して空港へ向かいます。昨日の人のような風船を売っている人がいました。

それにしても、空港までのタクシーがなかなかすごかった。おもいっきり生きた心地がしませんでした。

アモイ空港へのタクシー


別に急いでいるわけじゃないんだからさあ(この運転手さんは客の回転を早くしようと急いでいたんでしょうけど)、もっと安全運転でいこうよ。



空港のレストランで昼食を食べます。ブルース・リーの「死亡遊戯」の際の姿をイメージキャラクターにした「真巧夫」という店のものです。味はまあまあというところかな。



中国東方航空にチェックインします。上海に行きます。





よせばいいものを、もうすこし食べてしまいました。こんなことをしていたらどうしようもありませんね。





離陸します。





予想していませんでしたが、機内食が出ました。国内線でも出るんですね。味はまあまあよろしかったと思います。





上海につきます。



虹橋空港は閑散としてました。



地下鉄10号線にのって市の中心部へ向かいます。



このような写真は危険ですので、とらないほうが無難です。

天潼路駅で降ります。そうしたら、ショッピングセンターみたいなところに入る出口でして、ガイドブックをとりだしてNと出口を相談したら、たちまち片言の日本語で卑猥なことをいわれたりと散々な目に会いました。おもわず「うひゃー」です。



ようやくそこを脱出して、上海の宿泊施設へ向かいます。この建物は、前回の上海紀行でも見かけました。



このような豪快に段ボールが路上に捨てられている光景は、「先進国」では見かけませんね。



これが、上海でのホテルです。

(つづく)
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2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(13)

2012-02-24 00:45:12 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)


3日目(2011年12月31日)です。今日がアモイ最終日です。ホテルの近くの安食堂で朝食を食べます。





こういった店にはこれからも通いたいものです。

歩いてアモイを散策します。









廃線になった鉄道の跡です。昨年行った小樽にも同じようなものがあったな。写真はブログに載せませんでした。



お年寄りです。写真を撮ってよいですかと頼んだら、快く了解してくださいました。いろいろご苦労もあったかと思います。



少数民族らしい女性がくるみを売っていました。こんなにたくさんあって、ちゃんとはけるのでしょうか…。



これから見学する華僑博物院です。



ここは、子どもを連れた人たちが集う場所のようです。





朝の運動をしている女性もいます。





開館時間になったので、中に入ります。



米国かどっかでの苦力の像ですかね。



地球儀があったので見てみますと・・・お、沖縄には(日)とありますが、「琉球群島」にはそれがないじゃないですか。これって、やっぱり、中国は潜在的には琉球諸島は中国領と見なしている、っていうことなんですかね!?

しかしおれもしょーがねー人間だな、右翼とかを挑発してさ。こんなのは「挑発」のうちにはいらないでしょうが。



こんな展示もありました。

(つづく)
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2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(12)

2012-02-23 03:38:16 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)


観光再開です。



子どもはかわいい。





この日(2011年12月30日)は、運動場で小学生たちのイベントが行われていました。この少年は、それに参加していたのかどうかは不明です。運動場をじっと見る少年です。







コロンス島最大の観光名所かもしれない「日光岩」です。















上には、関西弁を話す日本人の家族もいました。アモイでは、あんまり日本人を見かけることはありませんでした。



中国人は、ギャンブルが好きです。







残念ながら、この写真を撮ったところでカメラのバッテリーが切れてしまいました。

したがってあとは文章だけですが、このあとピアノ博物館に行きまして(個人的な意見ではオルガン博物館よりこちらのほうがいいと思います)、古今東西(日本のピアノはあまりありませんでした)を見学しました。あと有名な音楽家を漢字から名前を推測するのが面白かった(笑)。たとえば「メンデルスゾーン」を「门尔松」とか。

