ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)

映画、旅、その他について語らせていただきます。
タイトルの由来は、ライプツィヒが私の1番好きな街だからです。

たった4年でずいぶん印象が変わる

2011-12-31 07:53:31 | 美女探求
言うと人は笑うでしょうが、世の中には「ヌードサイト」とでも呼ぶべきものがあって、そこでは会費を払っている会員に対して毎日ヌード写真やヌード動画を提供するサービスをしています。

値段は、1カ月契約で二十数USドル、1年で150USドルくらいです。高いか安いかは、趣味のことなので一概に言えません。興味のない人からすれば馬鹿馬鹿しいにもほどがあるでしょうが、好き者には悪い価格ではありません。

で、私が「いらいら」とかで使う写真はこういったサイトから収集してきます。モデルのおおくは、ロシア、ウクライナなどの旧ソ連系の女性、あるいはチェコなどの旧東欧系の女性です。

そういったサイトを過日見ていましたら・・・(いちおう断っておきますと、無料でみられる部分もけっこうあります。そのサイトそのものでなくても、そのようなサイトから写真を収集して発表している好き者はいます)。

この女性の写真がありました。



この女性の2007年の写真は次のようなものです。



どうでもいい話ですけど、「いらいら」ではないので乳首は見せちゃいます。ただし性器はNGということでご容赦願います。見せたらgooの規制に引っ掛かるかどうかは確認していませんが、あらぬトラブルが起きてもつまらないので。

胸とかの形状をみると確かに同じ人みたいですけど、顔の印象はぜんぜん違いますね。2007年の金髪が染めたものだというのはだいたい想像がつきますが、このようなほんとの真っ黒な髪の色だとぜんぜん印象がちがいますね。

それにしてもこういった写真を見ると、女性が金髪を好むのも分かる気が…。金髪だと女性の印象が華やかになりますね。

余談ですが、この女性はチェコ人です。チェコ人も美女民族で、けっこうきれいな女性がたくさんいます。私のような好き者には堪えられない国です、なんて話を書いていると、私の人格が疑われるので今日はこのへんでやめておきます。

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旅行に人生を本当にゆだねてしまう人は、やはり浮世離れしているのかもしれない

2011-12-30 07:18:45 | Weblog
ある意味当たり前の話でしょうが、旅行好きとか旅行が趣味(つまり私のような人間)とかという次元でなく、旅行というものに人生を完全にゆだねてしまう人というのは、かなり世間一般の常識からすると浮世離れしているような気がします。

前に書いた下川裕治氏という人は、こんなことを書いていました。前にも私のブログで記事に書きましたので、詳細はその記事を読んでいただくとして、簡単に要約すれば、実に単純な仕事を彼の友人のタイ人がぜんぜんできなかったという話です。

下川氏は、タイ人が仕事ができないという話の例として、そのエピソードを書いて、そして次のように記しています。

>最近のバンコクの知人や友人は、しばしばユン(グ)を使う。自分たちが苦手な手配の仕事が増えているのだろう。日本人ならとるに足らないことで、すぐに頭のなかがいっぱいになってしまう人たちだから、確かに仕事は大変なのである。毎日のように、
「ユン(グ)、ユン(グ)」
と呟きながら、バンコクの街を西に東にと走りまわっている。
 そんなタイ人が僕は嫌いではない。

好き嫌いというのは論理でなく感情ですから、議論したって仕方ないことなんですが、このような文章を書いて

>そんなタイ人が僕は嫌いではない。

と書いてしまう下川氏は、かなり世間の標準からは浮世離れしていると思います。私だったら

>てめえ、いいかげんにしろ!

と怒鳴っていそうですが、たぶん下川氏は、そのようなタイ人の側面も楽しんでしまう人なんでしょう。

遊びならともかく、仕事でその様(ざま)ではいくらなんでも困るんじゃないんですかい(とくに自分の仕事なんだから)と思うんですが、下川氏は「嫌いではない」わけです。下川氏だって「やれやれ」と呆れることは年がら年中でしょうし、もちろんタイで仕事をしている日本人の中には、そう言って楽しんでいる人も下川氏以外にもいるんでしょうが、たぶん困っている人のほうがもっと多いでしょう。遊んでいるんだったらああだこうだ口をだすつもりもありませんが、そういった態度で仕事をされたら困るというのは正直なところです。

