ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

気になるスパークリングワイン【その2】

2010-10-26 21:45:00 | ワイン&酒
スパークリングワインの楽しみは色々あります。
もちろん、シャンパーニュのようなミネラル感に溢れ、複雑味のある味わいのもの等、さまざまな魅力を持つものがあるでしょう。

こうした味わいの確かさに加え、そのワインの持つ雰囲気やストーリー等も、飲む人にとっては大きな魅力となる場合があります。

たとえば・・・
下の右のワインのエチケットを見ると、思わず笑顔になってしまいませんか?



左)ブランケット・メトード・ランセストラル クレール・ド・リュヌ Domaine Delmas
右)Bulles de Passion Brut NV

右のワインは南仏ルシヨンの生産者のヴァン・ムスーで、ユニブラン40%、コロンバールとマカブーが各30%というブレンド。

ちょっとマンガチック? なエチケットの雰囲気から、これは甘いワインでは?と思いきや、イキイキとした酸がしっかりとした辛口でした。

爽やかでスッキリしているので、アペリティフをはじめ、幅広く活用できそうです。

左はモーザック種100%。南仏ラングドックのリムー地区で1986年からビオロジック栽培を行っている生産者。
発酵を途中で止めているため、アルコールは7%と軽く、ギュッと詰まった甘さが残っています。
これは飲んでいてほっとしますし、個人的に大好きです

どちらもノンヴィンテージ。
が、ブル・ド・パッションは2009のブドウを使っているようです。
(輸入元:ディオニー)



ヴァレンティーノ ブリュット リゼルヴァ エレナ 2005 ロッケ・ディ・マンゾーニ

イタリアはピエモンテのバローロボーイズの造り手のスプマンテ。
シャルドネ70%、ピノ・ネロ30%、瓶熟48カ月。

酸がかなり強くキリリとしていて、これは好みです(ちょっと高いけど・・・5,000円)。
ただし、最後の方にはかなりダレてきましたので、いったん開けたら、いい状態を保ちながら一気に飲んでしまうのがオススメかな。
(輸入元:徳岡)



Leeuwin Est. Brut 2006

オーストラリアは西オーストラリア州グレート・サザンの著名ワイナリー「ルーウィン・エステート」のスパークリングワインです。

ここはどのワインも定評がありますが、スパークリングワインがあったとは気がつきませんでした。

ピノ・ノワール59%/、シャルドネ41%と、シャンパーニュと同じブドウ品種構成からか、2006年というヴィンテージのスパークリングだからなのか、非常に落ち着いた味わいがあり、ひとくち飲んだだけですぐに気に入りました。

ルーウィン・エステート所有の畑のブドウを手で収穫し瓶熟成は30カ月

ちょっと値は張りますが(輸入元希望小売価格4500円)、ヴィンテージ入りですし、シャンパーニュと間違えるほどのクオリティを持っているので、シャンパーニュと並べて飲むのも面白いのでは?と思いました。
(輸入元:ヴィレッジ・セラーズ)



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