そのあとカフェでゆっくりして、食事をし、さらには無料のコンサートに行きました。なんとコロンス島では、毎日毎晩、無料でコンサートが開かれているのです。だいたいは音大の学生とかのコンサートのようですが、私が行った日はわりとレベルが高かったと思います。これは運・不運もあるでしょう。帰り、本土に向かうフェリーを待つゲートで、コンサートの出演者がいました。私が(よせばいいものを)パンフレットを差し出して、これあなたたち、って聞くと、出演者の女性は笑顔でうなずきました。

いよいよ明日でアモイを離れて上海に向います。

(つづく)
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けっきょく「正論大賞」というのは、産経新聞御用達の人以外受賞しないようだ

2012-02-22 02:24:33 | 社会時評
このブログの記事でだいぶひんしゅくを買った記事の1つに、櫻井よしこの「正論大賞」受賞を揶揄った記事があります。

櫻井よしこのような歴史修正主義者にたいして「自由と民主主義のために闘う」と自称する賞を与えるのはどうかと思い書いた記事ですが、しかしどうも櫻井よしこという人はわりと右翼に人気がある(笑)みたいで、この記事に限らず彼女のことを批判したり悪く書いた記事には私を罵倒するコメントがけっこうきます。まあいいけどね。

さてさて、2011年度の受賞者はというと・・・。

渡辺利夫という人です。

で、本日2月22日に、こちらの記事魚拓)によると

>贈呈式は来年2月22日、東京都港区のグランドプリンスホテル高輪で行う。


櫻井よしこなら、好き嫌いはともかくとして、たいていの人が顔と声くらいは知っているでしょうが、渡辺のことをすぐピンとくる人は、産経ウォッチャーでなければあまり多くないと思います。

>渡辺 利夫(わたなべ としお、1939年6月22日 - )は、日本の経済学者(経済学博士)。拓殖大学総長・学長、東京工業大学名誉教授、日本安全保障・危機管理学会会長。専門は開発経済学、アジア経済。

私はもちろん知っていますけど、世間一般で知られている人物ではないでしょう。で、個人的に興味を持ったのが、この人の役職です。

>財団法人山梨総合研究所理事長
中国経済学会理事・副会長
国際開発学会理事
財団法人国際開発センター理事
財団法人住友財団監事
日本国際教育大学連合理事長
財団法人日本国際フォーラム評議員
財団法人松下政経塾理事
社団法人企業研究会参与
東アジア総合研究所理事長
財団法人UFJ国際財団評議員
財団法人社会経済生産性本部評議員
日本教育再生機構代表委員
教科書改善の会世話人
日本安全保障・危機管理学会3代目会長 2代目会長松本三郎の死去の後、2009年6月5日就任
国家基本問題研究所理事


国家基本問題研究の関係者ということで、櫻井よしこと関係が深いみたいですね。産経新聞からすればお気に入りの人物というところでしょう。

なお、上でリンクした記事にも

>高成長を遂げる東アジアにおける中国の海洋覇権主義に警鐘を鳴らし、東アジア共同体の危険性や日米同盟の強化など、日本がとるべき針路についての提言を行ってきた。

>両氏とも産経新聞「正論」欄執筆メンバー。


とあります(「両氏」のうち、渡辺以外は、正論新風賞受賞の井上寿一のこと)。

で、櫻井よしこと渡辺が2011年の正月に産経新聞に掲載した対談がひどい(笑)。まあ、どうしようもない代物です。bogus-simotukareさんがきっちり批判してくれているのでそちらをお読みください。正月早々、もうすこしまともなことを対談しろよ。

それにしても、正月から正論大賞の受賞者と(しかも、渡辺は結果的に翌年の受賞者となった人物です)対談させているんですから、産経の渡辺に対する高い評価も分かろうというものです。

