ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

そんな自慢するようなことでない話を、FBにアップしなくてもいいと思う(革命的警戒心が足りなすぎる)(3月1日0:00ごろ更新)

2022-03-06 00:00:00 | 社会時評

世の中馬鹿もいいかげんにしろと思うことは、確かにあります。記事を。

>2022/2/25 18:49神戸新聞NEXT

ワクチン副反応で療養中にイベントや温泉へ フェイスブックで判明 加古川市職員を処分

 兵庫県加古川市教育委員会は25日、新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応による療養期間中に、不要不急の外出をした上、市教委の事情聴取に虚偽の説明を重ねたとして、市立小学校の女性調理師(49)を減給10分の1(6カ月)とする懲戒処分を発表した。

 市教委によると、女性は昨年10月28日に1回目のワクチン接種を受け、体のだるさなどの副反応が治まらないため、医師の診断を受け、11月9日~12月14日の自宅療養が認められた。

 しかし、フェイスブック(FB)に外出中の様子を紹介しているのを同僚が発見し、学校を通じて市教委に連絡。12月6日の市教委の聞き取りに対し、女性は「(療養期間中は)一切、外出していない」と話し、FBに掲載しているのは過去のイベントの写真だと説明した。しかし同じイベントに参加した人のFBページの写真にも、女性が写っており、療養期間中だったことが分かった。

 さらに、FBには県外への日帰り旅行の写真もあり、市教委が説明を求めたところ、女性は「去年に行った」と説明。市教委がデータを確認すると撮影時期は前年だったが、ファイル名に療養期間中の日付が残っていたため、再度問いただしたところ、証拠を隠そうとデータを改ざんしたことを認めた。女性は美容院や温泉施設などにも出掛けていたという。

 市職員懲戒審査委員会は、不要不急の外出に加え、虚偽の説明を繰り返したことは悪質性が高いと判断。免職、停職の次に重い減給処分とした。

 女性は「少しぐらいなら外出しても問題ないと思った。(事情聴取に対し)最初にうそをついて、本当のことを言い出しにくくなり、うそを重ねてしまった」と話しているという。(斉藤正志)

しかしこれもひどい話ですよね。それにしても私が呆れるのが

>フェイスブック(FB)に外出中の様子を紹介している

>FBには県外への日帰り旅行の写真もあり

というところです(苦笑)。FBだから、これ実名の投稿でしょう。そんな自殺行為してどうする(笑い、いや、笑っている場合ではありません)。

私のやっているブログなんてのは、HN(仮名、匿名、筆名、PNほかいろいろな呼び方があります)が主ですが、そしてツイッターなんぞもそうですが、FBは実名原則でしょうに。こういうことは書くまでもないですが、私もブログではあっても自分の個人情報は出さないようにしていますし、職場や周囲にも、このブログをやっているなんてことは(当然)伏せています。表に出してこちらが得することなど何もない。FBで自分の行動を出すのなら、それはさらなる慎重さが必要でしょうに。

こういうことを書くとあまりいい顔はされないでしょうが、あえて言えば、本来おとなしくしてじっとしていなければいけない立場の人間が、遊びにどこかへ出かけるという話は、ちょいちょい耳にします。こういう問題は、ある程度はグレーゾーンの部分がある。1度遊びに行ったから、それで大々的に道徳的な意味合いもふくめた非難と懲戒処分を必ず受ける、というものでもないでしょう。わからなければわからないでもちろん話は済みますし、わかってもうまくいけば厳重注意、あるいは説諭くらいで決着する可能性もあるかもです。それは、あまり派手なことをしなければです。しかしこの人は、FBでそれを吹聴(ということになりますよね)している。そこまで馬鹿しなくていいだろです。それで私が思い出したのが、こちらの件。

どこまで非常識で馬鹿なのかと思う(北九州市消防局での不祥事)

詳細については、拙記事をお読みいただければいいのですが、昇進試験問題を盗み出して好成績を取りめでたく昇進した件の人物は(元記事ではご当人の固有名詞も出しましたが、ここでは「商人の情け」でそれは書きません)、

