ゴールデンウイークが終わりましたね。
お出かけをした人も、家でのんびりステイホームの人もいるかと思いますが、私はのんびりじゃないステイホームでした
それでも、プライベートな家晩酌を楽しみましたので、GW期間中に飲んでいたワインを紹介します。
第一弾は、ブルガリアの白ワイン。
以前にも紹介したことのある、勢いのある若手の生産者「ロシディ」です。
輸入元の大推薦もあったので、期待して開けてみました。
ROSS-idi Egg fermented Chardonnay 2019
(Bulgaria, PGI Thracia Valley)
トラキア・ヴァレーのシャルドネ100%の白ワインです。
正直いうと、シャルドネは個人的には進んで飲まないのですが、これは飲んで大正解!
シャルドネというと、樽の風味があるもの、やや甘ったるいもの、とろんと重厚感のあるもの、などがありますが、このロシディのシャルドネは、そのどれにも当てはまりません。
非常に繊細なミネラリーなタッチのアタックで、薄氷を踏むように探りながら飲み進めました。
ベタつく甘さは皆無で、クリアな果実感、ミネラル感、透明感があり、かといって痩せているわけではなく、芯となる背骨のしっかりとした骨格があり、飲んでいて満足感があります。
晩酌で、ちょっと濃いめの味つけの料理と一緒に飲んでいましたが、これだとワインの味を消してしまいます。
繊細で、素材の味が残る料理がいいと思います。
もしくは、パンとチーズだけでも。
アルコール度数は13.5%
エチケットに描かれている絵からも、またEgg fermented と記載されていることからも、卵型のタンクを使っていることがわかります。
最新型のエッグタンクで発酵させ(タンクサイズは700Lと1700Lの2サイズ)、8カ月のシュル・リー(オリとの接触)をしています。
エッグタンクに入れる前も、3パターンのブドウ(除梗/一部除梗/全房)に仕分けしたようで、手がかかっています。
できうる限りの細かな作業をかけてつくられたワインということで、そのストイックさがワインの味わいにも出ていると思いました。
かといって、人を寄せ付けない、というわけではありません。
もう1杯、さらにもう1杯と、グラスを重ねたくなるタイプ。
瞑想のワイン、でもあるでしょうか。
ストイックなのに、深い味わいと長い余韻。
輸入元希望小売価格を見ると、2,700円(税抜)(税込み 2,970円)
これでアンダー3,000円は超お買い得!
ワイン好きにブラインドで飲ませたら、この何倍もの価格を言ってくるかもしれません
このつくり手については、前回絶賛しましたが、このワインでさらにつくり手の才能を再確認しました。
[参考]
ゲヴュルツトラミネール100%のオレンジワイン@ブルガリアNO.1ワイナリー?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/5f99e67f8235148e8fb6761f1932b6f9
※輸入元:トラキアトレーディング
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