ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

山梨のワイン「グレイス 茅ヶ岳 2016」

2017-06-02 16:28:44 | ワイン&酒
今年の4月中旬、出向いた試飲会で、山梨県の中央葡萄酒のFさんに遭遇。

「ちょうど“グレイス 茅ヶ岳”白の2016年ヴィンテージを瓶詰めしたばかりだから、飲んでみて」と言われ、試飲してみました。



グレイス 茅ヶ岳 白 2016 中央葡萄酒 (GI Yamanashi)750ml

山梨県北西部に位置する茅ヶ岳(かやがたけ)山麓で栽培された甲州種100%でつくられた、辛口タイプの甲州ワインです。

ほわ~っとした甲州らしいアロマがやさしく広がり、口にすると、タッチがふわふわっとソフトで、春の木の芽のようなニュアンスをほんのりと感じさせながら、やはり甲州らしい味わいがしっかりとあります。
生まれたばかりの、初々しい和毛(にこげ)の印象があり、ほっこり。

スクリューキャップで扱いやすく、アルコール11.5%と低いのもマル。
手頃な価格なので、家で気軽に開けてもいいですし、気心知れた友人とのワイン持ち寄りパーティーにもオススメです。

※希望小売価格 2200円(税抜) 2016年ヴィンテージから




右)グレイス 茅ヶ岳 赤 2015 中央葡萄酒 (GI Yamanashi)750ml

グレイス 茅ヶ岳は赤ワインもあり、茅ヶ岳山麓のマスカット・ベリーA、カベルネ・ソーヴィニヨン、明野町のメルロのブレンド。
こちらはコルク栓で、アルコール度数は12.5%。

ヴィンテージは、白よりも1年古い2015年になります。
赤系ベリーの果実味のニュアンスたっぷりで、やさしい果肉感がいい感じです。
少し落ち着きも出て、うま味が増し、しっとりとにじむようなテクスチャーは、出汁を使った和食などによく合いそうです。

※希望小売価格 2000円(税抜)




中央葡萄酒は、もはや日本を代表するワイナリーのひとつとして有名すぎるほどですが、「グレイス茅ヶ岳」のようなクラスのワインは色々なシーンで使いやすいので、覚えておいて損はありません。

ちなみに、茅ヶ岳山麓は、日照量に恵まれ、昼夜の寒暖差が大きく、水はけが良いため、ブドウ栽培に最適な土地だそうです。



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