ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(7)

2012-01-31 06:45:33 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)


翌朝、朝食も食べないで、アモイ観光に向います。路上には、通勤する人向けの屋台が並んでいました。



アモイ大学の近くにある南普陀寺にバスで行きます。



象の立派な像がありました。やっぱり象は縁起のいい動物なんですかね。



老若男女が祈っています。私は祈りませんが。



上の方に、龍の装飾があります。今年のこのブログの新年のあいさつは、この写真にしたらよかったかな。









亀は、長寿の象徴でしょうか。



ふたたびバスにのり、これまたアモイ名所の胡里山砲台へ行きます。日本その他帝国主義国と戦うために設置された砲台です。



冬ですが、水着姿の人たちもいます。

アモイの砂浜








けっきょくこちらからは入れないということで、もと来た道を戻ることになりました。

(つづく)

追記:昨日(1月30日)あたりからでしょうか、shizukataさんのブログで、私のブログをブックマークしていただきました。それで、その紹介文が

> Bill McCrearyさんの旅行記や社会問題、映画の話、はてはきれいなお姉さんのヌードも出てきます。

とあり、ちょっと顔を赤らめる(うそ)私です。

2月6日追記:アモイの砂浜の動画を追加しました。
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2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(6)

2012-01-30 06:53:31 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)






レストランではテラスの席も用意されていました。真冬でもこれくらい暖かいということです。写真を撮っていたら、テラスで食事をしている人が、写真を撮ってくれとデジカメを渡してきました。中国語で話しかけてきたから、私を中国人と思ったのかな。たぶんそうでしょう。

それはそうと、昔の私は、日本でも海外でもよく「写真を撮ってくれ」と頼まれたものでしたが、最近はそうでもなくなっています。今回はしばらくぶりに頼まれました。

想像ですが、こういうのって、頼まれない人は一生頼まれないのでしょう。私っていい写真を撮ってくれると期待されているのかな。



再び通りに出ます。



しゃぼんだまがとんでいました。



アモイの街中でのシャボン玉






「紋身」とはいれずみのことです。



友人Nの趣味でCDショップを見た後、ちょっと裏通りにはいってみることにしました。



ガイドブックにあったカフェです。



スムージーをいただきます。







カフェにはテラスがありました。外の写真を撮ります。





ホテルに戻ります。おやすみなさい。よし、1日を6回で終わらせたぞ。

(つづく)
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見ていて、なんかちょっと痛い気がした

2012-01-29 00:48:55 | スポーツ
TBSでやっている『バースデイ』という番組で、昨日(1月28日)ロンドンオリンピックの女子レスリング代表に挑戦する山本聖子という人を取り上げていました。彼女は、ミュンヘンオリンピックの代表だった山本郁榮の娘、兄は総合格闘家の山本徳郁です。

アテネオリンピックで代表になれずに引退した彼女は、結婚して子どもをもうけます。が、北京オリンピックに解説の仕事でふれ、その雰囲気に感銘を受け、ぜひ自分も代表になりたいとまたトレーニングをはじめます。が、昨年12月の大会で伊調馨に敗れて、やっぱり代表にはなれなかったということが放送されました。

当時の記事です。

>山本聖子、ロンドンへの夢散る
2011.12.23 22:40

女子63キロ級の山本聖子は、準決勝で伊調から1点も奪えずに敗退。姉の美憂(48キロ級)とともに目指したロンドン五輪への道は絶たれ、「悔しいです」と唇をかんだ。

 過去、世界選手権の3階級で4度女王になった。アテネ五輪出場を吉田に敗れて逃し、引退したが、3年前にカムバック。それでも夢に届かなかったショックは大きい。去就について「今すぐ考えられない」と妹。対する姉は「私が復帰したばかり。もう少し頑張って、一緒に(海外の)大会に出たい」と現役続行を熱望した。


正直、相手が伊調ではちょっと手ごわすぎたんじゃないかい、っていう気がしますし、内容も競った敗北ではなく実力差のある負けだったようです。気の毒ですが、かなり無謀な挑戦過ぎたのではないでしょうか。

負けは仕方ありませんし、無謀な挑戦なのも当然本人は覚悟の上なのですからこれも仕方ありませんが、なんか山本聖子って、ちょっとオリンピックにとりつかれちゃったのかなという気がしました。