下川氏は新聞記者を辞めてひとり旅に出かけたという人です。そしてフリーライターになっていたらいつのまにか旅関係の仕事が増えてきていまその仕事をしているという立場です。ある意味、そういった人生を歩んできたのもかなり気質や性格その他が浮世離れしている人物だからでしょう。私はたぶん(いい悪いはべつとして)なかなかそのような人生は送れそうにありません。

たまたま下川氏の例をあげましたけど、私が本その他で観察した限り、旅に人生を没入してきた人たちって、やや下川氏同様浮世離れしているところを感じます。そういう人でないと、旅そのものを人生にするみたいなことができないんでしょう。

私がそうでないということは、あるいは幸運なのかもしれないなと考えたりします。しかし仕事からリタイアしたら、人生を旅そのものにしてみようかなという気はします。3カ月ごとに追い出されながらいろんな国に住み続けるとか。

その日までこのブログが続いていたら、よろしくお願いします。
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成田空港にいる

2011-12-29 08:30:08 | 旅(中国本土ー広州・深圳以外)
中国の某所にむけて出国するために成田空港にいます。某所(って別にもったいぶるところ(チベットとか)ではありません。日本人その他の観光客が充満している街です)の場所は、無事に帰国できたらまた書きます。

海外旅行の際、私はPCもタブレットもスマートフォンも持っていかないので、ホテルやネット屋でこのブログを更新します。今回旅するところは都市ですので、パソコンがないということはないでしょうが、しかし更新が困難である可能性もありますので、もしかしたらこの記事が今年最後の更新記事になるかもしれません。その可能性は否定はできないですからいちおうよいお年をと読者の皆さまにあいさつします。

2012年があなたにとって良い年でありますように。
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2011年下半期に劇場で見た映画

2011-12-28 00:09:24 | 映画
2011年、今後映画を劇場では見ないと思いますので、7月から12月にかけて見た映画についてまとめてみました。五十音順に書きます。

アジョシ

甘い生活(*)

アメリカン・グラフィティ(*)

E.T.(*)

いちご白書

ウィークエンド(ゴダール)

映画史特別編 選ばれた瞬間

エイリアン(*)

女と男のいる舗道

女は女である

彼女について私の知ってる2、3の事柄

華麗なる賭け(*)

がんばっぺ フラガール! ~フクシマに生きる。彼女たちのいま~

がんばれ! ベアーズ(*)

気狂いピエロ

キャリー(*)

ゲーテの恋 ~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~

汚れなき悪戯(*)

ゴダール・ソシアリスム

ゴッドファーザーPARTⅡ(*)

ザッツ・エンタテイメント(*)

サンセット物語(*)

シザーハンズ(*)

シャルロットとジュール (短編)

卒業(*)

タクシー・ドライバー(*)

ディーバ(*)

友だちのうちはどこ?(*)

鳥(*)

ナッシュビル

ナバロンの要塞(*)

南京! 南京!

ハスラー(*)

バック・トゥ・ザ・フューチャー(*)

はなればなれに

ハリー・ポッターと死の秘法PART2

引き裂かれた女

ブラック・サンデー(*)

フレディ・ビュアシュへの手紙(短編)

M★A★S★H マッシュ(*)

真夜中のカーボーイ(*)

右側に気をつけろ

山猫(*)

ヤング・ゼネレーション(*)

夜の大捜査線(*)

リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド

レベッカ(*)

RANGER 陸上自衛隊 幹部レンジャー訓練の91日

ロンゲスト・ヤード(*)

(以上)

(*)は第二回 午前十時の映画祭

の作品です。

来年こそは、劇場で100本見られれば・・・と考えています。



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櫻井よしこによると、クリントン米国務長官のミャンマー訪問はニクソン訪中に匹敵する重大事らしい

2011-12-27 07:30:49 | 社会時評
外相がミャンマーを訪問して、大統領やアウンサンスーチーとも会談しました。引用はこちら。

>玄葉外相、スー・チーさん来日を招請へ
読売新聞 12月26日(月)20時12分配信

 【ネピドー=石田浩之】ミャンマーを訪問中の玄葉外相は26日午前(日本時間26日午後)、首都ネピドーでテイン・セイン大統領と会談し、日本企業の投資を促す投資協定の交渉に入る方針で一致した。

