ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

道端ジェシカのイベントに顔をだす(2)

2012-11-30 00:00:00 | 美女探求
前回の記事はこちらです。

当日、会場の某書店に行きました。ここは新宿にありますが、行政区画は渋谷区です。



売り場でお金を払って引換券を受け取ります。つまり彼女のサイン本を買うことにより、イベント参加の権利を得るわけです。



会場へあがります。普段は、演劇などの公演を行っているスペースです。

私はちょっと時間に遅れたので、整理番号100番までの人たちの順番の一番後ろに並びました。9割以上は女性、ほとんどが若い方でしたね。

私の前の女性は、携帯で流暢な英語で通話していました。彼女の第一言語は英語みたいでした。

さて、道端ジェシカの姿が見えました。iPhoneで写真を撮っちゃいます。



この日私は、デジカメも持っていたのですが、しかしそれでの撮影は困難だと思ったので、すきをみてiPhoneで撮影しました。絶対「消せ」とスタッフから言われるかと思っていたのですが、気づかれずにすみました。

彼女の写っているところを切り取ってお見せします。小さくしか写っていないのはご了承ください。

彼女は、私の想像をはるかに上回るくらい表情が豊かな女性でした。

私の番になります。事前のシミュレーションでは、

私「『月刊道端ジェシカ』買いましたよ」



と話をしようかと思ったのですが、けっきょく

私「こんにちは。女性ばっかりのところに男性の私がいて恥ずかしいんですけどね」

とつまらんことを話してしまいました。別にいいか(『月刊道端ジェシカ』はセミヌードの写真があったりと、ちょっと話題にするのは気が引けるところもあります)。すると彼女は

ジェシカ「あー、そうですね!」

と美しい微笑を返してくれました。けっこう親切な女性です。

で、彼女と握手します。意外と乾いた手のひらでした。これで、ジェーン・バーキン、栗山千明、川原亜矢子(ほかにも大勢いますが)らと並んで、私が握手したことを自慢できる女性が1人増えました。

おもわずニコニコしながら現場を去ってしまいました。いやあ、人生 生きていればたまにはいいこともあります。

またイベントで、誰かと握手したらレポートしますのでお楽しみに!

参考:道端ジェシカのイベントの記事







>道端ジェシカ、クリスマスの予定なし
スポーツ報知 11月23日(金)8時2分配信

モデルの道端ジェシカ(28)が22日、都内で著書「ジェシカの言葉 心の奥のもっと奥」の発売記念イベントを行った。

 著名人や自身で考えた格言をまとめた本で「もともと自己啓発書が好きでいつか自分も書きたいと思ってました。悩み事を考えながら、パッと開いたページを見てもらうのもいいかも」。関係者によると、F1レーサーのジェンソン・バトン(32)との交際は順調だが、クリスマスの予定については「特別にはないんですよね」と苦笑いしていた。
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台湾に行ってきた

2012-11-29 00:00:00 | 旅(台湾)
このブログでも何回も行くとかいっていて一向に行くにいたらなかった台湾に行ってきました。最後に行ったのが2005年だったのでなんと7年ぶりです。長い期間がたってしまいました。その間韓国や香港、マカオ、中華人民共和国は何回も行っているんですけどね。台湾への航空券がそんなに高いわけでもないので、私の優先順位が香港や韓国などより低いということでしょう。

私は、台湾はほとんど台北以外行ったことがなく、ほかに行ったのは基隆と淡水のみです。前者は、行きはバスで帰りは電車、後者は地下鉄で往復しました。どちらも海沿いのいい街です。基隆では海の近くのスターバックスコーヒーでひと休みしました。実はこのとき体調を崩していたのですが、そして台湾でスタバでなくてもいいという気もしますが、でも落ち着けたから良しとしましょう。というより、けっこういい想い出です。

が、今回は台南へ行ってきました。台湾新幹線ができたので、ごく気軽に往復できます。3泊4日(台北2泊、台南1泊)の短い旅でしたが、しかしなかなか充実していました。

台湾はグルメの国で、私のように旅の際の食事には妥協したくない人間にはいいところです。ソウルも香港もまだまだ未開拓の場所だらけですが、台北はほんとにわずかなところを引っかいただけに過ぎません。無論写真も大量に撮ってきたので長い旅行記になるかと思います。お楽しみに! といいたいところですが、年末年始の旅が控えています。これは超長期連載になりますから、台湾紀行を長く続けるのも無理かなと思います。が、写真はいろいろいいものを撮れたと思うので、また大量にこのブログに掲載します。