で、前にも紹介しました通り、「正論大賞」の受賞者を列挙しますと・・・

>第1回(1985年) - 渡部昇一
第2回(1986年) - 加藤寛
第3回(1987年) - 唐津一
第4回(1988年) - 曽野綾子
第5回(1989年) - 竹村健一
第6回(1990年) - 猪木正道
第7回(1991年) - 堺屋太一
第8回(1992年) - 西部邁
第9回(1993年) - 上坂冬子
第10回(1994年) - 西尾幹二
第11回(1995年) - 岡崎久彦
第12回(1996年) - 田久保忠衛
第13回(1997年) - 江藤淳
第14回(1998年) - 三浦朱門
第15回(1999年) - 石原慎太郎(特別賞 - 勝田吉太郎、桑原寿二、佐伯彰一、関嘉彦)
第16回(2000年) - 小堀桂一郎
第17回(2001年) - 屋山太郎(特別賞 - 亀井正夫)
第18回(2002年) - 中西輝政
第19回(2003年) - 中嶋嶺雄
第20回(2004年) - 森本敏
第21回(2005年) - 藤岡信勝
第22回(2006年) - 佐々淳行
第23回(2007年) - 佐伯啓思(特別賞 - 阿久悠)
第24回(2008年) - 加地伸行
第25回(2009年) - 佐瀬昌盛
第26回(2010年) - 櫻井よしこ
第27回(2011年) - 渡辺利夫


うーん、産経新聞御用達の連中ばっかりだぞ。もうすこし気の利いた人間を選べよと思いますが、それを産経に求めるのはできない相談でしょうね。wikipediaにも

>選考基準は、同グループの基本理念である「自由と民主主義のために闘う正論路線」を発展させた個人。

>上記選考基準のため、受賞者は産経新聞に毎日掲載されるオピニオン・コラム「正論」の執筆者(いわゆる“正論メンバー”)や、保守論壇で活躍する論客が殆どとなる。


つまりはタイトルに書いたように、産経新聞のおめがねにかなった人間しか、「正論大賞」なんて賞は受賞できないということです。仲間内の論功賞としての側面が大(というよりそれだけ)ということですね。もっとも世間のまともな人間は、産経新聞の賞の受賞なんて迷惑にもほどがあるでしょうし、産経新聞の賞を受ける人は「正論路線」の支持者でしょうから、それを問題にする人はほとんどいないということでしょう。

そうすると、当ブログでも散々馬鹿にしている島田洋一あたりがいつこの賞を受賞するか、なかなか興味があります。さすがにまともなところは島田なんかに賞をだすことはしないでしょうが、「正論大賞」なら可能性はあるでしょう。西岡力とか荒木和博が受賞する可能性だって「正論大賞」ならありです。

というわけで、次の受賞者がどんな惨憺たる人間か、いまのうちから楽しみにしておきましょう。

それはそうと、

>フジサンケイグループの基本理念である「自由と民主主義のために闘う正論路線」

てありますが、産経新聞にとってはそれはそうかも知らんけど、フジテレビにとってはそんなのはとっくの昔に興味を失っているように思うんですけど。フジテレビからすれば、産経新聞にたいしていまだにおこなっている援助なんて迷惑以外のなにものでもないでしょう。株主に説明できるようなものでもないし。しがらみがあるから続けてはいるけど、社員も幹部も、そんなものはとっとと打ち切りたいんじゃないんですか。昨年あったフジテレビへのデモなんて、産経新聞を支持している連中もたぶん大勢参加したはずですし。フジテレビだって昔ほどもうかっているわけじゃないしね。
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クルム伊達公子と戦ったスロヴェニアのテニス選手の写真

2012-02-21 06:33:22 | 美女探求
ずいぶん以前、クルム伊達公子が資生堂の化粧品のコマーシャルに出ていた時、彼女には気の毒ですが(いまの言葉を使えば)「痛いなあ」と思いました。もうしわけないけど、彼女は化粧品の宣伝に出るにはちょっと容姿に無理があるでしょう(笑)。