 また、外相はミャンマーの民主化の動きを評価するとともに、一層の民主化を求めた。外相は同日午後、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんとも会談し、来日を招請する。

 外相は大統領に「ミャンマーの一層の民主化と国民和解を求めたい」と述べ、公正な選挙の実施や政治犯の釈放、少数民族などとの和解の取り組みを一層前進させるよう求めた。

 大統領は、「民主国家になると、経済発展が必要だ。日本の投資に期待する」と強調。これに対し、外相は、人道支援を除いてこれまで見合わせてきたミャンマー向けの政府開発援助(ODA)供与を再開し、本格的に経済支援を行っていく考えを伝えるとともに、投資協定を通じて経済支援を強化する方針を打ち出した。 最終更新:12月26日(月)20時12分


いろいろミャンマー情勢も動いているということですね。

さてさて、櫻井よしこが、こんな記事を書いています。

>オバマ大統領がクリントン国務長官のビルマ派遣を発表したのは11月18日、東アジア首脳会議出席のために訪れたインドネシアのバリ島でだった。会見で大統領はこう語った。

「米国はビルマの人権問題に重大な懸念を抱いた。長い年月の暗黒時代のすえにビルマに今、光明が見えてきた。政治犯や少数民族、北朝鮮との緊密な関係など現在も問題点は多いが、民主主義への動きもある。米国はこの機会を歴史的転換の好機ととらえたい」

オバマ大統領は一気に語り、「昨夜、スー・チー氏と語り合った。彼女も米国のビルマの民主化への関与を支持していることを確認した」と述べ、国務長官の派遣を発表したのだ。

大統領は質問をいっさい受けず、重要発表だけでさっと姿を消したが、その手法は世界を震撼させた1971年のニクソン大統領の訪中計画発表と酷似している。似ているのは手法だけではない。国務長官のビルマ訪問の重要性はニクソン訪中の重要性に匹敵する。ビルマの民主化と中国離れが進めば、それはチベットやウイグルにも波及し、独立を視野に入れた地殻変動につながる可能性がある。民主主義と自由を掲げる諸国が一党支配と人間の弾圧を是とする中国を包囲し、中国を変えていく可能性があるのだ。



気付いたんですけど、櫻井は「ミャンマー」でなく「ビルマ」と表記しています。彼女なりのポリシーなんでしょうね。

それにしても

>国務長官のビルマ訪問の重要性はニクソン訪中の重要性に匹敵する。

ってのは大げさにもほどがあるってもんでしょ(失笑)。中国は、ニクソンが訪中を発表した時点だって経済的にはともかく人口は文句なしの世界一だったし、また当時は冷戦真っただ中なわけで、しかもベトナム戦争にも米国が関与していた時期ですから、その衝撃たるやいまの時代とは比較にならんでしょう。

>ビルマの民主化と中国離れが進めば、それはチベットやウイグルにも波及し、独立を視野に入れた地殻変動につながる可能性がある。

いや、それは無理ってもんでしょう。関係ないとは言いませんが、そう容易にチベットやウイグルにそれが波及するなんてのは、あまりにおめでたい見解でしょう。「可能性がある」なんてとても言えたもんじゃありません。

>オバマ政権は発足当初から米国のビルマ政策の再検討を開始し、3年間で20回を超える秘密交渉を行ったそうだ。クリントン長官はビルマの軍事政権に制裁一辺倒の外交で応ずることの限界を感じていた、と語ったが、ビルマ軍事政権が米欧諸国の厳しい制裁ゆえに否応なく中国への依存を強めてきたのは事実だ。中国にとっては願ってもないことだった。ASEAN諸国中、最大の国土と豊富な資源を有するビルマに、中国は積極的に投資し、その国土と資源を事実上中国のものとしてきた。

あのー、

>クリントン長官はビルマの軍事政権に制裁一辺倒の外交で応ずることの限界を感じていた、と語ったが、ビルマ軍事政権が米欧諸国の厳しい制裁ゆえに否応なく中国への依存を強めてきたのは事実だ。

って、北朝鮮に対しても同じようなこと言えない? 制裁一辺倒の外交がぜんぜん効果ないじゃん。そして中国との関係もぬきさしならないものになっている。まあ、櫻井みたいな人からすれば、ほかはともかく北朝鮮に対しては、効果より制裁すること自体に意義があるっていうところでしょうけど。