>消防司令補から所属長しか持たないはずの人事評価書類を見せられた同僚が不審に思い、人事課員に相談して発覚した。

だそうですからね(苦笑、呆れ)。人事評価書類なんてそんなものを同僚に見せてどうすると思うのですが、なんか自慢でもしたかったんですかね(苦笑)。おれはこんなすごいもの持っているんだぞとか。それは、同僚だって不審に思うでしょう(笑)。

ていうか、もちろん試験問題を盗むなんてこと自体論外の沙汰ですが、試験問題以外は関係ないじゃん(苦笑)。つまりは、試験問題が収録されたHDDに人事評価書類があったので、それらもついでにコピーしたということなのでしょうが、そんなものを他人に見せて自慢(かどうか知りませんが、まあ「自慢」でしょう)してどうする(笑)。

拙記事でも指摘しましたように、この件は約2年間隠せていたので、たぶんこれは完全犯罪といっていいものかと思います。それでこんな馬鹿な話で懲戒免職ですからねえ。しかも実名まで報道される始末です。

ところで、加古川市としては、やはり

不要不急の外出に加え、虚偽の説明を繰り返したことは悪質性が高いと判断。

とあるわけで、虚偽説明を悪質と判断したということのようですね。それで私が思い出したのが、こちら

>朝乃山、大きすぎたキャバクラ通いの代償 厳罰!1年間出場停止、大関から一気に三段目降下へ
2021/06/12 05:04

キャバクラ店に出入りして新型コロナ対策のガイドラインに違反した朝乃山に、6場所出場停止という重い処分が科された。番付は三段目まで大きく落ちる見通しだ
日本相撲協会は11日、東京・墨田区の両国国技館で臨時理事会を開き、新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した大関朝乃山(27)について出場停止6場所と報酬減額(6カ月50%)の懲戒処分を科した。5月の夏場所前など外出が原則禁止されていた期間に、キャバクラ店に出入り。来年の夏場所まで出場できない厳罰で、番付は三段目まで落ちる見通しとなった。朝乃山は協会に「引退届」を提出していたが、八角理事長(元横綱北勝海)の預かりとなった。

(中略)

調査と処分意見の答申を行った協会のコンプライアンス委員会(青沼隆之委員長=元名古屋高検検事長)によると、朝乃山は1月の初場所前、3月の春場所前と場所中、および5月の夏場所前の原則外出が禁止されている期間中に計10度のキャバクラ通いを繰り返していた。

さらに、週刊誌の報道後、キャバクラに同行したスポーツ紙記者と口裏を合わせ、協会の調査に「整体治療にいった」「キャバクラに行った事実はない」と虚偽の報告を繰り返した。外出の証拠が残る携帯電話の提出を求められると一転して事実関係を認め、夏場所を途中休場して負け越した。

理事会に呼ばれて処分を通告された朝乃山は「相撲協会、大相撲ファンにご迷惑をかけて申し訳ない」と頭を下げたという。コンプライアンス委員会は「大関としての尊厳を著しく汚した」と糾弾。尾車コンプライアンス部長(元大関琴風)は「虚偽報告が一番いけない。噓をついたことが大きい。素直に事実と認めて事情聴取に応じていれば、ここまでのことにはならなかった」と、稚拙な初期対応が厳罰につながったと説明した。

(後略)

マスコミなどでも、上の記事にある

>虚偽報告が一番いけない。噓をついたことが大きい。素直に事実と認めて事情聴取に応じていれば、ここまでのことにはならなかった

という点はいろいろ報道されていたかと思います。正直加古川の件は、FBを持ち出された時点で「詰み」だと思いますが、彼女はそれでも否認し続けたわけで、それは彼女のパーソナリティの問題ですからしょうがありませんが、彼女からすると絶対認めたくないというところがあったのでしょうね。それもどうかです。それで損をしているのだから、馬鹿は死ななければ直らないのレベルといわれて仕方ないのではないか。

いずれにせよ、加古川市の職員といい、北九州の消防司令補(当時)といい、実に「革命的警戒心」が足りませんね。これではどうしようもありません。公安警察の「転び公妨」どころの話ではない。読者の皆さまも、期せずしてこの加古川市職員のように療養を余儀なくされる可能性もあります。ぜひ細心の注意をお願いします。私もそうします。

コメント
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