ちなみに2005年の旅というのは香港、マカオ、台湾を回ったものでして、私の旅のなかでもかなり面白いものでした。この時は中華人民共和国そのものには入国しませんでしたが(ちょうど反日暴動が起きていたので、入国は見合わせました)、香港と台湾の違いというのを改めて認識しました。言葉の違い、街の雰囲気の違い、住民の違い(やはり香港の人のほうが南方系の顔をしています)その他いろいろ。

今年は諸事情あって、9月のはじめに東北へ行って以来、旅をしてません。が、ようやく11月末になって旅がきるようになりました。しばらく旅に行くことが多そうですが、海外へ旅に行く際は前もって更新するかあるいは自動更新ということで対応したいと思います。というわけで、来年は「ライプツィヒの夏」の旅記事はかなり充実するものになるかと思いますのでご期待ください。

ついで:昨日、「トリップアドバイザー」をブックマークに登録しました。興味のある方はご参照ください。
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いらいら(19)

2012-11-28 00:00:00 | 美女探求
このブログは、更新が厳しくなったら美女のヌードを出せばいいのだから更新は容易です。

























今回も、しょっちゅう登場するスロヴァキア人女性です。
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飽きもせずミャンマー紀行(2012年夏)(10)

2012-11-27 00:00:00 | 旅(ミャンマー)

トレーダーズホテルでしばらく涼みます。







ボージョーアウンサンマーケットへ行きます。白人がいました。

























ミャンマーでこのような服をきている女性をみると、ちょっと異様な感すらします。



























同じことを何回も書きますと、ほんと昨年は白人の女性を見かけることはありませんでしたね。

(つづく)

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ロンドンオリンピック走り高跳びの美女たち(2)

2012-11-26 00:00:00 | 美女探求






ドイツのアリアネ・フリードリヒ(Ariane Friedrich)です。



ウクライナのオレーナ・ホロシャ(Olena Holosha)です。



エストニアのアンナ・イリュストセンコ(Anna Iljuštšenko)です。



米国のエイミー・アカフ(Amy Acuff)です。



ウズベキスタンのナディヤ・ドゥサノワ(Nadiya Dusanova)です。


スウェーデンのエバ・ユングマルク(Ebba Jungmark)です。



ルーマニアのエステラ・ペトル(Esthera Petre)です。



ブルガリアのヴェネリナ・ヴェネーヴァ・メティーヴァ(Venelina Veneva-Mateeva)です。



アイルランドのディアドラ・ライアン(Deirdre Ryan)です。



ノルウェーのトーニャ・アンゲルセン(Tonje Angelsen)です。



チェコのオルドリスカ・マレソヴァ(Oldřiška Marešová)です。



クロアチアのアナ・シミッチ(Ana Šimić)です。



ウクライナのヴィタ・スティオピナ(Vita Styopina)です。

すいません、非白人とオリンピックでの写真が見つからなかった方(Marina Aitova)は省略しました。それから競技の特性で、顔がわかりにくいのはすいません。

跳躍種目は美女にことかきません。というわけで、これからも探求をつづけますのでお楽しみに。
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ロンドンオリンピック走り高跳びの美女たち(1)

2012-11-25 00:00:00 | 美女探求
過日のロンドンオリンピックの際の、女子走り高跳びの選手たちの写真を掲載しますので、ご覧になってください。なお、写真はすべてオリンピック出場の際の写真を掲載していますので、写真そのものとしては必ずしもいいものではないということはご留意いただけると幸いです。







金メダルのロシアのアンナ・チチェロワ(Anna Chicherova)です。30歳にしての勝利です。



ロシアのスヴェトラーナ・シュコリワ(Svetlana Shkolina)です。銅メダルを獲得、彼女も美人です。



スペインのルート・ベイティア(Ruth Beitia)です。4位に入賞しました。



ベルギーのティア・エルボー(Tia Hellebaut)です。北京の勝者で今回は5位でした。





ウズベキスタンのスヴェトラーナ・ラドズィヴィル(Svetlana Radzivil)、7位でした。彼女もなかなかの美女です。





スウェーデンのエマ・グリアン=トレガロ(Emma Green Tregaro)です。8位入賞でした。





フランスのメラニー・メルフォール(Melanie Melfort)です。1m82cmといいますから、わりと小柄なフランス人の中ではそうとうな長身ですね。彼女もなかなかいい感じです。9位でした。





ロシアのイリーナ・ゴルデーワ(Irina Gordeeva)です。決勝では10位に終わりました。彼女も美女です。











いました、すごい美女です。リトアニアのアイリーヌ・パルサイト(Airine Palsyte )、まだ20歳になったばかりです。彼女の写真はたくさん紹介しちゃいます。でも11位です。ああ美女は弱い。