>軍事政権に替わって新政権が生まれた今年三月以来、ビルマ国内で噴き出したのは反中国の国民感情だった。経済的に中国に依存し過ぎた結果、資源も国土も奪われるという不安と不満が新政権を動かし、その動きを米国は好機ととらえた。米国は以降、ビルマ民主化のテコ入れを強めるだろう。

ミャンマーにしても中国やASEAN諸国ばかりと密接な関係を保っていても仕方ないしね。これは当然のうごき。

>インドきっての戦略家、政策研究センター所長のブラーマ・チェラニー氏が語った。

「中国はインド周辺の十数ヵ所に軍事拠点を築き、いわゆる真珠の首飾り作戦でインド封じ込め体制を築きました。今、われわれは、米国、日本、ASEAN、豪州、ニュージーランド、インド、ロシアが協力し、『真珠』に勝る『金の首飾り』作戦を展開すべきです」


また出た、チェラニー氏。この人、ほんとよく櫻井の周辺に登場しますね(こちらの記事、こちらの記事こちらなど)。櫻井らのブレーンというべきでしょうか。ところで、ちょっと「国家基本問題研究所」のHPを眺めていたら、ここ最近はインド関係に彼らは熱心ですね。

>今、われわれは、米国、日本、ASEAN、豪州、ニュージーランド、インド、ロシアが協力し、『真珠』に勝る『金の首飾り』作戦を展開すべきです

いや、これらの国々は、もちろんチェラニー氏の母国インドをふくめて、みな中国とも良い関係を築きつづけようとするでしょう。「真珠」と「金」がトレードオフの関係にあるわけではない。中国はそんなに遠くない将来、米国をぬいて世界一の経済大国になります。そのような国とうまくやっていかなければいろいろと不都合なことが生じるのはこれまた当然な話。

櫻井がこの件を大げさに評価するのは、要はミャンマーにおける中国のプレゼンスの低下を喜んでいるからでしょうけど、ミャンマーだって今後も中国とは最大限可能な限りいい関係を築きつづけようとすると解釈する方が妥当じゃないですかね。いずれにせよ、こんなことを大喜びしているのもなんともお粗末に思います。
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遅ればせながらシドニー・ルメット監督の死を追悼する

2011-12-26 06:41:05 | 映画
2011年で、一番世界に衝撃を与えた死は、やはり金正日総書記の死でしょうが、個人的には映画監督のシドニー・ルメット氏が亡くなったことが印象に残りました。



私にとってシドニー・ルメットは、もっとも尊敬する映画監督だからです。私はゴダールも大好きですし、大島渚も黒澤明もペキンパーもジョージ・ロイ・ヒルもシドニー・ポラックもフェリーニもマイケル・ホイもスピルバーグもハル・アシュビーもクロード・ルルーシュも・・・大好きですが、しかし「尊敬する」という意味ではシドニー・ルメットを上回る人はいません。

ジョージ・ルーカスだったかが、どんな映画でも作れる映画監督が本当にすごい監督なんだと語って、その例としてシドニー・ルメットを挙げていた記憶があります。出典を明示できないので、私の勘違いだったらごめんなさい。ルメット監督というとどうしても「12人の怒れる男」や「評決」など社会派のイメージが強いでしょうが、





実際にはコメディ映画、推理映画なども製作しています。



「ファミリー・ビジネス」はショーン・コネリーとダスティン・ホフマンが親子を演じた(しかし、年齢差が無理があると思うんですけど)作品で、あまり評判は良くありませんが、個人的には好きな映画です。

ルメットは、撮影所育ちでなくテレビドラマの演出で鍛えられてそれで映画監督になった人物ですので、wikipediaによるとCBSで5年間に500本演出したとか。それなら確かに、どんな映画でもそつなく演出できたのは当然かもしれません。





「狼たちの午後」と「オリエント急行殺人事件」のような映画をほぼ同時期に撮影してしまうのが、シドニー・ルメットという人です。(同じ日の追記・「オリエント急行」のサントラって、カッサンドルを意識したデザイン?)