上村愛子なんかも、本来だったらこのあいだのバンクーバーのオリンピックで引退しちゃった方がきれいな引退だったんでしょうが、いまのところ引退していないのは、やはりオリンピックというものへの執着心のなせる技でしょう。橋本聖子岡崎朋美とかも然り。

小谷実可子だったかが、オリンピックに1回参加して、それに本当に感激して長野オリンピックの招致活動に熱心に取り組んだという話を聞いたことがあります。もちろん全員が全員そうなるわけではありませんが、オリンピックというのは はまっちゃう人はなかなかそこから足を洗えないものなのでしょう。

こちらの記事に、こんな記述がありました。

> 美憂は世界を3度、全日本を8度制した“元祖・女子レスリングの女王”。聖子も世界を4度、全日本を2度制した実力者だが、ブランクと年齢的な衰えは、いかんともしがたかっかようだ。

 08年の北京五輪に向けては、美憂の弟で、聖子の兄の山本“KID”徳郁(34)が、プロ格闘家活動を休止して挑んだが、試合中に右ヒジを脱臼し断念した。アテネ五輪(04年)以降、ファミリー3人が代わる代わる五輪にチャレンジしたが、ことごとく夢は砕け散った。72年ミュンヘン五輪代表の父・山本郁栄氏(66)は、「まだ次がある。いつか家族から五輪選手を出したい。それまで指導者はやめられない」と、ネバーギブアップの姿勢を崩さなかった。


「美憂」というのは、聖子の姉の山本美憂のことです。この記事でははっきり「ブランクと年齢的な衰え」と書いてありますね。

で、私が「どうもなあ」と思ったのは、彼女らの父親の発言です。

>まだ次がある。いつか家族から五輪選手を出したい。それまで指導者はやめられない

たぶんこれは子どものことではなく孫のことなのでしょうが、なーんかね、子どもたちにはちょっと重荷すぎるんじゃないのっていう気がしました。

オリンピックもいいけど、あんまり長く挑戦し続けるというのも・・・なんか痛いなと感じてしまいました。それは私が凡人だからなのかもしれませんが、でもちょっとね。
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残念ながら、アニセー・アルヴィナのファンサイトが閉鎖されてしまった

2012-01-28 03:29:49 | アニセー・アルヴィナ
すいません、今日は、たぶん興味のない方がほとんどの内容だと思います。最初におことわりしておきます。



毎年このブログでは、1月28日と11月10日、あるいはそのころにイラン系フランス人の女優アニセー・アルヴィナの記事を、これといったネタがなくても書くようにしています。その理由は、前者がアニセーの生まれた日、後者が亡くなった日だからです。


で、このブログでは、ブックマークのところに「カマルグのアトリエ」http://www.geocities.jp/paul_michelle_1971/ というHPを最初にのせていました。アニセー・アルヴィナのファンサイトだからです。私がネットで彼女のことを書こうと思ったのも、彼女の死にショックを受けたことと、このサイトにつよい影響を受けたからです。アニセーがいなければ、あるいはこのブログも始めていなかったかも。

私は紹介文を

>フランス人女優アニセー・アルヴィナさんのファン・サイトです。アニセーに興味をもたれたら、まずはこちらへ・・・

と書いています。

で、1月24日、しばらくぶりにこのサイトを閲覧しようと思いましたら・・・残念ながらサイトが閉鎖されてしまっていました。

サイトを運営していたモーランさんが体調を崩したのか詳しい事情はつかんでいませんが、連絡も取れない状態でしたので、こういう事態になることをまったく予想していなかったわけではないのですが、それにしても残念です。

たぶん世界的にみても、あれほどアニセーの情報が充実しているサイトはないと思いますので、私が引き継いでもよかったくらいなのですが、実際にはそのようにはいかないでしょうね。

しかしそうすると、このブログがアニセーの話は細々とでも続けていかないとだめでしょうね。いまのところ当ブログを閉鎖する予定はないので、私が年に数回は彼女の記事を書きつづけることとしましょう。

というわけで、閉鎖されたサイトをブックマークしても仕方ないので、遺憾ながら本日1月28日をもちまして、「カマルグのアトリエ」のブックマークを削除しました。残念です・・・。ついでに「goo」も削除しました。使わないもので。
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2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(5)

