ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

「麻酔」@渡辺淳一

2020-07-05 22:27:12 | 

ずいぶん前に福島の叔母からもらった小振りな藍染めの「がまぐち」を使ってみようかしら、と思って出してみたら、中に新聞紙が丸められたものが入っていました。

それ自体は珍しくありませんが、いったいいつのもの?と思うほど古い新聞でした。

 

広げてみると、医師でもある小説家の渡辺淳一さんの連載小説「麻酔」

 



調べると、この小説が新聞に連載されていたのは199241日から1231日まで。

ということは、これは、その頃に送られてきたものみたいです。

 

「麻酔」という小説の内容は、子宮筋腫の手術を受けた49歳の女性が、麻酔ミスにより植物状態となってしまう、というものでした。

 

手術に際しての「麻酔」、特に「全身麻酔」は、非常にデリケートなもので、場合によっては、生死にかかわるものになります。

友人の知り合いで、麻酔から覚めなかった例を聞いて以来、自分が受ける立場になった時に、正直、なにかしらの覚悟をせざるをえませんでした。

 

先月の手術も全身麻酔で、半年前に受けた手術も全身麻酔でした。

10年ちょっと前にも全身麻酔で手術を受けていて、私はおそらく麻酔とは相性が悪くなさそうなはずなので、今回もなんとか気持ち的に乗り越えられました。

が、手術の前に、この古い新聞の切り取りを見ていたとしたら、精神状態が穏やかでいられなかったかもしれません。

 

麻酔医は非常に重要で、海堂尊さんの小説「チーム・バチスタの栄光」でも、麻酔医がカギを握る人物だったと記憶しています。

 

「全身麻酔」については、今回わたしが受けた手術の記録のひとつとして、後日こちらでリポートしたいと思っています。

 

 



そうそう、渡辺淳一さんの小説「麻酔」が掲載されていた裏側は、シドニィ・シェルダンの「真夜中は別の顔」の広告が載ってました。

懐かしい!

1992年というと28年前。

「ゲームの達人」をはじめ、シドニィ・シェルダンの小説、はやりましたねぇ~

 


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2 コメント

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Unknown (えみりー)
2020-07-05 23:11:16
シドニーシェルダン懐かしいわ~
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流行りましたよね! (まゆ@管理人)
2020-07-06 18:21:44
えみりーさんも読まれた世代ですか?
内容は忘れてしまいましたが、私もあれこれ読みました(笑)
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