ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

注目のオレゴン&ワシントン州のワイン

2017-02-08 17:23:46 | ワイン&酒
本日、都内で開催された、アメリカのオレゴン&ワシントン試飲会に行ってきました。

とても盛況で、色々と紹介したいものがありますが、まずは、こちらを紹介しなければなりません。
前回も取り上げた注目生産者で、日本上陸2年めになります。


Farmlands White 2011 Johan Vineyards (OR, Willamette Valley)

「酸の強さに特徴がある」という輸入元の説明を受け、一応は軽く身構えて口にしました。

たしかに、酸が強い!キレがあり、厚みがあります。
この酸がワインの骨格をしっかりとつくり、安定感を与えています。
ほんのりと塩味、セイヴォリーも感じます。
2011年で、これだけ酸がしっかり残っているのがスゴイです。

私は、なぜだか、じゃがいも料理を食べたくなりました(笑)。
外はカリッと、中はしっとりしているポテトです。
皮付きでザックリ揚げたフライドポテト、細切りポテトを大きく円盤状にカリッと焼いたガレットなんかもおいしそう。

ブドウ品種は、メインがシャルドネグリューナー・フェルトリーナーと、少々のピノ・グリ、ピノ・ノワールが加わったブレンドワインです。

酸のメリハリのしっかりとしたワインが好きな方にイチオシです。

輸入元:ヴィレッジ・セラーズ株式会社、参考小売価格:2600円



ヨハンが飾り気のない、素朴でザックリしたアメリカ男なら、こちらのワインは、カワイイ女子、きゃりーぱみゅぱみゅ的?(笑)


Eufloria Aromatic Blend 2014 (WA, Columbia Valley)

美しいエチケットに惹かれて飲んでみました。
ポートランドの女性デザイナーのFlora Bowleyのデザインで、ユーフローリアの味と香りを表現しているとか。

ブドウは、リースリング、マスカット、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールのブレンド

香りがとてもアロマティックで、フラワリーなニュアンスたっぷり。飲んでみると、フルーツの豊かな風味が口の中に華やかに広がります。
残糖が少しあるようで、この甘みが、甘いアロマとともに、軽く、やさしくしみ込んできます。
軽い甘酸っぱさは、食前酒に良さそうです。

輸入元の女性担当者のオススメは、スクリューキャップで開けやすいので、女子会!
ベトナム料理、香草を使ったアジアン料理などにオススメで、キーンとよく冷やして飲んでください、とのことでした。なかなかよさそうですね~

輸入元:株式会社リエゾン 希望小売価格:2300円(税抜)




同じユーフローリアのロゼワインもありました。

これは参考商品で、未輸入。ブドウ品種は不明。
白ワインよりもアロマも甘みも少なく、酸がより充実しています。
果実味がジューシーで、これは普通においしい
こちらもぜひ輸入していただきたいです。


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