2012-01-27 07:38:21 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)


とある場末の店によってみることにしました。



アモイ名物(?)の、牡蠣入りオムレツをいただきます。

手際良くオムレツを作る男性


手際良くオムレツを作る男性2






牡蠣とネギが大量にはいっています。





写真に失敗してしまってごめんなさい。おいしくいただきました。それから皿にラップがまいてありますけど、これはこの店でしか今回は見かけませんでした。





また表通りに出ます。



ここは鷺江賓館というクラシックホテルです。このホテルの7階に飲茶のレストランがあるので、そこで夕食を食べようというわけ。ガイドブックに書いてある6階に降りると、普通の客室の階でした。もう一つ上の階にあがります。しばらく待ってようやく席に通されました。















やっぱり牛の胃はおいしいですね。私ばっかり食べてしまいました。ごめんな、N。



(つづく)
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海外通販を利用するにはいい時期だ

2012-01-26 04:05:30 | Weblog
このブログのずいぶん昔の記事で、米国アマゾン(本家ですね)で通販で写真集を買った話を書いたことがあります。Amazon.comで買い物をしたのはこの時が初めてでした。

そのときは米国の写真家ジョック・スタージスの写真集で、その内訳は

>1 Misty Dawn: Portrait of a ... $31.50       1 $31.50

1 Jock Sturges: Life Time    $53.55     1 $53.55

Shipped via Standard Int'l Shipping

---------------------------------------------------------------------
Item Subtotal: $85.05
Shipping and handling: $12.97

Total: $98.02

Paid by Visa: $98.02


というものでした。当時の記事では、

>この記事を書いている08年11月20日18:20現在のUSドルと円のレートは、1ドルイコール95.38円だそうですから、もしこのレートだったら9,349円強というところでしょうか。

とあります。

そうすると、現段階では、ほんとに円高が進んでいるので、海外通販もますます有利になりました。日本のアマゾンやネットオークションなどで価格を比較してみて有利だったら、米国アマゾンで買い物をするというのは非常にいいのかもしれません。

で、しばらくぶりに(これが、2度目です)Amazon.comを利用してみました。

あ、おことわりしておくと、私は海外通販は何回もしています。ただ、それは違うサイトなので、Amazon.comを使うのは、これが2回目なのです。

今回購入したのは、日本ではDVD化されていない映画の米国版DVDです。私はすべてのリージョンコードの再生ができるDVD再生機をもっているので、海外のDVDも気楽に購入できます。

で、今回は1月8日にネットで注文しました。

>Shipping Method: Standard International Shipping
Shipping Preference: Group my items into as few shipments as possible
Items: $17.99
Shipping & Handling: $4.28
------
Total Before Tax: $22.27
Estimated Tax To Be Collected: $0.00
------
Order Total: $22.27


Delivery estimate: Feb. 3, 2012 - Feb. 24, 2012


翌日の1月9日には、次のようなメールが届きました。

> Your Amazon.com order of "*******" has shipped!

さらに

>Your estimated delivery date is:

Wednesday, February 15, 2012


いくらなんでももっと早く配達されるんじゃねーの、っていう気がしたら、すくなくとも1月19日木曜日には届きました。注文してから11日です。

クレジットカードをネット上で決済するなんて、昔はものすごく怖かったですけど、最近は平気でしちゃっています。もっともそれが妥当な対応なのかはあまり自信はありませんが。

最近は日本のDVDは(テレビの地デジ化やブルーレイの発達もあり)かなりのダンピングがされているので、代金だけで言えばそんなに「安い」というほどのこともないのかもしれませんが、でも日本で発売されていないものならそれなりの価値はあるでしょう。また、洋書なんかでしたら相当お得です。

そして私が注目したいのは、ドルだけでなくユーロなども大変現在お安いことです。ドイツやフランスなどの通販もとても利用しやすくなっています。私はまだやったことはありませんが、やって無事に商品が届いたらこのブログでもまたご報告します。