そうそう、「ウイズ」もルメットの作品です。ほんと、作品の幅が驚異的に広い人だったなと思います。



残念ながらルメットは、ついにアカデミー監督賞を受賞することはありませんでした。めぐりあわせもあるし、仕方ないことではありますが、この優れた映画監督は象徴としてのオスカーは受賞できませんでした。たぶんそのこともあってか、彼は2005年にアカデミー名誉賞を受賞しています。

ルメット監督は、私にとって永遠の憧れの存在でした。言うと人は笑うでしょうが、シドニー・ルメットのような映画を撮れればというのは、私にとっての見果てぬ夢です。

シドニー・ルメットの映画に出合えなければ、私はたぶん今のような映画好きにはなっていないでしょう。あらためてシドニー・ルメットさんに感謝の言葉を申し上げ、氏の死を追悼します。ルメットさん、安らかにお眠りください。
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ミャンマーの旅 2011年 夏 (87)(ようやく終わり)

2011-12-25 00:00:46 | 旅(ミャンマー)



手ぶれしてしまいましたが、このお姉さんに方角を聞きます。



タイ時間で正午近くです。





バーガーキングでハンバーガーを食べます。





ついでにこちらの食堂で食事を。味は、大したことはありませんでした。









椅子で寝転がります。



いよいよ日本です。



機内食です。タイ国際航空でしたから、機内食はまあまあでした。機内では、映画をみました。「ハンナ」と「リミットレス」です。前者が日本公開直後、後者が公開前でした。両方とも面白く拝見しました。



羽田につきます。



明日から仕事ですので家路に急ぎます。ちょうどサッカーの本田がこの日私と10分違いくらいで羽田空港の出発ロビーに姿を現したとのことなので、彼とニアミスしたことになります。出国と帰国ですから顔を合わせることはありませんでしたが。

長きにわたったミャンマー紀行も今日でおしまいです。最後まで読んでいただいた方がいらっしゃいましたらお礼を申し上げます。

(完)

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ミャンマーに関する本(5)

2011-12-25 00:00:28 | 書評ほか書籍関係
地球の歩き方 ミャンマー 2011~2012



私の勝手な想像では、日本人でミャンマーへの旅行者の多くはこのガイドブックを参照すると思います。これしか毎年改定されるガイドブックは見当たらないので当然です。

索引まででページ数は245ページでやはり薄いですね。「地球の歩き方」は、売れている地域で儲けてそれで売れない地区の赤字を補てんしているはずで、ミャンマーなんて(ついでにお隣の「バングラデシュ」とかも。正直「バングラデシュ」編が発売されたときはかなりおどろきました)ろくすっぽ売れていないはずですから、 赤字の幅をおさえるためにそんなに厚くできないのでしょう。

だから正直、内容はかなり抑えています。ミャンマーというのは面積は日本の1.8倍あるくらいの大きな国土を持つ国なので、このガイドブックに収録されている部分は一部です。だから、ミャンマーのリピーターである程度国中を歩きまわりたいと考えている人は、ほかに情報を仕入れる必要があるでしょう。

それからアウンサンスーチーの写真が本にありません。これは言うまでもなく、本を持っている人がミャンマー政府当局に難癖をつけられないためです。同じシリーズの「チベット」にも、ダライ・ラマの写真などは(当然)ありません。もっとも情勢が変わってきたので、ダライ・ラマはともかくアウンサンスーチーの写真は数年後には掲載される可能性はあるかも。

もちろん旅行ガイドブックですから、こういった政治指導者・宗教指導者の写真などを掲載する必要はありませんが、強権国家を旅する場合はそのようなことも気を使わなければいけません。

個人的には、もっと厚くしてデータも豊富にしてほしいなと(無理なことを)考えてしまいます。ヤンゴンのページは、いくらなんでも情報量が少なすぎるんじゃないって思いました。
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ダライ・ラマも付き合う人を選んだほうがいいんじゃないの

2011-12-24 02:14:34 | 社会時評
後日アップされたように思いますが(確信はありません)、島田洋一のブログにこんな写真がありました。



安倍晋三とダライ・ラマが握手している写真です。安倍が首からかけているのは(同日の追記:櫻井もかけていますね)、ハタですね。

ついでながら、「ハタ」とは何かというと・・・

>祝福の気持ちを込めた絹織物・ハタを贈ることは、チベットで最も重視されている礼儀作法である。情熱的なチベットの人たちにハタを贈られた場合、必ずお辞儀をしながらいただくこと。

だそうです。引用はこちら

で、後ろに櫻井よしこが写っているのが興味深いですね。櫻井が理事長を務める「国家基本問題研究所」が、この面談をアレンジしたとのことでして、この写真によれば安倍らの面談にも櫻井らが立ち会っていたらしいわけで、ダライ・ラマらとの深い関係がうかがえるというわけです。