別に顔で勝負している人じゃないんだからそれは仕方ないけど、もうちょっとそれは考えてあげた方がいいのではないかとつまらんことを思わないでもありませんでした。

さてさて、最近は錦織圭の男子テニスのほうが注目がありいまひとつ話題に欠ける日本女子テニス界ですが、先日フェドカップで日本がスロヴェニアに勝ちました。地の利もありますからね。私は美女の味方なので、美人のほうを応援するんですが、そうするとやっぱりスロヴェニアのほうになるのかなあ。

もともと旧ユーゴはテニスが強いしまた美女国です。またチェコやスロヴァキアなども美女国でテニスが強い。一般にテニスの選手はスタイルがいいし、じつはテニス選手は美女の宝庫だったりします。

今回は、旧ユーゴであるスロヴェニアのテニス選手Polona Hercogの写真をご紹介します。彼女はクルム伊達公子と森田あゆみに敗れました。ランキングでは彼女のほうが格上なんですけどね。

さてこの方ですが、日本語の表記が定まっていません。日本テニス協会のHPでは「ポロナ・ヘルツォグ」、こちらのサイトでは「エルコグ」です。検索した限りでは「ヘルツォグ」のほうがめだちますが、スロヴェニア語に不案内なのでどちらが妥当か判断できません。彼女の日本語のwikipediaの記事はありません。

で、彼女は身長182㎝、体重71㎏だそうです。けっこう重いですね。それだけパワーもあるのかも。

何枚か彼女の写真をご紹介します。

























テレビで彼女をみたときはもっと美人かと思いましたが、写真を集めると・・・ちょっと、かな。

でも私は白人の女性が好きなので許しちゃいます(馬鹿)。

彼女は1991年1月生まれなので、やっと21歳になったばかりです。
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午前十時の映画祭を今回も50本全部観た

2012-02-20 06:47:29 | 映画
1月14日に、MOVIXさいたま新都心で、『素晴らしき哉、人生!』を鑑賞しました。これにて、第二回午前十時の映画祭の全50本をすべて観ることができました。

今回は、東日本大震災の影響で、関東地方の映画館も1カ月以上閉鎖されてしまいましたが、なんとか50週の範囲内ですべてを観られました。もっとも個人情報散逸を防ぐためと半券を完全に保持しているわけではないので、今回も「殿堂」の申請は見送ります。

映画上映のデジタル化の進展その他の理由で(この企画は、フィルム上映にこだわっています)、第三回は、第二回の映画の繰り返しの上映ということになるとのこと。よって、今回のような新たな50本は選定されません。残念ですが、またしばらくしたら企画復活の可能性もなくはないみたいなので、その日を期待して待ちたいと思います。

で、この企画では、日本全国25の映画館で映画が上映されました。数えてみると、私はそのうち15の映画館を訪れています。すなわち札幌、利府、新潟、宇都宮、さいたま、市川、六本木、府中、横浜、海老沼、名古屋、京都、大阪、西宮、熊本です。旅先で見に行ったり、あえて遠出して見に行ったこともあります。「そこまでするか」と思われるでしょうし、私もそう思いますが(さすがに映画を見に行っただけではありませんが)さまざまな映画館―シネコンですので、そんなに独自の個性があるわけでもありませんが―を訪れることができたのは私にとっても楽しく貴重な経験だったと思います。

この企画の面白いところは、ともかくいろいろな映画があることです。ヒッチコックからイラン映画まである。好き嫌いに関しても、全部観るときめたら否が応でも観るから、そして観ればそれなりの発見もある。『戦場にかける橋』などは私にとってそれまでの印象をくつがえすものがありました。

第三回も、第二回と作品は重複しますが、また何本か観てみたいと思います。新たな発見、感動があることでしょう。

余談:あと、allcinema での私のコメントが2月18日で200に達しました。ここ数日でまとめて書きました。1,000を超えるコメントをされている方もたくさんいるサイトですので、私のコメント数など取るに足りませんが、これからも定期的にコメントして、はやく1000を超えたいと思います。
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