この私の簡単な記事ではあんまり参考にならないかもしれませんが、いちおう参考にしたサイトがこちらです。

海外のアマゾンでお買い物

ほかにも探せばもっとわかりやすいサイトがあるかもしれません。私のような蛮勇の持ち主(というほどのことはないか)では読者の方々はないでしょうが、でも海外通販は悪くありませんよ。興味のある方はぜひどうぞ。
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2011-2012 アモイ(コロンス島)・上海の旅(4)

2012-01-25 07:51:34 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)


最近は日本でもおなじみのものが売られていました。









このケバブはなかなかのお味でした。



メインストリート(中山路)を歩きます。



こういったメインストリートでも洗濯物が干してあるのは中国ですね。



鄭成功の石碑です。









上海では見かけませんでしたが。アモイでは路上絵描きの人が随分いました。





ちょっと裏道に入ってみましょう。

(つづく)
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『ひまわり』を観て感じたこと

2012-01-24 06:57:53 | 映画
ヴィットリオ・デ・シーカ監督でソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニの2人が主演する『ひまわり』を劇場で見ました。前にも記事で書いたように、この映画は現在再公開されています。





この映画は「午前十時の映画祭」で上映される予定だったんですが、諸般の事情で上映にいたりませんでした。そうしたら、違う筋から上映される。世の中面白いもんです。

ほんとは(『いちご白書』を観た)新宿武蔵野館で観る予定だったんですが、けっきょくぜんぜん違うワーナー・マイカル・シネマズ多摩センターで観ることになりました。観たのは土曜日(21日)です。

この映画のストーリーについて書く必要はないでしょう。有名な映画だし、ストーリーを知らないのだったら、知らないで観ていただければいい。

というわけで、映画評でなく私の断片的な感想を書きたいと思います。



①ソフィア・ローレンになんとなくロシアの雰囲気を感じた。

彼女はこの映画での役は、イタリア人であってロシア人ではないんですが、でもなんとなく彼女にロシアの雰囲気を感じてしまいました。なぜでしょうか…。

②ソ連の女性たちはみんなスカートをはいていた。

この映画に出てくるロシアでなくてソ連の女性たちは、お年寄りから子どもまでだいたいスカートをはいていました。これも時代ですね。いまのロシアの女性って、パンツの人が多いと思いますけど、この時代はほんとスカートばっかでした。

③ロシアの子どもはかわいい

ロリータの本場、かどうかはともかく、(ナボコフは名前からわかるようにロシア出身)ロシアの女の子ってほんとかわいいですね。私はロリコンじゃありませんが、でもやっぱり可愛いと思います。

④駅の隣の発電所が印象に残った。

蒸気機関車がとおる駅のすぐ近くに発電所らしき建物があります。原子力発電所っぽいですが、実際は火力発電所みたいです。

こちらのブログによると駅は

>Канатчиково (Kanatchikovo) 駅

だそうです。モスクワ郊外の駅だとのこと。

さらに

>ちなみに発電所は火力発電所のようです。
名前は ТЭЦ-20

とのこと。

しかしすごいね、この方…。私などもかなり執拗にいろいろなことを調べますが、私では足元にも及びません。

あと、wikipediaによると、映画に出てくるひまわりは、スペインで撮影されたとのことです。真偽はいざ知らずですが、そうなんですかね? 私はモスクワ空港の郊外で撮影されたという話を聞いたことがあります。





ちょうどこの映画の製作された70年ごろは、ソ連と西側諸国の映画がある程度合作も可能になってきた頃です。黒澤明が『デルス・ウザーラ』を撮影したり、あるいは前にも記事にした『樺太1945年の夏 氷雪の門』が合作の絡み(?)で上映が困難になったりとか、『青い鳥』が米ソで製作されたとか、そんな時代でした。この映画も、そのようなデタントの流れの一こまとしての部分があったということでしょう。
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阿比留瑠比氏への提訴の問題について

2012-01-23 20:00:00 | 社会時評
阿比留瑠比氏は、次のように書いています。

>カメラマンの宮嶋茂樹氏の著書によると、辻元氏は平成4年にピースボートの仲間を率いてカンボジアでの自衛隊活動を視察し、復興活動でへとへとになっている自衛官にこんな言葉をぶつけたという。