さて、安倍みたいな口先だけの男とダライ・ラマがつきあって、ダライ・ラマの側にどんな得があるのか当方にはわかりませんが、基本的に安倍は日本の人権派からは人気のない男ですからねえ。本来は、チベットの解放のためにそれなりに支援をしようと考えそうな人間も、櫻井よしこや安倍晋三とうれしそうに面談しているダライ・ラマをみると「おいおい」という気分になるんじゃないの。

櫻井よしこにしても安倍にしても、いわば「反中国」の武器としてダライ・ラマと接触しているわけで、最終的にはチベットの利益という観点ではあんまり当てにならない連中だと思いますが、でも「敵の敵は味方」の精神で接触しているということでしょう。

また、ダライ・ラマは、米国の前大統領ジョージ・W・ブッシュとの付き合いを米国での講演会などではうれしそうに話をしているとのことですが、しかし聴衆はブッシュへの親近感を持っていない雰囲気がありありだったという報告もあります(「「チベットの祈り、中国の揺らぎ」より)。常識的に考えて、ブッシュなんかとの親交をうれしそうに語るなんてのはちょっと浅はかじゃないのっていう気がするんですが、ダライ・ラマという人は、そういう思考をしないということなのでしょう。側近が注意してあげればいいんだけどね。いや、しているけど耳を貸さないのかな。

特に島田洋一みたいな完全に常軌を逸している人間がダライ・ラマの話を書くなんて、チベット側からしても長期の視野から考えればたいへんなマイナスだと思うんだけど、あんまりチベット亡命政府側はそういった思考はしないんですかね。深く考えていないのかもしれませんが、それもどうかと思います。

チベット亡命政府やダライ・ラマは来るものは拒まずという精神なのかもしれませんが、ブッシュとか安倍みたいな連中との交友なんて、ダライ・ラマにとっては恥であってもプラスにはならんじゃないのかな。このへんはダライ・ラマの問題というより側近とかチベット亡命政府の問題でしょうが。

ついでながら、前にも引用しましたように、安倍らとともにダライ・ラマと面談した国会議員らは、次の面々です。阿比留瑠比氏のブログより。

会談には安倍氏のほか、自民党では山谷えり子氏、古屋圭一氏、稲田朋美氏、加藤勝信氏、高市早苗氏、下村博文氏、衛藤晟一氏が、民主党では長島昭久氏、渡辺周氏、笠浩史氏、長尾たかし氏、鷲尾英一郎氏、金子洋一氏らが参加しました。

右翼系の議員がめだちます。多くは、「反中国」のための面談でしょう。あえて書きますが、あんまり「思想の自由」「信教の自由」「表現の自由」などに熱心な人たちには見えませんね。たとえば稲田朋美なんか、ひどいことを散々しているもんね。

他国ではどうだか知りませんが、日本ではこういった連中と仲がいい(ほんとにいいんだか、わかったもんじゃないけどね)というのは、いろいろな意味でダライ・ラマの限界でもあるかと思います。

ちなみに、安倍がダライ・ラマに語ったという言葉を引用します。

>私は価値観外交として、基本的人権、法の支配といった普遍的価値を共有している国々とともに、これをアジアに広げていきたいと考えてきた。中国に対しても、この重要性を訴え続けていく。日本国民もチベット人の置かれた状況にもっと注意するよう私も努力していきたい

(引用ここまで)


発言内容が悪いとは思いませんが・・・やっぱり当てにならないな、安倍がこんなこと言っても。

なお、上で引用(同じ日の訂正:「引用」でなく「紹介」ですね)した「チベットの祈り、中国の揺らぎ」という本はとても面白い本でしたので、チベット問題に興味のある方はお読みになることをお勧めします。

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ミャンマーの旅 2011年 夏 (86)

2011-12-24 01:37:36 | 旅(ミャンマー)



バンコク行きの便にのります。





さようなら、ミャンマー、またくる日まで…。案外その日は近いかも。







機内食です。



最後が中国語で書いてあるのも時代ですね。



LCCではありませんからコーヒー紅茶も入れてくれます。



タイです。





クウェート航空の機体です。こういうものを見ると狂喜してしまう私。







もうすぐ日本です。

(つづく)

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