12位のトルコのブルク・アイハン(Burcu Ayhan)です。トルコは、彼女以外にも跳躍でいい選手が出ているようですね。

いちおう決勝に出ている選手をご紹介しました。しかし予選落ちした選手も探求しないとだめですね。もう1回走り高跳びの美女は探求します。
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道端ジェシカのイベントに顔をだす(1)

2012-11-24 00:00:00 | 美女探求
最近はそうでもないですが、このブログで以前アクセスのよかった記事に、道端ジェシカの握手会に参加しようとした(しかし参加できなかった)というものがあります。

ひところは、やたらいろんな人(女性)のイベントに参加した時代がありますが、最近はめったにそのようなこともなくなりました。この何年かで印象に残ったのは、ジェーン・バーキンと握手したこと、二木てるみと握手したことですかね。こういっちゃなんですが、お2人とも若い方ではありませんね。私もそれだけ年を取ったってことかな。

それはともかく、都内某書店で道端ジェシカのイベントがあるという情報を仕入れた私は、それならそのイベントに参加しようと思いました。彼女に関しては、心残りな部分があるので。

でも参加できるのが、電話申し込みで先着150名ですからこれはなかなかの狭き門だと思いました。しょうがないから、電話受付の時間で、何が何でもつなげるの精神で、電話をかけ続けることにします。

午前10時の受付開始から、実にえんえんとスマートフォン(iPhone)で電話をかけ続けます。スマートフォンとかだと電話のリダイヤルもとてもスムーズにできるので、このあたりはなかなかいいですね。

で、予想通り、ぜんぜん通じないんですねえ・・・・。

それは仕方ありませんが、ともかくくりかえし電話をかけ続けることしかできません。そして、スマートフォンの記録によれば、76分目の11時16分、音声案内が流れはじめました。

「つながった!」

音声案内で、指示にしたがってすすめます。私固定電話でしかこういったことはしたことがないので、広い意味での携帯電話では初めてです。トーン信号も最初から入っているんですね。知りませんでした。

男性の店員がでました。通話します。

私「ジェシカ(なれなれしい男です)のはもう終わっちゃいましたかね?」

正直、もう整理券はぜんぶはけちゃったのかなと思っていました。

店員の方「いえ、まだございます」

私、やったと思いました。こういう類のことで、こんな気分になったのもしばらくぶりです(たぶんジェーン・バーキンのとき以来)。

私の整理番号は、真ん中よりやや前でした。これは意外。約80分弱でつながったのだから、正直かなり後ろかなと思ったのですが(ましてや道端ジェシカのイベントですから)、そうでもなかったのですね。

ともかく私はうれしくて仕方ありませんでした。人生、生きていればたまにはいいこともあります。

というわけで、みなさんご期待のイベントについてはまた後日。
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「おいおい」と思うが、しかし実情はかなり厳しそうだ

2012-11-23 00:00:00 | スポーツ
先日ネットでニュースを見ていて、私が「おや」と思った記事を。

><窃盗容疑>女子プロゴルファーを逮捕 カード盗む 山形
毎日新聞 11月16日(金)11時10分配信

 山形県警山形署は15日、ゴルフ場の女子更衣室で、他人のクレジットカード1枚を盗んだとして、東京都墨田区八広2、女子プロゴルファー、西村友希(ゆき)容疑者(23)を窃盗容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、10月24日午後2時40分ごろから同3時半ごろ、山形県山辺町のゴルフクラブで、女子更衣室の無施錠のロッカーにあった女性(38)の財布から、クレジットカード1枚を抜き取ったとされる。

 同署によると、盗まれたクレジットカードの使用歴をたどり、西村容疑者を特定した。ゴルフクラブによると、西村容疑者は企業のゴルフコンペにゲストとして招待されていた。

 西村容疑者はインターネットの自身のブログに、山形訪問について写真付きで書き込んでいた。日本女子プロゴルフ協会のホームページによると、西村容疑者の生涯獲得賞金は09~12年度で約86万円。【前田洋平】


で、私はゴルフにまったく興味も知識もないので、この人についても初めて名を知りました。私が「おや」と思ったのは、こちらです。

>西村容疑者の生涯獲得賞金は09~12年度で約86万円。

実質4年間で86万円なんて、ほとんど賞金なしと同じでしょう。これまたどうもなあです。

これでは生活どころかツアー参加費用その他のゴルファーとして最低レベルの活動もできません。どこか所属していればコースから金をもらっているのかもしれませんが彼女はフリーだそうですし、たぶんこの人、生活もかなりきつかったんじゃないんですか。人間、クレジットカードを盗むなんてことはそれなりに一線を越えないとしないでしょうから、彼女はそうとう追いつめられていたのではないかと当て推量します。