 「あんた!そこ(胸ポケット)にコンドーム持っているでしょう」



実際の宮嶋本の記述は、次のようなもののようです。以下、現物をまだ読んでいないので、引用はこちらのコメント欄より。

>・・・引き続き、駐車場で、ピース・ボートのメンバーの対話集会が開かれた。なんだか、その内容はオフレコとのことで、辻元さんはピリピリしていたが、結局この時のピース・ボートの方々の質問は産経新聞が書いてしまったので、私も記念に書いておこう。
 「従軍慰安婦を派遣するというウワサがあるが」
 どうして私のひそかな計画が露顕してしまったのであろう。
 「隊内でコンドームを配っているとか。(相手の隊員を指差して)あなたのポケットにもあるんでしょう」
 いつもコンドームを持ち歩く軍隊も珍しいと思う。(以下略。「ああ、堂々の自衛隊187頁)


辻元が上のような発言をしたなんてぜんぜん書かれていませんよねえ(笑)。

さらに産経新聞の記述も(引用の出所は同じ)。

>ピースボートVs派遣自衛官 かみ合わぬPKO論議
1993.01.25 

 カンボジア・タケオの「日本施設大隊」には相変わらず各界各層からのお客が引きも切らないが、先ごろは「ピースボート」のメンバー約七十人が宿営地、採石場、作業現場などを見学した。
 ピースボートは、大型客船で一般から応募した若者がアジア各国を回り、戦争と平和を考えるという市民運動。船には大学教授、作家、ジャーナリストなどが“水先案内人”として同乗することになっている。過去には小田実氏、築紫哲也氏、今回は前田哲男氏が同行した。
 以下はその時のメンバーと自衛官との主なやりとりである。

 ピースボートメンバー(以下メンバーとする) 土砂を取ったら山の形が変わらないですか。
 自衛官 変わります。
 メンバー 運搬した土砂が雨で流れ、稲作に影響が出ませんか。
 自衛官 出るかもしれません。しかし、われわれは山の形が変わったり、多少稲の出来に影響が出るよりも復興のためには道路整備の方が大事だと考えています。
 メンバー 道路整備がこの国の役に立ちますか。
 自衛官 役に立つと考えています。
 メンバー どうして、役に立つのですか。
 自衛官 カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の活動と五月の選挙を成功させるためには、道路を直すことが必要不可欠です。人々の交通にも役立ちます。
 メンバー 現地の人にブルドーザーの操縦を教えた方が良いと思うんですが。
 自衛官 正直なところ、現在その余裕はありません。
 メンバー 人作りの方が道造りより重要では。
 自衛官 両方とも重要だと思います。
 メンバー 旧帝国陸海軍を尊敬している将校はいないでしょうね。
 自衛官 旧軍がすべてにおいて悪かったとは考えていません。良いところを評価する人も、悪い点を毛嫌いする人もいる。いろいろです。
 メンバー 従軍慰安婦を派遣しようという人がいますが、どう思いますか。
 自衛官 それこそ、小さな親切、大きなお世話-という感じです。
 メンバー コンドームは配られましたか。
 自衛官 まだいただいておりません。
 メンバー いろんな人がタケオに来るのを、隊員は嫌がっていませんか。
 自衛官 全部はわかりませんが、私は嫌です。こうして皆さんに説明しているのも、大変苦痛です(笑い)。ただし、実際に現場を見てもらい、理解してもらうことは重要ですし、ほとんどの隊員がそのことを理解していると思います。

 さて、皆さん、どちらに軍配を上げますか。 (編集委員 牛場昭彦)


「メンバー」と書いてあるだけで、そもそも発言者の固有名詞は書いてありませんね(爆笑)。

なに考えているんでしょうね、阿比留氏って。これじゃあ事実なんかどうでもいい、おれの目的は辻元を誹謗中傷することだと解釈されても仕方ないでしょう。実際その通りだけど。

かりに辻元清美が、阿比留氏の書くようなことを発言したとして、震災からまもない時期にこんな記事を堂々と書くというのも、阿比留氏の良識とか常識を疑いたくなりますが、しかし発言したかどうかもきわめてあやふやですからね、これはプロの新聞記者としては常軌を逸しているというか、職業倫理の点からしても論外の極致というところでしょう。

