先日出かけたレバノンワインの試飲会で、久し振りにシャトー・ミュザールのワインを飲みました。
Chateau Musar (Lebanon)
1930年に設立されたワイナリ―ですが、レバノンのワイナリーで初めてオーガニック認証を取ったり、また、品質の面でもレバノンワインのリーダー的存在です。
レバノンワイン、といえば、真っ先に名前が挙がるワイナリーですね。
今回初めて見たのが、左端と右端の「Jeune ジュンヌ」(若い、の意味)
左端が赤の Jeune Red 2020で、サンソー50%、シラー35%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%のブレンド。
コンクリートタンクで発酵、熟成。
右端が白の Jeune White 2020で、ヴィオニエ40%、ヴェルメンティーノ30%、シャルドネ30%のブレンド。
酢連レスタンクで発酵、熟成。
ジュンヌという名前の通り、どちらもフレッシュで親しみやすいスタイル。
参考価格は各4,000円(税抜)
今回のわたしのイチオシは アナ Aana 2016(右)
サンソー50%、グルナッシュ35%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%のブレンド。
セメントタンクで発酵、熟成9カ月。さらにフレンチオーク樽で9カ月熟成。
味わいは、サンソーとグルナッシュがいい働きをしています。
酸がジューシーで、果実味もみずみずしく、2016年なのに、とてもきれいな熟成をしています。
ふっくらとしたうまみもあり、これはおいしい。
価格は4,000円(税抜)で、ジュンヌと同じ!?
とんでもなくコスパがいい!!
輸入元によると、近々価格が上がるそうです。
左の Chateau Musar Red 2016 は、さすがの味わい。
カベルネ・ソーヴィニヨン33%、サンソー33%、カリニャン33%のブレンド。
カベルネの比率がアナより高いので、より骨格があり、引き締まっています。
発酵、熟成の過程も、アナより複雑で、熟成感があり、味わいに複雑味があります。
こちらは9,000円(税抜)
9,000円のレッドは特別な記念日向けで、
アナは、ちょっといいワインを開けようか、という時にコスパ最高のワインだと思います。
セラーに余裕があれば、アナをまとめ買いしたいくらいです(笑)
※輸入元;ジェロボーム