知っている方も多いでしょうけど、ゴルファーというのは想像以上に金がかかります。どれくらいかかるかというと、2012年4月28日のテレビ番組「バースデイ」で報じられた田中秀道という人は、その番組によると、移動費や滞在費その他で年間300万円から500万円以上かかるというのですから、相当な金額です。そして彼は、現在二部トーナメントであるチャレンジトーナメントでの参戦を余儀なくされています。彼の昨年の獲得賞金額は332万円だそうです。2009年は1000万円を超える賞金額だったそうですが、その前の年はゼロでした。

一応断っておくと、これはゴルフに関する費用です。そのほか当然生活費がかかります。独り者なら気が楽ですが、結婚していたり子どもがいたら、金がさらにかかります。もちろん住宅ローンや車のローンなどもかかります。

ゴルファーとして活動するだけでこれだけ金がかかるというのはさすがにきついですね。賞金王がねらえるくらいのレベルの人ならともかく、普通のプロ(それこそシードに最下位でひっかかりそうな人でも)ではなかなかプロ活動をやっていくのもきついのではありませんかね。

ちなみにこの人は、過去の貯金で生活しているようです。つまりは大赤字ということです。奥さん、子どもがいる身分ですからね、トーナメントプロでい続けようとしても厳しいと思います。かつては年間1億円を超える賞金をかせいでいたひとなのですが。

ところで―

>盗まれたクレジットカードの使用歴をたどり

とあるから、これといった偽装工作もしないで、この人は普通に使用したんですかね。別にもう少し慎重に使用しろよなどという気もありませんが、たぶん彼女はそんなことに気を回すほどの余裕もなかったんでしょうね。それもどうかと思います。

このブログの読者で将来ゴルフのプロを目指している人はさすがにいないでしょうけど、ちょっとこれって他人とか子どもとか身内にすすめられる仕事じゃありませんね、現実問題として。プロ野球の選手なんかは、逆に数年プレーしてあとは違う仕事をと割り切ってなることも可能ですが、いちおうプロゴルファーって一生それで食っていくってことが前提の仕事ですよねえ(すいません、違っていたらごめんなさい)。正直女もそうですが、とくに男で家庭を持っちゃったら、ある程度の年齢でトーナメントプロで食っていくというのは見通しが立ちにくいですね。

すいません、およそ夢も希望もかけらもない記事でした。
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岸信介が、ノーベル平和賞に推薦されていたというのにはさすがに驚かされる

2012-11-22 00:00:00 | 社会時評


雑誌「世界」12月号を読んでいて、「おや」と思いました。高崎経済大学教授の吉武信彦氏による「ノーベル平和賞と日本──歴代日本人受賞者・候補者が問いかけるもの── 」という論文です。

この論文によると、岸信介が1960年にノーベル平和賞候補に推薦されていたというのです。これには驚きました。岩波のHPの紹介文です。

>京都大学の山中教授が医学生理学賞を受賞するなど、今年も、ノーベル賞の発表に大きな注目が集まった。日本では、例年、自然科学三賞や文学賞の行方が熱心に報じられているが、1974年に佐藤栄作元首相が授与された平和賞については、以来、新たな受賞者が出ることもなく、「日本人以外が受賞するもの」とのイメージが強いのかもしれない。
 だが、その候補者、そして選考のプロセスに着目すると、日本人とノーベル平和賞が、決して無縁ではなかったことがうかがえる。1901年~1961年までに候補となった四人の日本人に光をあて、賞によって浮かび上がる、国際政治の「理想と現実」について考察する。
よしたけ・のぶひこ 高崎経済大学地域政策学部教授。国際関係論 (EU・北欧研究)。1960年生まれ。著書に『日本人は北欧から何を学んだか』(新評論)、『国民投票と欧州統合 : デンマーク・EU関係史』(勁草書房)、『北欧・南欧・ベネルクス (世界政治叢書)』(共編、ミネルヴァ書房) など。


いうまでもなく岸の弟である佐藤栄作は1974年に平和賞を受賞していますが、それよりずっと前の60年に岸が平和賞に推薦されていたというのは私にとってはかなりの驚きです。 
岸に対する評価うんぬん以前に、不起訴になったとはいえさすがに戦争犯罪人(A級戦犯)として逮捕された人物(ついでに、デモを鎮圧しようとして自衛隊を導入しようとした人)にノーベル平和賞はないだろうと思うし、実際彼は受賞するにいたりませんでしたが、その岸を推薦したのが米国の上院議員とそいうのも非常に興味深いものがあります。