辻元側は、次のように主張します。

>また同社記者は辻元清美に対していっさいの事実確認をしておりません。

かつて私が話題にした牛田久美という記者の書いた奇怪な記事にも、中国側の談話が記載されていません。

牛田記者が中国側の談話をとらなかったのか、とったけど書かなかったのかはわかりませんが、ふつうならどちらも先方への取材をしなければこわくてとても書けないし掲載もできない内容だと思いますけど、彼(女)らは事実などどうだっていいと考えているんですかね。真相は知りませんが、どっちにしてもどうしようもない連中です。

もっともこれは、一方の側の言い分ですから、あるいは阿比留氏は辻元側に事実確認をしたのかもしれません。記事を読んだ限りでは、その可能性は低いように思いますが。

さて、阿比留氏は、この記事を執筆している現在では、ブログではこの提訴についてなにも書いていません。

阿比留氏は辻元清美大っきらいでしょうから、提訴されたことは悔しくて怒り心頭だと思うのですが、しかしいまのところその点について避けているのは、やはりこの訴訟は自分にとって筋が悪いと感じているってことなんですかね?
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ラウラ・デッカーが世界一周に成功した

2012-01-23 07:50:02 | Weblog
このブログで以前2回にわたってラウラ・デッカーという少女の記事を書きました。こちらこちらです。



で、ラウラ・デッカーがヨット世界一周に成功しました。

>16歳が単独世界一周航海=オランダ少女、最年少記録達成
時事通信 1月22日(日)14時24分配信

 【シントマールテン(オランダ自治領)AFP=時事】単独世界一周航海の最年少記録樹立を目指してヨットで航海を続けていたオランダ人少女ラウラ・デッカーさん(16)が21日、カリブ海のシントマールテン島に到着し、これまでの最年少記録を約8カ月更新した。
 デッカーさんは昨年1月20日に同島を出発し、途中各地の港に停泊しながら約1年かけて記録を達成した。記者会見したデッカーさんは「航海はとてもすてきだった。時々イルカに会えたりして、たくさん楽しめた。とても幸せ」と話した。




こちらも。

>最年少で達成 16歳少女 ゴキブリに悩みながら単独世界一周
スポニチアネックス 1月22日(日)11時59分配信

 ヨットによる最年少での単独世界一周を目指して航海を続けていたオランダの少女ラウラ・デッカーさん(16)が21日、1年前に出発したカリブ海のシントマールテン島に到着し、世界一周を達成した。AP通信などが伝えた。

 デッカーさんは、2010年5月に16歳でヨットによる世界一周を果たしたオーストラリアの少女の記録を破り、最年少記録を更新したことになる。

 ただ、ギネスブックや帆走の世界記録を認定する委員会は、青少年を危険な冒険に駆り立てないよう、デッカーさんの航海を公式記録として認定しない方針という。

 デッカーさんは記者団に「(航海中に)自分は一体何をしているのかと考えたこともあったけれど、投げ出したくなかった。(世界一周は)夢だった」と話した。

 デッカーさんは09年にも世界一周に挑戦しようとしたが、オランダの児童保護当局が「危険すぎる」として認めず、裁判で航海許可を勝ち取って出航。大きな注目を集めた。

 全長11・5メートルの愛船「グッピー」で昨年1月に出発し、太平洋のガラパゴス諸島やオーストラリア、南アフリカなどを経てシントマールテン島に戻った。貨物船と衝突しそうになったり、船内のゴキブリに悩まされたりしながらの航海で、勉強も続けたという。

 デッカーさんは両親がヨットで暮らしていた時に海上で生まれ、6歳から1人で操船を始めた。

最終更新:1月22日(日)12時6分




ともかく事故がなくてよかったと思います。前の記事で私は

>私も読者も彼女のことを忘れたころ、たぶん彼女は世界一周に成功するのだと思います。成功したら、お祝いにこのブログで彼女についての記事を書くこととしましょう。

と書きました。今日がその日のようです。

それにしても

>ただ、ギネスブックや帆走の世界記録を認定する委員会は、青少年を危険な冒険に駆り立てないよう、デッカーさんの航海を公式記録として認定しない方針という。

というのには少し考えさせられます。

ともかくおめでとうございます。昨日は、彼女関係で、ずいぶん多くの方が遊びに来てくれました。

(同日の追記:ラウラ・デッカーの写真を追加しました。下の2枚は、21日の写真です。彼女を抱いているのは、母親です)
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