ノーベル賞の選考過程というのは、50年たたないと公表されないとのことで、1960年のこの推薦はまさに判明直後ということになります。岸以外にノーベル平和賞の候補として推薦された日本人としては、渋沢栄一賀川豊彦らがいます。賀川が平和賞候補として推薦されていたことくらいは私も知っていましたが、しかし岸信介というのはいくらなんでも「なんでまた」というのが私に限らずたいていの日本人の正直なところじゃないでしょうか。

たぶん岸信介を支持する人も、彼に批判的な人も、この推薦にはそうとうな驚きと意外感があると思います。私は言うまでもなく岸信介に批判的なスタンスを持っていますが、正直岸を支持している人たちは、「パワーポリティクス」とか「リアルポリティクス」とかが大好きな人たちが多いでしょうから、あんまりノーベル平和賞なんてものに価値を見出さない人が目立つんじゃないかと考えますので、そうするとやはりかなり意外な感を持つことを禁じえないのではないかと思います。いや、佐藤栄作は受賞しているからそうでもないのかな。ほかはともかく、ノーベル賞は別格とか。

あ、どうでもいい話ですが、私は岸信介を大好きな人たち(たとえば産経新聞とか国家基本問題研究所とか)の考える「リアルポリティクス」なんて、なんら「リアル」とみなしません。本論とは関係ないことですが、いちおう断っておきます。またもちろん私は、ノーベル平和賞というものをそんなに無条件にすばらしい賞だと考えているわけでもありませんが、これもこの記事の趣旨とは関係ない話ですので省略します。

それはともかくそう考えると、岸の孫の安倍晋三はどう考えているのかなと思います。安倍がこの件を知っていたのかどうか私はもちろん知りませんが、知らなかったとしてもこの論文の発表で安倍はそのことを知ったわけです。安倍は、岸が受賞しなかったことを「残念」と思うか、そんなものを受賞しないで「よかった」と思うか、それともなんとも思わないか、むろん安倍の内心はわかりませんが、いろいろ興味深いところです。

現実問題として、岸信介にノーベル平和賞が与えられる可能性は低かったでしょうが、言うまでもなくこれは岸だけの問題ではなく、当時の日本を取り囲む冷戦や米国の対外政策、その他国際政治状況の一環として岸の推薦があったわけです。岸を推薦したのは、上のように米国の上院議員でした。この上院議員氏がどのような思惑で岸を推薦したのかは判然としない部分があります。しかしこれも、徐々に明らかになっていくのかもしれません。この人は71年に死亡しているので、佐藤栄作の受賞を知ることはありませんでした。

岸信介は、佐藤栄作以上に戦後日本のさまざまな矛盾を抱え込んでいた男だったと思います。その人物の隠れた一面を明らかにした当論文を、ぜひ読んでいただきたいと考えて今日の記事を終えます。
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まとめて旅行に行くつもり

2012-11-21 00:00:00 | 旅(海外旅行一般 あるいは上以外の国々 旅行全般)
秋というのは、日本は気候もいいし、休みもそれなりにあるので旅にはいい季節ではないかと思います(そういう意味では、6月というのは雨が多く休みも国民の休日はないので、あまり旅に向く季節ではありません)。実際日本では、秋は旅行シーズンです。が、今年はあまり旅行ができませんでした。ほんとは10月の連休にソウルへ行く予定だったのですが、臨時の仕事が入り行けませんでした。それは仕方ありませんが、どうもなあです。

9月のはじめに東北に行って以来(こちらの記事の写真は、そのときに撮影しました)、今年は諸事情あって国内もふくめてなかなか旅に行けなかったのですが、どうやらそろそろ行けそうになりました。そういうわけで、とりあえず某国へ行くつもりです。近場の国です。

私は日々ストレスのひどい人間ですので、やはり旅にでてすこしは身体や精神をリラックスさせる必要はありそうです。このブログで安倍晋三をひどく罵倒するのも、ストレス解消の部分があるかも。安倍なんてどんなに罵倒しても罵倒し足りないどうしようもないクズですが。ごめんね、安倍さん。私あなたが死んだ後も(平均年齢を考えれば、たぶん安倍のほうが私より先に死ぬ可能性が高い。わからないけどね)さんざんあなたを悪く書くからね。それはあなたの不徳のいたすところで当然だけどね。

安倍なんかどうでもいいですが、また旅の記事を書いて写真を撮りますのでお楽しみに。
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